JPS5848160B2 - シンキカゴウブツノセイゾウホウ - Google Patents

シンキカゴウブツノセイゾウホウ

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JPS5848160B2
JPS5848160B2 JP50048517A JP4851775A JPS5848160B2 JP S5848160 B2 JPS5848160 B2 JP S5848160B2 JP 50048517 A JP50048517 A JP 50048517A JP 4851775 A JP4851775 A JP 4851775A JP S5848160 B2 JPS5848160 B2 JP S5848160B2
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erythrobentofuranosyl
deoxy
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Parke Davis and Co LLC
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    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/26Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
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    • C12P19/38Nucleosides
    • C12P19/40Nucleosides having a condensed ring system containing a six-membered ring having two nitrogen atoms in the same ring, e.g. purine nucleosides
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は好ましくはその本質的に純粋な形で式により表
わされる■−3−(2−デオキシーβ−D一エリスロー
ベントフラノシル)−3,6,7.8−テトラヒドロイ
ミダゾ[4,5−d)CI,3〕ジアゼピン−8−オー
ルおよび上記の化合物の製造法に関する。
さらに詳しくはその方法は、微生物であるストレプトマ
イセス・アンチピオチクスのうちの選ばれた(FO−3
−(2−デオキシーβ−D一エリスローベントフラノシ
ル)−3,6,7,8−テトラヒドロイミダゾC4,5
−d,ICl,3)ジアゼビン−8−オール産生菌株を
培養することにより本発明の化合物を製造するための発
酵法に関する。
加うるに本発明は9−(β一D−アラビノフラノシル)
アデニンとの組合せにおいて本発明の化合物を含有する
薬学的組成物および庖疹感染症の治療における上記の薬
学的組成物の使用法に関する。
本発明によれば、本発明の化合物(1)は、生物体であ
るストレプトマイセス・アンチビオチクスのうちの選ば
れた(R)一3−(2−デオキシーβ一D一エリスロー
ベントフラノシル)−3.6,7,8−テトラヒドロイ
ミダゾ(4,5−d)(1,3〕ジアゼピン−8−オー
ル産生菌株を適当な栄養培地中で人工的条件下に、実質
的な量の@−3(2−デオキシーβ一D一エリスローベ
ントフラノシル)−3.6,7,8−テトラヒドロイミ
ダゾC4,5−d)CL3)ジアゼピン−8一オールが
生成されるまで培養し、9−(β一D 一アラビノフラ
ノシル)アデニンを除去し且つ本発明の化合物を分離す
ることにより製造される。
定期間の培養ののちに(6)−3−(2−デオキシーβ
一D一エリスローベントフラノシル)−3,6,7,8
−テトラヒドロイミダゾ[4.5−d]〔1,3〕ジア
ゼピン−8−オールを下記に記載した方法によりその培
地から得ることができる。
本明細書中で使用されている「微生物であるストレプト
マイセス・アンチビオチクスのうちの(刊3−(2−y
”オキシーβ−D一エリスローベントフラノシル)−3
.6,7.8−テトラヒドロイミダゾ[4,5−d)
〔1 ,3)ジアゼピン−8オール産生菌株」なる表現
は、ストレプトマイセス・アンチビオチクスのうちの一
菌株を意味し、?れは本明細書中に記載された人工的条
件下に繁殖させた場合にビールを生成せしめ、それから
述べられた方法により(刊−3−(2−デオキシーβ−
D一エリスローペントノラノシル)−3.6,7,8−
テトラヒドロイダゾ〔4,5−d〕〔1,3〕ジアゼピ
ンー8−オールを得ることができる。
本発明の目的に対して適当なストレプトマイセス・アン
チビオチクスの一菌株は、イタリー国カンパニア、ネイ
ブルスプロビンズ、バスコトリケースの近くで収集され
た土壌の試料から単離された。
この微生物の培養は米国イリノイ州ペオリアにあるアメ
リカ合衆国農務省北部利用研究開発部に寄託され、NR
RL3238としてそれらの永久的培養コレクション中
に保管されている。
その微生物は放線菌目のうちの好気性で且つ空気中で胞
子を形成する種類であり、Bargey’sManua
l of DeterminativeBacte
riology第7版(1957)に記載されているよ
うにストレプトマイセス属に属する。
この属の微生物を同定するために有用な多数の培地にお
けるその肉眼的な培養上の特徴は表1に示される。
?記の微生物をある種の寒天培地で培養する場合、空気
中の菌糸体は普通淡褐色ないし灰黄褐色である。
これらの寒天培地における培養により黄褐色ないし中程
度の褐色の溶解性色素を生成し、それは培地を水酸化ナ
トリウムで処理した場合に赤味を帯びてくる。
複合窒素源を含有する培地中では暗褐色または黒色の溶
解性色素を生成する。
その胞子鎖は直線状ないし屈曲性で、しばしば環状また
はゆるいら旋形になっている。
時間の経過とともにそれらの鎖は非常に屈曲し且つ不規
則になる。
胞子は平滑で楕円形ないし球求であり、0.7〜1.2
クロン×0.9〜1.7ミクロンの範囲で大きさが変り
うる。
炭素利用試験において、つぎの単一の炭素源、すなわち
グルコース、L−アラビノース、D−キシロース、i−
イノシトール、D−マンニトールD−フルクトースおよ
びラムノースを用いた場合、良好ないし中程度の成長が
得られた。
ラフイノースを用いると不十分な成長ないし中程度の成
長が得られ、スクロースおよびセルロースを用いた場合
には不十分な成長かまたは成長しないという結果が得ら
れた。
微細形態、空気中の菌糸体の色およびメラニン生成にお
いて、上記の微生物はストレプトマイセス・アンチビオ
チクスに類似しており、それゆえにこの種のうちの1つ
とみなされる。
実験室での比較研究においてこの微生物はエス・アンチ
ビオチクスの菌株IMRU3435の標準培養物(タイ
プカルチュア)に類似している。
しかしながら表2に示されるようにある点においてわれ
われの微生物はIMRU343 5菌株とは明らかに異
なり、したがってエス・アンチビオチクスの新規で別個
の菌株と考えられ、その新規な菌株は培養番号NRRL
3 2 3 8により表わされる。
またこの菌株は受託番号微工研菌寄第3030号を以て
微生物工業研究所に寄託されてる。
?発明により(R)−3−(2−デオキシーβ一pエリ
スローベントフラノシル)−3,6,7.8−テトラヒ
ドロイミダゾ〔4.5−d)(1.3〕ジアゼビン−8
−オールは、ストレプトマイセス・アンチビオチクスの
うちの(l−3−(2デオキシーβ一D一エリスローベ
ントフラノシル)−3.6,7.8−テトラヒドロイダ
ゾ〔4,5−d)(1.3)ジアゼピン−8−オール産
生菌株を水性の栄養培地に接種し、無菌的な好気性条件
下に約20°および45℃の間の温度で、その発酵混合
物中に実質的な量の@−3−(2−デオキシーβ一D一
エリスローベントフラノシル)−3.6,7.8−テト
ラヒドロイミダゾ〔4,5−d)I:1,3)ジアゼピ
ン−8−オールが生成するまで発酵を行ない、且つ目的
の生成物を得るためにその発酵混合物を後処理に付すこ
とにより製造される。
接種に対してはストレプトマイセス・アンチピオチクス
のうちの選ばれた培養物の胞子または分生胞子を使用す
ることができる。
少量の石けんまたは他の湿潤剤を含有する胞子または分
生胞子の水性懸濁物を便利に使用することができる。
大規模な発酵に対しては短期培養の活発な通気および攪
拌した微生物のブロス培養物を使用するのが好ましい。
適当な水性の栄養培地は同化できる炭素および窒素源を
含有し、そして好ましくは約6および8の間のpHを有
する培地である。
同化でき且つ満足に使用される炭素源には、商業上入手
可能な炭水化物混合物はもちろん、その生物体により利
用されうる純粋な炭水化物も含まれる。
この目的に対して適当な物質のいくつかの例は種々の糖
、たとえばグルコース、マルトース、ラクトースおよび
マンノース、澱粉および変性された澱粉、とうもろこし
シロップ、発酵酒、廃糖蜜(ブラックストラツプモラセ
ス)、グリセロールおよびひきわりとうもろこしである
栄養培地中に存在する炭水化物の量は特に臨界的ではな
く、重量でその培地の約0.5%から5%までで変わり
うる。
多少この範囲を越えた量を使用することもできる。
栄養培地中の窒素源は有機、無機または有機無機混合の
性質を有するものであってもよい。
その栄養培地中で使用することができる多数の窒素性物
質のうちのいくつかの例は、アミノ酸、ペブトン、加水
分解されたおよび加水分解されていない蛋白質、魚粉、
大豆粉、落花生粉、綿実粉、小麦グルテン、コーンステ
ィープリカー、脱水されたコーンステイーブリカー、肉
エキス、無機硝酸塩、尿素およびアンモニウム塩である
大部分の容易に入手できる窒素源の未加工の性質のため
に、その培地に加えられる量は純度によって異なり、培
地に加えられるべき窒素源物質の一定の量を明記するこ
とは容易にはできない。
しかしながら実際的な目的のために窒素性物質は総発酵
培地の6重量パーセントを越える必要はなく、かなり少
量存在すればよいということができる。
ある量の無機塩および未知の組成を有する痕跡量の成長
因子の存在は、(l{)−:3−(2−デオキシーβ−
D一エリスローベントフラノシル)−3,6,7,8−
テトラヒドロイミダゾ(4.5−d)( 1 . 3)
ジアゼピン−8−オールの最高収量を得るために望まし
い。
多数の容易に入手しうる粗製物質、たとえばコーンステ
イープリカー、酵母製剤、大豆油粕、糖蜜発酵残留物お
よび同様の性質を有する他の生成物は、そのような無機
塩および成長因子を含有しており、1種または数種のこ
れらの物質を発酵培地中に含有するのが望ましい。
培地中に適量の鉱物成分の存在を確実ならしめるために
、多くの場合痕跡量の鉱物、たとえば銅、コバルト、マ
ンガン、亜鉛、および鉄はもちろん、ある量の無機塩た
とえば塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カリ
ウム、酢酸ナトリウム、炭酸カルシウムおよび硫酸マグ
ネシウムを加えることもまた有利である。
与えられた無機塩の好ましい濃度は栄養培地の0.1な
いし1重量%である。
ストレプトマイセス・アンチビオチクスのうちの選ばれ
た菌株の水性栄養培地は、多数の異なった方法で行なう
ことができる。
たとえば培地の表面で好気性条件下にその微生物を培養
するかまたは培地の表面より下で、すなわち深部条件下
にそれを培養することができるが、ただし十分な酸素の
供給が行なわれるものとする。
(旬−3−(2−デオキシーβ−D一エリスローベント
フラノシル) −3 . 6 , 7 . 8−テトラ
ヒド口イミダゾ[4.5−d](1 .3)ジアゼピン
−8−オールを大規模に製造するための好ましい方法は
、深部培養におけるストレプトマイセス・アンチビオチ
クスのうちの(a−3−(2−デオキシーβ一D一エリ
スローベントフラノシル)−3.6,7.8−テトラヒ
ド口イミダゾ[4,5−d,1[13)ジアゼピン−8
−オール産生菌株の発酵による方法である。
本発明のこの態様により、滅菌された水性の栄養培地に
選ばれた培養物を接種し、且つ無菌的条件下約20およ
び45℃の間の温度で、好ましくは33〜40℃の付近
の温度で攪拌し且つ通気しながら、実質的な量の(R)
−3−(2−−j’オキシーβ−D一エリスローベント
フラノシル)−3.6,7,8−テトラヒドロイミダゾ
(4.5−d)[1,3,1ジアゼピン−8−オールが
培養液中に見出されるまで培養する。
最高得量に対して必要とされる時間の長さは、使用され
る装置の大きさおよび型、攪拌および通気速度、特定の
微生物の培養およびその他の因子により異なる。
タンク型の発酵容器中で行なわれる大規模な商業上の発
酵においては、普通約3ないし7日間で最犬の生産量に
達する。
短い発酵期間を使用することもできるが普通低収率を生
じる。
発酵が振盪されたフラスコ中で行なわれる場合、最犬の
生産量に対して必要な時間は大規模な発酵タンクが使用
される場合よりも幾分長いかもしれない。
表面培養法において比較的連続した菌膜が培地の表面に
存在するのとは対照的に、深部培養条件下ではその微生
物は栄養培地全体に分散した比較的ばらばらな粒子とし
て発育する。
この培地全体にわたる微生物の分布により、発酵工業に
おいて習慣的に使用されるタンクおよびバット(犬型の
桶)中でその微生物を培養する場合に、大量の接種され
た栄養培地を使用することができる。
他のデザインの発酵装置も使用することができるが、攪
拌および通気装置を備え固定されたバット型の発酵容器
は大規模な製造に対して特に適当である。
生成物を少量製造するためかまたは大規模な発酵のため
に接種物として使用される微生物の培養物を製造するた
めには、深部培養法は小型のフラスコまたはジャー中で
行なうことができ、それらは適当な機械的手段により振
盪されるかまたは攪拌される。
深部培養法において培養混合物の攪拌および通気は多く
の方法で行なうことができる。
攪拌はタービン、パドル(かい)、インペラ(羽根車)
または他の機械的攪拌装置によるか、発酵槽それ自体を
回転させるかまたは振盪することによるか、種々のポン
プ装置によるかまたは空気または酸素を培地中に通じる
ことにより行なうことができる。
通気は開管、孔管または多孔性の拡散部分を有する管を
通して空気または酸素を発酵混合物に導入することによ
り行なわれるか、または酸素を含有する大気中にまたは
その大気を通して培地を噴霧するか飛散させるかまたは
放出することにより行なうことができる。
好ましい深部培養法に代わる別の方法は、(Rl3−(
2−−y’オキシーβ−D一エリスローベントフラノシ
ル)−3.6,7.8−テトラヒドロイミダゾ[4,5
−d)[:.1.3)ジアゼピン−8−オールを製造す
るための表面培養法であり、それにより滅菌された水性
の栄養培地の薄層(普通2cm以下)にストレプトマイ
セス・アンチピオチクスのうちの(R)−3−(2−デ
オキシーβ一Dーエリスローベントフラノシル)−3.
6,7.8一テトラヒドロイミダゾ[4,5−d)(1
.3)ジアゼピン−8−オール産生菌株を接種し、且つ
その接種した混合物を約20および45℃の間の温度で
好気性条件下に培養する。
つぎに深部培養法に対して記載したのと同様の方法でそ
の生成物が得られる。
本法における発酵段階の終了時において目的の生成物は
つぎの方法で得ることができる。
沖過または遠心分離のような手段により菌糸体を分離す
る。
F塊を水で十分に洗浄し、洗液を沢過されたビールと合
し、塩基たとえば水酸化ナトリウム、トリエチルアミン
または水酸化アンモニウムの水性溶液を使用してそのp
Hを約9.2に調節し、且つその合した液体を最初の容
量の約10分の1に減圧濃縮する。
この濃縮した溶液を約5℃で長期間(容量により数時間
ないし数日間)冷却し、沈殿した固体〔それはアメリカ
合衆国特許第3616208号明細書に開示されている
ように9−(β一D−アラビノフラノシル)アデニンで
ある〕を珪藻土を用いて沖去する。
得られるF液をつぎにおよそ濃縮するまえのそめもとの
容量まで水で希釈する。
水性の酸(たとえば塩酸または硫酸)を使用してそのp
Hを約8.3に調節し且つ活性炭または他の吸着剤好ま
しくはダルコG−60、で処理する。
吸着はバッチ法によるかまたは流水を連続的に吸着カラ
ムを通過させることにより行なうことができる。
好ましいバッチ法において0.5からio.o%まで、
好ましくは約3%(重量/容量)の好ましい炭末吸着剤
をその涙過したビールに加え、生成した混合物を1〜3
時間攪拌する。
この混合物を沖過し、固体分を水で洗浄しついで水性ア
セトン(約同等部の水およびアセトン)で溶出させるこ
とにより洗浄する。
この溶出液を最初のビールの量の約300分の1容量に
なる程度に濃縮する。
80%水性メタノール溶液が得られるようにその濃縮物
にメタノールを加える。
その結果生成した沈殿を済去する。
P液を濃縮してメタノールを除去し、つぎに水性アセト
ン溶液(水中約5%のアセトン)の添加によりそのもと
の容量の約2y2倍に濃縮を希釈し、炭末カラムを通過
させる。
この場合そのカラムの長さおよび幅は使用される容量に
より異なる。
その炭末カラムを約95%の水および5%のアセトンを
含有するアセトン溶液で、ついで約90%の水および1
0%のアセトンを含有する溶液で洗浄する。
つぎにそのカラムを約75%の水および25%のアセト
ンを含有するアセトン溶液で溶出する。
溶出液を真空下に濃縮し且つ凍結乾燥する。この乾燥し
た固体の最小量の水に溶解しつぎに水中で調製したセフ
ァデツクスG−10の充填カラムを通して炉過する。
このカラムを水で洗浄し、目的の生成物を含有するそれ
らの部分を乾燥し且つ水性メタノールから結晶化する。
本質的に純粋な@−3−(2−デオキシーβ−D−工I
Jスローベントフラノシル) 3t6t7t8−テト
ラヒド口イミダゾ[4,5−d)[1,3〕ジアゼピン
−8−オールはつぎの特性を有する。
1)融点220〜225℃(未補正) 2)紫外線吸収スペクトルλ2 s 2 E% 2
9 spH2 λ273 E}282p
H2に6.5時間保ったのち λ267 EN17 ?H 1 1 λ283 E12973)
〔α)j’+76.4°(1%水溶液)4)薄層クロマ
トグラフィー(プリンクマンシリカゲルF254) a)50%メタノール−50%クロロホルムR40.4
2 b)80%メタノール−20%クロロホルムR40.5
4 5) pK’a 5.2 (水中)、推定分子量30
06)赤外線吸収スペクトル(KBr錠) 3 4 0 0 〜2 5 0 0crn−’領域にお
ける幅広い強い吸収帯で3400,3330,3120
,2 9 4 0 , 2 8 9 0cm−’に吸収
極太を有する。
そのスペクトルの残りの部分は鋭い吸収極大を示し、よ
り顕著な吸収は1649,1578,1544,150
5,1470,1460,1414 1396,13
70,1356,1325,1301,1281,12
45,1214 1178,1162,1135,1
115 1095,1060,1035,1020
,990,952,868,842,822,765,
745.702,668,580,540,510,4
75CrrL−’に存在する0 7)テトラメチルシラン(TMS)を外部基準として使
用しD20中における核磁気共鳴 2.65,2.81,2.87,2.98,3.10p
pmにおける多重線、3.7 9 , 3.8 2 ,
3.8 9,4.1 3 , 4.1 9 ppmに
おける鋭い吸収帯、4.4 3 , 4.4 9 ,
4.5 6 , 4.6 2ppmにおける四重線、4
.87 , 4.93 , 4.96 , 4.98
,5.0 2 , 5.0 9ppmにおける多重線、
5.16ppmにおけるHD0, 5.5 1 , 5
.5 4 , 5.5 7,5.60ppmにおける四
重線、6.5 5 , 6.6 7および6.79pp
mにおける三重線、7.62および8.11ppmにお
ける一重線(ppmは100万分の部を表わす)。
8)溶媒への溶解性 水に易溶(30■/ml以上)、メタノールに可溶、エ
タノールにわずかに可溶、クロロホルム、エーテルおよ
びヘキサンには不溶。
9)呈色反応 特になし。
10)外観および性状 本品は白色結晶状固体であり、微かに弱塩基性を示す。
本発明の化合物は強力な脱アミノ酵素阻害剤である(実
施例1.A)o加うるに本発明の化合物は、DNAビー
ルスにより引き起こされた感染症、特に噛乳動物におけ
る庖疹および種痘ビールス感染症の治療において有用な
抗ビールス剤(米特許第3616208号明細書参照)
である9−(β−D−アラビノフラノシル)アデニンの
活性を増強する。
さらに明確にいえば、本発明の化合物は9(β一D−ア
ラビノフラノシル)アデ二ン1部に対し本発明の化合物
約0.005〜0.2部の割合で9−(β一D−アラビ
ノフラノシル)アデニンと組合せて投与した場合、9−
(β−D−アラビノフラノシル)アデニンのみを含有す
る組成物よりもDNAビールスに対する抗ビールス剤と
して一層活性な薬学的組成物を生じる。
好ましい範囲は9−(β−D−アシビノフラノシル)ア
デニン1部に対して本発明の化合物0.01〜0.05
部までである。
さらに特定的にはその組成物を非経口的好ましくは静脈
内に投与する場合、1日あたり体重kg当たり0,1■
から5■までの9−(β−Dーアラビノフラノシル)ア
デニンおよび体重kgあたり0.0005■ないし1即
の本発明の化合物を宿主(患者)に提供するために注射
可能な溶液が与えられる。
1日を基準として投与される好ましい量は、体重kgあ
たり約0.005ないし0.002■の本発明の化合物
に対して、体重−あたり約0.5■から2■までの9−
(β一D−アラビノフラノシル)アデニンである。
薬学的組成物は9−(β一D−アラビノフラノシル)ア
デニン約1部に対して本発明の化合物0.005ないし
0.2部を含有するバルク形態であってもよく、それは
注射用として適当な溶媒の添加により使用時溶液にされ
る。
別法としては薬学的組成物は、9−(β−D−アラビノ
フラノシル)アデニン約1部に対し0.005から0.
2部までの割合の本発明の化合物および他の物質(たと
えば防腐剤、緩衝剤、溶液の等張性を調節するための薬
剤など)を含有する水性溶液であってもよい。
水の容量は臨界的ではな<1m7以下から約500縦ま
で変わりうる○ さらに上記の組合せは庖疹性角膜炎の治療において眼科
用組成物、たとえば軟膏および溶液として使用すること
ができる。
したがって約0.001%ないし0.05%、好ましく
は0.001%ないし0.005%の本発明の化合物お
よび0.1%ないし0.5%の9−(β一D−アラビノ
フラノシル)アデニンを適当な薬学的担体中に含有する
軟膏または溶液を使用することができる。
さらに防腐剤、溶液の等張性を調節するための薬剤、緩
衝剤などを薬学的担体中に含有させることができる。
最後に上記の組合せはまた局所的軟膏およびクリームに
使用することもできる。
その軟膏またはクリームは約0.001ないし0.05
%、好ましくは0.001%ないし0.005%の本発
明の化合物および0.1%ないし0.5%の9−(β−
D−アラビノフラノシル)アデニンを適当な薬学的担体
中に含有すべきであり、その担体は任意に防腐剤、着色
料などを含有することができる。
本発明をさらによく説明するために以下に実施例をあげ
て説明する。
実施例 l 発酵のための接種物は培養物NRRL3238の凍結乾
燥貯蔵物を滅菌蒸留水に懸濁し、この培養懸濁物を適当
な寒天培地の斜面に塗る。
得られた斜面を約25°から32°までの湛度(最高5
0°)で培養する。
約3ないし10日間でその微生物は成長し空気中に胞子
を生じる。
これらの胞子を形成した培養物は接種物としてただちに
使用されるか、または使用するまえに数ケ月間3ないし
10℃で貯蔵される。
発酵による(均一3−(2−デオキシーβ一D−エリス
ローベントフラノシ/l/)−3.6,7.8テトラヒ
ドロイミダゾ[4,5−d,l(1.3)ジアゼピン−
8−オールの製造は2000ガロンの発酵槽中で行なう
ことができる。
その方法は好気性放線菌の標準深部発酵法である。
胞子を形成した斜面培養物(段階1)は種子用培地に接
種するために使用され、それはこの方法において製造用
培地と同一である。
その微生物を10ガロンの通気され攪拌されない培地中
で40時間発芽成長せしめる(段階■)。
つぎにこの成長した種子は容量300ガロンの攪拌通気
された中間の種子用発酵槽に接種するために使用される
(段階■)。
この中間の種子(段階■)を約24時間或長させ、つぎ
に120Ωガロンの培地を含む2000ガロンの製造用
タンク(段階■)に接種するために使用する。
一定の通気および攪拌下に約5日間発酵を進行させる。
成長、pHおよび生化学的変化を測定するためにその発
酵物から定期的に試料を抽出する。
収獲したビール(2515ガロン)を100ポンドの珪
藻土たとえばセライト545で処理し、且つ36インチ
板を通して炉過し且つフレームで圧搾する。
pHを6.7ないし9.2に調節しそのビールを真空下
で250ガロンに濃縮し、且つその濃縮物を4〜5℃に
3日間冷却する。
セライト545(40ポンド)をその冷却した混合物に
加え、18インチ板およびフレーム枦搾器を通してその
スラリーを涙過する。
p液を水で再び2500ガロンに希釈しpH8.3に調
節したその希釈溶液を、3%(重量/容量)(約600
ポンド)の活性炭たとえば亜炭および炭末から製造され
た活性炭であるダルコG−60(アトラス・ケミカル・
インダストリーズ製品)、および200ポンドのセライ
ト545で処理する。
このスラリーを室温で約1時間混合しついで30インチ
板およびフレーム炉搾器を通して炉過する。
沖塊を750ガロンの水で洗浄しつぎに25%水性アセ
トン500ガロンずつで4回溶出する。
最初の3回の各500ガロン溶出液を合し( pH7.
4 )真空下に32リットルまで濃縮する(pH8)。
後者の濃縮物を32ガロンのメタノールで希釈して80
%水性メタノール溶液を得る。
放置(2時間)することにより生成した沈殿を炉過し且
つ捨てる。
つぎにp液を真空下で24リットルに濃縮する。
溶液中固体分の総量は約13.9kgである。
?.実験室的精製 上記24リットルのうちの700mlをとり水9 6
0TLlおよびアセトン87.5mで希釈し5%水性ア
セトン溶液を得る。
この溶液は6インチ×4フィートの炭素カラムへの供給
液として使用され、そのカラムはつぎのように製造され
る。
活性炭(たとえばダルコG−60)3500.!i’お
よび珪藻士(たとえばセライト545)3500.!i
+を5%水性アセトン溶液中でスラリーにする。
このスラリーを希水酸化ナトリウムでpH8.5に調節
し且つ6インチ×6フィートのガラス力ラムに充填する
この充填カラムは約48インチの高さである。添加物(
1945mのをカラムを通して炉過し、19リットルの
5%水性アセトンおよび19リットルの10%水性アセ
トンを連続的カラム洗浄液として使用する。
目的の脱アノ酵素阻害剤は40リットルの25%水性ア
セトンで溶出される。
25%アセトンを最初9リットル溶出させたのち、15
00〜1800TLlずつの分画を集める。
これらの分画の脱アミン酵素阻害剤の含有量を検定しそ
して大部分の目的の生成物を含有する分画を合する(6
200ml)(4分画)opHを8.2〜8.5に保ち
ながら後者のプールを真空下に濃縮し、つぎに凍結乾燥
すると14.’NZの固体が得られる〇残留物を100
1rLlの水に溶解し、その溶液のpHを7,9ないし
8.5に調節し、細孔を有する重合デキストラン(たと
えば水中で製造されたセファデツクスG−10)のカラ
ム〔5. I CrrLx 1 1 5cfIL,(外
部容積)800TLl、(内部容積)1200ml〕に
その物質を入れる。
その供給物を一度320ml/時間の速度でカラムを通
して沢過しそして力米?ラムを水で展開する。
(内部容積)分画を各100M分画で集める。
脱アミノ酵素の検定により(内部容積)の末尾およびそ
れ以降の分画から目的物質が得られるので、これらを凍
結乾燥する。
1.40gの固体を含む1個の凍結乾燥された分画を5
.5縦の冷メタノールに溶解し、その溶液を5℃で1夜
冷却する。
その結果生成した結晶を沖別し冷メタノールで洗浄し且
つ101rLlのメタノールおよび0. 6 rnlの
水から再結晶する。
結晶の収量215■,m.p.220〜225℃(未補
正)。
脱アミノ酵素(デアナーゼ)阻害の程度を計算すること
による(l{)−3−(2−デオキシーβ一D一エリス
ローベントフラノシル)−3,6,7.8−テトラヒド
ロイダゾ[4.5−d]I:1.3〕ジアゼピン−8−
オールの酵素的定量は次のようにしてなされた。
300マイクログラム/mlの水性9−(β一D一アラ
ビノフラノシル)アデニン溶液1mを0.05M燐酸緩
衝液( pH7.5) 8r/′Llで希釈し、この溶
液に種々の量の(R)−3−(2−デオキシーβD一エ
リスローベントフラノシル)−3,6,7,8−テトラ
ヒドロイミダゾC4,5−d)〔1,3〕ジアゼピン−
8−オールを含有する試験溶液17717l!を加える
上記の溶液のうちの3rrlj3を石英の紫外用セルに
加えそして265ミリミクロンにおける濃度を測定する
1マイクログラム/mlのアデノシン脱アミノ酵素溶液
0.1ml(タイブ1、腸粘膜から、シグマ・ケミカル
・カンパニー製)をそのセルに加え、その溶液を混合し
そして5分後に265ミリミクロンにおける紫外濃度を
定量する。
?、紫外の265リミクロンにおける0.10の低下ハ
(8)−3−(2−デオキシーβ一D一エリスローベン
トフラノシル)−3.6,7,8−テトラヒドロイミダ
ゾ[4,5−d)[1,3,1ジアゼピン−8−オール
約0.035マイクログラムに等しい。
B.パイロットプラントにおける精製 前記に記載したバッチ式炭素吸着段階(添加A)から得
られた残りの濃縮物23.7!Jットルを水31.6リ
ットルおよびアセトン2.9リットルで希釈して5%水
性アセトン溶液(58.2リットル)を得、その最終溶
液を18インチ(幅)×12フィート(高さ)の活性炭
(たとえばダルコG−60)で調製されたカラムに対す
る仕込みとして使用する。
そのカラムはつぎのように調製する。180ポンドのダ
ルコG−60および180ポンドの珪藻土(たとえばセ
ライ}545)を150ガロンの5%水性アセトン中で
スラリー化し、10N水酸化ナトリウム480rILl
でその混合物のpHを9に調節し、そのスラリーを上記
の18インチのカラムに充填し、その液体レベルがカラ
ム充填物の最高部とほぼ同じ高さになるまでそのカラム
から液体を流出させる。
5 8. 2 1Jットルの原料をそのカラムに添加し
、つぎに5%水性アセトンでそのカラムを展開する。
カラムを1平方インチあたり10ポンドで加圧して流速
を450mll分に調節する。
カラムを115ガロンの5%水性アセトン展開液および
60ガロンの10%水性アセトンで洗浄する。
脱アミノ酵素阻害剤を25%水性アセトンで溶出させ、
各18リットルの分画を集めそして脱アノ酵素阻害活性
に対して検定する。
25rfLl相当分を凍結乾燥することにより各分画に
おける固体分を定量する。
脱アミン酵素阻害剤を含有する全量約162リットルか
らなる9分画を合し、35℃以下で真空下にpHを9.
0に保ちながら濃縮して最終的に容量2.7リットルに
する。
その濃縮物中に得られる固体分の総量は約467gであ
る。
つぎに上記の濃縮物(2.7!Jットル)を細孔形の重
合デキストラン、たとえばセファデツクスG−10(フ
ァルマシア・カンパニー製)で分画する。
交叉結合したデキストランであるセファデツクス(6k
g)を2日間水で膨潤させ、4インチのガラスカラムに
充填しそしてつぎに炭水化物試験?フェノールおよび硫
酸)が陰性になるまで水で洗浄する。
充填カラムの特性はつぎのとおりである。
充填カラムの大きさは4インチ×74インチ、(外部容
積)5.2リットル、流速2.1リットル/時間であり
、カラムに対する供給物は炭素カラム濃縮物2.7リッ
トルのうちの約60011Llである。
その供給物を一度セファデツクスG−10を通して済過
し、そのカラムを水で展開する。
(内部容積)を各400rILlO分画で集め大部分の
(l{)一3−(2−デオキシーβ−D一エリスローベ
ントフ才ノシル)−3.6,7.8−テトラヒド口イミ
ダゾC4,5−d)(1 ,3)ジアゼピン−8−オー
ルを含有する分画を合して真空下に濃縮し且つ凍結乾燥
する。
上記のセファデツクスカラムは炭素カラム濃縮物の残り
を分画するためにさらに3回使用される。
4個のセファデツクスカラムのおのおのから(1−3−
(2−デオキシーβ−D一エリスローベントフラノシル
) −3 . 6 , 7 . 8 −テトラヒドロイ
ダゾ[4.5−d](1.3)ジアゼピン−8−オール
を含有する分画を合してため、そして90%水性メタノ
ールから結晶化する。
結晶を3回再結晶して8。5gの結晶性■−3−−(2
−デオキシーβ一D一エリスローベントフラノシル)−
3.6,7.8−テトラヒドロイミダゾC4,5−d)
(1.3)ジアゼピン−8−オールを得る。
?.o.22ミクロンの膜炉過器を通過させることによ
り段階aで製造した溶液を滅菌する。
c.a菌した9−(β一D−アラビノフラノシル)アデ
ニン水和物および(El−3−(2−デオキシーβ一D
一エリスローベントフラノシル)−3.6,7.8−テ
トラヒドロイダゾC4,5−d)[1 ,3)ジアゼピ
ンー8一オールを段階bの滅菌した溶液に加える。
注射用滅菌水で適当な量にその容量を調節する。
均質な懸濁物が得られるまで混合する。d.適当量の段
階Cからの懸濁物で各びんを満たし、その結果上記に記
載された成分を正しい量で含むようにする。
e.段階dからの充填したびんを−40℃またはそれ以
下の湿度で最低12時間放置することにより凍結させる
f.上記の凍結した製剤をつぎのように凍結乾燥(リオ
フイライゼーション)する。
■,乾燥機の棚をあらかじめ−45℃に冷却する。
2,凍結した生成物を乾燥機に入れる。
3.乾燥箱の中を100ミクロンまたはそれ以下の真空
にひく。
4.48時間経過時において最高+40℃に達するよう
に棚の加熱を行なう。
5.滅菌沢過した乾燥窒素ガスで真空を常圧にもどす。
6.乾燥したびんを適当な栓でふたをする。
g.使用するまえに適当な静脈注射用液体を上記の凍結
乾燥した滅菌固体に加える。
2)眼科用製剤 ?ラビノフラノシル)アデニン水和物オヨび滅菌し微粉
末にした (FO−3−(2−テオキシーβ一D一エ
リスローベントフラノシル)−3,6,7.8−テトラ
ヒドロイダゾ[4,5−d)(1 ,3)ジアゼピンー
8−オールの両方を少量の滅菌した軟膏基剤中で練るこ
とにより無菌的に混合しむらなく練れたペーストを形成
する。
2.適当な滅菌した混合機を使用することにより段階1
で形成した濃厚な滅菌ペーストを残りの滅菌した軟膏基
剤と徐々に混合する0 3.段階2からの完全な混合物を適当な滅菌した軟膏ミ
ルを用いて無菌的に通過させ確実に均質な製剤にする。
Kx 平均粒子の大きさはほぼ2.4ミクロンである。
b)点眼剤 ?.塩化ナトリウム、ポリビニルピロリドンおよびフエ
メロールクロリドを少量の注射用水に溶解する。
0.22ミクロンのりボア(Millipore )膜
を通してp過することによりこの溶液を滅菌する。
2,滅菌した微粉末にした 9−(β−Dアラビノフ
ラノシル)アデニン水和物お よび滅菌し微粉末にした (R)−3−(2−テオキ
シーβ−D一エリスローベントフラノシル)−3.6,
7.8−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−d〕〔1,3
〕ジアゼピン−8−オールを段階1からの賦形剤中に無
菌的に混合する。
3.段階2からの混合物に十分な注射用滅菌水を加え必
要な容量にする。
十分に混合し均質な懸濁物を形成する。
Kx 平均粒子の大きさは約2.4ミクロンである。
?.蒸留水およびプロピレングリコールを混合し75℃
に加熱する。
b.ステアリルアルコール、ワセリン(白色)およびポ
リオキシエチレンステアレート系表面活性剤であるルジ
ュ52を混合し且つ 75℃に加熱することにより溶融する。
C.急速に攪拌しながら水性相(段階a)を油相(段階
b)に徐々に加えなければならない。
d.上記の製剤が50〜55℃に冷却した時点で9−(
β一D−アラビノフラノシル)アデニン水和物 およ
び(6)−3−(2−デオキシーβ一D一エリスローベ
ントフラノシル)−3.6,7.8−テトラヒド口イミ
ダゾ[4,5−a)[,3)ジアゼピン−8一オール
を混合する。
冷却し且つ凍結するまでその混合物を攪拌し続ける。
XX 平均粒子の大きさは約24ミクロンである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ストレプトマイセス・アンチビオチクスのうちの@
    −3−(2−デオキシーβ−D一エリスローベントフラ
    ノシル)−3.6,7.8−テトラヒドロイミダゾ(4
    .5−d)(1 .3)ジアゼピン−8−オール産生菌
    株を水性の栄養培地に接種し、その接種した培地を好気
    性条件下に培養し、同時に生成した9−(β一D−アラ
    ビノフラノシル)アデニン生成物を分離し且つ(6)−
    3−(2−デオキシーβ−D一エリスローベントフラノ
    シル)−3,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ〔4,
    5−d)(1.3)ジアゼビン−8−オールを単離する
    ことからなる、(1”O−3−(2−デオキシーβ一D
    一エリスローベント72ノシル)−3.6,7,8−テ
    トラヒドロイミダゾ(4,5−d)[1.3)ジアゼビ
    ン−8−オールの製造法。
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