JPS5841647Y2 - 端子板取付け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は例えばテレビジョン受像機の裏面開口部に蓋体と
一緒にアンテナ端子板を取付ける場合等に適した構造に
関する。

従来、アンテナ端子板は、第１〜３図に示す様に、テレ
ビ受像機キャビネット本体１の裏面に矩形状の開口部２
を形成する開口縁部３を有し、開口縁部３を閉鎖する裏
蓋４をネジ５で着脱可能にし、裏蓋４の一端部６に矩形
状の切欠部７を形成し、切欠部７が対応する開口縁部３
に端子板８の一端縁９をネジ１０で固定し、端子板８の
他端縁に形成した突片１１．１２を裏蓋切欠縁７の内面
と外面に嵌合して取付けていた。

しかしながら、か・る従来の取付は構造によると、端子
板８を着脱する場合、ネジ１０を締緩しなければならず
、ネジ、ドライバ等を要し、作業性が悪かった。

例えば第４図の様に修理、点検時等に裏蓋４を外し、シ
ャーシ１１を矢印の開口部２より外方へ引き出す様な場
合、そのシャーシ１１の一部が端子板８に当り、端子板
８のネジ１０も緩めなければならない等の不便があった
。

本案はか・る点に鑑み提案されたもので、ネジ、ドライ
バ等を用いることなく、簡単な構成で作業性が良好なも
のを提供することを目的とする。

第５，６図は本案一実施例を示し、第１〜４図と同一部
分は同一符号を付して示し、説明を省略する。

異なる部分は端子板８の一端縁９の内面に突起１４を形
成し、本体１の開口縁部３に突起１４より少し大きい径
の孔部１５を形成する。

突起１４は一端縁９の上方に形成した方が良い。

そして一端縁９の下方には第１の嵌合段部１６が形成さ
れる。

この段部１６は一端縁９の内面に突設したＬ状の突片１
７で形成される。

かくして突起１４は孔部１５に矢印１８方向へ挿入した
後、突起１４を中心に端子板８を矢印１９へ回動すると
、第１の嵌合段部１６が開口縁部３を内外両面から挾む
恰好で嵌合する。

そして裏蓋４が第１〜４図と同様ネジ５で開口縁部３を
閉鎖する如く取付けられる。

このとき、突片１１と１２で形成される第二の嵌合段部
が裏蓋４の切欠縁７を内外両面から挾む恰好で嵌合する
。

この様にして端子板８は開口縁部３に裏蓋４と一緒に固
着される。

又端子板８を外す場合は、裏蓋４を外した後矢印１９と
逆方向へ回動すれば第１の嵌合部１６が開口縁部３に対
する嵌合を解除し、突起１４を孔部１５から矢印１８と
逆方向へ脱出させることにより行なうことができる。

シャーシ１１を引き出す場合、端子板８を矢印１９と逆
方向へ９０〜１８０°回動させたり、開口縁部３から外
したりすることによりシャーシ１１との衝突を防ぐこと
ができる。

以上の様に本案によると裏蓋４と着脱によ−って端子板
８はネジ１０やそれを締緩するドライバ等の工具を用い
ることなく簡単に着脱でき、作業性が極めて良好である
。

又端子板８は裏蓋４を外さない限り容易に外されること
がなく、確実に固着される。

更に突起１４や嵌合段部１６，１１．１２は端子板８と
一体に形成すれば部品点数も最少にできる等の実用的効
果を有する。

尚本案は実施例に限るものではなく、本案の要旨を範囲
内で種々変更可能である。

図中２０はアンテナ端子、２１はアンテナ線を示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のアンテナ端子板の斜視図、第２図は第１
図のアンテナ端子板を取付けた際の正面図、第３図は第
２図Ａ線に沿う断面図、第４図は第２図の裏蓋を伸した
際の斜視図、第５図と第６図は本案一実施例の取付けた
際と取外した際の夫々の斜視図である。 １は本体、２は開口部、３は開口縁部、４は蓋体、７は
切欠部、８は端子板、１４は突起、１５は孔部、１６は
第一の嵌合段部、１１．１２は第二の嵌合段部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口部を有する本体と、前記本体開口部に着脱可能で端
   部に切欠部を有する蓋体と、前記蓋体切欠部が対応する
   前記本体開口部の開口縁部に前記蓋体切欠部を閉ぐよう
   に取付けられる端子板とから成り、前記本体開口縁部と
   該本体開口縁部が対応する前記端子板の一縁部との一方
   に突起を、他方に前記突起が挿脱可能な孔部を夫々形成
   すると共に、前記突起を前記孔部に挿入し、て前記本体
   開口縁へ前記端子板を回動した際前記本体開口縁部に嵌
   合して前記突起が前記孔部より脱出することを防ぐ第１
   の嵌合段部を前記端子板の一縁部に形成し、前記端子板
   の地縁部に前記蓋体切欠部の縁部に嵌合する第二の嵌合
   段部を形成したことを特長とする端子板取付は装置。