JPS5834830B2 - シ−トブンパイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 電子写真複写機等の複写機で多数頁の原稿を複数部複写
する作業は、各員の複−５後にそれ等の複写紙を頁順に
重ねて一部づつ揃える所謂丁合いに手間と時間を要しミ
スも多い、又簡易印刷機等による印刷作業の場合も上記
と同様の問題がある。

このような問題を解消する目的で従来上記の丁合いを複
写或は印刷と同時に自動的に行うシート分配装置が提案
されている。

本発明はこの種のシート分配装置の改良である。

以下図面に示す実施例について説明する。

第１図に於て■は複写機・印刷機等の本体、■はシート
搬送機構トシート案内機構３・シート分配用トレイ部１
である。

シート搬送機構１は本体■のシート排出用ガイド９に対
面するシート受取り用案内１１、ローラ１２．１４，１
６，１８に巻掛けて略垂直方向に配置したシート搬送ベ
ルト２０、ローラ１３゜１４．１７，１５に掛けて略Ｖ
形に配置した搬送ベルト１９によって構成する。

２１はシート搬送ベル）１９，２００駆動用モータで、
ローラ１６の軸に取付けたプーリ２２にベル■・２３を
介して動力を伝達する。

但しベルト２３に代え歯車伝動でもよい。

図に省いた送風機を作動させて搬送ベルト２０のシート
搬送側の前面に向って風を吹付け、ローラ１２〜１７間
に於てＶ形に重ね合せられたベルト１９，２００間から
送り出されたシートＰをベルト２０の面に押しつけて略
垂直上方に搬送させる。

２５は搬送ベルト２０のシート搬送側の背面に設けた網
である。

シート案内機構３は第１，２図に示す仮柱３８を狭む案
内ローラ３９，４０を上下に有する左右一対の側板４１
０、その側板４１０をつなぐ前後の横板４１トモ一タ台
兼補強板４１２より戊る搬送台４１、その搬送台４１に
設けた左右一対の軸受板３７、その軸受板３７に軸受さ
れ搬送ベルト２０からシートを分離して受取るローラ３
２、その受取ったシートをトレイに向って搬送する搬送
ローラ３３〜３６、左右の軸受板３７，３７間の板３７
０に取付けられた多数本のシート案内線４１３を有し、
上記のローラ３４，３６，３２の＠４２，４４，４６に
第２図鎖線の伝動ベルト４８を掛ける。

ローラ３２は搬送ベルト２０から摩擦駆動され、ベルト
４８を介し他の搬送ローラ３４．３６も回転させる。

シート押しつけ風力は第１図矢示から理解されるように
分離ローラ３２の位置では作用しないから、シート先端
はローラ３２の回転に沿ってベルト２０から離れ、以後
案内線４１３で搬送ローラ３４，３６に向けられる。

搬送台４１を仮柱３８に沿って上下に案内するローラ４
０の軸５０上の歯車５４（第２，４図）を駆動モータ４
９の出力軸４９０上の歯車５３と噛合わせる。

又軸５０上の小歯車５２は軸受板３７に軸支したピニオ
ン５２０と噛合い、このピニオン５２０は仮柱３８，３
８に設けた第３図のラック５１と噛合う。

第２，４図左端の５５は搬送台４１から排出されたシー
トをトレイに案内する部材である。

以上の諸機構を搬送台４１に具えた全体を以下案内手段
４１という。

シート分配用トレイ部７は第５〜７図に示す如く、一定
間隔毎に受げ段７２を形成した四本の支柱７１を矩形の
四隅に位置するように本体８に立て、その各受げ段７２
にトレイ７３の支持腕１４を引掛け、多数のトレイを上
下に段設する。

今、例えば２０頁１組の原稿を複写機によって５０部複
製するものとする。

先ずその原稿の第１頁を複写機Ｉにセットして複写枚数
設定器１００（第１０図）を５０に合せ、複写開始スイ
ッチ１０１（第１０図）を閉じて、複写機■を連続作動
させると、第１頁目の複写されたシートが順次案内９か
らシート分配装置■の案内１１に導入される。

案内１１に導入されたシートＰは搬送ベルト１９．２０
間に狭まれて搬送され、搬送ベルト１９を通過した後は
風圧によって搬送ベルト２０の上昇面に押しつけられて
垂直方向に搬送され、分離ローラ３２の位置で搬送ベル
ト２０から分離され、案内線４１３により搬送ローラ３
３〜３６上に導かれそのローラ群・案内板５５により搬
送台４１からトレイ部７に向って送られて最上位のトレ
イに導入される。

一方案内手段４１内に設けた検知部材１０５（第４，１
０図）がシートＰの通過信号を発すると例えばモータ４
９の電路を閉じ、そのモータの回転で歯車５３，５４・
軸５０・歯車５２を介しテヒニオン５２０を回転させ、
このピニオンはラック５１に沿って移動し、シート案内
手段４１を下方に移動させる。

上記の軸５０上の歯車５４と噛合う他の歯車５６が一回
転すると、図に省いた連動スイッチがモータ４９に停止
信号を出してモータを止め、案内手段４１はトレイ７３
の一ピッチｌだげ下方に移動して次下位のトレイに対面
した位置で停止するように間欠的に移動してその次位ト
レイに第２部目の第１頁のシートＰを導入する。

上記作動の繰返しによって上位から順次５０個のトレイ
７３に第１頁目となるべきシートＰ１〜Ｐ５０が夫々分
配収納される。

このようにして第１頁の５０枚目の複写が終了すると、
複写機■に於て設定枚数（この場合５０枚）を計数して
いる作動反転装置１０６（第１０図）からシート分配装
置Ｈの１作動停止装置１１３に、その原稿頁の５０枚目
の複写が終ったという１作動終了信号を送る。

その信号を受けた１作動停止装置１１３は例えば間欠送
り用モータ４９の電路をオフにすると共に反転回路に切
換える。

従ってやがて５０枚目のシート通過を検知部材１０５か
ら信号してもモータ４９は回転せず、案内手段４１は、
５０枚目のシートＰ５ｏが収納されたトレイに面した位
置に停止し、それ以下に下降しない。

次いで第２頁目の原稿を複写機Ｉにセットし、複写開始
スイッチ１０１を閉じて第２頁目５０枚の複写を開始す
ると、その第１枚目のシートが検知部材１０５を通過し
た信号でモータ４９の電路を閉じ、先の反転回路で逆転
して案内手段４１を下から上へ移動させ、歯車５６の１
回転に連動するスイッチからの信号で、１トレイピツチ
だけ上ったところで案内手段４１は第２頁目５０を受は
入れるトレイ７３に面して停止する。

上記の動作を繰返えし第２頁５０枚を受ける最上段ｌ・
レイ７３の位置に案内手段４１が位置しているとき、複
写機■の作動反転装置１０６から第２頁５０枚目終了の
信号が１作動停止装置１１３に送られ、モータ４９の電
路のオフ、正転側への切換えが行われる。

従ってシート通過信号が部材１０５から発せられてもシ
ート案内手段４１は最−Ｌ位のトレイの位置に停止し、
それ以−Ｌ上昇しない。

第３枚目５０枚の複写が開始されると、その１枚目通過
を検知部材１０５が発したとき間欠送りモータ４９が回
転して、再びトレイ１ピッチだけ案内手段４１をド降さ
せる。

このように案内手段は設定された５０段のトレイの間を
間欠的に上下動してシートを分配し、最終の第２０頁第
５０枚目複写終了により、最上位から第５０段目の各ト
レイに２０枚−組のシートが整理されて都合５０部の組
複写シートが得られる。

その後間に省いたドアーを開き、各トレイからシートを
取出す。

上記の作動例は−Ｌ段のトレイから分配作業を開始する
ものであるから、下段のトレイから分配作業を開始して
もよい。

又上記のシーケンス制御は公知の制御技術で行われるか
らその詳細は省略した。

シートが画像面を−Ｌにしてトレイ７３に導入される場
合は、頁順を逆にして第２０頁目から複写を開始すれば
、出来上がった各部材は頁順に分配される。

若しこの逆頁順の操作が不都合な場合は、複写機と本発
明分配装置との間にシート反転装置を設けよ）。

トレイ７３は第５図に示すようにシート受は入れ側前後
方向に傾斜させると同時に、第７図に示すように受は入
れ側左右方向にも傾斜させ、即ち二次元的に傾斜させて
段設することにより、シートの１隅角辺をトレイ７３の
直角受部７５に受けて分配と同時に４’ｉｉ′ｌｌえる
ことができる。

トレイ７３に前後左右に設けた四本の支持腕７４は、第
７図のように四隅の支柱７１の同じ高さ位置の受は段７
２に引掛ける。

γ６はトレイ７３の裏面に一端を取付けたシート押え部
材で、自重又は弾性で下位トレイ上のシートを押える。

トレイγ３の第７図に示す左右方向傾斜に合致させるた
め、案内手段４１に設けた搬送ローラ群も傾斜して軸受
させる。

トレイ部７の段設トレイ７３の上下ピッチ１は装置全体
の高さを低くすることが望ましい関係上必要最小限にす
ることが必要である。

ところがそのピッチが余り小さいとシートの導入に支障
がある。

そこでこのピッチｌを狭めて小型化する一方、シートを
受入れるトレイのみの入ローＬ方空間は大きくしてその
受入れを円滑にする。

以下その構成を説明する。

第３図の５８，５９は第４図の案内手段４１を−Ｌ下間
欠送りするための軸５０上の歯車５４にかみ合う小歯車
５６，５７の軸に固定した一対のカム機構（図例はクラ
ンク腕）、６０，６１は一端を各クランク腕５８，５９
にピン５８０，５９０で連結し、他端をトレイ順送り腕
６２にピン６１０．６００で連結１〜た連杆、６４，６
５はその連杆６０，６１に設けた長孔で、これに案内手
段４１の側板４１０に設けたピン６６．６７が嵌合して
いる。

第６，７図示のようにトレイ順送り腕６２の端部にはト
レイの支持睨７４に対する受は部６２０が設けられてい
る。

シートＰの通過信号を検知部材１０５から受けてモータ
４９が回転し、案内手段４１が下降又は上昇動作をはじ
めるとクランク腕５８，５９の回転によって、連杆６０
，６１とトレイ順送り腕６２の連結ピン６００，６１０
が第８，９図に示すだ円運動を行う。

案内手段４１の下降時には矢り方向、その上昇時には矢
Ｒ方向に運動し、トレイ順送り腕６２は案内手段４１の
上又はドへの移動との関係で第９図に示すようなだ円ら
せん運動を行う。

そのため案内手段４１の下降時には上記だ円らせん運動
り方向の略反周時ｃ −ｄ−ｅにシ・−トの受は入れが
終ったトレイの支持腕７４を受は部６２０で引掛けて持
上げ、その支持腕７４を図示例Ｃ位置から。

位置へ二段上の受は部７２に移す。従ってその上に移さ
れたシート受入れの終ったトレイと、次のシートを受入
れろ次段のトレイの上にトレイピッチｌの３培の空間が
形成され、案内手段４１からのシートが容易に導入され
ることになる。

案内手段４１が間欠的に上昇しながら分配作動を行うと
きは、順送り腕６２のＲ方向だ円らせん運動により例え
ばｅ位置にあるこれからシートを受は入れるトレイを二
段下Ｃ位置の受は部７２に移すように動作する。

即ち案内手段４１の下降分配時には受入済トレイを上に
上げ、上昇分配時にはこれから受入れるトレイを下に下
げ、シート導入空間を大きくする。

第１図のトレイ部７の上下のＴ１．Ｔ２はトレイ７３を
上記のように上・下に移動させるのに具えた逃げ空間で
ある。

第１０図１１２は間欠駆動モータ４９の手動操作スイッ
チで、例えばトレイの全数１００段とし、その中の上記
例のように５０段使用するとき、その第１頁目の第１枚
を入れるトレイを決めるのに、或いはシート取出しに案
内手段４１がじゃまにならないように移動させるとき等
の手動操作用である。

本発明は上記のように、多数のトレイ７３を上下段状に
配置したトレイ部７と、そのトレイ部の上下段状のトレ
イ７３の一つに順次にシートを送り込むために間欠的に
トレイピッチ間隔だけ上又は下に移動するシート案内手
段４１と、の案内手段４１の対応位置にあるトレイ７３
を、案内手段の上・下間欠送り機構と連動するカム機構
５８゜５９０運動に連動して上又は下に移動させて、次
のシート受入れトレイの入口上方の空間を拡大させる手
段とを有するシート分配装置であるから、例えば１００
段もあるようなトレイ部７も、各トレイピッチ間隔が小
さいので高さを低（することができる。

そしてシートを受入れるトレイのみの上方シート導入空
間を、シート案内手段４１の上又は下への間欠動作と連
動させて拡大させるものであるから、トレイピッチが小
さいにも拘わらず各トレイへのシートの導入が容易確実
に行われるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明シート分配装置の縦断正面図、第２図は
シート案内機構の平面図、第３図は第２図■−■線矢視
図、第４図は第２図ＩＶ−ＩＶ線に沿う横断面図、第５
図はシート分配収納機構の一部の拡大斜面図、第６図は
段設トレイの斜面図、第７図は第６図■−■線矢視図、
第８図はカム機構の回転に伴うトレイ順送り腕の運動軌
跡図、第９図はそのトレイ順送り腕の支持体に対する相
対運動軌跡図、第１０図はシートの分配動作説明ブロッ
ク図である。 ■は複写機・印刷機等の本体、■は本発明シート分配装
置、１はシート搬送機構、３はシート案内機構、７はシ
ート分配収納機構、９は本体■のシート排出ガイド、１
１はシート受は入れガイド、１９．２０はシート搬送ベ
ルト、２１はモータ、３１はシート分離ローラ、３３〜
３６はシート搬送ローラ、３８は本体８に立てた仮柱、
４１はシート案内手段、４９は案内手段上下動用モータ
、５８．５９はクランク腕、６０，６１は連杆、６２は
トレイ順送り腕、７２．７２は支柱７１゜７１に設けた
トレイ受げ段部、７３はトレイ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複写機・印刷機等から排出されるシートを複数のシ
   ート収納トレイの各々に順次に分配す装置に於て、 上下段上に配置し、その各々が上下移動可能にされた複
   数のトレイと、 複数のトレイを支持する受は部材と、 その上下段状のトレイの一つに順次にシートを案内して
   送り込むシート案内手段と、 シート案内手段により送られるシートを所定のトレイに
   送り込むためにトレイ間隔の一ピッチ分ずつ間欠的に上
   又は、下に移動して所定のトレイとシート案内手段とを
   対応させる上・下間欠送り機構と、 トレイをらせん運動により移動するトレイ順送送り部材
   と、 上・−ド間欠送り機構による上下移動と連動して回転す
   るカム機構と、を有し 該カム機構の回転運動によりトレイ順送り部材をらせん
   運動させて、シート案内手段の対応位置にあるトレイを
   上記受は部材に対して、上又は下に移動させて、次のシ
   ー（・受入れトレイの入口り方の空間を拡大させるシー
   ト分配装置。