JPH06215272A - Posシステムおよびその制御情報の更新方法 - Google Patents

Posシステムおよびその制御情報の更新方法

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JPH06215272A
JPH06215272A JP357493A JP357493A JPH06215272A JP H06215272 A JPH06215272 A JP H06215272A JP 357493 A JP357493 A JP 357493A JP 357493 A JP357493 A JP 357493A JP H06215272 A JPH06215272 A JP H06215272A
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JP
Japan
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control information
unit
sales
customer
file
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Application number
JP357493A
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English (en)
Inventor
Ikuo Shimanuki
郁夫 島貫
Mikio Nogami
幹夫 野上
Takashi Onoda
貴 小野田
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Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Computer Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】販売途中での制御情報内容の変更に対して、不
都合が発生しないように、制御情報ファイル更新を実現
するPOSシステムを提供する。 【構成】商品情報を入力する入力部を備え、少なくとも
一つのチェッカ部と、入力された商品情報を客ごとに記
憶する販売データ記憶手段と、商品に関する制御情報を
記憶する制御情報記憶手段と、販売データ記憶手段と制
御情報記憶手段とに基づいて販売処理をする手段とを備
え、チェッカ部に対応して設けられる、キャッシャ部
と、制御情報をキャッシャ部に送信する送信手段を備え
るコントローラ部とを有するPOSシステムにおいて、
前記キャッシャ部は、送信手段から送信された制御情報
の受信時に、前記チェッカ部の入力部およびキャッシャ
部における制御情報の更新可能な区切れ目か否かを判断
し、更新可能でない場合には販売開始不可であることを
出力し、更新可能な場合には、受信手段で受信した制御
情報を制御情報記憶手段に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御情報を備えるコン
トローラと、コントローラから送信される制御情報に基
づいて販売処理をおこなう1つまたは複数のターミナル
とを備えるPOSシステムにおける、ターミナルでの制
御情報の更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】POSシステムにおける、従来のターミ
ナルでの制御情報の更新方法については、特開昭62−
73374号公報に記載されている技術がある。該従来
技術では、取り扱う商品に関する制御情報を記憶する制
御情報エリアを2個持ち、一方の制御情報エリアをコン
トローラからの受信エリアとし、一方の制御情報エリア
を販売で使用する販売エリアとしている。そして、販売
以外の時間において、受信エリアから販売エリアに制御
情報を格納することにより、販売途中で制御情報ファイ
ルの変更がおこなわれないことを保証している。制御情
報としては、商品に関する商品単価、商品コード、商品
名などがある。これらの制御情報は、コントローラにお
いて一括管理している。ターミナルでは、コントローラ
から制御情報を受信し、販売処理として、制御情報に基
づいて販売商品一覧や各商品単価、その合計などを出力
する。制御情報の商品単価などは、日々あるいは時間帯
によって変更することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】販売途中に、ターミナ
ルで販売に使用している制御情報が、変更されると不都
合な例として、次の様な例がある。
【0004】ターミナル内に、販売エリアにある、取り
扱う商品コード(以下、PLUコードという)に対応す
る商品単価データのPLU価格を記憶しているファイル
(以下、PLUファイルという)と、受信エリアにあ
る、商品単価データの変更時に商品単価データを一時的
に利用し、商品コードに対応する変更後の商品単価デー
タを記憶しているファイル(以下、PLU価格変更ファ
イル)とを持つ場合を考える。PLU価格は、PLU価
格変更ファイルにより決定されるので、販売途中でPL
U価格変更ファイルの更新が発生すると、同一PLUコ
ードにたいする価格が販売途中で変わり、一人の客に対
する販売レシートに異なる商品単価が印字される。
【0005】更に、販売中でも更新され、商品コードに
対する割引率を記憶する商品割引ファイルを持ち、入力
されたPLUコードとPLUファイルとPLU価格変更
ファイルと商品割引ファイルから自動的に商品単価を割
り引く処理をおこなうターミナルを考える。PLU価格
変更ファイルと商品割引ファイルとが連動して運用され
るとすると、片方が更新され、もう片方が未更新の場合
には、販売での価格決定処理に不都合が発生する。
【0006】上記特開昭62−73374号公報に記載
されている方法は、販売と販売の間に切れ目が発生する
ことに着目し、その切れ目で制御情報ファイルの更新を
おこなうものである。
【0007】しかしながら、2人制での販売では、商品
をチェックし、バーコードなどの商品コードを入力する
ためのチェッカ部と商品コードに対応する商品価格より
精算を行うキャッシャ部とがあり、チェッカ部とキャッ
シャ部とは独立に動作している。このため、上記従来技
術では、販売の切れ目の発生が保証されず、販売での価
格決定処理に不都合が発生するので、新たな方法が必要
である。さらに、ターミナルのファイル容量には限界が
あり、なるべく少ないファイル容量で上記問題を解決す
る必要がある。
【0008】本発明は、チェッカ部とキャッシャ部とを
備えるターミナルで複数客に対する販売をおこなう運用
において、販売途中での制御情報内容の変更に対して、
不都合が発生しないような制御情報ファイルの更新を実
現するPOSシステムおよびそのターミナル制御情報更
新方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、販売する商品情報を入力する入力部を少
なくとも備える少なくとも一つのチェッカ部と、前記入
力部より入力された商品情報を販売の単位である客ごと
に記憶する販売データ記憶手段と、販売のための商品に
関する制御情報を記憶する制御情報記憶手段と、前記販
売データ記憶手段と前記制御情報記憶手段とに基づいて
販売処理をする販売処理手段とを備え、前記チェッカ部
に対応して設けられる、少なくとも一つのキャッシャ部
と、前記制御情報を前記キャッシャ部に送信する送信手
段を少なくとも備えるコントローラ部とを有するPOS
システムにおいて、前記キャッシャ部は、前記送信手段
から送信された前記制御情報を受信する受信手段と、該
受信手段における前記制御情報の受信時に、前記チェッ
カ部の入力部および前記キャッシャ部における前記制御
情報の更新可能な区切れ目か否かを判断する判断手段と
を備え、前記制御情報記憶手段は、前記判断手段で判断
した区切れ目において、前記受信手段で受信した前記制
御情報を格納する。
【0010】また、前記客の販売処理終了後に前記販売
データ記憶手段の当該客に対応する商品情報を削除する
削除手段をさらに備え、前記判断手段は、前記区切れ目
を、前記販売データ記憶手段に、いずれの客ごとの商品
情報も記憶されていないときとする。前記判断手段は、
前記区切れ目の判断時に、前記販売データ記憶手段に客
ごとの商品情報が記憶されている場合には、販売開始不
可であることを出力する。
【0011】さらに、前記制御情報記憶手段を複数備
え、前記販売処理手段において客ごとに使用する前記制
御情報記憶手段の識別情報を客ごとに記憶する制御情報
識別子記憶手段をさらに有し、前記判断手段は、前記区
切れ目を、前記販売データ記憶手段に記憶されている客
ごとの使用している前記制御情報記憶手段の識別情報に
基づいて、使用していない制御情報記憶手段があるとき
とし、当該使用していない制御情報記憶手段は、前記判
断手段で判断した区切れ目において、前記受信手段で受
信した前記制御情報を格納することができる。
【0012】また、前記販売データ記憶手段は、客ごと
に前記制御情報をさらに記憶することができる。
【0013】さらに、前記制御情報記憶手段は、前記制
御情報の種類に対応して設けられ、前記販売データ記憶
手段は、前記販売処理手段において客ごとに使用する前
記制御情報記憶手段の制御情報の種類を客ごとに記憶す
るようにしてもよい。
【0014】また、前記受信手段における前記制御情報
のレコード数を保持する受信レコード数保持手段と、前
記販売処理手段において使用する前記制御情報記憶手段
のレコード数を保持する販売レコード数保持手段とをさ
らに有してもよい。
【0015】もしくは、前記受信手段における前記制御
情報のレコード数を保持する受信レコード数保持手段を
さらに有し、前記販売データ記憶手段は、前記販売処理
手段において客ごとに使用する前記制御情報記憶手段の
レコード数を客ごとに記憶するようにしてもよい。
【0016】
【作用】チェッカ部の入力部は、販売する商品情報を順
次入力していく。キャッシャ部では、販売データ記憶手
段に、入力部より入力された商品情報を販売の単位であ
る客ごとに記憶する。販売処理手段は、制御情報記憶手
段に記憶している制御情報と、前記販売データ記憶手段
に記憶している販売する商品情報とに基づいて販売処理
をする。
【0017】コントローラ部の送信手段から前記制御情
報を前記キャッシャ部に送信され、制御情報の更新があ
ると、受信手段は、送信手段から送信された前記制御情
報を受信する。判断手段は、受信時に、前記チェッカ部
の入力部および前記キャッシャ部における前記制御情報
の更新可能な区切れ目か否かを判断する。制御情報記憶
手段は、前記判断手段で判断した区切れ目において、前
記受信手段で受信した前記制御情報を格納する。これに
より更新可能な区切れ目で更新することができる。この
区切れ目を、前記販売データ記憶手段に、いずれの客ご
との商品情報も記憶されていないときとし、判断手段
は、前記区切れ目の判断時に、前記販売データ記憶手段
に客ごとの商品情報が記憶されている場合には、販売開
始不可であることを出力する。例えば、表示手段や印字
手段、警告音出力手段を備える場合には、販売開始不可
である旨をそれぞれ通知出力することができる。
【0018】また、前記制御情報記憶手段を複数備える
場合には、前記販売処理手段において客ごとに使用する
前記制御情報記憶手段の識別情報を客ごとに記憶する制
御情報識別子記憶手段をさらに有し、前記判断手段は、
前記区切れ目を、前記販売データ記憶手段に記憶されて
いる客ごとの使用している前記制御情報記憶手段の識別
情報に基づいて、使用していない制御情報記憶手段があ
るときとし、当該使用していない制御情報記憶手段は、
前記判断手段で判断した区切れ目において、前記受信手
段で受信した前記制御情報を格納することができる。
【0019】さらに、前記制御情報記憶手段を複数備え
る代わりに、客ごとに前記制御情報をさらに記憶する場
合には、客ごとに販売処理する段階で、更新された制御
情報を利用していくようにする。
【0020】また、前記制御情報記憶手段を前記制御情
報の種類に対応して設ける場合には、前記販売データ記
憶手段は、前記販売処理手段において客ごとに使用する
前記制御情報記憶手段の制御情報の種類を客ごとに記憶
する。
【0021】また、前記受信手段における前記制御情報
のレコード数を保持する受信レコード数保持手段と、前
記販売処理手段において使用する前記制御情報記憶手段
のレコード数を保持する販売レコード数保持手段とをさ
らに有する場合には、受信レコード数保持手段で保持す
るレコード数と、販売レコード数保持手段で保持するレ
コード数とを比較することにより、制御情報の更新があ
ったか否かを判断し、更新があった場合には、前記区切
れ目において更新を行う。
【0022】さらに、前記受信手段における前記制御情
報のレコード数を保持する受信レコード数保持手段を有
する場合には、前記販売データ記憶手段は、販売処理手
段において販売する際に使用するレコード数を、前記制
御情報記憶手段のレコード数を参照することにより対応
する制御情報を読みだして販売処理をすることができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を用いて
説明する。
【0024】図1は本発明のPOSシステムの概略構成
図を示している。
【0025】図1において、POSシステムは、商品な
どに関する情報を入出力するためのターミナル1、接続
するための回線ケーブル2および商品などの情報を制御
するコントローラ3を有する。回線ケーブル2を備える
代わりに、無線で送受信する機能をターミナルおよびコ
ントローラ3に有するようにしてもよい。コントローラ
3には、制御情報を記憶するための制御情報記憶部31
を備えることができる。制御情報としては、各商品の識
別情報に対応して、商品の名称、価格、割引率などがあ
る。また、コントローラ3は、回線ケーブル2を経由し
て複数のターミナルに制御情報を送出し、全てのターミ
ナルについて管理する。ターミナル1は、商品などに関
する情報を入力するチェッカ12と、送られた制御情報
を参照にし、チェッカ12で入力された商品などに関す
る情報により販売データの出力をおこなうキャッシャ1
1と、キャッシャ11とチェッカ12とを接続する回線
ケーブル13とを備えている。商品などに関する情報
は、各商品ごとに付されている、各商品の識別情報など
であり、例えば、バーコードなどの情報がある。販売デ
ータとしては、入力された商品の識別情報と、商品の名
称、価格、割引率などの情報と、販売合計額などの支払
に関する情報とがある。
【0026】ターミナル1の制御機構は、キャッシャ1
1に備えており、キャッシャ11は、制御情報を記憶す
る記憶部111、ターミナルの入出力を制御する制御部
112、回線ケーブル2に接続して情報を送受信する回
線部113、キーボードまたはバーコード等の情報を読
み取り入力するための入力部115、入力した情報や出
力情報などを表示出力する表示部116、音を出力する
ブザー部117、および、入力した情報や出力情報など
を印字出力する印字部114を備える。記憶部111に
は、業務処理で必要なファイル、および、本実施例で取
り扱うようなファイルが記憶されている。制御部12
は、制御情報の受信処理および販売処理を行う。また、
制御部112は、制御情報の受信時に、チェッカおよび
キャッシャにおける制御情報の更新可能な区切れ目か否
かを判断する判断手段を備えている。
【0027】受信処理では、受信手段である回線部11
3および受信ファイル1111において、コントローラ
3から送信される制御情報を回線部113が受信し、記
憶部111の受信ファイル1111に格納する。販売処
理では、入力部115より商品などに関する情報を入力
し、記憶部内の制御情報を参照しながら販売データを作
成し、表示部116、ブザー部117および印字部11
4を動作させて表示、ブザー鳴動、印字をおこない、販
売データを回線部113を動作させ、コントローラ3に
送信し、販売データの更新を行う。また、チェッカ12
には、商品などに関する情報および支払われた金額を入
力するための入力部115を少なくとも備える。また、
チェッカ12は、表示部116やブザー部117などを
備えるようにしてもよい。チェッカ12の入力部115
において、商品などに関する情報を入力して販売する商
品の登録を行い、キャッシャ11においては、該チェッ
カ12で入力された販売する商品の登録情報に基づい
て、支払(販売データの出力および清算)をおこなう。
キャッシャ11とチェッカ12とは、連動して動作する
ようにしたり、販売する商品の登録情報を共有してそれ
ぞれ独立に動作するようにしてもよい。例えば、1人制
の販売においては、チェッカ12での販売する商品の登
録とキャッシャ11での支払は順番に行われるが、2人
制の販売においては、キャッシャ11とチェッカ12と
は、それぞれ独立に動作し、チェッカ12で入力され
た、客ごとの販売する商品の登録情報を受信し、記憶部
111に記憶しておき、その後、客ごとに支払を行う。
【0028】また、図2に、第1の実施例における、記
憶部111の構成図を示す。図2において、記憶部1
11内は、コントローラ3から受信した制御情報を記憶
する受信ファイル1111と、制御情報を記憶する制御
情報記憶手段の制御情報ファイル1112と、販売に関
するデータを記憶する販売データ記憶手段の販売ファイ
ル1113とに領域分けされている。販売ファイル11
13は、客ごとに販売データを記憶する、複数の客別販
売データ11131より構成される。一人の客に対して
は、販売ファイル1113内の客別販売データ1113
1の領域が割り当てられ、チェッカ12で入力された、
客ごとに、販売する商品の登録情報と、キャッシャ11
で入力された支払われた金額とが客別販売データ111
31の領域に格納される。客別販売データ11131の
内容は、回線部113を介してコントローラ2に送出さ
れる。前述の1人制で動作する場合には、チェッカ12
では客別販売データ11131が常に1つだけ使用され
るが、2人制で動作する場合は、チェッカ12では客別
販売データ11131の領域が存在するだけ販売の商品
登録が行われ、キャッシャ11では販売の商品登録が行
われた順番に従い販売処理を行う。チェッカ12で販売
の商品登録が行われたときを販売の開始とし、キャッシ
ャ11で販売処理を実行後販売が終了する。
【0029】つぎに、図1および図2を参照して各部の
動作を説明する。
【0030】図1および図2において、コントローラ3
から送信された制御情報は、回線部113にて受信さ
れ、記憶部111内の受信ファイル1111に格納され
る。販売処理では、販売内容を販売ファイル1113内
の客別販売データ11131に書き込み、コントローラ
3へ販売データを送信する。1人の客に対しては、販売
ファイル1113内の1つの客別販売データ11131
が使用され、制御情報としては制御情報ファイル111
2に記憶されている制御情報を使用する。客別販売デー
タ11131は、客ごとに割り当てられる、販売データ
を記憶する領域である。受信ファイル1111は、販売
ファイル1113が空の時に制御部112により制御情
報ファイル1112に格納される。販売ファイル111
3が空でなければ、新たな販売開始をエラーにしてその
旨表示部116で表示してブザー部117で警告音を鳴
らして新たな販売を禁止し、販売を終了させて販売ファ
イル1113を空にした後に、受信ファイル1111を
制御情報ファイル1112に格納する。
【0031】つぎに、図3を参照して上記POSシステ
ムにおける更新および販売動作を説明する。図3は、第
1の実施例の制御部112での動作フローチャートを
示したものである。
【0032】図3において、制御部112は、回線部1
13および入力部115からのイベントを待っていて、
イベントが発生するとつぎのステップに移る(S1)。
イベントとしては、回線部113を介してのコントロー
ラ3からの制御情報の送出や、入力部115での販売デ
ータの受付けなどがある。イベントが発生すると入力部
115でのキー入力か否かを判定する(S2)。これに
より、キー入力がある場合には、入力部115での販売
データの受付けであるとし、キー入力がない場合には、
回線部113を介してのコントローラ3からの制御情報
の送出と判断できる。回線部113から制御情報が送ら
れるというイベントが発生し、キー入力がないと、受信
した制御情報を受信ファイル1111ヘ格納する(S
3)。また、入力部115においてキー入力がおこなわ
れると、販売開始かどうかを判断する(S4)。所定の
キー入力もしくは最初の販売の商品の登録があると販売
開始であると判断する。すでに客別販売データ1113
1に格納されていて販売の商品の登録がある場合には、
販売途中であるとして、販売開始でないと判断する。販
売開始であると判断すると、制御情報が受信ファイル1
111に更新(格納)済か否かを判定する(S8)。制
御情報が受信ファイル1111に更新済のときには、販
売ファイル1113が空であるか否かを判断する(S
9)。販売ファイル1113が空であれば、受信ファイ
ル1111の制御情報を制御情報ファイル1112に格
納し、制御情報を更新する(S10)。更新したことを
示すのに更新フラグを設けておいてもよい。例えば、受
信ファイル1111に受信情報を格納した際に、更新フ
ラグをセットし、受信ファイル1111の情報が制御情
報ファイル1112に更新されたときには、更新フラグ
をリセットすることにより、更新済か否かを判断でき
る。
【0033】つぎに、制御部112では、客別販売デー
タ11131の割り振りをおこなう(S11)。客別販
売データ11131の割り振りとは、客ごとに商品登録
・支払で使用する客別販売データ11131を決めるこ
とをいう。つぎに、更新された制御情報ファイル111
2に基づいて販売開始処理をおこなう(S12)。ま
た、制御情報が受信ファイル1111に更新済でないな
らば(S8)、制御情報を受信していないので、直ちに
客別販売データ11131の割り振りをおこない(S1
1)、販売開始処理をおこなう(S12)。
【0034】上記S9において、販売ファイル1113
が空でないならば、販売開始をエラーとし(S13)、
販売の開始を禁止する旨を表示部116とブザー部11
7とに出力してオペレータに知らせ、販売ファイル11
13を空にするように促す。すなわち、2人制で支払が
終了していない販売を全て終了させる。販売ファイル1
113が空になった時点で制御情報ファイル1112を
更新し、販売処理を開始する。
【0035】また、上記S4において販売開始かどうか
を判断し、販売開始でないならすでに販売に入っている
わけであるので販売処理を続行し(S5)、処理終了後
に販売が終了したかを販売終了の所定のキー入力により
判断し(S6)、販売が終了しないならイベント待ちに
戻り、販売が終了したら客別販売データ11131を解
放し、販売ファイル1113を空きとする(S7)。す
なわち、客の販売処理終了後に販売データ記憶手段の販
売ファイル1113の当該客に対応する商品情報(客別
販売データ11131)を削除する削除手段をさらに備
え、制御部112の判断手段は、区切れ目を、販売ファ
イル1113に、いずれの客ごとの商品情報も記憶され
ていないときとすることができる。
【0036】このように、受信ファイル1111と制御
情報ファイル1112とを持ち、コントローラより受信
する制御情報は直ちに受信ファイル1111に格納され
る。受信ファイル1111と制御情報ファイル1112
とが一致していない時に、販売ファイル1113が空で
ないなら新たな販売開始を抑止して必ず販売ファイル1
113を空にした後、受信ファイル1111から制御情
報ファイル1112に格納するので、販売途中で販売で
使用する制御情報が変更されることは無い。特に、本実
施例においては、販売途中では変更されにくい制御情報
に基づいて販売処理するような場合に効果的である。制
御情報ファイル1112としては、例えば、お菓子、果
物という、商品の大分類を示すような部門ファイルなど
がある。部門ファイルの内容としては、商品の大分類の
識別情報である部門番号と該部門名称と割引番号等があ
る。
【0037】以上のように処理を行うことにより、キャ
ッシャ11とチェッカ12とが独立に動作していても、
販売の区切れ目となる、販売ファイル1113が空きの
状態において、制御情報の更新をすることができる。ま
た、上述の処理フローにおいては、販売開始時に販売フ
ァイル1113が空きか否かを判断しているが、まず、
受信ファイル1111を格納した時点で販売ファイル1
113が空きか否かを判断し、販売ファイル1113が
空きであれば制御情報を更新するようにしてもよい。た
だし、販売ファイル1113が空きでないなら上述のよ
うに新たな販売を禁止する。以上のようにして、販売途
中での制御情報内容の変更に対して、不都合が発生する
ことなく、制御情報ファイル1112の更新を実現する
ことができる。
【0038】つぎに、本発明の第2の実施例を図4を用
いて説明する。図4は、第2の実施例の記憶部構成図
を示している。本実施例においては、制御情報ファイル
1112を2個備える場合について示している。また、
客別販売データ11131の領域を、上記制御情報ファ
イル1112の識別情報を客ごとに示すための客別ファ
イル識別子111312と、客別販売データ11131
の内容を格納する客別販売データ詳細111311とに
領域分けして、それぞれ対応するデータを格納してい
る。POSシステムの構成図は、第1の実施例で示した
図1と同様であり、送受信動作も同様である。
【0039】図4において、記憶部111内には、コン
トローラ3から受信した制御情報を記憶する受信ファイ
ル1111と、制御情報を記憶する制御情報ファイル1
112と、制御情報を記憶する制御情報ファイル11
12と、販売に関するデータを記憶する販売ファイル
1113とが領域分けされて置かれている。販売ファイ
ル1113は複数の客別販売データ11131より構成
される。本実施例では、販売処理において、上記およ
びの2個の制御情報ファイルを使用する。
【0040】客別販売データ11131と、当該客別販
売データ11131で使用される制御情報ファイル11
12とは対応づけられている。図5に、客別販売データ
構成図を示すように、客別販売データ11131は、
客別販売データ詳細111311と客別ファイル識別子
111312に分かれている。販売開始時点で、制御部
112が、当該販売で使用される制御情報ファイル11
12を選択し、客別ファイル識別子111312に選択
された制御情報ファイル1112の識別情報を書き込
む。以降の販売処理では、客別ファイル識別子1113
12に設定された識別子に対応した制御情報ファイル1
112が使用される。客別販売データ詳細111311
には通常の販売データが書き込まれる。
【0041】つぎに、図1および図4を参照して各部の
動作を説明する。
【0042】図1および図4において、コントローラ3
から送信された制御情報ファイル1112は回線部11
3にて受信され、記憶部111内の受信ファイル111
1に一時的に格納される。販売処理では、販売内容を販
売ファイル1113内の客別販売データ11131に書
き込み、コントローラ3へ販売データを送信する。1人
の客に対しては、販売ファイル1113内の1つの客別
販売データ11131が使用され、販売内の制御情報と
しては、制御情報ファイル1112または制御情報フ
ァイル1112のうちいづれか1つの制御情報ファイ
ル1112が選択され、以後は選択された制御情報ファ
イル1112に基づいて販売処理が行われる。
【0043】次に、制御情報ファイル1112の更新動
作を図6を参照して説明する。
【0044】図6において、横方向は、客別販売データ
11131で使用している制御情報ファイル1112の
識別子のすべてを並べたものである(この例において
は、販売ファイル1113にA〜Eまでの5つの客別販
売データ11131の領域があるものとする)。は制
御情報ファイル1112であり、は制御情報ファイ
ル1112を表す。空欄になっている部分は、販売で
使用していないことを表す。また、縦方向は、時系列で
の全客別販売データ11131の客別ファイル識別子1
11312の変化を表す。ターミナル1の立ち上げ後の
最初の販売開始では、受信ファイル1111の制御情報
を制御情報ファイル1112に格納し、販売処理で
は、制御情報の読み出しファイルとして制御情報ファイ
ル1112を選択し、客別販売データ11131の客
別ファイル識別子111312に識別情報のを書き込
む。その後に、制御情報を受信した場合には、使用して
いない制御情報ファイル1112に受信ファイル11
11の制御情報を更新する。また、販売においては、受
信ファイル1111の制御情報を制御情報ファイル1
112に更新するまでは、制御情報ファイル1112
を選択し、販売が終了するまで使用し、更新後は更新さ
れたにし、以降は制御情報ファイル1112を選択
し、販売が終了するまで使用する。その後、制御情報を
受信した場合には、使用していない制御情報ファイル1
112に更新していくことで同様の処理を行う。販売処
理時において、制御情報ファイル1112を参照する際
には、販売データ11131内の客別ファイル識別子1
11312111312を調べて、対応する制御情報フ
ァイル1112を参照する。
【0045】つぎに、図7を参照して上記POSシステ
ムにおける更新および販売動作を説明する。図7は、第
2の実施例の制御部112の動作フローチャートを示
したものである。
【0046】図7において、制御部112は、回線部1
13および入力部115からのイベントを待っていて、
イベントが発生するとつぎのステップに移る(S1)。
イベントが発生すると入力部115でのキー入力か否か
を判定する(S2)。回線部113から制御情報が送ら
れるというイベントが発生し、キー入力がないと、受信
した制御情報を受信ファイル1111ヘ格納する(S
3)。また、キー入力がおこなわれると、販売開始かど
うかを判断する(S4)。所定のキー入力もしくは販売
の商品の登録があると販売開始であると判断する。販売
開始であると判断すると、制御情報が受信ファイル11
11に更新済か否かを判定する(S5)。制御情報が受
信ファイル1111に更新済のときには、使用していな
い制御情報ファイル1112があるかないかを判断する
(S6)。この判断は、客別販売データ11131の客
別ファイル識別子111312を参照し、登録されてい
る識別情報より、使用していない制御情報ファイル11
12があるかないかを判断する。受信ファイル1111
が更新済であって、使用していない、空き制御情報ファ
イル1112があるなら、受信ファイル1111の制御
情報を空き制御情報ファイル1112に格納し、制御情
報を更新する(S7)。
【0047】つぎに、制御部112では、客別販売デー
タ11131の割り振りをおこない(S8)、格納先の
制御情報ファイル1112の識別子を当該客別販売デー
タ11131の客別ファイル識別子111312に書き
込み、新たな制御情報ファイル1112に基づいて販売
開始処理をおこなう(S9)。制御情報が受信ファイル
1111に更新済でないなら(S5)、直ちに客別販売
データ11131の割り振りをおこない(S8)、前回
販売使用の制御情報ファイル1112を客別ファイル識
別子111312に書き込み、販売開始処理をおこなう
(S9)。また、受信ファイル1111が更新済でない
場合と、空き制御情報ファイル1112がない場合に
は、(S5、S6)、直ちに客別販売データ11131
の割り振りをおこない(S8)、販売開始処理をおこな
う(S9)。
【0048】キー入力がおこなわれ(S2)、販売開始
でないなら(S4)、客別ファイル識別子111312
に対応した制御情報ファイル1112に基づき販売処理
を続行する(S10)。処理終了後に販売が終了したか
を判断し(S11)、販売が終了しないならイベント待
ちに戻り、販売が終了したら客別販売データ11131
を解放し(S12)、イベント待ちに戻る。
【0049】このように、受信ファイル1111と複数
の制御情報ファイル1112とを持ち、コントローラよ
り受信する制御情報は直ちに受信ファイル1111に格
納される。受信ファイル1111から制御情報ファイル
1112への格納は、未使用の制御情報ファイル111
2にのみ格納され、客別販売データ11131では客別
ファイル識別子111312により対応づけられた固定
の制御情報ファイル1112を使用するので、販売途中
で制御情報が変更されることは無い。本実施例によれ
ば、中規模な容量を必要とする、販売途中で変更されや
すい制御情報に効果的である。制御情報ファイル111
2としては、例えば、商品の割引番号と割引額もしくは
割引率等とを示す割引ファイルなどがある。
【0050】第2の実施例によれば、区切れ目を、客別
ファイル識別子111312に記憶されている客ごとの
使用している制御情報ファイル1112の識別情報に基
づいて、使用していない制御情報ファイル1112があ
るときとし、制御情報を更新することができる。
【0051】つぎに、本発明の第3の実施例を図8およ
び図9を用いて説明する。図8は、第3の実施例の記憶
部構成図を示している。本実施例においては、制御情
報を客別販売データ11131にそれぞれ備える場合に
ついて示している。POSシステムの構成図は、第1の
実施例で示した図1と同様であり、送受信動作も同様に
処理できる。
【0052】また、図9に、第2の実施例における客別
販売データ構成図を示す。図9において、客別販売デ
ータ11131は、客別販売データ詳細111311と
客別制御情報エリア111313とに分かれている。コ
ントローラ3より受信した制御情報は受信ファイル11
11に格納され、格納後直ちに制御情報ファイル111
2に格納される。送られる制御情報が単独メッセージで
ある場合には、受信ファイル1111を用いずに直接制
御情報ファイル1112に格納してもよい。販売開始時
に、制御情報ファイル1112から制御情報を客別制御
情報エリア111313にそれぞれ書き込む。以降の販
売処理では客別制御情報エリア111313を使用す
る。
【0053】このように、販売開始時点で制御情報ファ
イル1112から客別制御情報エリア111313に制
御情報の転送をおこない、当該販売中では客別販売デー
タ11131に記憶している制御情報を使用するので、
販売途中で制御情報が変更されることは無い。また、本
実施例によれば、小規模の容量で、販売途中で変更され
やすい制御情報に効果的である。制御情報ファイル11
12としては、例えば、タイムリーな割引情報のレシー
ト印字内容等を示すタイムセール・メッセージテーブル
などがある。
【0054】第3の実施例によれば、制御情報を客別販
売データ11131にそれぞれ有し、販売ファイル11
13の状態にかかわらず、制御情報の更新をすることが
できる。
【0055】つぎに、本発明の第4の実施例を図10を
用いて説明する。図10は、第4の実施例の記憶部構成
図を示している。本実施例においては、制御情報を追
加していく形式における更新について説明する。POS
システムの構成図は、第1の実施例で示した図1と同様
であり、送受信動作も同様に処理できる。
【0056】図10において、記憶部111内には、コ
ントローラ3から受信した制御情報を記憶する制御情報
ファイル1112と、受信した制御情報の合計レコード
数を保持するための保持手段である受信レコード数11
14と、販売処理時に利用される合計販売レコード数を
保持するための保持手段である販売レコード数1115
と、販売に関するデータを記憶する販売ファイル111
3とに領域分けされている。販売ファイル1113は、
複数の客別販売データ11131より構成される。レコ
ード数は、制御情報ファイル1112の管理データであ
る。
【0057】本実施例における販売更新処理は以下に示
すようになる。コントローラより制御情報を受信し、制
御情報ファイル1112に格納する。受信した追加レコ
ード数だけ受信レコード数1114が加算される。本実
施例では、制御情報ファイル1112は、追加形式なの
で受信ファイルを用意する必要はない。販売開始時点
で、受信レコード数1114と販売レコード数1115
との値が同じか否かを判断し、レコード数が違う時であ
って販売ファイル1113が空の場合に、受信レコード
数1114を販売レコード数1115に保持する。販売
ファイル1113が空でない場合は、新たな販売開始を
エラーにする。この場合、その旨を表示部116で表示
し、ブザー部117で警告音を鳴らして新たな販売を禁
止し、販売ファイル1113を空にするように促す。販
売処理では、常に販売レコード数1115の示すレコー
ド数分の制御情報ファイル1112を使用する。
【0058】このように、受信した制御情報レコード数
は、受信レコード数保持手段に設定し、販売で使用する
レコード数は販売レコード数保持手段に設定する。販売
レコード数1115は販売ファイル1113が空の時の
み更新し、受信レコード数1114と販売レコード数1
115とが一致していない時は、更新されたとして、新
たな販売開始を抑止するので、販売途中で使用する制御
情報が変更されることは無い。本実施例によれば、大規
模な容量を必要とする、販売途中では変更されにくい制
御情報に効果的である。制御情報ファイル1112とし
ては、例えば、単品商品の商品コード(PLUコー
ド)、金額、名称、部門番号、割引番号等を示すPLU
ファイルなどがある。
【0059】つぎに、本発明の第5の実施例を図11お
よび図12を用いて説明する。図11は、第5の実施例
の記憶部構成図を示している。本実施例においては、
販売処理時に利用される制御情報レコード数を保持する
ための保持手段である販売レコード数を客別販売データ
11131にそれぞれ備える場合について示し、制御情
報を追加していく形式における更新について説明する。
POSシステムの構成図は、第1の実施例で示した図1
と同様であり、送受信動作も同様に処理できる。
【0060】図11において、記憶部111は、コント
ローラ3から受信した制御情報を記憶する受信ファイル
1111と、制御情報を記憶するための制御情報記憶手
段である制御情報ファイル1112と、受信した制御情
報の合計レコード数を保持するための保持手段である受
信レコード数1114と、販売に関するデータを記憶す
る販売ファイル1113とが領域分けされて置かれてい
る。販売ファイル1113は、客別販売データ1113
1から成る。
【0061】また、図12に客別販売データ構成図を
示すように、客別販売データ11131は、客別販売デ
ータ詳細111311と客別販売レコード数11131
4とに分かれている。客別販売レコード数111314
は、販売処理時に利用される制御情報のレコード数を保
持するための保持手段である。販売処理においては、該
客別販売レコード数111314に示されているレコー
ド数の制御情報を利用する。
【0062】本実施例における販売更新処理は以下に示
すようになる。コントローラ3より制御情報を受信し、
制御情報ファイル1112に格納する。本実施例では、
制御情報ファイル1112は追加形式なので、受信ファ
イル1111を用意する必要がない。受信した追加レコ
ード数だけ受信レコード数1114が加算される。販売
開始時点で、受信レコード数1114と、客別販売レコ
ード数111314との値が同じか否かを判断し、レコ
ード数が違う時には、受信レコード数1114を当該客
別販売データ11131内の客別販売レコード数111
314に格納する。当該販売では客別販売レコード数1
11314が示すレコード数分の制御情報ファイル11
12を使用する。
【0063】このように、追加形式の制御情報の客別販
売レコード数111314を客別販売データ11131
に持ち、各販売開始時点での受信レコード数1114を
客別販売レコード数111314として販売終了まで保
持し、当該販売では当該客別販売レコード数11131
4までの制御情報を使用することにより、販売途中で制
御情報が変更されることは無い。本実施例によれば、容
量の規模に関わらず、販売途中で変更されやすい追加形
式の制御情報に効果的である。制御情報ファイル111
2としては、例えば、単品ごとの価格変更に関するPL
Uコードおよび金額を示すPLU価格変更ファイルなど
がある。
【0064】つぎに、本発明の第6の実施例を図13お
よび図14を用いて説明する。図13は、第6の実施例
の記憶部構成図を示している。また、図14は、客別
販売データ構成図を示す。本実施例においては、制御
情報ファイル1112を制御情報の種類に対応して設け
て、販売ファイル1113の客別販売データ11131
に、客ごとに使用する前記制御情報ファイル1112の
制御情報の種類を客ごとに記憶する場合について説明す
る。POSシステムの構成図は、第1の実施例で示した
図1と同様であり、送受信動作も同様に処理できる。
【0065】図13において、記憶部111は、更新し
ていく形式の制御情報をコントローラ3から受信して記
憶する受信ファイル1111と、制御情報を記憶する
ための制御情報記憶手段であり、制御情報の種類に対応
して設けられる制御情報ファイル1112、制御情報
ファイル1112、制御情報ファイル111
2、制御情報ファイル1112、制御情報ファイル
1112および制御情報ファイル1112と、追加し
ていく形式の制御情報の受信合計レコード数を保持する
ための保持手段である受信レコード数1114および
受信レコード数1114と、受信レコード数111
4に対応し、販売処理時に利用される制御情報のレコー
ド数を保持するための保持手段である販売レコード数
1115と、販売に関するデータを記憶する販売ファイ
ル1113とに領域分けされている。販売ファイル11
13は、複数の客別販売データ11131から成る。
【0066】また、図14に示すように、客別販売デー
タ11131は、客別販売データ詳細111311、客
別ファイル識別子111312、客別制御情報エリア
111313、客別販売レコード数111314に
分かれている。客別販売データ詳細111311は、客
ごとの販売に関する情報を格納し、客別ファイル識別子
111312は、前記2個の制御情報ファイル111
2のおよびの識別情報を格納する。また、客別
制御情報エリア111313は、制御情報ファイル
1112を記憶する。客別販売レコード数11131
4は、受信レコード数1114に対応し、販売処理時
に利用される制御情報ファイル1112のレコード数
を保持するための保持手段である。
【0067】本実施例においては、受信時に、制御部1
12において、受信したデータに付加されている制御情
報の種類を示す情報を検出し、制御情報の種類を判断す
る。判断の結果、受信ファイル1111もしくは
制御情報ファイル1112に記憶させる。その後、
制御情報の種類に対応して制御情報を更新していく。更
新するタイミングについては、前述の実施例と同様に、
更新の区切れ目か否かを判断して、区切れ目の場合に更
新をそれぞれ行う。
【0068】つぎに、制御情報の種類について図18を
参照して説明する。図18は、制御情報の種類を説明す
るための説明図を示す。
【0069】図18において、制御情報の種類として
は、部門ファイル、割引ファイル、タイムセール
・メッセージテーブル、PLUファイル、PLU価
格変更ファイルなどがある。部門ファイルは、例えば、
お菓子、果物という、商品の大分類を示し、部門ファイ
ルの内容としては、商品の大分類の識別情報である部門
番号と該部門名称と割引番号等がある。また、割引ファ
イルは、商品の割引番号と割引額もしくは割引率等とを
示す。タイムセール・メッセージテーブルは、例えば、
タイムリーな割引情報のレシート印字内容等を示す。P
LUファイルは、例えば、単品商品の商品コード(PL
Uコード)、金額、名称、部門番号、割引番号等を示
す。また、PLU価格変更ファイルは、単品ごとの価格
変更に関するPLUコードおよび金額を示す。このよう
に、複数の制御情報の種類がある場合には、それぞれの
制御情報に対応した制御情報ファイル1112の更新を
するようにできる。これは、前述の実施例1〜実施例5
に示したような受信ファイル1111、制御情報ファイ
ル1112や更新手段をあわせ持つことにより対応でき
る。例えば、図13において、部門ファイルについて
は、第1の実施例に示したような、受信ファイル11
11および制御情報ファイル1112を利用する。
割引ファイルについては、第2の実施例に示したよう
な、受信ファイル1111、制御情報ファイル1
112、制御情報ファイル1112および客別ファ
イル識別子111312を利用する。タイムセール
・メッセージテーブルについては、第3の実施例に示し
たような、受信ファイル1111、制御情報ファイル
1112、客別制御情報エリア111313を利用
する。PLUファイルについては、第4の実施例に示
したような、制御情報ファイル1112、受信レコー
ド数1114および販売レコード数1115を利用
する。PLU価格変更ファイルについては、第5の実
施例に示したような、制御情報ファイル1112、受
信レコード数1114および客別販売レコード数1
11314を利用する。
【0070】このような構成を取る場合においては、次
々と送信されてくる制御情報が、関連するか否かの判断
ができないので、コントローラ3は、制御情報の送出時
に、関連する制御情報群を示すために、関連する制御情
報群の終わりであることを示すEND情報を送出する。
これにより、関連する制御情報群を判断できる。もしく
は、END情報の代わりに、関連する制御情報群である
のを示すのに、特定の情報を付加するようにしてもよ
い。これらの送信例を図15、図16および17を参照
して以下に説明する。
【0071】図15、図16および図17は、第6の実
施例におけるメッセージ転送例を示し、メッセージ例
1、メッセージ例2およびメッセージ例3を示してい
る。本実施例でのコントローラ3とターミナル1とのメ
ッセージ手順を示す。図15、図16および図17にお
いて、〜は、前述の部門ファイル、割引ファイ
ル、タイムセール・メッセージテーブル、PLUフ
ァイルおよびPLU価格変更ファイルにおける個別の
制御情報をそれぞれ示している。
【0072】図14に示すメッセージ例1では、ターミ
ナル1はよりまでの個別制御情報を全て受け取る。
ENDを受信した段階で全ての個別制御情報は受信終了
となる。およびの個別制御情報が含まれているの
で、ENDを受信して受信終了となった時、販売ファイ
ル1113が空でない時は新たな販売開始は抑止され、
販売ファイル1113が空となった時に全ての個別制御
情報は一括して販売に反映される。ENDを受信して受
信終了となった時、販売ファイル1113が空なら次の
販売より全ての個別制御情報は直ちに販売に反映され
る。
【0073】図15に示すメッセージ例2では、ターミ
ナル1はとの個別制御情報を受け取る。ENDを受
信した段階で、両者の個別制御情報は受信終了となる。
ととは、受信終了の後の次の販売で直ちに販売に反
映されるので、ENDを受信して受信終了となった時、
次の販売より全ての個別制御情報は直ちに販売に反映さ
れる。
【0074】図16に示すメッセージ例3では、ターミ
ナル1はととの個別制御情報を受け取る。END
を受信した段階で、3者の個別制御情報は受信終了とな
る。ととは受信終了の後の次の販売で直ちに販売に
反映できるが、は、販売ファイル1113が空か、販
売ファイル1113の中の客別ファイル識別子1113
12が全て同一の時に販売への反映が可能となる。この
ため、ENDを受信して受信終了となった時、次の販売
より全ての個別制御情報の販売への反映の開始は、販売
ファイル1113が空か、販売ファイル1113の中の
客別ファイル識別子111312が全て同一の時とな
る。
【0075】このように、複数の個別制御情報からなる
制御情報を受信した際に、コントローラ3からの受信終
了指示により一括して各個別制御情報を受信終了とする
ので、お互いに関係しあう個別制御情報がばらばらに受
信終了となることが無い。更新された制御情報を同時に
反映させるために、更新できる状態の区切れ目になった
ときに全個別制御情報の販売への使用開始をおこなうの
で、お互いに関係しあう個別制御情報がばらばらに販売
に反映されることは無い。以上により、販売途中で使用
する制御情報が変更されることは無い。
【0076】本実施例によれば、各種類の制御情報によ
り複合構成される制御情報に効果的である。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、販売途
中で制御情報が変更されること無く、制御情報形式に応
じてメモリ容量効率の良い、POSシステムおよびター
ミナル制御情報更新方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るPOSシステム構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る記憶部構成図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例に係る制御部動作フロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施例に係る記憶部構成図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例に係る客別販売データ構
成図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る販売制御ファイル
更新方法を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る制御部動作フロー
チャートである。
【図8】本発明の第3の実施例に係る記憶部構成図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施例に係る客別販売データ構
成図である。
【図10】本発明の第4の実施例に係る記憶部構成図
である。
【図11】本発明の第5の実施例に係る記憶部構成図
である。
【図12】本発明の第5の実施例に係る客別販売データ
構成図である。
【図13】本発明の第6の実施例に係る記憶部構成図
である。
【図14】本発明の第6の実施例に係る客別販売データ
構成図である。
【図15】本発明の第6の実施例に係るメッセージ例1
を示す説明図である。
【図16】本発明の第6の実施例に係るメッセージ例2
を示す説明図である。
【図17】本発明の第6の実施例に係るメッセージ例3
を示す説明図である。
【図18】制御情報の種類を説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1…ターミナル、2…回線ケーブル、3…コントロー
ラ、31…制御情報、11…キャッシャ、12…チェッ
カ、13…回線ケーブル、111…記憶部、112…制
御部、113…回線部、115…入力部、116…表示
部、117…ブザー部、114…印字部、1111…受
信ファイル、1112…制御情報ファイル、1113…
販売ファイル、1114…受信レコード数、1115…
販売レコード数、11131…客別販売データ、111
311…客別販売データ詳細、111312…客別ファ
イル識別子、111313…客別制御情報エリア、11
1314…客別販売レコード数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野上 幹夫 神奈川県秦野市堀山下1番地 日立コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小野田 貴 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】販売する商品情報を入力する入力部を少な
    くとも備える少なくとも一つのチェッカ部と、 前記入力部より入力された商品情報を販売の単位である
    客ごとに記憶する販売データ記憶手段と、販売のための
    商品に関する制御情報を記憶する制御情報記憶手段と、
    前記販売データ記憶手段と前記制御情報記憶手段とに基
    づいて販売処理をする販売処理手段とを備え、前記チェ
    ッカ部に対応して設けられる、少なくとも一つのキャッ
    シャ部と、 前記制御情報を前記キャッシャ部に送信する送信手段を
    少なくとも備えるコントローラ部とを有するPOSシス
    テムにおいて、 前記キャッシャ部は、 前記送信手段から送信された前記制御情報を受信する受
    信手段と、 該受信手段における前記制御情報の受信時に、前記チェ
    ッカ部の入力部および前記キャッシャ部における前記制
    御情報の更新可能な区切れ目か否かを判断する判断手段
    とを備え、 前記制御情報記憶手段は、前記判断手段で判断した区切
    れ目において、前記受信手段で受信した前記制御情報を
    格納することを特徴とするPOSシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記客の販売処理終了
    後に前記販売データ記憶手段の当該客に対応する商品情
    報を削除する削除手段をさらに備え、 前記判断手段は、前記区切れ目を、前記販売データ記憶
    手段に、いずれの客ごとの商品情報も記憶されていない
    ときとすることを特徴とするPOSシステム。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記判断手段は、前記
    区切れ目の判断時に、前記販売データ記憶手段に客ごと
    の商品情報が記憶されている場合には、販売開始不可で
    あることを出力することを特徴とするPOSシステム。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記制御情報記憶手段
    を複数備え、 前記販売処理手段において客ごとに使用する前記制御情
    報記憶手段の識別情報を客ごとに記憶する制御情報識別
    子記憶手段をさらに有し、 前記判断手段は、前記区切れ目を、前記販売データ記憶
    手段に記憶されている客ごとの使用している前記制御情
    報記憶手段の識別情報に基づいて、使用していない制御
    情報記憶手段があるときとし、 当該使用していない制御情報記憶手段は、前記判断手段
    で判断した区切れ目において、前記受信手段で受信した
    前記制御情報を格納することを特徴とするPOSシステ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記販売データ記憶手
    段は、客ごとに前記制御情報をさらに記憶することを特
    徴とするPOSシステム。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記制御情報記憶手段
    は、前記制御情報の種類に対応して設けられ、 前記販売データ記憶手段は、前記販売処理手段において
    客ごとに使用する前記制御情報記憶手段の制御情報の種
    類を客ごとに記憶することを特徴とするPOSシステ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項2、3、4、5または6において、
    前記受信手段における前記制御情報のレコード数を保持
    する受信レコード数保持手段と、 前記販売処理手段において使用する前記制御情報記憶手
    段のレコード数を保持する販売レコード数保持手段とを
    さらに有することを特徴とするPOSシステム。
  8. 【請求項8】請求項2、3、4、5または6において、
    前記受信手段における前記制御情報のレコード数を保持
    する受信レコード数保持手段をさらに有し、 前記販売データ記憶手段は、前記販売処理手段において
    客ごとに使用する前記制御情報記憶手段のレコード数を
    客ごとに記憶することを特徴とするPOSシステム。
  9. 【請求項9】販売する商品情報を入力する入力部を少な
    くとも備える、少なくとも一つのチェッカ部と、 前記入力部より入力された商品情報を販売の単位である
    客ごとに記憶する販売データ記憶手段と、販売のための
    商品に関する制御情報を記憶する制御情報記憶手段と、
    前記販売データ記憶手段と前記制御情報記憶手段とに基
    づいて販売処理をする販売処理手段とを備え、該チェッ
    カ部に対応して設けられる、少なくとも一つのキャッシ
    ャ部と、 前記制御情報を前記キャッシャ部に送信する送信手段を
    少なくとも備えるコントローラ部とを有するPOSシス
    テムにおける制御情報の更新方法であって、 前記キャッシャ部は、 前記送信手段から送信された前記制御情報を受信し、 前記制御情報の受信時に、前記チェッカ部の入力部およ
    び前記キャッシャ部における前記制御情報の更新可能な
    区切れ目か否かを判断し、更新可能でない場合には販売
    開始不可であることを出力し、 更新可能な場合には、前記受信手段で受信した前記制御
    情報を前記制御情報記憶手段に格納することを特徴とす
    る制御情報の更新方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7344070B2 (en) 2004-03-25 2008-03-18 Seiko Epson Corporation POS system, input/output control apparatus for use in a POS system, and method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7344070B2 (en) 2004-03-25 2008-03-18 Seiko Epson Corporation POS system, input/output control apparatus for use in a POS system, and method
US7648067B2 (en) 2004-03-25 2010-01-19 Seiko Epson Corporation POS system, input/output control apparatus for use in a POS system, and method

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