JPH0517159Y2 - - Google Patents

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JPH0517159Y2
JPH0517159Y2 JP7627487U JP7627487U JPH0517159Y2 JP H0517159 Y2 JPH0517159 Y2 JP H0517159Y2 JP 7627487 U JP7627487 U JP 7627487U JP 7627487 U JP7627487 U JP 7627487U JP H0517159 Y2 JPH0517159 Y2 JP H0517159Y2
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JP
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air
spray gun
hole
gun body
air chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、圧縮空気により、霧化するスプレー
ガンであつて、噴霧粒子の両側よりパタン形成用
エアーを衝突させることによつて、偏平パタンを
形成するようにしたエアースプレーガンに用いら
れるものである。
[従来の技術] いわゆる、エアースプレーガンと呼ばれるもの
は、圧縮空気で噴出塗料を霧化し、更に、塗装の
効率化、品質向上のため、側面より空気流を噴射
させて偏平パタンにするよう構成したスプレーガ
ンが一般的である。
この側面空気孔は、中心噴霧流の両側に対称的
配した空気孔であり、しかも塗装条件によつて、
その向きが縦または横に任意に変更されるため、
スプレーガン本体からの空気導入は、円環状に形
成された空気室により、前記側面空気孔に連通供
給されることになつている。
ところが、空気弁をもつたガン本体から引金操
作によつて送り込まれる空気は、一つの細い空気
導入孔から前記空気室に供給されるため、空気室
から側面空気孔への流れが位置によつて不均一に
なり、結果としてパタンに悪影響を及ぼす。
このことから、従来は実公昭59−20369に見ら
れるように、また第4図の如く、空気導入孔1
と、空気室2の間にバツフル板3を配し、その外
周スキマを通して空気室2に流入させ空気室2の
内部圧の均一化をはかつている。第4図では、ガ
ン本体4の頭部に空気導入孔1が開口しており、
したがつてバツフル板3は、塗料ノズル5の一部
外径を大きくして形成し、空気室2は、空気キヤ
ツプ7との間に形成されている。この場合、バツ
フル板として特別の部品を用いていないが、塗料
ノズル5の最外径は必要以上に大きくなり、材料
費、加工費からみて大巾なコスト高となる。
[考案が解決しようとする問題点] パタンの安定化のため必要とされるバツフル板
の形成と、空気室の形成は、スプレーガン頭部に
配置スペースの増加と、コスト増加を招くことに
なる。性能の良い製品を安く提供することにおい
て、このことが1つの大きな問題となつていた。
[問題点を解決するための手段] 空気キヤツプの取付側に有するエアースプレー
ガンの本体頭部に凹部を形成して、該凹部の中央
部に配置された塗料ノズル外周との間に円環状の
空気室を形成し、その空気室23をスプレーガン
本体11に設けられた空気通路と連通する導入孔
を形成する。この導入孔は、前記円環状の空気室
の周面に略半分がかかり、半円状の溝になるよう
導入孔を形成する。更にこの導入孔は、周面の途
中で半円形の溝を終端させた半貫通孔としてい
る。
[作用] 以上のような構成とすることにより、導入孔よ
り空気室へ供給される空気は、空気室の周囲に途
中まで形成された半円形の溝に沿つて入り込む流
れと直接空気室に流入するものとあり、前記の溝
に沿つて流入する空気は溝の終端において衝突
し、内側中心に向う流れとなる。また、直接流入
する空気は、スプレーガン前方へ直進する流れと
なることから、前記溝の終端付近では両者が混合
し、斜め前方、中心部に向う流れとなり、中心部
に配置された塗料ノズルの外周を包み込むように
導入される。したがつて、空気室内は空気溜とな
り、側面空気孔に均一な供給が可能となる。
[実施例] 第1図から第3図に本考案の1実施例を示して
いる。エアースプレーガンの基本構造は従来公知
のものであり、詳細は省略し、関係のある先端部
分の構造を示す。ガン本体11の先端部は中心部
に塗料ノズル12が設けられ、この塗料ノズル1
2を囲むように空気キヤツプ13がカバー14に
よつてガン本体11に着脱自在に取り付けられて
いる。塗料ノズル12は内部に設けた塗料通路1
5、先端中心にノズル孔16が形成され、ノズル
孔16は、ニードル弁17によつて開閉制御され
る。これらは前述の基本構造に属し、従来公知の
スプレーガンに採用されている構造である。噴霧
用の空気を空気キヤツプに送り込む空気通路18
は、ガン本体11の先端部近くまで形成されてい
る。空気キヤツプ13には、前方へ伸びる細径の
導入口10と、中心部に取り付けられた塗料ノズ
ル12側に連通する中心空気路22とに分岐され
たそれぞれの通路より供給される。細径の導入口
10は、入口部に段部を設け、シート19を形
成、調節弁20によつて流入する空気量を制御
し、パターンの調節を行う。
また、前記中心空気通路22は、空気キヤツプ
13の中心孔6と連通し、空気通路18と連通す
る空気が直接霧化用空気として噴出される。一方
前記導入孔10は、ガン本体11の頭部に円筒状
に形成された凹部の空気室23に開口させてい
る。この開口位置は、第2図に拡大断面を示し、
第3図にその側面図を示すように凹部の内径面で
ある周面24に導入孔10の略半分がかかるよ
う、かつ、それによつて形成される半円状の溝は
周面24の途中で終端面26を形成すべく半貫通
状態となつている。すなわち円筒状の凹部中心に
向かつて開口させている。
この終端面は、孔軸方向に対し60°程度であれ
ば良く、鋭角すぎるのは流れが直進性をもつので
好ましくない。
凹部の中心は前述の如く、塗料ノズル12が設
けられているため、凹部の周面24と塗料ノズル
12の外周との間で円環状の空気室23が形成さ
れることになり、この空気室23が空気溜として
作用する。
いずれにせよ、導入孔10に送られてきた空気
は、少なくともその一部が導入孔の終端面26に
当り、内面の塗料ノズル12外周へ向う流れにす
ることが必要である。これによつて、他の一部の
直進流と干渉し、拡散された流れとなつて塗料ノ
ズル12の外周を包み込むように空気室23に導
入され、該空気室23と連通する側面空気孔25
に送られる。
[考案の効果] 以上の如く本考案は、ガン本体における導入孔
によつて、その流れを特定し、側面空気孔への空
気流が一度空気室に貯えられた後、平均的に空気
キヤツプの側面空気孔へ送り込まれるので、安定
した均一な空気流として噴射することができ、パ
タンの安定性が得られる。
しかも、従来のように塗料ノズルを極度に大径
に形成したり、他の部分を用いたバツフル板構造
を採用することなく、コスト的に安価に、またバ
ツフル板を設けるためのスペースも不要でカバー
等による取付部を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すスプレーガ
ンの先端部分を断面した図。第2図は、第1図の
ガン本体に設けた導入孔部の拡大図、第3図はそ
の左側面図を示す。第4図は、従来のスプレーガ
ンの先端部の一例を示す断面図である。 10……導入孔、11……ガン本体、12……
塗料ノズル、13……空気キヤツプ、23……空
気室、24……周面、26……終端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 霧化用の中心空気孔6とパタン形成用の側面空
    気孔25を有する空気キヤツプ13をスプレーガ
    ン本体11の先端に着脱自在にとりつけ、扁平パ
    タンを形成可能としたエアースプレーガンにおい
    て、前記空気キヤツプ13をスプレーガン本体1
    1の先端部に取付けたとき、空気キヤツプ13の
    側面空気孔25と連通する円筒状に形成された凹
    部の空気室23をスプレーガン本体11の頭部に
    形成し、さらに、その空気室23とスプレーガン
    本体11に設けられた空気通路18とを連通する
    導入孔10を形成し、この導入孔10は、前記空
    気室23の周面24に略半分がかかり、半円状の
    溝を形成すると共にその溝は周面24の途中で終
    端面26を有している半貫通孔としたエアースプ
    レーガン。
JP7627487U 1987-05-21 1987-05-21 Expired - Lifetime JPH0517159Y2 (ja)

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JP7627487U JPH0517159Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

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JPS63185473U JPS63185473U (ja) 1988-11-29
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