JPH03143691A - スティプラ付ソータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｅａ業上の利用分野］ 本発明は、複写機および印刷機等から排出されたシート
を仕分けしつつ集積し、これらを製本できるようにした
スティプラ付ソータに関する。

［従来の技術］ 一般にスティプラ付ソータにおいては、スティプラ作動
の前に仕分けされて集積された複数枚のシートを整列さ
せる作動と共に整列されたシートの一隅に対しスティプ
ラの針部を位置させる作動が必要とされる。

このような作動を行なわせる機構については、従来種々
のものが提案されている。

整列作動を行なわせる機構としては、例えば、トレイに
形成された切欠き内をトレイに直交する棒状体を移動さ
せることにより、シートの一端を押し、トレイ端部に設
けた整列用ストッパにその他端を当接させるようにした
ものが知られている。

また、スティプラの位置決め作動をさせる機構としては
、例えば特開昭６１−２８７８６３号公報には、スティ
ブルされるシートが収容されたトレイとその上側および
下側のトレイとの間隙を大きくとり、この上側および下
側のトレイの間隙内にスティプラを穆勅させるようにし
たものが開示されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来の整列作動機構にあって
は、棒状体をトレイに対して移動させる機構や、それを
駆動するためのアクチュエータなどを設けざるを得ない
ことから大きな収容スペースを必要とする。この結果、
ソータ本体が大型化すると共に高価になるという問題が
あった。

また整列作動を行うための時間をも必要とし、シートの
処理が遅くなるという問題もあった。

さらに、従来のスティプラ位置決め作動機構ではトレイ
の上下間隔を大ぎ〈取る必要があるため、ソータ自体の
全高を高くせざるを得ない問題もありた。

本発明の目的は、かかる従来の問題を解消し、特別な機
構を必要とせず簡単にシートの整列を行うことができ小
型化および低価格化がはかれると共にシート処理の高速
化をはかることができ、さらに、トレイの上下間隔を大
きくすることなく全高を低くすることのできるスティプ
ラ付ソータを提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明は、上下８勅可能に
配設された複数個のトレイと、該複数個のトレイを順次
シフトしてシート排出可能な拡開状態に保持する手段と
、該拡開状態にあるトレイピンにシートを排出する手段
と、スティプラとを備えたスティプラ付ソータにおいて
、前記トレイは前記スティプラに近接する隅部に切欠き
を有すると共に、該隅部を挟む側縁に互いに直交する側
壁を有し、かつ前記切欠きが最下方に位置するように傾
斜されて設けられ、前記シフトおよび保持手段は少なく
とも１つの溝が形成され所定の位相状態ノ下に３速に組
合わされたゼネバホイールを備え、前記複数個のトレイ
のうちの１つのトレイを横方向に引出す手段を含むこと
を特徴とするつ１作　用］ 本発明によれば、シート排出可能な拡開状態に保持され
ているトレイにシートが排出されると、シートはその自
重によりトレイの傾斜に沿い最下方に位置する切欠きに
向かって移動する。そして、シートの隣接する２側縁が
切欠きが設けられた隅部を挟むトレイの側縁に互いに直
交させて設けられた側壁に当接して、シートは整列され
る。

当該トレイに、次々と排出されるシートも同棟に整列さ
れ、結果的に、何等の外力をも加えることなくシートは
自動釣に整列されることになる。そして、この整列状態
にあるシートが集積された複数個のトレイのうち所定位
置にある１つのトレイが所定の位相状態の下に３速に組
合わされたゼネバホイールによりトレイの上下方向のシ
フト作動に伴って横方向に引出される。さらに、この横
方向に引出されたトレイの切欠き位置にスティプラを位
置させ、そこでスティブル作動を行うことができる。従
って、トレイの上下間隔に影響されることなくスティプ
ル作動を行うことができる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を添附図面を参照しつつ説明する
。

本発明の一実施例を第１図ないし第６図に示す。細部構
造を説明する前に、本発明の実施例にかかるスティプラ
付ソータの外観を示す第１図ないし第３図に基づき、ま
ず、概略を説明する。

図において、Ａは本体ケーシング、Ｂは本体ケーシング
Ａから突出し上下移動可能に配設された複数個のトレイ
である。ＣおよびＤは該複数個のトレイを順次シフトし
てシート排出可能な拡開状態に保持する３連のゼネバホ
イール、Ｅは本体ケーシングＡ内に設けられたスティプ
ラである。

次に、第４図以下に基づき細部構造を説明するが、第４
図において、理解を容易とするために矢印ＦＲ，ＲＲ，
Ｒ）ＩおよびＬｌｌの各方向をそれぞれ前、後、右およ
び左方向として説明する。

図において、ｌＯは本体ケーシングＡに収容されたメイ
ンフレームであり、本体ケーシングＡの両側に垂直に起
立した右サイドフレーム１０＾および左サイドフレーム
ＩＯＢとからなる。サイドフレームＩＯＡおよび１０Ｂ
には、それぞれトレイを案内するためのスロットＩＯＣ
および１００が形成されている。スロットＩＯｃおよび
１００はそれぞれ、その両端が垂直であり、中央におい
て後述するゼネバホイールの半径に対応した円弧状部１
０Ｃ１およびＩＯＤ。

を有している。

１２は前述のトレイＢであり、複数個（１２Ｉ〜１２、
）が上下方向移動自在に垂直方向に積重ねられている。

トレイ１２には、底壁１２Ａに対し右側および後側にお
いては上向きに直角に側壁１２Ｂおよび１２Ｄが、左側
においては下向きに直角に右側壁１２Ｂに較べより高い
側壁１２Ｃが、それぞれ一体的に形成されている。

トレイ１２にこのように上向きの側壁１２Ｂおよび下向
きの側壁１２Ｇを形成することにより、トレイ１２の上
下方向の断面係数を大きくして強度をあげることができ
るので板厚を薄くすることが可能となる。

そして、右後隅部には後述するシートのステイブル作動
のための切欠き１２Ｅが、右前隅部にはシートの取出し
を容易とするための切欠き１２Ｆがそれぞれ形成されて
いる。

右側壁１２Ｂおよび後側壁１２０は、それぞれその延長
線が切欠き１２Ｈにおいて直交する。

さらに、右側壁１２Ｂおよび左側壁１２ｃの後端側には
水平方向に向けて後トレイピン１２Ｇおよび１２１）が
設けられ、それぞれ前述のスロットＩＯＣおよび１００
に上下に移動可能に係合されている。また、左側壁１２
Ｇの前端下部にも、水平方向に向けて前トレイピン１２
Ｊが設けられ、以下に述べる前ガイド部材１４に摺動自
在に係合されている。

前ガイド部材１４は左側のスロット１００に係合され、
かつ案内されるガイドピン１６＾および１６Ｂが設けら
れた左キャリアサイドプレート１６の前端に支持され、
トレイ１２の個数（ｎ）に対応する数のガイド溝１４Ａ
（１４Ａ＋〜１４＾ｎ）が形成されている。ガイドピン
１６＾および１６Ｂの間に後トレイピン１２Ｈ（１２Ｌ
〜１２Ｈｎ）が収容される。

また、１８は右側のスロットＩＯＣに係合され、かつ案
内されるガイドピン１８八および１８Ｂが設けられた右
キャリアサイドプレートであり、これらガイドピン１８
＾および１８８の間に後トレイピン１２Ｇ（１２Ｇ、〜
１２Ｇ、）が収容される。

そして、キャリアサイドプレート１６および１８は、そ
れぞれサイドフレーム１０Ｂおよび１０＾に固設された
ハンガーブラケットＩＯＦおよびＩＯＨに一端が支持さ
れたスプリング１６Ｃおよび１８Ｃでもって懸架され上
方向に付勢されている。

次に、シートの搬送機構について説明する。

２０はメインフレームｌＯに固定された上下２枚のガイ
ドプレート２０＾および２０Ｂにて構成される搬送ガイ
ドであり、この搬送ガイド２０の入口部は不図示の複写
機などのシート排出口に位置するように設定され、出口
部には搬送ローラ２２およびこれに接触されたピンチロ
ーラ２４が設けられている。

搬送ローラ２ｚおよびピンチローラ２４は右サイドフレ
ームｌＯ＾および左サイドフレーム１０Ｂのそれぞれに
回転自在に支持された搬送ローラ軸２６およびピンチロ
ーラ軸２８にそれぞれ固設されている。そして、搬送ロ
ーラ軸２６およびピンチローラ軸２８は水平方向に対し
所定角度傾斜されている。これは後述するトレイ１２の
傾斜に対応させるためであり、これにより本体ケーシン
グＡの全高を低くすることが可能となる。搬送ローラ軸
２６の一端にはプーリ３０が固設され、左サイドフレー
ム１０Ｂに固設されたそ一夕３２の出力軸３２＾にはプ
ーリ３４が固設されている。プーリ３０とプーリ３４と
の間にはド１ライブベルト３６が張設されている。

なお、搬送ガイド２０のガイドブレート２０Ｂの下側に
はシート検出センサ３８が設けられ、搬送ガイド内にそ
の検出レバー３８＾が突出されている。

次に、トレイ１２を順次シフトしてシート排出可能な拡
開状態に保持するための機構について説明する。

サイドフレームＩＯＡおよびｌＯＢには、それぞれその
外側に前にＣおよびＤとして述べた３連のゼネバホイー
ル４０および４２が回転自在に設けられている。今、こ
の３連のゼネバホイール部に上から順に１．２および３
の何字を付してそれぞれを区別する。そして、３連のゼ
ネバホイール４０および４２はそれぞれ左右勝手違いに
設けられているので、代表的に右側のものについて説明
する。

すなわち、各ゼネバホイール４０＋　、４０．および４
０、はサイドフレームＩＯへに回転自在に設けられた＠
４０＾（４０＾１，４ＱＡ２および４０＾、）に固設さ
れ、同軸４０Ａに固設された歯車４０Ｂ　（４０Ｂ＋　
、４０Ｂｚおよび４０Ｂ、）と一体的に回転する。３連
のゼネバホイール４０の各々および歯車４０Ｂの各々は
、それぞれ同一径であり、歯車４０Ｂは相互に噛合って
いる。

そして、ゼネバホイール４０にはそれぞれ１つ、トレイ
ピン１２Ｇが係合する溝４０Ｇが形成されている。さら
に、各軸４０Ａ１．４０Ａ２および４０＾３はゼネバホ
イール４０．．４０２および４０３のｒＲ４０ｃが所定
時に重なり合う関係の下に、−直線上に配置されている
（第７図参照）。

また、各ゼネバホイール４０＋　、４０．および４０．
はその多溝４０Ｇ、、４０Ｃ，および４０Ｇ、が所定時
に同一方向を向く位相に配置されている。

さらに、最下方の歯車４０Ｂ、にはサイドフレーム１０
＾およびＩＯＢに軸４４でもって回転自在に支承された
伝達歯車４６が噛合っており、伝達歯車４６にはサイド
フレーム１０＾に固設されたモータ５０の出力軸５０＾
に固着された駆動歯車５２が噛合っている。

そして、第５図に示すように、軸４４の左側端部には伝
達歯車４８が固着されており、この伝達歯車４８は左側
の３連ゼネバホイール４２の最下方の歯車４２Ｂ、と噛
合っている。

しかして、このゼネバホイール４０および４２の溝４０
Ｇおよび４２Ｇに後述する如くトレイピン１２Ｇおよび
１２Ｈがそれぞれ係合可能とされている。本実施例では
左右のゼネバホイール４０および４２の取付高さは等し
いけれど、右側トレイピン１２Ｇは底面１２Ａと同じ高
さに、左側トレイピン１２）１は左側壁１２Ｃの下端縁
の高さに設けられている。

この結果、トレイ１２の底面１２Ａは右下がりに傾斜す
ると共に後玉がりに傾斜した状態、すなわち、切欠ｅ　
ｆ２Ｅが最下方に位置する状態で保持されることになる
。

そこで、モータ５０が回転すると伝達歯車４６および４
８はそれぞれ同方向に回転する。

この回転により３連のゼネバホイール４０および４２も
互いに回転し、トレイ１２の後側トレイピン１２Ｇおよ
び１２）１がゼネバホイール４０および４２の満４０Ｇ
および４２Ｇに係合し、回転に伴い上側に持上げられる
ことになり、トレイ１２の拡開状態が得られる。

尚、右側の中央の軸４０＾２には、溝４０Ｃ２と位置合
わせされてカム５４が固設されており、このカム５４と
対応した位置のサイドフレーム１０＾に中央のゼネバホ
イール４０．の停止位置を検出するための位置検出スイ
ッチ５６が設けられている。

この位置検出スイッチ５６はカム５４がその作動レバー
５６＾に当接したときスイッチ動作を行う。

また、スロットＩＯＣの下端近傍のサイドフレームＩＯ
Ａには、最上段のトレイ１２．のトレイピン１２Ｇｌ、
１２Ｈ＋が３連ゼネバホイール４０および４２の中央の
ゼネバホイール４０□および４２２の溝４０Ｃ２および
４２Ｃ２にあり、上述の停止位置に到達したときに、最
下段のガイドピン１８Ｂが作動レバー５８＾に当接しス
イッチ動作される下限検出スイッチ５８が設けられてい
る。

次に、所定のトレイ１２に積載されたシートのスティブ
ル作動を行うためのトレイ引出し機構およびスティック
移動機構につき説明する。

トレイ引出し機構は、サイドフレームｌＯ＾および１０
Ｂに設けられたスロットＩＯｃおよびＩＯＣと上述の３
連ゼネバホイール４０および４２との組合わせにより構
成される。それぞれ左右勝手違いであるので、代表的に
右側の機構について説明する。

まず、第７図に示すように、前述のサイドフレームＩＯ
Ａには両端が垂直で中央部に円弧状部１０Ｃ１を有する
スロット１０Ｃが連続的に形成されている。この円弧状
部１０Ｇ、は３つの曲線が組合わされて形成され、上側
の１７４周がゼネバホイール４０１の溝４０Ｃ１の円軌
跡と、中央の１７２周がゼネバホイール４０２の溝４０
Ｃ２の円軌跡と、下側の１７４周がゼネバホイール４０
３の溝４０Ｃ３の円軌跡と、それぞれ重なるようにされ
ている。かくて、トレイ１２はシフト作動を行いながら
スロットｌＯＣに案内されてゼネバホイール４０の直径
にほぼ等しい分横方向に引出されることになる。

次にスティック移動機構はサイドフレームＩＯＡに固設
されたベースプレート６０と、該ベースプレート６０に
摺動自在に係合されたスライダ６２と、同じくサイドフ
レームＩＯＡに固設されたモータ６４と、該モータ６４
の出力軸６４Ａに固着されたクランクホイール６６と、
クランクホイール６６に植設されスライダ６２に形成さ
れた長孔６２Ａに摺動自在に係合するピン６８とを備え
ている。

そして、スライダ６２上にはスティプラＥが固設されて
いる。

尚、ここにスティプラＥとしては例えば、米国スウィン
グライン社製の０．Ｅ、Ｍ、５ｔａｎｄａｒｄ　Ｍｏｄ
ｅｌ＃６９０３１や同じ＜　Ｏ，Ｅ、Ｍ、Ｗｉｄｅ　Ｇ
ａｐ　Ｍｏｄｅｌ　＃６９０３５の電動スティプラなど
を用いることができる。

ベースプレート６０には、その後方にスライダ６２の初
期位置を検出するためのスティック初期位置検出スイッ
チ７０が設けられており、同じくその前方にスライダ６
２が最前方に８動した位置、すなわち、スティブル位置
を検出するためのステイブル位置検出スイッチ７２が設
けられている。

次に上記構成になる本発明の第１実施例の作動につき説
明する。

まず、不図示の複写機などのホスト装置から、複写され
る文書の頁数および部数などの情報が、本体ケーシング
Ａに設けられた不図示のマイクロコンピュータなどで構
成される制御部に送られてくると、モータ５０が起動さ
れ、３連ゼネバホイール４０および４２がそれぞれ同方
向に９回転する。そして、それぞれの溝４０Ｇおよび４
２Ｇにトレイピン１２Ｇおよび１２Ｈを係合させること
によりトレイ１２を順次下方へシフト動作させ、最上段
のトレイ１２、のシート収容部を搬送ガイド２０の出口
部に位置させる、いわゆるトレイイニシャル状態となる
。本実施例では、このトレイイニシャル状態は最上段の
トレイ１２１のトレイピン１２Ｇ、および１２Ｈ１が中
央のゼネバホイール４０２および４２２の溝４０Ｃ２お
よび４２Ｃ２にそれぞれ係合し、そのトレイ１２１が横
方向に引出された状態と一致する。尚、この状態は右キ
ャリアサイドプレート１８の下側ガイドピン１８Ｂが下
限検出スイッチ５８を動作させることにより検出され、
不図示のカウンタが零にリセットされる。

複写が行なわれたシートは搬送ガイド２０に導入され、
モータ３２でもって駆動されている搬送ローラ２２およ
びピンチローラ２４でもって、まず最上段のトレイ１２
＋上に排出される。この場合、トレイ１２上にシートが
排出されると、シートはその自重によりトレイ１２の傾
斜に沿って滑落し、右側壁１２Ｂおよび後側壁１２０に
規制されて整列される。

尚、シートの通過が搬送ガイド２０に設けられたシート
検出センサ３８にて検出されると、制御部はモータ５０
を起動する信号を送り、３連ゼネバホイール４０および
４２を回転させ最上段のトレイ１２゜を上方にシフトす
る。

このトレイのシフト作動および横方向への引出し作動を
第７図および第８図を用いて詳細に説明する。

第７図の（＾）は上から３番目のトレイ１２３がシート
排出可能な拡開状態にあるときを示している。このとき
、上から２番目のトレイ１２．のトレイピン１２Ｇ、は
上側ゼネバホイール４０．の円周面に当接し、３番目の
トレイピン１２Ｇ３が中央のゼネバホイール４０２の溝
４０Ｃ７に係合しており、２番目および３番目のトレイ
１２２および１２３の間が開かれた上述の拡開状態にあ
る。一方第４番目のトレイ１２４のトレイピン１２Ｇ４
は下側ゼネバホイール４０３の円周面と当接している。

尚、このとき各ゼネバホイール４０１．４０２および４
０３の多溝４０Ｃ１，４０Ｇ２および４０Ｃ３は、図示
の如く全て右側に位置している。

第７図（＾）の状態から、各ゼネバホイール４０が互い
に９０°回転し、第７図（Ｂ）の状態になると、上側お
よび中央のゼネバホイール４０１および４０２の溝４０
ＣＩおよび４０Ｃ２が重なり、トレイピン１２６３は両
溝４０Ｃ１および４０Ｃ２に係合する。一方、下側ゼネ
バホイール４０３の溝４０６３は下側に位置する。この
とき、トレイピン１２Ｇ４は前述のように上方に付勢さ
れているサイドキャリアプレート１８に固設されている
ガイドピン１８Ｂおよび中間に存在するトレイピンＧ５
およびＧ６を介して、同じく上方に付勢されており、下
側ゼネバホイール４０．の円周面に押圧されつつ移動が
拘束されている。

第７図（Ｂ）の状態からざらにゼネバホイール４０が９
０°回転すると、トレイピン１２Ｇ３は中央ゼネバホイ
ール４０２の溝４０Ｃ２との係合が解除され、上側ゼネ
バホイール４０．の溝４０Ｃ，に係合された状態でスロ
ット１０Ｃに案内されつつ上方に移動される。

一方、下側ゼネバホイール４０．の溝４０Ｃ３には４番
目のトレイピン１２Ｇ４が係合され上方に移動され第７
図（Ｃ）の状態となる。

そして、第７図（Ｃ）の状態からゼネバホイール４０が
９０°回転した第７図（Ｄ）の状態では、３番目のトレ
イピン１２Ｇ、は上側ゼネバホイール４０．の溝４０Ｃ
１との係合が解除され、一方、４番目のトレイピン１２
Ｇ４が中央および下側ゼネバホイール４０２および４０
．の溝４０Ｃ２および４０Ｃ３の両者に係合する。

しかして、第７図（Ｄ）の状態からゼネバホイール４０
がさらに９０°回転した状態では、３番目のトレイピン
１２Ｇ３は移動が停止されたまま、４番目のトレイピン
１２Ｇ４が中央のゼネバホイール４０２の溝４０Ｃ２に
係合されてスロットＩＯＣの円弧状部１０ＣＩに案内さ
れつつ移動する。

かくて、第７図（＾）の状態から各ゼネバホイール４０
１．４０２および４０．が１回転した第７図（Ｅ）の状
態で（第８図参照）トレイ１２の１段のシフトが完了す
ると同時に、次段のトレイ１２の横方向・〜の引出し作
動が行なわれることが理解できる。

このトレイ１２のシフト動作は複写される文書の部数に
対応する所定段数行なわれる。

かくして、このトレイ１２のシフト動作に際しては、ト
レイ１２の後トレイピン１２Ｇおよび１２１（は、それ
ぞれスロットＩＯｃおよび１００に案内されつつ上方に
移動し、前トレイピン１２Ｊはガイド部材１４のガイド
溝１４＾に案内されつつ、その傾斜に沿って斜め上方に
持上げられる。ガイド溝１４＾の傾斜は第８図から明ら
かなように前側の傾斜角が後側のそれに較べ急峻となる
ように設定されている。

これはシートの排出が行なわれるトレイ１２間に形成さ
れる間隙を大として排出動作を容易とするためである。

文書の所定頁についての所定部数の複写が終了すると、
トレイ１２はモータ５０を逆転することによりトレイイ
ニシャル状態に戻され、次の頁のためのソート作動が行
なわれる。

しかして、全ての頁の複写が完了すると、次のスティブ
ル作動に移行する。

トレイ引出し作動は前述のようにトレイイニシャル状態
から順次トレイをシフト作動させると同時に行なわれる
。

すなわち、前述のようにトレイイニシャル状態において
は、下限検出スイッチ５８のスイッチ動作によりカウン
タが茎にリセットされる。この状態からゼネバホイール
４０および４２の１回転毎にカム５４によりスイッチ５
６のスイッチ動作が行なわれ、上から何番目のトレイ１
２が横方向引出し位置にあるかが判断される。

所定番目のトレイ１２が上述の横方向引出し位置にもた
らされると、制御部からの指令に基づきモータ６４が起
動される。モータ６４はスライダ６２がスティック初期
位置検出スイッチ７０の作動レバー７０＾に当接し検出
スイッチ７０がオン動作している状態から、クランクホ
イール６６が１８０°回転する分回転される。

すなわち、第６図および第８図に破線で示すスティック
初期位置から、クランクホイール６６の回転によりビン
６８を介してスライダ６２がベースプレート６０に沿っ
て摺動されることで５スライダ６２がスティブル位置検
出スイッチ７２の作動レバー７２＾と当接し、検出スイ
ッチ７２がスイッチ動作することにより、上述のモータ
６４の回転はクランクホイール６６の１８０　’回転分
で停止されるようになっている。

スティプラＥが上述のようにスティブル位置になると、
トレイ１２の切欠き１２ＥがスティプラＥの開口部に位
置し、切欠き１２Ｅに存在するシートＳの隅部がスティ
プル動作可能位置にもたらされる。

そして、上述の検出スイッチ７２のスイッチ動作に応動
してスティプラＥがスティプル作動を行う。

スティプル作動が終了すると、再びモータ６４が起動さ
れ、クランクホイール６６を１８０°回転しスティック
初期位置に戻される。

そして、スティック初期位置検出スイッチ７０のスイッ
チ動作に応答して次の段のトレイシフト作動およびステ
ィプル作動が行なわれる。

次に本発明の他の実施例を第９図に示す。

本実施例はトレイの移動の高速化をはかったものである
。

すなわち、本実施例においてはゼネバホイールの溝の数
を２個として、それぞれ対向させて設けられている。そ
の他の構成は前実施例と同じである。このように溝４０
Ｇと対向する溝４０Ｄを設けることにより、第１の実施
例ではゼネバホイール４０の１回転でもってトレイ１２
の１段のシフト作動が行なわれるのに対し、１７２回転
でもって１段のシフト作動を行うことができ高速処理が
可能となる。

本発明のさらに他の実施例を第１θ図に示す。

本実施例においては、中央ゼネバホイール４０２の溝４
０Ｃ７を上側および下側の溝４０Ｃ１および４０Ｃ３に
比べ深く形成すると共に、トレイピン１２Ｇを案内する
スロットＩＯＣの形状が修正されている。

すなわち、前実施例においては円弧状部１０Ｇ、を３つ
の円弧を組合わせることにより形成したのに対し、本実
施例では図示のように基本的に７つの円弧（ｌＯｃｚ、
１０（＋２．１０Ｃ＋ｓ、ＩＯ［：ｚ、ｌＯｃｚｓ、ｌ
Ｏｃｚａ、およびＩＯｃ、、）を組合わせて形成してい
る。

このようにすると、第１１図にそれぞれの円弧に対応さ
せて符号が付されたトレイピン１２Ｇの移動軌跡を示す
第１１図から明らかなように、円弧１（１（：１４部に
おいてはトレイピン１２Ｇの上下方向移動量に対しその
横方向移動量を大きくとることができる。従って、トレ
イ１２の後端部、換言すると切欠＃１２Ｈに位置してい
るシートＳの横方向移動量を大きくとることができ、ス
ティプラＥの開口部に干渉を伴うことなくシートＳを位
置させることが可能となる。この結果、スロットＩＯＣ
および１００の形状を適切な円弧、直線などの組み合わ
せおよび湾曲形状にすることにより、スティプラＥをそ
の移動機構を必要とすることなく本体ケーシング内に固
設することができ、スティプラＥの配置スペースを小さ
くすることができる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、特別
な機構を必要とすることなくシートの自重によりその整
列が行なわれるので、ソータ全体の小型化および低価格
化をはかることができ、また、格別な処理時間を必要と
しないから高速処理ができる。

さらに、サイズの異なるシートであってもその整列が容
易に行なわれる。

また、トレイを横方向に引出した状態でスティブル作動
ができるので、トレイの拡開状態をシート排出にのみ要
求される大きさに設定すればよく、ソータの全高を低く
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるスティプラ付ソータの実施例を示
す側面図、 第２図は本発明によるスティプラ付ソータの実施例を示
す正面図、 第３図は本発明によるスティプラ付ソータの実施例を示
す平面図、 第４図は本発明によるスティプラ付ソータの実施例の要
部を示す斜視図、 第５図は本発明実施例のトレイシフト機構および引出し
機構を示す斜視図、 第６図は本発明実施例のスティプラ移動機構を示す斜視
図、 第７図は本発明実施例の作動説明図、 第８図は本発明実施例の作動を説明するための概略側面
図、 第９図は本発明の他の実施例を示す概略側面図、 第１θ図は本発明のさらに他の実施例を示す概略側面図
、 第１１図はそのトレイピンの８勤軌跡を示す線図である
。 Ａ・・・ケーシング、 Ｅ・・・スティプラ、 １０・・・メインフレーム、 １０Ａ・・・右サイドフレーム、 １０Ｂ・・・左サイドフレーム、 １０Ｃ，１００・・・スロット、 １２、ト・・トレイ、 １２Ａ・・・底壁、 １２Ｂ・・・右側壁、 １２Ｇ・・・左側壁、 １２０・・・後側壁、 １２Ｅ・・・切欠き、 １２Ｇ、１２Ｈ・・・後トレイピン、 １２Ｊ・・・前トレイピン、 １４・・・ガイド部材、 １４＾・・・ガイド溝、 １６・・・左キャリアサイドプレート、１６Ａ、１６Ｂ
・・・ガイドビン、 １８・・・右キャリアサイドプレート、１８＾、１８Ｂ
・・・ガイドビン、 ２０・・・搬送ガイド、 ２２・・・搬送ローラ、 ２４・・・ピンチローラ、 ３２．５０．６４・・・モータ、 ３８・・・シート検出センサ、 ４０、Ｃ・・・右３連ゼネバホイール、４０Ｇ・・・溝
、 ４２．０・・・左３連ゼネバホイール、４２Ｃ，４２Ｄ
・・・溝、 ５４・・・カム、 ５６・・・位置検出スイッチ、 ５８・・・下限検出スイッチ、 ６０・・・ベースプレート、 ６２・・・スライダ、 ６６・・・クランクホイール、 ６８・・・ビン、 ７０・・・スティプラ初期位置検出スイッチ、７２・・
・スティブル位置検出スイッチ。 本売り４実か５ｇ１１のイＦＩ酉ＭＥＩ第 図 本楚明慎坊セタ・１の干冗図 第３図 本茫明大旗例のｆ面肥 第２ 図 第６ 図 本埜明イ亡の芙杷列のイ則菌旧 第９ 図 第１芒司ゴ訂引；イヒ１１虻屓＝＋Ｓのイ腎１面肥第１
０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）上下移動可能に配設された複数個のトレイと、該複
   数個のトレイを順次シフトしてシート排出可能な拡開状
   態に保持する手段と、 該拡開状態にあるトレイピンにシートを排出する手段と
   、 スティプラとを備えたスティプラ付ソータにおいて、 前記トレイは前記スティプラに近接する隅部に切欠きを
   有すると共に、該隅部を挟む側縁に互いに直交する側壁
   を有し、かつ前記切欠きが最下方に位置するように傾斜
   されて設けられ、 前記シフトおよび保持手段は少なくとも１つの溝が形成
   され所定の位相状態の下に３速に組合わされたゼネバホ
   イールを備え、前記複数個のトレイのうちの１つのトレ
   イを横方向に引出す手段を含むことを特徴とするスティ
   プラ付ソータ。