JPH086501Y2 - 塗装用スプレーガン - Google Patents

塗装用スプレーガン

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JPH086501Y2
JPH086501Y2 JP1989090768U JP9076889U JPH086501Y2 JP H086501 Y2 JPH086501 Y2 JP H086501Y2 JP 1989090768 U JP1989090768 U JP 1989090768U JP 9076889 U JP9076889 U JP 9076889U JP H086501 Y2 JPH086501 Y2 JP H086501Y2
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JP
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paint
air
nozzle
pattern
spray gun
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JP1989090768U
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Inventor
英治 斉藤
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ランズバーグ・ゲマ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は塗装作業を行なうために被塗物に塗料を噴霧
する塗装用スプレーガンに関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種の塗装用スプレーガンは、スプレーガ
ン本体と、該スプレーガン本体の先端側に設けられ、塗
料噴出口から塗料を噴出する塗料ノズルと、該塗料ノズ
ルの先端側に設けられ、前記塗料噴出口から噴出された
塗料の霧化を促進させる霧化エア噴出口と噴霧された塗
料のパターン成形を行なうために対向した2箇所のパタ
ーンエア噴出口とを有するエアノズルと、該エアノズル
を前記スプレーガン本体に装着するリテーナリングとか
ら構成されている。
そして、スプレーガン本体から塗料ノズルに供給され
た塗料は、塗料噴出口から噴出される。また、スプレー
ガン本体から塗料ノズル内の霧化エア通路を介して供給
された霧化エアは、塗料噴出口を囲むようにエアノズル
に設けられた霧化エア噴出口から噴出されて、塗料の霧
化を促進する。さらに、スプレーガン本体から供給され
たパターンエアは、エアノズルに例えば上下に対向して
設けられたパターンエア噴出口から噴出されて、塗料の
噴霧パターンを楕円形ないし小判形にパターン成形する
ようにし、被塗物の塗膜を均一ならしめている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ここで、上記従来技術によるものは、パターンエアの
供給系路についてみると、スプレーガン本体に1本の本
体側パターンエア通路を穿設し、該本体側パターンエア
通路から供給されたパターンエアを、スプレーガン本体
とエアノズルとの間に形成される環状エア室に導き、該
環状エア室からエアノズルに対向して設けたパターンエ
ア噴出口に供給し、パターンエアとして噴出するように
なっている。
然るに、本体側パターンエア通路から環状エア室にパ
ターンエアを導いたとしても、当該本体側パターンエア
通路が1本であるのに対し、パターンエア噴出口は対向
して2箇所存在し、パターンエアを2箇所のパターンエ
ア噴出口に均一に分配することができないという問題点
がある。即ち本体側パターンエア通路に近い側のパター
ンエア噴出口から噴出するパターンエアは、本体側パタ
ーンエア通路に遠い側のパターンエア噴出口から噴出す
るパターンエアに比較し、圧力,風量がいずれも大とな
る。この結果、パターンエアによって成形される塗装パ
ターンには片寄りが生じてしまい、均質な塗膜を得るこ
とができないという欠点がある。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、パターンエアを整流化し、パターンエア噴出口
に均一に分配しうるようにした塗装用スプレーガンを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案が採用する構成の
特徴は、塗料ノズルにはその軸方向のほぼ中間に位置し
て前記リテーナリングの内周面側まで延在して内部を前
後の室に画成する鍔部を形成し、該鍔部の外周には全周
にわたってパターンエア流通用のエア通路溝を設け、該
エア通路溝と前記リテーナリングの内周面との間をパタ
ーンエア通路として形成したことにある。
〔作用〕
このように構成することにより、塗料ノズルの鍔部が
リテーナリング内を前後の室に画成し、後側の室にスプ
レーガン本体からパターンエアが供給されると、このパ
ターンエアはエア通路溝を介して前室側に流出するとき
に整流され該前室側では均圧となり、この均圧なパター
ンエアがパターンエア噴出口に供給される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しつつ、詳細
に説明する。
図中、1はハンドガン式またはオートガン式のスプレ
ーガン本体(以下、「本体1」という)で、該本体1は
円形状に形成され、その前端面は後述の塗料ノズル6が
嵌合するように凹窪部1Aとなって、その内周面に雌ねじ
部1Bが設けられ、また外周面には後述のリテーナリング
15が螺合する雄ねじ部1Cが設けられている。そして、前
記本体1には軸線に沿って電極部取付穴2、該取付穴2
の先端部位に連通する本体側塗料通路3、本体側霧化エ
ア通路4、本体側パターンエア通路5が設けられてい
る。
6は前記本体1の凹窪部1Aに嵌合するように設けられ
た塗料ノズルで、該塗料ノズル6は樹脂材によって成形
された単一材からなっている。そして、塗料ノズル6
は、段付筒状のノズル本体部6Aと、該本体部6Aの後部側
に本体側霧化エア通路4と連通するように形成された周
溝部6Bと、該周溝部6Bの後端に位置してテーパ状に形成
され、本体1の凹窪部1Aに嵌合される嵌合部6Cと、前記
ノズル本体部6Aの前部側に細径に突出形成されたノズル
形成部6Dと、前記ノズル本体部6Aの軸方向中間から半径
方向に突出し、リテーナリング15の内周面15Cに近接す
るように配設される円形の鍔部6Eと、前記ノズル本体部
6Aの後端外周に形成され、本体1の雌ねじ部1Bと螺合す
る雄ねじ部6Fと、前記ノズル本体部6Aの前端に円環状に
形成され、後述のエアノズル11が当接する環状突出部6G
とから大略構成されている。
そして、前記塗料ノズル6には軸方向に塗料通路7が
穿設されると共に、ノズル形成部6Dには小径な塗料噴出
口8が設けられ、該塗料噴出口8からは本体側塗料通路
3,塗料通路7を介して供給された塗料を噴出するように
なっている。また、ノズル本体部6Aに塗料通路7を囲む
ように多数の霧化エア通路9,9,…が軸方向に穿設されて
いる。さらに、前記鍔部6Eの外周面には全周にわたって
パターンエア流通用のエア通路溝10,10,…が多数個凹設
されている。なお、前記各エア通路溝10は例えば3.6°
ピッチで、かつ60°のV字溝として形成される。
11は塗料ノズル6の前端側に設けられたエアノズル
で、該エアノズル11は内側にノズル形成部6Dを囲むよう
に形成された凹陥部11Aと、該凹陥部11Aの前面側を覆う
ように形成された前面壁部11Bと、該前面壁部11Bの上下
位置に対向し、かつ前方に突出するように形成されたホ
ーン部11C,11Cと、外周面に全周にわたって穿設され、
リテーナリング15に係止されるフランジ部11Dと、前記
凹陥部11Aの開口部に形成され、塗料ノズル6の環状突
出部6Gに係合して位置決めされる位置決め開口部11Eと
から構成されている。そして、前記エアノズル11の前面
壁部11Bには軸中心上にノズル形成部6Dが挿通されるノ
ズル挿通穴12が穿設されると共に、該ノズル挿通穴12の
周囲には多数の霧化エア噴出口13,13,…が設けられ、さ
らに各ホーン部11Cには斜め内側に向けて開口するパタ
ーンエア噴出口14,14…が設けられている。
15はリング状をなしたリテーナリングで、該リテーナ
リング15の前端内側にはエアノズル11のフランジ部11D
に係合する係合突起15Aが形成されると共に、後端側内
周には本体1の雄ねじ部1Cに螺合して塗料ノズル6,エア
ノズル11を固定する雌ねじ部15Bが形成されている。
このように、リテーナリング15によって塗料ノズル6,
エアノズル11が固定された状態では、エアノズル11の凹
陥部11A内に霧化エア用室16が画成されると共に、塗料
ノズル6の鍔部6E前後には、パターンエア用室17,18が
画成される。そして、一方のパターンエア用室17は、本
体側パターンエア通路5からパターンエアが供給され、
他方のパターンエア用室18は各エア通路溝10とリテーナ
リング15の内周面15Cとによって形成されるパターンエ
ア通路を介して連通し、当該他方のパターンエア用室18
内のパターンエアをパターンエア噴出口14から噴出する
ようになっている。
さらに、19は本体1の電極取付穴2内に挿入された電
極ケーブル、20は塗料ノズル6の塗料通路7内に設けら
れ、電極ケーブル20と接続された電極支持棒、21は該電
極支持棒20の先端に設けられ、塗料噴出口8内に挿通さ
れて、該塗料噴出口8外に突出した斜状電極である。
図中、22はエアノズル11を位置決めするため、リテー
ナリング15に設けられた止め輪である。
本実施例はこのように構成されるが次にその作用につ
いて述べる。
まず、塗料弁(図示せず)を開弁すると、本体側塗料
通路4内の塗料は、電極取付穴2,塗料通路7を介して塗
料噴出口8から噴出せしめる。
また、本体側霧化エア通路4から供給された霧化エア
は、塗料ノズル6の周溝部6B,霧化エア通路9,霧化エア
用室16を介して霧化エア噴出口13から噴出される。この
噴出された霧化エアにより、塗料噴出口8から噴出され
た塗料の霧化を促進し、塗料粒子の微粒化を図るように
なっている。
さらに、本体側パターンエア通路5からの霧化エア
は、一方のパターンエア用室17、鍔部6E外周のエア通路
溝10、他方のパターンエア用室18を介して上,下のパタ
ーンエア噴出口14から噴出される。このパターンエアに
より、円形に噴霧された塗料パターンは上下方向に偏平
となるようにパターン成形され、被塗物に塗着する。
然るに、本実施例では塗料ノズル6に鍔部6Eを形成
し、該鍔部6Eの外周面に多数のエア通路溝10を凹設し、
該エア通路溝10とリテーナリング15の内周面15Cとの間
でパターンエア通路を形成するようになっている。この
結果、前記鍔部6Eによってリテーナリング15内に画成さ
れた一方のパターンエア用室17内のパターンエアが、エ
ア通路溝10を通過する間に整流され、他方のパターンエ
ア用室18に流入する。
これにより、本体側パターンエア通路5が1本であっ
たとしても、各エア通路溝10を介して他方のパターンエ
ア用室18に流出したパターンエアは、当該他方のパター
ンエア用室18内で、圧力,風量が均一となり、一対のパ
ターンエア噴出口14,14にはパターンエアが均一に分配
されることになる。
かくして、塗料噴出口8から噴出された塗料パターン
は上,下対称にパターン成形され、従来技術のような片
寄りのある塗装パターンとはならず、良好な膜厚をもっ
た塗装面とすることができる。
なお、実施例では、エアノズル11のパターンエア噴出
口14,14は上,下位置に対向して設けるものとして述べ
たが、左,右位置に対向して設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案に係る塗装用スプレーガンは以上詳細に述べた
如くであって、塗料ノズルにリテーナリング内を前後の
室に画成する鍔部を設けると共に、該鍔部外周にパター
ンエア流通用のエア通路溝を設ける構成としたから、パ
ターンエアが該エア通路溝を通過する間に整流され、一
対のパターンエア噴出口からは圧力,風量が均一に分配
された状態で、パターンエアを噴出することができ、塗
装パターンを対称にパターン成形し、均一な塗膜を得る
ことができる。しかも、エア通路溝は塗料ノズルをスプ
レーガン本体に螺出入するときのまわり止め溝としても
機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例によるスプレーガンの要部縦断面図、
第2図は第1図中の塗料ノズルを示す拡大半断面図、第
3図は第2図の左側面図である。 1…スプレーガン本体、2…電極取付穴、3…本体側塗
料通路、4…本体側霧化エア通路、5…本体側パターン
エア通路、6…塗料ノズル、6A…ノズル本体部、6D…ノ
ズル形成部、6E…鍔部、7…塗料通路、8…塗料噴出
口、9…霧化エア通路、10…エア通路溝、11…エアノズ
ル、11A…凹陥部、11B…前面壁部、11C…ホーン部、12
…ノズル挿通穴、13…霧化エア噴出口、14…パターンエ
ア噴出口、15…リテーナリング、16…霧化エア用室、1
7,18…パターンエア用室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプレーガン本体と、該スプレーガン本体
    の先端側に設けられ、塗料噴出口から塗料を噴出する塗
    料ノズルと、該塗料ノズルの先端側に設けられ、前記塗
    料噴出口から噴出された塗料の霧化を促進させる霧化エ
    ア噴出口と噴霧された塗料のパターン成形を行なうため
    に対向した2箇所のパターンエア噴出口とを有するエア
    ノズルと、該エアノズルを前記スプレーガン本体に装着
    するリテーナリングとからなる塗装用スプレーガンにお
    いて、前記塗料ノズルにはその軸方向のほぼ中間に位置
    して前記リテーナリングの内周面側まで延在して内部を
    前後の室に画成する鍔部を形成し、該鍔部の外周には全
    周にわたってパターンエア流通用のエア通路溝を設け、
    該エア通路溝と前記リテーナリングの内周面との間をパ
    ターンエア通路として形成したことを特徴とする塗装用
    スプレーガン。
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