JPS5927641Y2 - 車載用音響機器の取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車載用音響機器、例えばラジオ付テーププレー
ヤの自動車への取付構造に関し、その目的とするところ
は１つの取付金具を用いるだけで形状の異なる種類の音
響機器を取付けるようにしたことにある。

すなわち、本考案の実施例を第１図〜第６図を用いて詳
細に説明すると、第１図に詳細に示すように、１は自動
車のフロントパネルで、該フロントパネルにスピードメ
ータ用の表示孔２，３、灰皿挿入孔４、各種メータの表
示孔５・・・・・・および音響機器であるラジオ付テー
プレコーダ７の挿入孔６が設けである。

なお、前記フロントパネル１に設けた各孔２〜６の奥部
は各部品を収納するための収納部になっていることは言
うまでもない。

７は特に第４図および第５図に示すように車載用音響機
器であるラジオ付テーププレーヤで、該ラジオ付テープ
プレーヤ７はテーププレーヤのカセット挿入部８、操作
釦９、ラジオのプリセット釦１０・・・・・・等を備え
たノーズ部１１が突設されており、また、ノーズ部１１
の左右にはラジオのマニアル選局用の選局軸１２、音量
、音質等の調整用の調整軸１３が設けである。

なお、１４は選局軸１２に設けたつまみ、１５はラジオ
付テーププレーヤ７の後面に設けた自在取付具で、該自
在取付具には特に図示していないが多数のネジ孔が設け
である。

第２図〜第６図に示すように１６は前記フロントパネル
１の挿入孔６に挟持され前記ラジオ付テーププレーヤ７
をフロントパネル１に取付けるための取付金具で、該取
付金具１６は特に第２図の斜視図に示すように薄箱型を
威し、その底面１９には前記ラジオ付テーププレーヤ７
のノーズ部１１を挿通ずるための開口部１７が設けてあ
り、該開口部１７の左右にはラジオ付テーププレーヤ７
０選局軸１２、調整軸１３を挿入するための孔１８，１
８が設けてあり、該孔１８゜１８は前記２つの軸１２．
１３の間隔が異なっても使用できるように長孔もしくは
複数の孔が並列して設けである。

２１は取付金具１６の側面２０より突出する鍔部で、該
鍔部２１がフロントパネル１の一面１ａと係合するもの
である。

２２ ａ 、２２ ｂ 、２２ Ｃ，２２ｄは取付金具
１６の側面２０に設けた係止孔、２３ａ 、２３ ｂ
、２３ Ｃ，２３ｄは前記側面２０と対向する側面に設
けた係止孔で、前記係止孔２２ ａ 、２２ ｂ 、２
２Ｃ，２２ｄと対になって利用、すなわち、２２ａと２
３ａ、２２ｂと２３ｂ、２２Ｃと２３Ｃ１２２ｄと２３
ｄとが対になって利用するものである。

２４．２５は補助レバーで、該補助レバー２４ 、２５
には前記係止孔２２ ａ〜２２ ｄ 、２３ ａ〜２３
ｄ内に挿入される係止片２４ａ 、２４ ｂ 、２５
ａ 、２５ ｂが設けてあり、該係止片がフロン１ヘ
パネル１の他面１ｂと係合するものである。

２６・・・・・・は補助レバー２４．２５に設けた調整
ネジで、調整ネジ２６・・・・・・の端部は取付金具１
６の底面を押圧するものである。

次に、取付金具１６のフロントパネル１への取付けおよ
び取付金具１６へのラジオ付テーププレーヤ７の取付に
ついて説明すると、先ず、フロン１へパネル１に設けた
挿入孔６の前面よりつまみ１４を取除いたラジオ付テー
ププレーヤ７を挿入し、該ラジオ付テーププレーヤ７を
収納部内に位置させておき、その後、挿入孔６の前面よ
り取付金具１６を挿入すると、取付金具１６に設けた鍔
部２１がフロントパネル１の一面１ａと当接し、それ以
上挿入できなくなる。

その後、補助レバー２４の係止片２４ ａを係止孔の必
要とする１つ例えば軸１２．１３の間隔が狭い場合、係
止孔２２ ａに挿入する。

この時、係止片２４ ａはフロントパネル１の他面１ｂ
側に位置するものである。

その後、補助レバー２４の他方の係止片２４ ｂを係止
孔２２ ａと対向する係止孔２３ ａへ挿入し、その後
、調整ネジ２６．２６を回動すれば取付金具１６の鍔部
２１と補助レバー２４とでフロントパネル１を挟持する
。

また、他方の補助レバー２５も同様係止片２５ ａを係
止孔２２ ｄに、係止片２５ ｂを係止孔２３ ｄに挿
入し、調整ネジ２６．２６を回動させて、フロントパネ
ル１を挾持すれば取付金具１６の取付けは完了する。

次に、フロントパネル１の後方よりラジオ付テーププレ
ーヤ７を操作し、ノーズ部１１を取付金具１６の開口部
１７内に突出させると共に選局軸１２、調整軸１３を孔
１８．１８よ：リフリントパネル１の前面に突出させる
。

その後、第４図、第５図に示すように各軸１２，１３に
ナツト２７ 、２７を螺合し、ラジオ付テーププレーヤ
７を取付金具１６に固定する。

その後、ラジオ付テーププレーヤ７に設けた自在取付具
１５を収納部の壁に固定すればよい。

また、フロントパネル１に取付けられたラジオ付テープ
プレーヤ７には更に前記取付金具１６が外部から見えな
いように化粧板２８を取付け、選局軸１２、調整軸１３
につまみ１４を取付ければ取付けは完了するものである
。

次に、前記フロントパネル１に前記ラジオ付テーププレ
ーヤ以外の他のラジオ付テーププレーヤ、すなわち、選
局軸１２と調整軸１３の間隔が前記より多少広いラジオ
付テーププレーヤを取付ける場合について説明すると、
この場合第６図に示すように、補助レバー２４を取付金
具１６の係止孔２２ｂ、２３ｂに係止させ、また、他方
の補助レバー２５を係止孔２２ Ｃ，２３Ｃに係止させ
ることにより、選局軸１２および調整軸１３を孔１８．
１８の外側より突出させることかで゛きるので゛、その
後、ナツト２７を螺合させればよいものである。

なお、前記実施例における取付手順の説明では、先ず、
フロントパネル１に取付金具１６を取付け、その後、取
付金具１６にラジオ付テーププレーヤ７を取付けるよう
にしたが、逆にラジオ付テーププレーヤ７に取付金具１
６を取付け、その後、取付金具１６をフロントパネル１
に取付けるようにしてもよいものである。

本考案は叙上の通り、自動車のフロントパネル１に設け
た音響機器の挿入孔６に取付けられる取付金具１６には
フロントパネル１の一面１ａと係合する鍔部２１と、音
響機器のノーズ部１１を挿入するための開口部１７と、
選局軸１２、調整軸１３を挿入するための孔１８．１８
を設け、また、取付金具１６と係合し、その一部が前記
鍔部２１の裏面に突出し、フロントパネル１の他面１ｂ
と係合する補助レバー２４．２５には調整ネジ２６・・
・・・・を設け、且つ、補助レバー２４．２５は複数の
位置に定位できるようにしたので、１つの取付金具で、
複数種類の音響機器を取付けることができ、しかもその
取付けは簡単である等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本考案の実施例を示し、第１図はフロン１
〜パネル１の正面図、第２図は取付金具１６の斜視図、
第３図は取付金具１６をフロントパネル１に取付けた状
態を示す正面図、第４図は取付金具１６に音響機器７を
取付けた状態を示す正面図、第５図は同断側面図、第６
図は補助レバー２４．２５の取付位置を変更した状態を
示す正面図である。 １・・・・・・フロントパネル、６・・・・・・挿入孔
、７・・・・・・音響機器、１１・・・・・・ノーズ部
、１２・・・・・・選局軸、１３・・・・・・調整軸、
１６・・・・・・取付金具、１７・・・・・・開口部、
１８．１８・・・・・・孔、２１・・・・・・鍔部、２
４．２５・・・・・・補助レバー、２６・・・・・・調
整ネジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車用のフロントパネルに設けた音響機器の挿入孔に
   取付金具を挾持し、該取付金具に音響機器の選局軸およ
   び音量、音質等の調整軸を挿入し、ナツト等により音響
   機器を取付金具に取付けるようにしたものにおいて、前
   記取付金具には前記フロントパネルの一面と係合する鍔
   部と、音響機器のノーズ部を挿入するための開口部と、
   前記選局軸および調整軸を挿入するための孔を設けると
   共に前記取付金具と係合しその一部が前記鍔部の裏面に
   突出しフロントパネルの他面゛と係合する補助レバーに
   は調整ネジを設け、且つ、補助レバーを複数の位置に定
   位し得るようにしたことを特徴とする車載用音響機器の
   取付構造。