JPS5837475Y2 - 建築材料吹付用スプレ−ガン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は多彩模様塗料、リジン、モルタル、等のいわゆ
る建築材料を吹付け、外装仕上げを行う場合に用いる吹
付はスプレーガンに関する。

従来一般に用いられているこの種の吹付はガンは円形の
単孔より圧縮空気と共に噴霧するようにしたものがほと
んどで吹付けの噴霧パターンが円形であった。

このために、塗り合せに技術を要し、これが適切に行な
わないと、塗装むらが生じ、本来の目的を損うことにな
ってしまう。

又噴霧パターンが円形のためその広がりには限りがあり
、細かい塗り合せが必要となって作業性の面からも好ま
しくない。

これら円形パターンの欠点を補うべく長円パターンを得
るためのスプレーガンも一部にみられるが、別に設けた
パターン形成用圧縮空気を用いたり、噴霧ノズルに溝を
設ける等しており、そのために形成した内部形状に堰が
あり、ために材料のつまりや、ノズル口部の極部的摩耗
が生じやすく使用上、耐久性に問題が残されていた。

本考案は、望ましい吹き付は作業を経済的に行うべく簡
単なノズルの取付けで長円形のパターンが得られ、しか
も材料のつまりゃ摩耗の少ないノズルによって、建築材
料の吹付に適したスプレーガンを提供しようとするもの
である。

本考案の一実施例を図面により説明すると、第１図は手
持式のいわゆるモルタルガンと呼ばれるスプレーガンで
、材料容器１の下方にエルボ状の本体２が取付けられ、
本体２の容器側端部には材料弁３が位置し、これと連結
された作動杆４、レバー５によって材料の供給、停止が
制御される。

６は取手を示す。

本体２にはその出口側にノズル７がカバー８により着脱
自在に取り付けられる。

ノズル７は本体２側の人口部７ａの断面形状を円形とし
本体２との境に段差がないように形成され、反対側の出
口部７ｂは、断面を長円形とし、入口部７ａから出口部
７ｂにかけて徐々に通路断面が縮少しながら形状変化す
るように形成される。

エアーノズル９は本体２外より貫通し、その先端開口部
が前記ノズル７内にあって入口部７ａに向くよう取付け
られている。

１０はエアーノズル用のバルブを示す。

上記の実施例においては、エアーノズル９より圧縮空気
を噴出し、材料弁３を通してノズル７に材料を送るとノ
ズル内で空気と材料は混合され霧化状態となって長円形
の出口部７ｂより末広がり状に噴霧される。

この場合材料の通路は出口部７ｂより噴霧されるまで極
めて滑かに形成されているために材料のつまりの心配は
全くなく、又、内部に堰がないため材料の通過による摩
耗の恐れもなく、長期の使用に耐えうる。

しかも出口部は先細りの長円形状としているため噴霧パ
ターンは長円パターンとなり作業性の向上、塗り合せの
容易化がはかれる。

以上の如く本考案は、簡単な形状のノズルを使用するこ
とによって、建築材料の吹付けに適した使い易く、耐久
性の優れたスプレーガンを得ることができるものである
。

尚、本実施例に於ては容器性の手持式スプレーガンにつ
いて記述したが、建築材料の吹付用として噴霧ノズルを
本考案の如く構成した他の形式のスプレーガンに於ても
同様の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例を示す断面図、第２図は、
ノズル部分を正面より見た図。 ７：ノズル、７ａ：入口部、７ｂ：出口部、９：エアー
ノズル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ノズル内にエアーノズルを設け、該ノズル後部より送ら
   れてくる材料をエアーノズルより噴出する圧縮空気で混
   合霧化し、吹付けを行う吹付ガンに於て、入口部の断面
   を円形とし、出口部に向って徐々に長円形となるよう形
   成したノズルを着脱自在に設けた建築材料吹付用スプレ
   ーガン。