JPS5835558B2 - シヤンプ−組成物 - Google Patents

シヤンプ−組成物

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JPS5835558B2
JPS5835558B2 JP6143478A JP6143478A JPS5835558B2 JP S5835558 B2 JPS5835558 B2 JP S5835558B2 JP 6143478 A JP6143478 A JP 6143478A JP 6143478 A JP6143478 A JP 6143478A JP S5835558 B2 JPS5835558 B2 JP S5835558B2
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JP
Japan
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hair
weight
shampoo
cationized
hydroxyalkanesulfonate
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Expired
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JP6143478A
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JPS54153808A (en
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則行 内野
良一 田村
貴男 松下
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は髪仕上げ効果および低温安定性のすぐれた高
起泡性シャンプー組成物に関する。
シャンプー組成物の基本的な性能は、毛髪および頭皮の
表面から塵、はこり、皮脂等の汚れを除去することにあ
るが、最近では単なる汚れの除去能にとどまらず、泡立
ちが豊富で心地良い使用感が得られるもの、シャンプー
後の髪の仕上り効果にすぐれたもの、を要望する消費者
の声が強くなってきた。
これは、男性も含めて消費者一般の髪に対するおしやれ
意識が高揚していること、パーマネントウェーブ、ホッ
トカラー へアドライヤー等の普及により毛髪を損傷す
る機会が増えていること、などの事情によるところが大
きいと考えられる。
ところで従来のシャンプー組成物と云えば、毛髪表面か
ら油分が過度に除去され易いのが通弊であった。
このように油分が過度に除かれると、髪の水分蒸発が著
しくなって、毛髪はしなやかさを失ない、パサパサした
触感となり、ウェーブセット保持性とへアマネジビリテ
ィを劣化させる。
のみならず、毛のもつれが増大し、ブラッシングの際、
髪を傷める原因になることも知られている。
こうした問題点を改善するため、髪仕上げ効果を与える
シャンプー組成物が研究されている。
その1つは、特定の界面活性剤とカチオン性ポリマーと
を組み合せたものである。
しかし、この組成物でも間頂点が十分解消されない。
たとえばカチオン化セルロースと高級アルコール硫酸エ
ステル塩または高級アルコールエトキシ硫酸エステル塩
とを配合したものが、その代表例であるが、このシャン
プー組成物では、水不溶性複合塩が実質的に析出せずに
洗い流されてしまい、髪仕上げ効果を発揮しないことが
知られている。
そこで、ざらに単塩を配合して髪仕上げ効果を高めるよ
うにしたものが開発されたが、単塩を配合すると溶液系
の低温安定性が劣化する欠点があって、商品として好ま
しくない。
一方、カチオン化セルロースと両性活性剤の2成分を必
須とするシャンプー組成物も開発されているが、このも
のは経口的に変色する傾向があって、好ましくない。
それに泡性能が劣る欠点や、若干とは云え毛髪のアミノ
酸を溶出させ毛髪の損傷を促進させる欠点があるので、
改善が望まれていた。
この発明者らは消費者の要望に応える高性能シャンプー
組成物の研究を重ねた結果、特定のヒドロキシアルカン
スルホネートとカチオン化セルロースまたはカチオン化
澱粉とを配合したシャンプー組成物が、髪仕上げ効果に
おいても、起泡性においても、低温安定性においても、
顕著性を示す事実を見出し、発明の完成をみることがで
きた。
以下、シャンプー組成物の配合成分から順を追って詳し
く説明する。
〔I″1 %定のヒドロキシアルカンスルホネート:こ
の発明で用いられる代表的なヒドロキシアルカンスルホ
ネートというのは、下記の一般式(1)〜(4)で表わ
される化合物を指し、単独もしくは混合物の形で使用せ
られ、側鎖を有するヒドロキシアルカンスルホネート化
合物も、直鎖化合物と同様に単独もしくは混合物として
用いることができる。
(ただし式中Rは炭素数4〜10のアルキル基、Mはア
ルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはア
ルカノールアミンを示す。
)上に挙げたヒドロキシアルカンスルホネートの代表的
な製法を述べると、 たとえば3−ヒドロキシアルカンスルホネートは、長鎖
脂肪酸クロリドとエチレンをフリーデルクラフト法で縮
合し、得られたケトクロリドにストレッカー法でスルホ
ン基を導入し、さらに水素添加をすれば、高収率で合成
できる。
また4−ヒドロキシアルカンスルホネートを合成するに
は、アリルプロミドをグリニヤール反応を用いて長鎖ア
ルデヒドと反応せしめ、ヒドロキシアリル化合物を得、
そのアリル基ニ対しストレッカー法で酸性亜硫酸塩を反
応させて、スルホン基を導入すればよい。
ざらに長鎖アルケンを原料として遊離ガス状無水硫酸を
窒素ガスで稀釈し、落下膜式反応器を用いてスルホン化
し、生成した1−3および1−4サルトンの混合物を苛
性アルカリで加水分解させれば、3ヒドロキシアルカン
スルホネートと4−ヒドロキシアルカンスルホネートの
混合物を収率よく回収することができる。
ところで、前述したヒドロキシアルカンスルホネートの
共通点は、通常のスルホネート類とは異って、親油基中
にヒドロキシル基を有する界面活性剤である点で、ヒド
ロキシル基の存在とその位置とは、この発明の効果に密
接な関係があるのである。
すなわち、スルホン基の位置に対してヒドロキシル基が
3位ないし6位に存在するときに、良好な水溶性と髪仕
上げ効果を発揮する。
それに対し、2−ヒドロキシアルカンスルホネートは同
じヒドロキシスルホネートでありながら水溶性が悪く、
髪仕上げ効果も劣る。
したがってこの発明ではこれを使用しない。
また平均炭素数もこの発明の効果に影響を及ぼす因子で
あって、この発明では平均炭素数10ないし16、好ま
しくは11ないし15のヒドロキシアルカンスルホネー
トを使用する。
この炭素数の条件を外れると、起泡性が劣るので、好ま
しくない。
つぎにシャンプー組成物に対する配合量であ゛るが、こ
の発明では上記ヒドロキシアルカンスルホネートを2〜
35重量%、好ましくは4〜25重量%使用する。
2重量%を下回わると、十分な泡特性と髪仕上げ効果を
得ることができない。
〔■〕 カチオン化セルロース、カチオン化澱粉:カ
チオン化セルロースとしては窒素含有率0.5〜3.5
重量%のものを使用し、その代表的な構造式はつぎのと
おりである。
で表わされる置換基であり、それぞれ異なるR4゜R5
,R6,R7,rn、n、p、qをとりうる。
m。n、qは0ないし10の整数、pはOないし3の整
数、R4,R5,R6はHまたはCH3、R7はCH3
,C2H6またはC3H7、Xはハロゲン、lは100
から2000である。
また、グルコース単位あたりの(m+n+q)の平均値
は1から3であり、pの平均値は約0.1から約0.8
、好ましくは約0.2から0.5である。
なお、カチオン化セルロース中の第4級窒素含有率とp
とは相関関係があって、前者が0.5重量%のとき、後
者が約0.1となり、前者が3.5重量%のとき、後者
が約0.8となる。
この発明にとって好ましい第4級窒素含有セルロースエ
ーテルを挙げると、ユニオンカーバイド社製のポリマー
JR−125,ポリマーJl’1400.ポリマーJR
−30M、それからライオン油脂社製のレオガードGな
どがある。
一方、この発明ではカチオン化セルロースに替えて、あ
るいはそれと混合してカチオン化澱粉を使用することが
でき、このカチオン化澱粉としては、第4級窒素含有率
0.5〜5重量%、好ましくは1〜5重量%のものが使
用される。
この種のカチオン化澱粉を製造するには、澱粉または澱
粉のアルキレンオキシド付加物を準備し、これと4級化
剤とをアルカリ触媒の存在下で反応させればよく、主な
4級化剤としてはグリシジルトリ低級アルキルアンモニ
ウム塩や3−ハロゲン2−ヒドロキシプロピルトリ低級
アルキルアンモニウム塩などがある。
カチオン化セルロース、カチオン化澱粉、またはこれら
の混合物の使用量については、シャンプー組成物に対す
る配合割合で0.05〜5重量%必要で、好ましい配合
割合は0.1〜4重量%の範囲に存在する。
配合割合が0,05重量%未満の場合は、シャンプー組
成物の髪仕上げ効果が不十分となるし、5重量%を超え
る場合は、すすぎ洗いの後に頭髪にべたつき感を与える
ので、好ましくない。
(1) シャンプー組成物: この発明のシャンプー組成物は、〔13項で述べたヒド
ロキシアルカンスルホネートと〔H1項で述べたカチオ
ン化ポリマーとを必須成分にしたうえ、任意成分を適宜
に配合したものである。
任意成分としては、通常シャンプーの分野で使用される
アニオン活性剤、両性活性剤、アルキルアミンオキシド
等の界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミド、エチレン
グリコールジステアレート、フロピレンゲリコール、高
級アルコール、殺菌剤、キレート剤、香料、色素、等々
があげられる。
この発明のシャンプー組成物によれば、卓越した髪仕上
げ効果を奏することができるばかりか、従来知られてい
たコンディショニングシャンプーの欠点を除去すること
ができる。
すなわち、単塩を配合したコンディショニングシャンプ
ーは低温安定性が劣って、商品価値の低いものであった
が、この発明のシャンプー組成物は、低温下で保管して
も沈澱等を生ずることがない。
さらに、両性活性剤とカチオン化ポリマーとを配合した
コンディショニングシャンプーと違って、経口によって
変色するようなことがなく、また使用時は豊富な泡立を
示して心地よい使用感が得られる。
*以下、この発明の条
件を満足する場合と外れる場合について、効果の差異を
実験例に則してさらに具体的に説明する。
実験例 1 第1表の配合組成に基づいて4種のシャンプー組成物(
サンプルA−D)を調製した。
その6%水溶液で毛束を洗浄し、この毛髪をすすいで風
乾したのち、2.5℃、65%RHの雰囲気下に保存し
、平衡に達してから毛髪水分をモイスチャーアナライザ
ーで測定した。
その結果を同じ第1表に示す。
第1表より明らかな通り、この発明にもとずくサンプル
Cは、カチオン化セルロースと活性剤とのコンプレック
スによる顕著な保湿効果を有する。
次いで、毛髪の柔軟性、まとまり易さ、櫛通り易さにつ
いて、熟練した10名のテスターが髪仕上げ効果を評価
した。
(サンプルCを標準サンプルとして一対比較によって評
価)その結果を第2表に示す。
実険例 種々のアルカンスルホネートを使用して下記の配合組成
にもとづきシャンプー組成物(サンプルE−K)を調整
し、毛仕上げ効果を実験例1の方法で評価した。
その結果を第3表に示す。* 第3表より明らかなとお
り、サンプルFないしKを用いると顕著な髪仕上げ効果
を奏するが、ヒドロキシル基が2位にあるサンプルEで
は効果が不十分である。
実験例 3 ヒドロキシアルカンスルホネートとカチオン化セルロー
スとを種々の組成割合で配合し、その髪仕上げ効果をサ
ンプルAと一対比較によって評価した。
その結果を第4表に示す。実験例 4 カチオン化ポリマーの種類を変えて2種のシャンプー組
成物を調製しその髪仕上げ効果をサンプルAと一対比較
によって評価する。
その結果を第5表に示す。
測71度入玉ホロ’jj +Q、 J /(/ l/
ツノJ )実験例 5 前記の代表的なサンプルおよび下記のサンプル*傘■に
ついて、起泡性、液安定性を試験した結果を第6表に示
す。
泡立試験法: 汚垢0.2.!9を1ooccのニブトン管に採取し、
これに試料(シャンプー組成物の6%水溶液、温度40
’C)を20CC入れ、10秒間に上下20回強く振盪
し、1分後の泡立ちを測定する。
低温安定性: 透明瓶に充填した試料を一5℃の恒温槽に2日間保存後
、液の状態を肉眼判定する。
○・・・透明均一である。
×・・・自沈、分離又は凝固している 実験例 6 前記のサンプルCおよび下記のサンプルWについて、経
口変色試験を行った結果を第7表に示す。
変位率測定法: サンプル原液の吸光度を最大波長420mμにおいて、
あらかじめ測定する。
しかるのち、ポリ塩化ビニル製ボトルに充填し、所定の
条件にて放置したのち、同様にして吸光度を測定し、次
式により変色率を求めた。
ここにIoは初期吸光度を示し、またItは1ケ月放置
後の吸光度を示す。
次にこの発明のシャンプー組成物の好ましい配合例を示
す。
実施例 ■ 実施例■〜■は、前記サンプルCと同様に優れた髪仕上
げ効果と起泡性を有し、しかも低温保存中においても沈
殿を生じなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スルホン基に対し3位ないし6位にヒドロキシル基
    を有する平均炭素数10〜16のヒドロキシアルカンス
    ルホネート2〜35重量%と、第4級窒素含有率0.5
    〜3.5重量%のカチオン化セルロースまたは同窒素含
    有率0.5〜5重量%のカチオン化澱粉0.05〜5重
    量%と、を含有することを特徴とするシャンプー組成物
JP6143478A 1978-05-23 1978-05-23 シヤンプ−組成物 Expired JPS5835558B2 (ja)

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JPS54153808A JPS54153808A (en) 1979-12-04
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JP2015178467A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 ロレアル 内部オレフィンスルホン酸塩及び1種の起泡増強剤又は起泡増進剤を含有する起泡性組成物

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