JPS6338928Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6338928Y2
JPS6338928Y2 JP10275783U JP10275783U JPS6338928Y2 JP S6338928 Y2 JPS6338928 Y2 JP S6338928Y2 JP 10275783 U JP10275783 U JP 10275783U JP 10275783 U JP10275783 U JP 10275783U JP S6338928 Y2 JPS6338928 Y2 JP S6338928Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
pipe
circumferential wall
cap
spray gun
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10275783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6013262U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10275783U priority Critical patent/JPS6013262U/ja
Publication of JPS6013262U publication Critical patent/JPS6013262U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6338928Y2 publication Critical patent/JPS6338928Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は改良されたスプレーガンに関するもの
であり、特に高粘度塗料又は珪砂、石綿及び木綿
等の骨材を混入した塗料を玉吹きあるいはリシン
吹き塗布するのに適するスプレーガンに関する。
従来高粘度塗料あるいは骨材を混入した塗料の
スプレー塗装に用いられるスプレーガンは、第1
図にその部分断面図を示す如く、内部に設けられ
たインナーパイプ1の壁面に複数個あけられたエ
アー流入口2を通してエアーを注入し、インナー
パイプ1内で塗料とエアーとを混合し、ノズル3
の開口から塗料を噴射する形式のものである。
ところで、近年住宅用外壁や屋根瓦等の塗装に
高粘度塗料や骨材入り塗料が用いられ、この様な
塗装が工場ラインにおいて連続的に行われる様に
なるにつれて、その塗装スピードの向上及び美装
性の向上が求められている。このために塗料定量
供給ポンプ、エアー供給ポンプ、スプレーガン及
びレシプロケーターよりなる自動走行連続塗装装
置等が普及しつつある。
そして、塗装スピード向上のためには、塗料と
して骨材入りの水系エマルジヨン塗料たとえばア
クリル反応型エマルジヨン等の速乾性タイプのも
のが用いられ、また、スプレーガンの塗料噴射量
も1分間当り4〜15Kgと従来のスプレーにおいて
はなされていなかつた様な量が要求されてきてい
る。この様な状況下で美装性を損わずに効率良く
連続塗装作業を行うにはスプレーガンから噴射さ
れる塗料の塗布パターンを如何に長時間にわたつ
て安定なものとするかが重要な課題となる。
上記の如き従来のスプレーガンを用いてこの様
な塗装を行うと、環境温度が上がるにつれ又塗料
の乾燥速度を高めるにつれて、インナーパイプ1
内やノズル3内において塗料が乾燥固着し塗布パ
ターンに変化をきたすことが多かつた。従つて、
1〜2時間毎に塗装を中断してスプレーガン内部
を清浄にするという作業が必要となり稼動効率を
著しく低下させるばかりか、ラインストツプと同
時に前後工程のコントロールたとえば乾燥炉の温
度制御を行うことが必要となり極めて好ましくな
い。
本考案は、上記の如き従来のスプレーガンの欠
点を全くもたず美装性良好にて効率よく連続スプ
レー塗装が可能で、かつ清浄が容易な改良された
スプレーガンを提供するものである。即ち、本考
案のスプレーガンは、塗料吐出パイプの先端部外
周壁が最先端部へと次第に径が小さくなる様に塗
料吐出方向に関し傾斜して形成されており、該パ
イプ内には塗料を通過させるための着脱可能な内
筒が設けられており、また該パイプの内周壁と該
内筒の外周壁との間には、塗料噴射用エアー通路
が形成されており、さらに該パイプ先端部傾斜外
周壁を覆う如くに該パイプの外周壁に着脱自在に
キヤツプが被嵌されており、該キヤツプには吐出
塗料通過のための開口が設けられており且つ該キ
ヤツプの内周壁と上記パイプ先端部外周壁との間
には上記塗料噴射用エアー通路から送入された塗
料噴射用エアーを上記開口へ送入するための間隙
が形成されていることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本考案を更に詳細に
説明する。
第2図は、本考案の代表的なエアースプレーガ
ンの先端部付近の断面図であり、第3図はその組
立図であり、第4図、第5図、第6図及び第7図
は塗料吐出パイプの正面図である。
本考案ガンは、塗料吐出パイプ10と内筒(イ
ンナーパイプ)11とキヤツプ12との組合わせ
からなる。パイプ10は塗料が供給されるホース
のジヨイント13に一端が接続される様になつて
おり、他端部(即ち塗料が吐出される先端部)の
外周壁14は塗料吐出方向に関し径が次第に小さ
くなる如くに傾斜して形成されている。なお、傾
斜角度は、塗料粘度、ノズル口径、塗布形態に応
じ任意のものが使用出来るが、通常5〜45゜程度
が適当である。
例えば、玉吹き塗布する場合、ノズル口径6mm
程度であれば傾斜角度が25〜30゜程度が適当で、
ノズル口径12mm程度であれば40〜45゜が適当であ
る。
また、リシン吹き塗布する場合、ノズル口径6
mm程度であれば傾斜角度が30〜35゜程度が適当で、
ノズル口径10mm程度であれば40〜45゜が適当であ
る。
また、パイプ10の先端内周壁も塗料吐出方向
に関し径が次第に小さくなる如くに傾斜して形成
させるのが望ましく、通常5〜30゜が適当である。
内筒11はパイプ10内に着脱可能に固定され
ており、内筒11の内部は塗料が通過する通路を
形成しており、また内筒11の外周壁とパイプ1
0の内周壁との間は、塗料噴射用エアーを送入す
るための手段、例えばエアーホース15より送入
された塗料噴射用エアーの通路16を形成してい
る。
キヤツプ12はパイプ10の先端部にたとえば
ネジ(パイプ10に設けられたオネジ17とキヤ
ツプ12に設けられたメネジ18)により着脱自
在に嵌合されている。また、キヤツプ12の中央
部には吐出塗料の通過のための開口19が設けら
れている。本考案ガンにおいてはキヤツプ12の
内周壁20とパイプ10の外周壁14との間に
は、間隙21が形成されている。そしてこの間隙
21はエアー孔22により塗料噴射用エアー通路
16に接続されている。間隙21は周壁全面にわ
たつて形成されていてもよいが、第4図、第5
図、第6図及び第7図に示す如く、パイプ10の
先端部外周壁14に適宜の寸法(通常深さ、幅1
〜4mm)の溝23を複数個形成し、それ以外の外
周壁部分をキヤツプ12と密着させることにより
形成してもよい。同様にして、キヤツプ12の内
周壁20に適宜の寸法の溝を複数個形成し、それ
以外の内周壁部分をパイプ10と密着させること
により溝部分にのみ間隙21を形成してもよい。
また、その双方を組合わせてもよいことはもちろ
んである。
本考案スプレーガンは以上の如き構成を有する
ものであり、その使用時には、一定の圧力にて内
筒11に塗料を供給し、エアーホース15から通
路16を経由して間隙21内にエアーを送入せし
めると、開口19の部分において塗料がエアーと
混合し直ちに噴射される。また、パイプ10の先
端部外周壁14及びキヤツプ12の内周壁20の
傾斜の程度は塗料の種類、塗布量、塗布パターン
その他の条件に応じて適宜定めることができる。
この様な本考案スプレーガンによればエアーは開
口部においてはじめて塗料と混合され直ちに噴射
されるので、パイプ内において塗料が乾燥固着す
ることがなく、いかなる塗料を用いた連続的な高
噴射量のスプレー塗装においても塗布パターンが
変化することがない。
なお、本考案スプレーガンは、第8図に示す如
く内筒の内部を隔壁24でもつて複数の塗料通路
に分割し、各塗料通路に異なる色の塗料を圧送供
給することにより、同時に玉吹きあるいはリシン
吹き塗布し、多彩模様仕上げすることも可能であ
る。この場合、隔壁24の先端は、内筒11の先
端と一致させてもよいが、望ましくは、塗料吐出
パイプ10の先端部付近まで延長させておくのが
良い。また隔壁24は各塗料の混合割合に応じて
内筒11内面の各塗料通路断面積が任意に変更出
来るよう着脱自在に内筒11の内面に挿入されて
いる。
以下、実施例を示す。
化粧パネルのスプレー塗装ラインにおいて本考
案スプレーガンと上記の如き従来のスプレーガン
とを用いて下記の条件下で塗装を行つた。
被塗布パネルの寸法:1100mm×2700mm パネル移送スピード:10m/min 塗 料:骨材入りアクリルエマルジヨン塗料 〔粘度250ポイズ(リオン粘度計)〕 塗布方法:レシプロケーターにガンを搭載 (スピード70m/分) ノズル口径:10mm 塗料噴射量:10Kg/分 塗 布 量:1000g/m2 雰囲気温度:25℃ 雰囲気湿度:60% その結果、本考案ガン使用の場合には7時間連
続運転しても塗布パターンの変化は全くなかつ
た。これに対し、従来のガンを用いた場合には1
〜2時間で塗布パターンに著しい変化が生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスプレーガンの部分断面図であ
る。第2図は本考案スプレーガンの断面図であ
り、第3図はその組立図であり、第4図、第5
図、第6図及び第7図は塗料吐出パイプの正面図
であり、第8図は隔壁を取付けた内筒の断面図で
ある。 10:塗料吐出パイプ、11:内筒、12:キ
ヤツプ、13:塗料供給ホースのジヨイント、1
4:パイプ先端部外周壁、15:エアー送入手
段、16:エアー通路、17:オネジ、18:メ
ネジ、19:開口、20:キヤツプ内周壁、2
1:間隙、22:エアー孔、23:溝、24:隔
壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 塗料吐出パイプの先端部外周壁が最先端部へ
    と次第に径が小さくなる様に塗料吐出方向に関
    し傾斜して形成されており、該パイプ内には塗
    料を通過させるための着脱可能な内筒が設けら
    れており、また該パイプの内周壁と該内筒の外
    周壁との間には、塗料噴射用エアー通路が形成
    されており、さらに該パイプ先端部傾斜外周壁
    を覆う如くに該パイプの外周壁に着脱自在にキ
    ヤツプが被嵌されており、該キヤツプには吐出
    塗料通過のための開口が設けられており且つ該
    キヤツプの内周壁と上記パイプ先端部外周壁と
    の間には上記塗料噴射用エアー通路から送入さ
    れた塗料噴射用エアーを上記開口へ送入するた
    めの間隙が形成されていることを特徴とする、
    スプレーガン。 (2) キヤツプの内周壁と塗料吐出パイプ先端部外
    周壁との間の間隙が、これら内外壁の少なくと
    も一方に塗料吐出方向に沿つて設けられた複数
    本の溝により形成せしめられている、第1項の
    スプレーガン。 (3) 内筒の内部が隔壁でもつて複数の塗料通路に
    分割されている、第1項のスプレーガン。
JP10275783U 1983-07-04 1983-07-04 スプレ−ガン Granted JPS6013262U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10275783U JPS6013262U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 スプレ−ガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10275783U JPS6013262U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 スプレ−ガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6013262U JPS6013262U (ja) 1985-01-29
JPS6338928Y2 true JPS6338928Y2 (ja) 1988-10-13

Family

ID=30242055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10275783U Granted JPS6013262U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 スプレ−ガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6013262U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012127647A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 平田機工株式会社 ノズルの先端部材及びそれを用いたノズル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012127647A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 平田機工株式会社 ノズルの先端部材及びそれを用いたノズル
JPWO2012127647A1 (ja) * 2011-03-23 2014-07-24 平田機工株式会社 ノズルの先端部材及びそれを用いたノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6013262U (ja) 1985-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4713257A (en) Spraying method and device for applying a film to a workpiece
JPS635791Y2 (ja)
US5571562A (en) Method of producing a multi-patterned coating
JPS6338928Y2 (ja)
CN204876502U (zh) 喷射结构及具有该喷射结构的喷涂装置
JPS6212437Y2 (ja)
JPS6326198Y2 (ja)
JPH0341814Y2 (ja)
CN215670839U (zh) 一种节能建筑用喷漆装置
GB2063713A (en) Spray guns
JPH0622452Y2 (ja) 多色スプレ−ガン
CN216368480U (zh) 一种高效模具防锈处理的喷雾装置
JPS635801Y2 (ja)
JPS5570366A (en) Spray gun for powder painting
CN219003401U (zh) 一种喷涂机的喷头机构
JPH0737729Y2 (ja) 建築吹付材用圧送式吹付ガン
JP2000167444A (ja) 丸吹きスプレーガン用アダプター
CN104912311A (zh) 喷射结构及具有该喷射结构的喷涂装置
GB520932A (en) Improvements in and relating to spray guns particularly relating to the application of viscous materials
JPS62129166A (ja) 不定形耐火物の吹付方法及び装置
Veloz Development and implementation of a new method of wax application for outdoor sculpture using an airless sprayer
JP2558243Y2 (ja) 内部混合式エアスプレーガン
JPS5837475Y2 (ja) 建築材料吹付用スプレ−ガン
SU552118A1 (ru) Распылитель жидкости
JPS5719069A (en) Coating method for inner surface of long-sized pipe with small caliber