JPS5827543B2 - キヤツシユレジスタのメツセ−ジ伝送方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はキャッシュレジスタのメツセージ伝送方式に
関し、特に従来から備えられている、伝送設備や部門キ
ーおよび部門キーに対応するメモリエリアを利用したメ
ツセージ伝送方式に関する。

スーパーや大レストラン等では複数台のキャッシュレジ
スタ（以下ＥＣＲという）が備えられ、各ＥＣＲ間のコ
ミュニケーションは伝送ラインを介して行なわれている
。

このようなシステムでは商品単価等のデータを接続され
るＥＣＲにプリセットしたり、各ＥＣＲの売上情報を集
計することが可能である。

しかし各店員間や店員と店長間のちょっとした連絡事項
、たとえはツリセンを補給して欲しい等の要望はその場
に出向いて口頭で伝えられているのが現状である。

また遠方の場合は電話を利用して行なわれることもある
。

この発明はＥＣＲの既設の伝送設備や、部門キおよびそ
のメモリエリアを利用して連絡事項を伝えることを目的
とする。

この発明は要約すれば、使用しない部門キー、すなわち
単価等のプリセットデータのない部門キーのメモリエリ
アにメツセージデータをプリセットしておき、部門キー
を操作することによりプリセットしているメツセージデ
ータを伝送ラインを介して他のＥＣＲに伝送するもので
ある。

以下図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図はこの発明の背景となるＥＣＲの外観図で１は表
示器、２はキーボード、３はプリンタを各々示している
。

キーボード２は第３図に示すように、複数の商品部門キ
ーを備えている。

第２図はＥＣＲの全体ブ冶ツク図を示し、前述の表示器
１、キーボード２、プリンタ３の他に演算部４、プログ
ラムを格納するＲＯＭ５、登録データを記憶するＲＡＭ
６が設けられている。

なお、各ＥＣＲは伝送インターフェイス７を介して互い
に伝送ラインで接続されている。

第５図ａはＲＡＭ６の一部を図解するもので第３図に示
す各部門キーＥＥＥＩ［に対応してメモリエリアが 設けられている。

各メモリエリアにはその部門の商品名や商品単価やその
部門の商品の付加条件（ステータス）をプリセットする
プリセットエリア、および合計器、商品点数をカウント
するカウンタが設けられる。

ステータスのメモリエリアにはたとえはその商品に税金
がかかるか否かを示すデータが記憶されている。

一般にＥＣＲは機種別に部門数が２５．５０゜１００，
２００個とシリーズ化されており、ユーザは店舗規模に
応じ必要とする部門数を備えたＥＣＲを購入する。

ところで実際に使用する部門数が購入機種の部門数と一
致することはほとんどありえず、大体において使用する
部門数より多少多めの部門数を備えた機種を購入するの
が普通である。

この場合実際に使用しない部門のプリセットエリアにメ
ツセージデータをプリセットする。

たとえば商品名のメモリエリアにメツセージデータを記
憶させ、ステータスのメモリエリアには特定のコード「
７７７７Ｊをプリセットさせてこのメモリエリアに対応
する部門キーがメツセージ伝送用キードして動作するよ
うにする。

第５図すは動作に関連するフラグやレジスタに割当られ
るメモリエリアを示し、受信フラグＦＲＣＶ、置数バッ
ファＷＲＮ表示データ格納レジスタＷＳＡＶＥからなっ
ている。

第５図ａ、ｂで示されるメモリエリアは各ＥＣＨに共通
に設けられている。

第５図ａに示される各部門のプリセットエリアにデータ
をプリセットする動作を第６図のフローチャートを参照
して説明する。

まず置数キー（図示せず）を操作して複数桁の数値を入
力後部門キーを操作する。

置数キーで入力された数値は置数バッファＷＲＮに入る
。

プリセットモードにおける部門キーの操作に応じてＷＲ
Ｎに記憶された置数桁数が判別される。

置数桁数が１２桁の場合は置数データをコード変換し商
品名としであるいはメツセージデータとして商品名プリ
セットエリアに格納する。

置数桁数が６桁の場合は置数データを単価プリセットエ
リアに格納する。

また、置数桁数が４桁の場合は置数データをステータス
プリセットエリアに格納する。

商品名プリセットエリアには前述のように商品名かある
いはメツセージデータが格納されるが、置数桁数が必ず
１２桁となるようにブランクコードの入力等により調整
する。

メツセージデータのプリセット時ステータスプリセット
エリアにはたとえば「７７７７」の４桁のコードが設定
されるのは前に述べたとおりである。

次に第７図のフローチャートを参照してメツセージ伝送
の動作を説明する。

各ＥＣＲはキー人力を待機しており、キー人力があれば
部門キーが置数キーかあるいはその他のキーかを識別す
る。

置数キーであれば置数データをバッファＷＲＮに記憶し
、この記憶データにもとづき後続の処理動作を行なう。

メツセージ伝送を行なう場合は、係員は伝送先ＥＣＲの
アドレスコードを置数キーにより入力し、入力されたア
ドレスコードがバッファＷＲＮに入ることになる。

次に操作されたキーが部門キーであれば、その部門キー
に対応するステータスメモリエリアのコードがｒ７７７
７Ｊであるか判別する。

判別がｒＮＯＪの場合は通常の登録動作を意味し、「Ｙ
ＥＳ」の場合はメツセージ伝送を意味する。

判別が「ＹＥ Ｓ Ｊの場合は先に入力されているメツ
セージの送出先ＥＣＨのアドレスコードによって示され
るＥＣＲの受信フラグＦＲＣＶをセットし、そのＥＣＲ
へ商品名プリセットエリアのメツセージデータを伝送す
る。

一方伝送先ＥＣＲではキー人力がないときには常に受信
フラグＦＲＣＶがセットされているか監視しており、Ｆ
ＲＣ■がセットされるとそのときの表示データを格納レ
ジスタＷＳＡＶＥに移し、受信したメツセージを送出元
ＥＣＲのアドレスコードとともに表示器１で表示する。

第４図はメツセージデータの表示例を示し、アドレスコ
ード「２」のＥＣＲから「ツリセンナシ」のメツセージ
が送られて来たことを示している。

メツセージデータとしてこの他に店員から店長に「（係
員が）ＥＣＲから離れる」また点長から店員へは「登録
を終了せよ」といった内容のものが考えられる。

メツセージデータを表示する場合には同時にブザーが鳴
って係員の注意を喚起するようにする。

店員または店長はメツセージ内容を確認するとクリアキ
ーを操作する。

クリアキーが操作されると格納レジスタに待避していた
表示データが再び表示器１で表示される。

その後受信フラグＦＲＣＶはリセットされメツセージ伝
送が終了する。

メツセージを受取ったＥＣＲの係員はその後適当な時機
を見計らってメツセージ内容に従ってつり銭の補給等を
行なうことになる。

この発明によれば使用していない部門キーおよびそのプ
リセットメモリエリアを有効利用しまた既設の伝送設備
を利用してメツセージを伝送するようにしたので、メツ
セージ伝送のために専用のソフトおよびハードを必要と
せずコスト低減に役立つ。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の背景となるＥＣＲ外観図、第２図は
ＥＣＲの全体ブロック図、第３図はキーボードの各部門
キーを示す図、第４図はメツセージデータの表示例、第
５図ａはＲＡＭの一部図解図、第５図すは動作に関連す
るフラグやレジスタに割当られるメモリエリア、第６図
はプリセット動作のフローチャート、第７図はメツセー
ジ伝送の動作フローチャートをそれぞれ示す。 １・・・・・・表示器、２・・・・・・キーボード、３
・・・・・・プリンタ、７・・・・・・伝送インターフ
ェイス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数台のキャッシュレジスタを伝送ラインで接続し
   たシステムにおいて、各キャッシュレジスタは、商品部
   門キーに対応して設けられた単価等のプリセットデータ
   が格納されるメモリエリアと、受信データがあればその
   とき表示している表示データを格納する格納レジスタと
   を備え、前記商品部門キーのうち単価等のプリセットデ
   ータのない商品部門キーに対応するメモリエリアにメッ
   セジデータをプリセットしておき、一方のキャッシュレ
   ジスタの商品部門キーを操作することにより対応するメ
   モリエリアのメツセージデータを他方のキャッシュレジ
   スタに送出し、前記他方のキャッシュレジスタではその
   ときの表示データを前記格納レジスタに格納し、送出さ
   れたメツセージデータを表示することを特徴とするキャ
   ッシュレジスタのメツセージ伝送方式。