JPS5845928Y2 - ウインドバイザ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の窓枠に着装するウィンドバイザーに関
するものである。

本考案の目的は着装の手段が簡単であり、しかも窓ガラ
スの昇降により、ズレや離脱を生ずることのない正確な
装着を行うことのできるウィンドバイザーを提供しよう
とするものである。

従来のウィンドバイザーは自動車ウィンドーの形状に合
致するようにプレス成形したバイザ一本体の縁部に自動
車ウィンドーのガラスランに嵌合する縁板を形成すると
ともにその縁板の一部にドライバー等の圧締で拡開する
爪片をとりつけていたものであり、使用に際してはバイ
ザーの縁板をガラスランの溝内に嵌装し爪片をガラスラ
ンに係止させて装着していたものである。

従ってウィンドガラスと縁板が開閉時に接触を生じて擦
過異音を発する場合があるほか、係止爪のガラスランに
対する係合が悪いとウィンドガラスの降下につられてウ
ィンドバイザーがズリ落ちたりするという欠点が・あっ
た。

本考案はこれらの欠点を除去しようとするものであり、
以下に記載する考案の完成により完全にその目的を達成
することができたものである。

以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。

即ち本考案のウィンドバイザーはバイザ一本体１とクリ
ップ２及びリテナー３とによって形成している。

バイザ一本体１は自動車ウィンドーの枠縁４の内周縁と
合致する形状に形成するとともにその周縁には前記枠縁
４に合致する縁板１１を形成している。

クリップ２は断面Ｕ字状に折曲形成しておりその一側片
はりテナー３を介してバイザ一本体１の縁板１１に装着
している。

なおリテナー３は断面形状をコ字状としており、これを
バイザ一本体１の縁板１１と合致するように形成してい
る。

４１は枠縁４の折り返しヘム、５はガラスラン、６はウ
ィンドーガラスである。

本考案は上記の構成としたので装着に際しては第５図に
例示するようにウィンドー枠縁４内のガラスラン５を押
し除けるようにしながらクリップ２を枠縁４に冠着せし
めその後ガラスラン５を原位置に復帰させるだけで簡単
に着装作業を了することができる。

特に本考案によればクリップ２はその挟持力とともにガ
ラスラン５の弾撥力により枠縁４に対する着装が一層強
固となり、しかもクリップ２は枠縁４内に於てどの位置
でもガラスラン５の上方にあるのでウィンドガラス６の
昇降に伴ってバイザ一本体１が移動するような惧れは絶
無であるほか、ガラス６との接触もないので擦過異音を
生ずることもないなど、従来のバイザーでは期待できな
かった多くの特徴を有している。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであり、第１図はバイザ
ーの斜視図、第２図は同上図を背面よりとらえた斜視図
、第３図は各構成部材を分解して示す斜視図、第４図は
自動車ウィンドーに着装した状態を示す一部を省略した
斜視図、第５図は要部の拡大断面図である。 １・・・バイザ一本体、１１・・・縁板、２・・・クリ
ップ、３・・・リテナー、４・・・ウィンドーの枠縁、
４１・・・同上折り返しヘム、５・・・ガラスラン、６
・・・ウィンドガラス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車ウィンドウの枠縁４の内周縁と合致する形状に形
   威したバイザ一本体１の周縁に、前記枠縁４に合致する
   形状の縁板１１を一体的に突設して形威し、この縁板１
   １の内周にその全面に沿うようにして開口部を上面に向
   けた断面Ｕ字状のクリップ２を当接し、クリップ２とバ
   イザ一本体１の縁板１１とをリテナー３・・・３により
   一体化させたウィンドバイザー。