JPH0341814Y2 - - Google Patents

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JPH0341814Y2
JPH0341814Y2 JP1984028321U JP2832184U JPH0341814Y2 JP H0341814 Y2 JPH0341814 Y2 JP H0341814Y2 JP 1984028321 U JP1984028321 U JP 1984028321U JP 2832184 U JP2832184 U JP 2832184U JP H0341814 Y2 JPH0341814 Y2 JP H0341814Y2
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paint
inner cylinder
air
nozzle
wall
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JP1984028321U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は珪砂、石綿及び木綿等の骨材を混入し
た塗料を玉吹きあるいはリシン吹き塗布するのに
適するスプレーガンに関する。
従来、骨材を混入した塗料のスプレー塗装に用
いられるスプレーガンは、第1図にその部分断面
図を示す如く、内部に設けられたインナーパイプ
1の壁面に複数個あけられたエアー流入孔2を通
してエアーを注入し、インナーパイプ内で塗料と
エアーとを混合し、ノズル3の開口から塗料を噴
射する形式のものである。
ところで、近年住宅用外壁や屋根瓦等の塗装
に、粒径約0.2〜2.5mmの骨材を約5〜30重量%含
有する塗料が用いられ、この様な塗装が工場ライ
ンにおいて連続的に行われる様になるにつれて、
その塗装スピードの向上及び美装性の向上が求め
られている。このために塗料定量供給ポンプ、エ
アー供給ポンプ、スプレーガン及びレシプロケー
タよりなる自動走行連続塗装装置等が普及しつつ
ある。
そして、塗装スピード向上のためには、塗料と
して骨材入りの水系エマルジョン塗料たとえばア
クリル反応型エマルジョン等の速乾性タイプのも
のが用いられ、また、スプレーガンの塗料噴射量
も1分間当り4〜30Kgと従来のスプレーにおいて
はなされていなかつた様な量が要求されてきてい
る。この様な状況下で美装性を損わずに効率良く
連続塗装作業を行うにはスプレーガンから噴射さ
れる塗料の塗布パターンを如何に長時間にわたつ
て安定なものとするかが重要な課題となる。
上記の如き従来のスプレーガンを用いてこの様
な塗装を行うと、環境温度が上がるにつれ又塗料
の乾燥速度を高めるにつれて、インナーパイプ1
とノズル3の間において塗料が乾燥固着し、また
インナーパイプ1の固定方法が片端(第1図にお
いては右端)支持のため、あるいはパッキン4の
ずれ等のために塗料噴射用エアーの流れが不均一
となりやすく、それ故塗布パターンに変化をきた
すことが多かつた。従つて、1〜2時間毎に塗装
を中断してスプレーガン内部を清浄にするという
作業が必要となり稼働効率を著しく低下させるば
かりか、ラインストツプと同時に前後工程のコン
トロールたとえば乾燥炉の温度制御を行うことが
必要となり極めて好ましくない。
本考案は、上記の如き従来のスプレーガンの欠
点を全くもたず美装性良好にて効率よく連続スプ
レー塗装の可能な改良されたスプレーガンを提供
するものである。即ち、本考案のスプレーガン
は、塗料噴射用エアー送入手段と接続されている
外筒の塗料供給側端部に塗料通過用内筒の端部が
着脱可能に嵌合されて外筒内壁と内筒外壁との間
に塗料噴射用エアーの通路が形成されており、ま
た前記内筒にはその内部にエアーを流入させるた
めの複数個のエアー流入孔が塗料吐出方向に関し
異なる位置に2列に設けられ、且つ前記2列のエ
アー流入孔は塗料吐出方向と垂直な断面内におい
て内筒の中心と結ぶ方向に対して同じ方向に傾き
をもつて形成されており、さらに前記外筒の塗料
吐出側端部には、吐出塗料通過のための開口を有
するノズルが着脱可能に被嵌されており、また該
ノズル内に前記内筒の塗料吐出側端部が挿入され
てノズル内壁と内筒外壁との間が実質上隙間なく
嵌合されていることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本考案を更に詳細に
説明する。
第2図は、本考案の代表的なエアースプレーガ
ンの先端部付近の断面図であり、第3図はその組
立図であり、第4図は第3図のA−A′断面、B
−B′断面図である。
本考案ガンは内筒(インナーパイプ)10と外
筒11とノズル12との組合わせからなる。
外筒11は塗料が供給されるホースのジヨイン
ト13に一端部が接続されている。この接続のた
め、外筒11の塗料供給側端部の外周壁にオネジ
14が形成されている。外筒11にはその内部へ
塗料噴射用エアーを送入するためのエアーホース
15が接続されている。内筒10の塗料供給側端
部は上記の外筒11とホースジヨイント13との
接続時に同時にこれらにより挾持され、特に外筒
11の端部内壁16と内筒10の端部外壁17と
がエアー漏れのない様に実質上隙間なく着脱可能
に嵌合せしめられている。外筒11の塗料吐出側
端部にはノズル12が着脱可能に接続されてい
る。この接続のため、外筒11の塗料吐出側端部
内周壁にはメネジ18が形成されており、ノズル
12の端部外周壁にはこれに対応するオネジ19
が形成されている。内筒10の外周壁と外筒11
及びノズル12の内周壁との間には送入エアーの
ためのエアー通路20が形成されている。内筒1
0の塗料吐出側端部の外周壁21はノズル12の
中央部内周壁22と実質上隙間なく着脱可能に嵌
合せしめられており、これにより内筒10が支持
され且つエアー漏れが防止される。ノズル12の
先端部中央には吐出塗料通過のための開口23が
設けられている。ノズル12の先端部内周壁24
は塗料吐出方向に関し径が次第に小さくなる様に
5〜30°傾斜して形成されるのが好ましい。
内筒10には塗料吐出側端部の近くにノズル1
2との嵌合部(即ち外周壁21)から少し離れた
位置に複数個のエアー流入孔25が塗料吐出方向
に関し約2〜10mmの間隔をもつて2列に設けられ
ている。該エアー流入孔25エアー通路20内の
エアーを内筒10内に流入せしめるためのもので
ある。尚、エアー流入孔25の方向は塗料吐出方
向に関し直角でもよいが、好ましくは第2図及び
第3図に示される如く斜めに形成される。その角
度は塗料吐出方向に対して60〜90°であるのが好
ましい。更に、2列のエアー流入孔25は塗料吐
出方向と垂直な断面(第3図におけるA−A′断
面、B−B′断面)内において第4図に示される
如く内筒10の中心と結ぶ方向に対して同じ方向
に傾きをもつて形成される。その角度は10〜30°
であるのが好ましい。以上の如きエアー流入孔2
5の方向性付与を確保するため、内筒10は適宜
の厚さを有するものを用いるのがよい。
なお、2列のエアー流入孔の方向を対称となる
方向(すなわち逆の方向)にすると塗料の分散度
は同程度であるが、本考案ノズルに比べ塗布パタ
ーン巾が狭くなるので好ましくない。またエアー
流入孔を2列にせず同数の孔を一列にしたもの
は、塗料の噴射量が多くなるに従い本考案ノズル
に比べ塗料の分散が悪くなるので好ましくない。
本考案スプレーガンは以上の如き構成を有する
ものであり、その使用時には、一定の圧力にて塗
料供給ホースから内筒10内に塗料を供給し、同
時にエアーホース15からエアー通路20を経て
エアー流入孔25より内筒10内にエアーを供給
せしめると、内筒10の内部において塗料がエア
ーと混合し直ちにノズル12の開口23から噴射
される。なお、内筒10のエアー流入孔25の個
数、口径、角度の程度及びノズル12の開口23
の大きさは塗料の種類、塗布量、塗布パターンそ
の他の条件に応じて適宜定めることが出来るが、
通常エアー流入孔25の個数は3〜6個/1列、
孔径は1〜4mm及びノズル12の開口23の大き
さは5〜15mmが適当である。
この様な本考案スプレーガンによればエアーは
全てエアー流入孔25より均一に内筒10内に入
るのでノズル12内において塗料が硬化、固着す
ることがなく、連続的な高噴射量のスプレー塗装
においても塗布パターンが変化することなく安定
なる塗装が可能である。又、第3図及び第4図に
示される如くにエアー流入孔25に傾きをもたせ
ることにより、塗料をエアーと強力に混合させて
ノズル12の開口23から均一かつ細かく霧状に
吐出せしめることができる。さらに内筒10の両
端は外筒11及びノズル12により支持されるの
で、分解清掃後に再度組立てる際も、ずれ、くる
い等を生じることがなく、従つてエアー流に不均
一を生じない。又、噴射エアーの流れを乱す恐れ
のあるパツキンを使用していないため、安定した
パターンを容易に再現できる。
以下、実施例を示す。
化粧パネルのスプレー塗装ラインにおいて第2
〜4図に示す本考案スプレーガンと上記の如き従
来のスプレーガンとを用いて下記の条件下で塗装
を行つた。
被塗布パネルの寸法:1100mm×2700mm パネル移送スピード:15m/min 塗 料:骨材入りアクリルエマルジヨン塗料 〔粘度250ポイズ(リオン粘度
計)〕 塗布方法:レシプロケータにガンを搭載(スピ
ード110m/分) ノズル口径:13mm 塗料噴射量:24Kg/分 塗布量:700g/m2 雰囲気温度:25℃ 雰囲気湿度:60% その結果、本考案ガン使用の場合には7時間連
続運転しても塗布パターンの変化は全くなかつ
た。これに対し、従来のガンを用いた場合には1
〜2時間で塗布パターンに著しい変化が生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスプレーガンの部分断面図であ
る。第2図は本考案スプレーガンの断面図であ
り、第3図はその組立図であり、第4図は第3図
のA−A′断面、B−B′断面図である。 10……内筒、11……外筒、12……ノズ
ル、13……ホースのジヨイント、15……エア
ーホース、20……エアー通路、23……開口、
25……エアー流入孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 塗料噴射用エアー送入手段と接続されている
    外筒の塗料供給側端部に塗料通過用内筒の端部
    が着脱可能に嵌合されて外筒内壁と内筒外壁と
    の間に塗料噴射用エアーの通路が形成されてお
    り、また前記内筒にはその内部にエアーを流入
    させるための複数個のエアー流入孔が塗料吐出
    方向に関し異なる位置に2列に設けられ、且つ
    前記2列のエアー流入孔は塗料吐出方向と垂直
    な断面内において内筒の中心と結ぶ方向に対し
    て同じ方向に傾きをもつて形成されており、さ
    らに前記外筒の塗料吐出側端部には、吐出塗料
    通過のための開口を有するノズルが着脱可能に
    被嵌されており、また該ノズル内に前記内筒の
    塗料吐出側端部が挿入されてノズル内壁と内筒
    外壁との間が実質上隙間なく嵌合されているこ
    とを特徴とする、骨材含有塗料用のスプレーガ
    ン。 (2) エアー流入孔の前記傾きが10〜30°であるこ
    とを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載のスプレーガン。
JP2832184U 1984-03-01 1984-03-01 スプレ−ガン Granted JPS60144952U (ja)

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JP2832184U JPS60144952U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 スプレ−ガン

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JP2832184U JPS60144952U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 スプレ−ガン

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JPS60144952U JPS60144952U (ja) 1985-09-26
JPH0341814Y2 true JPH0341814Y2 (ja) 1991-09-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS495710U (ja) * 1972-04-14 1974-01-18

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JPS60144952U (ja) 1985-09-26

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