JPS5843044Y2 - ト−ンア−ムアセンブリ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トーンアームアセンブリに関し、特にトーン
アームの高さ調整機構に関する。

オーディオプレーヤにむいて、ターンテーブル、トーン
アーム等の単体部品をプレーヤキャビネットにセットす
る場合、ターンテーブルの位置に応じてオーバーハング
を考案してトーンアームの取付位置を決定しなければな
らないが、同時に演奏状態でトーンアームがレコード面
に対して水平になるようにトーンアームの高さを調整し
なければならない。

又カートリッジの交換に際して、カートリッジの種類が
異なればトーンアームがレコード面に対して傾く場合が
あり、従ってトーンアームのレコード面に対しての水平
度を調整する必要が生じる。

従来のトーンアームの高さ調整機構に釦イて、例えば調
整後の固定にネジを用いていた調整機構にあっては調整
用ネジがトーンアームより下部例えばアームスタンド或
いはアームベースに取す付けられていたために調整しに
りく、又トーンアームをある一定の高さより低く出来な
いという欠点があったため、ターンテーブルの種類によ
っては演奏状態でトーンアームを水平に保持することが
難しい場合があった。

本考案の目的は、上記した欠点を解消した高さ調整機構
を有するトーンアームアセンブリを提供することである
。

以下、本考案を添付図面を参照して詳細に説明する。

第１図は、本考案によるトーンアームアセンフリの一実
施例の平面図ａ及び側面図すであり、第２図に第１図に
訃ける高さ調整機構の一部断面を含む側面図が示されて
いる。

図に訃いて、トーンアーム１を保持するアームホルダー
２は、例えばピボットスクリュー３ａを介して第１平面
例えば垂直面内にち−いて回転自在に例えば円筒状に形
成された摺動部材４により保持されている。

この摺動部材４は、プレーヤキャビネット５に固定され
た軸受ユニット６により例えばピボットスクリュー３ｂ
を介して上記第１平面と直交する第２平面すなわち水平
面内において回転自在に保持された回転部材７に摺動自
在に嵌合している。

ピボットスクリュー３ｂと対向する回転部材７の例えば
両端部には凹部が形成されており、該凹部には回転部材
７の回転動作を円滑にするために例えばボールベアリン
グ８が設けられている。

この回転部材７ば、例えば連結部材（図示せず）を介し
てプレーヤ本体内に収納されたモータ（図示せず）によ
り回転駆動される。

回転部材７に摺動自在に嵌合した摺動部材４の円周上の
少なくとも一点には双方を固定する固定手段としてアー
ムホルダー２の孔２ａを貫通した高さ調整用ネジ９が螺
合しており、この調整用ネジ９の先端を例えば回転部材
７の周壁に形成された溝７ａに係合せしめることにより
、摺動部材４は回転部材７に固定され一体となって水平
面内において回転自在となる。

アームホルダー２の孔２ａは、ピボットスクリュー３ａ
を回転の中心としたトーンアーム１の垂直面内における
回転範囲を考慮した大きさに形成されてしる。

また、回転部材７の溝７ａの長さは摺動部材４の摺動可
能範囲となり、よってトーンアーム１の高さ位置の調整
可能範囲となる。

更に、高さ調整操作を容易にするためには、調整用ネジ
９をトーンアーム１の中心軸と同一平面内に設けるのが
好寸しい。

摺動部材４、回転部材７及び高さ調整用ネジ９は、回転
伝達手段となってアームホルダー２を垂直面内に釦いて
回転自在に保持すると共にアームホルダー２にモータか
らの水平面内における回転を伝達する。

よって、トーンアーム１は水平面及び垂直面内において
回転可能となるのである。

また、トーンアーム１の高さを調整する場合は、１ず高
さ調整用ネジ９をゆるめることにより摺動部材４とアー
ムホルダー２の上下方向の移動が可能となる。

この場合、軸受ユニット６がプレーヤキャビネット５に
固定されているために該軸受ユニット６に保持された回
転部材７は上下移動しない。

摺動部材４及びアームホルダー２の所望の高さ位置すな
わちトーンアーム１がレコード面に対して水平になる位
置を選択した後調整用ネジ９を１わすことにより摺動部
材４は回転部材７に固定され、よってトーンアーム１の
高さ位置が決定するのである。

以上説明した如く、本考案によるトーンアームアセンブ
リによれば、高さ調整用ネジ９がアームホルダー２を貫
通して突出しているためにトーンアーム１の高さを従来
のものに比して低い位置捷で、設定できる。

捷た、調整用ネジ９がトーンアーム１の中心線と同一平
面上に設けられているたに調整操作がし易い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるトーンアームアセンブリの一実施
例の平面図ａ及び側面図ｂ１第２図は第１図における高
さ調整機構の一部断面を含む側面図である。 主要部分の符号の説明、１・・・トーンアーム、２・・
・アームホルダー４・・・摺動部材。 ６・・・軸受ユニット７・・・回転部材、９・・・高さ
調整用ネジ。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）トーンアームと、前記トーンアームを保持するア
   ームホルダーと、第１平面内にむいて前記アームホルダ
   ーを回転自在に保持しかつ前記アームホルダーに該第１
   平面と直交する第２平面内における回転を伝達する回転
   伝達手段と、前記回転伝達手段を該第２平面内において
   回転自在に保持する軸受ユニットとからなるトーンアー
   ムアセンブリであって、前記回転伝達手段は、前記軸受
   ユニットにより該第２平面内にも・いて回転自在に保持
   された回転部材と、前記回転部材の周壁に摺動自在に嵌
   合しかつ前記アームホルダーを該第１平面内において回
   転自在に保持した摺動部材ど、前記アームホルダーに形
   成された所定の孔を貫通して設けられかつ前記摺動部材
   を摺動力向にむける所望の高さ位置で前記回転部材に固
   定せしめる固定手段とからなることを特徴とするトーン
   アームアセンブリ。
2. （２）前記固定手段は、前記トーンアームの中心軸と同
   一平面内に設けられたことを特徴とする実用新案登録請
   求の範囲第１項記載のトーンアームアセンブリ。