JPS5829068B2 - 塩味付ノリの製造方法 - Google Patents

塩味付ノリの製造方法

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JPS5829068B2
JPS5829068B2 JP55185979A JP18597980A JPS5829068B2 JP S5829068 B2 JPS5829068 B2 JP S5829068B2 JP 55185979 A JP55185979 A JP 55185979A JP 18597980 A JP18597980 A JP 18597980A JP S5829068 B2 JPS5829068 B2 JP S5829068B2
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JP
Japan
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seaweed
edible oil
seasoning
conveyor
heat treatment
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清信 城戸
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は食用油を塗布した味付海苔の製造方法に関する
ものである。
食用油を塗布した味付海苔の製造方法は、既に特許第1
23164号によって公知であるが、同号で提案されて
いる製造方法は「乾海苔の一面にはけでゴマ油を一回又
は二、三階塗布した後、これを熱板または天上の網上に
平置し、ゴマ油が未乾燥中に焼塩、砂糖、味の素等を混
合せる粉状調味料を平均に散布し乾燥焼成すると同時に
該調味料を密着する方法である。
」この特許第123164号記載の製造方法には以下の
ような欠点がある。
(1)ゴマ油を塗布した後に乾燥焼成させるため、発明
の詳細な説明記載のように焼海苔の色である明緑色を出
すには海苔自体の温度の他にゴマ油の温度も上げる必要
があり、海苔の焼成温度を上げなげればならない。
ところが、はげにゴマ油を含ませて海苔に塗布する方法
だと、ごま油を均一に塗布しにくく濃薄箇所および塗布
残しの箇所が生じる。
この場合に、上記したように焼海苔の色である明緑色を
出すには海苔の焼成温度を上げなげればならないが、そ
うすると塗布残しの箇所はコゲてしまい、又ゴマ油を多
く塗布した箇所は色が出ない等焼ムラを生じる。
(2)発明の詳細な説明の記載のように、使用される海
苔は紙葉状に処理した普通の海苔であるため、熱板また
は天上の網上に平置して急速に乾燥すると、該海苔は表
面に多数のしわを生じさせて急激に縮んでしまい商品価
値を低下させる。
(3)乾海苔の一面にはけでゴマ油を塗布した後、これ
を熱板または天上の網上に平置して乾燥焼成させるため
人手に頼ることとなり大量生産ができない。
(4)ゴマ油を塗布した後に焼海苔の色である明緑色を
出すまで乾燥焼成させると油分がなくなり調味料が脱落
しやすい。
本発明者は、゛特許第123164号記載の製造方法の
欠点を解消すべく鋭意研究を重ね、遂に本発明を完成す
るに至ったものである。
即ち本発明は、 素干しの海苔を、食用油を塗布する前に100℃以下の
比較的低温で時間をかげて熱処理乾燥させると共に焼海
苔の色である緑色に変色させ;ベルト状コンベアに載置
した該海苔を、ベルト状コンベアの搬送路に設けられた
食用油を塗布する塗布ローラを通過させて該海苔に食用
油を塗布し; 該食用油を塗布した海苔を該コンベアの搬送路に設けら
れた食塩または食塩を主体とした調味料を散布する散布
装置を通過させて海苔の表面に塩または塩を主体とした
調味料を付着させ;調味料を付着させた海苔を該コンベ
アの搬送路に設けられた熱処理乾燥装置を通過させて重
ねたとき食用油が他の海苔に付着しない程度に、かつ付
着させた調味料が海苔から容易に脱落しない程度に乾燥
させることを特徴とする味付海苔の製造方法である。
本発明に係る方法を第1図に基づいて説明する。
本発明では、食用油を塗布する前に素干しの海苔2をi
oo℃以下の比較的低温で時間をかげて、いわゆる火入
れである熱処理乾燥させる。
これは、100℃を越える高温で乾燥させると海苔の乾
燥が急激に行なわれることとなり、海苔がしわを生じさ
せながら急激に縮小してしまうのを防ぐためである。
また、熱処理乾燥時間は、乾燥温度にもよるが2〜4時
間であり、例えば釜内温度が約75℃の場合は約3時間
である。
熱処理乾燥には熱処理釜3を使用する。
熱処理釜3にはガス釜または電気釜があり釜の選択は海
苔の質によって使い分ける。
例えば一番摘みの場合は焼きが遅く時間がかかるのでガ
ス2釜を使用し、二〜三番摘みの場合は焼が速いので電
気釜でよい。
そうして素干しの海苔2が熱処理釜3を通過する間に、
素干しの海苔2の乾燥と、焼海苔の色である緑色になる
ように焼成される。
従って熱処理釜3の長さと海苔2を搬送するベルト状コ
ンベア1の速度とは相関関係があり、ベルト状コンベア
1の速度が速ければ熱処理釜3の長さは長くなり、ベル
ト状ジンベア1の速度が遅ければ熱処理釜3の長さは短
かくなる。
また、ベルト状コンベア1の速度が十分に速ければ熱処
理釜3の長さはそれ相当の長さを必要とするため狭小な
場所では作業が不可能となる。
この場合は熱処理乾燥工程を、素干しの海苔2を乾燥す
る工程と、該工程を経た海苔2を焼海苔の状態にする焼
成工程との2工程に分割する。
この場合は、素干しの海苔は別途乾燥保存しておくこと
ができるため、次の焼海苔の状態にする焼成工程は短時
間ですむこととなり、ベルト状コンベア1の速度を速く
することができる。
上記ヘルド状コンベア1にはスチールベルト、金網ベル
トの外にスラットコンベア等があげられるが、それぞれ
耐熱性を有する素材を使用している。
ベルト状コンベア1に載置された該海苔2は同コンベア
1の搬送路に設けられてる食用油の塗布ローラ4に送ら
れ食用油が塗布される。
塗布ローラ4には、その上方に設けられてる貯留タンク
から食用油が均一に滴下され、塗布ローラ4に付着した
食用油は海苔2に転移される。
この食用油には大豆、なたね、ゴマ等の植物から採った
植物油、牛脂、ラード、魚油などの動物油があるが、香
りの点からはゴマ油が好ましい。
なお、食用油は広義に解しバター マーガリンを含むも
のである。
食用油を塗布した海苔2は 該コンベア1の搬送路に設
けられてる散布装置である振動ふるい機5の下を通過さ
せられる。
振動ふるい機5は食塩または食塩を主体とした調味料を
網目を有する容器に入れて振動を与えながら網目から落
す構造のもので、バイブレーションを行なっている振動
ふるい機5の下を通る際に食塩等は海苔2の上に落下さ
れる。
なお、この散布工程の際に薬味、例えば、こしよう、し
そ等を付着させる場合もあり又、この工程の次に薬味付
着工程を続けてもよい。
散布する食塩の量は、1枚につき0.1〜0.21を付
着させるのが適当であるが、好みにより適宜変える。
食塩等を付着した海苔2は、製品化して重ね合わせとき
食用油が他の海苔2に付着するのを防止するため、及び
調味料を海苔2に定着させるため、更には海苔2の風味
を増すために同コンベア1の搬送路に設けられてる熱処
理乾燥装置に送られる。
乾燥装置としては熱処理釜6を使用する。
熱処理釜6にはガス釜、電気釜があげられる。
この焼入れと称される焼成工程では釜内温度200 ’
C〜500℃の範囲内で行なうが、海苔の質によって温
度の調整をし、例えば有明海で採れた素子海苔の場合は
、一番摘みは200℃、三番摘みは400°C〜450
°Cである。
また焼入れ時間は15秒程度である。
このように、食塩等を付着した海苔2は、熱処理釜6内
を通過して乾燥され最後に裁断装置Iに搬入され、裁断
されて製品となる。
本発明に係る方法によれば、次のような効果がある。
(1)食用油を塗布した後に乾燥焼成させて焼海苔の色
である緑色を出すのではなく、素干しの海苔を、食用油
を塗布する前に焼海苔の色である緑色に変色させるため
、食用油を塗布した後の燥は短時間でよく、しかも焼ム
ラを生じさせない。
(2)素干しの海苔を、高温で短時間で急激に乾燥させ
るのではなく、100℃以下の比較的低温で時間をかげ
て熱処理乾燥させるため海苔の縮小を伴なうしわを生じ
させない。
(3)ヘルド状コンベアを使用して該コンベアの搬送路
に一連の装置を設置しておくため、大量生産が可能で、
しかも人手はほとんど不要である。
(4)食用油を塗布し、食塩などを付着させた後の乾燥
が短時間ですむため食用油の粘着力が残り食塩などが落
ちにぐい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法の実施例を示す概略図である
。 1:ベルト状コンベア、2:海苔、21:食用油の層、
3:熱処理釜、4:塗布ローラ、5:振動ふるい機、6
:熱処理釜、7:裁断機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 海苔の面に食用油を塗布した後、食用油が未乾燥中
    に粉状調味料を散布する味付海苔の製造方法に於て、 素干しの海苔を、食用油を塗布する前にio。 ℃以下の比較的低温で時間をかげて熱処理乾燥させると
    共に焼海苔の色である緑色に変色させ;ベルト状コンベ
    アに載置した該海苔を、ベルト状コンベアの搬送路に設
    けられた食用油を塗布する塗布ローラを通過させて該海
    苔に食用油を塗布し; 該食用油を塗布した海苔を該コンベアの搬送路に設けら
    れた食塩または食塩を主体とした調味料を散布する散布
    装置を通過させて海苔の表面に食塩または主体とした調
    味料を付着させ; 調味料を付着させた海苔を該コンベアの搬送路に設けら
    れた熱処理乾燥装置を通過させて、重ねたとき食用油が
    他の海苔に付着しない程度に、かつ付着させた調味料が
    海苔から容易に脱落しない程度に乾燥させ;ることを特
    徴とする味付海苔の製造方法。
JP55185979A 1980-12-27 1980-12-27 塩味付ノリの製造方法 Expired JPS5829068B2 (ja)

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JPS57110174A JPS57110174A (en) 1982-07-08
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CN107411154A (zh) * 2017-05-25 2017-12-01 温州唯博食品有限公司 一种片状食品单元加工设备

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