JP3213298B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP3213298B2
JP3213298B2 JP2000039152A JP2000039152A JP3213298B2 JP 3213298 B2 JP3213298 B2 JP 3213298B2 JP 2000039152 A JP2000039152 A JP 2000039152A JP 2000039152 A JP2000039152 A JP 2000039152A JP 3213298 B2 JP3213298 B2 JP 3213298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラベルプリンタ、特
に複数の印字部を有して異なる種類のラベルを発行する
ラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばスーパーマーケットで販売される
生鮮食料品には、その商品名を始め、単価や正味量、価
格等が印字された値付ラベルが貼付されるが、このよう
な通常のラベルの他に、人目を引くために比較的自由な
レイアウトで、「広告の品」、「お買得品」等の販促文
字やイラスト、あるいは値引商品であればその値引価格
や、2パック買えば安くなるような場合であればその2
パック分の値引価格等が大きく表示された販売促進用の
所謂ポップラベルと呼ばれる黄色や赤色のラベルが別に
貼付されることが多くなっている。
【0003】その場合に、これらの値付ラベル(通常ラ
ベル)及びポップラベル(臨時ラベル)は、従来より、
特開昭63−294339号公報又は特公平8−585
号公報に開示されているように、二つの印字機構(印字
部)を有するラベルプリンタを用いてそれぞれ別々に発
行されている。
【0004】すなわち、商品名や通常価格等の通常デー
タだけを商品に表示する場合は一方の印字部だけを使っ
て通常ラベルを発行し、これに対し、販促文字や値引価
格等の臨時データも商品に表示する場合にはもう一方の
印字部も使って上記通常ラベルの発行と共に臨時ラベル
も発行するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに通常ラベルと臨時ラベルとが別々に印字されて発行
されることから、商品にラベルを貼るときにラベルを二
回貼付しなければならず面倒であるとの問題が従来より
あった。
【0006】また、臨時ラベルが値引価格を表示するも
のである場合には、その臨時ラベルを通常価格が表示さ
れた通常ラベルにできるだけ近づけて貼り付ける方がよ
く、そうしたときに貼付ミスによりラベル同士が重なっ
てしまって印字された文字が読み取れなくなることも生
じる。
【0007】そこで、本発明は、商品名や通常価格等の
通常データが印字された通常ラベルの他に、該通常デー
タとは異なる値引き処理用のデータやポップ用イメージ
データ等の臨時データが印字された臨時ラベルも発行す
る場合に、その貼付作業が簡便となるようにラベルを発
行することのできるラベルプリンタの提供を課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次のように特定したことを特徴とする。
【0009】まず、本発明のうち請求項1に記載の発明
(以下「第1発明」という。)は、ラベルに商品の品名
及び価格等のデータを印字して発行するラベルプリンタ
において、通常の価格ラベル用のラベルが装着された印
字部と、値引き処理を行うのに適したラベルが装着され
た印字部とを含む複数の印字部と、前記商品の呼出番号
毎に少なくとも商品名及び単価を示すデータと、値引き
処理を行わない又は一品値引き処理もしくは複数品値引
き処理を行うのいずれかを示す処理データとを予め記憶
するメモリと、前記メモリに記憶されているデータを読
み出す読出手段と、前記読出手段で読み出した処理デー
タに基づいていずれの処理を行うかを判断する判断手段
と、前記複数の印字部から前記判断手段によって行うと
判断した処理に適したラベルが装着された印字部を選択
する選択手段と、前記処理データのうちの一品値引き処
理を示すデータと複数品値引き処理を示すデータとの間
でデータを変更する変更手段とが備えられていることを
特徴とする。
【0010】そして、請求項2に記載の発明(以下「第
2発明」という。)は、ラベルに商品の品名及び価格等
のデータを印字して発行するラベルプリンタにおいて、
通常の価格ラベル用のラベルが装着された印字部と、
ップ用のイメージデータを印字するのに適したラベルが
装着された印字部とを含む複数の印字部と、前記商品の
呼出番号毎に少なくとも商品名及び単価を示すデータ
と、ポップ用イメージデータの印字処理を行わない又は
一品値引きのポップ用イメージデータもしくは複数品値
引きのポップ用イメージデータの印字処理を行うのいず
れかを示す処理データとを予め記憶するメモリと、前記
メモリに記憶されているデータを読み出す読出手段と、
前記読出手段で読み出した処理データに基づいていずれ
の処理を行うかを判断する判断手段と、前記複数の印字
部から前記判断手段によって行うと判断した処理に適し
たラベルが装着された印字部を選択する選択手段と、前
記処理データのうちの一品値引きのポップ用イメージデ
ータの印字処理を示すデータと複数品値引きのポップ用
イメージデータの印字処理を示すデータとの間でデータ
を変更する変更手段とが備えられていることを特徴とす
る。
【0011】上記第1発明ないし第2発明のいずれによ
っても、処理データに基づいて値引き処理が行われるか
否か、或いはポップ用イメージデータを印字するか否か
が判断される。そして、通常は、通常の価格ラベル用の
ラベルが装着された印字部が選択されてラベルが発行さ
れるとともに、値引き処理を行うと判断され、或いはポ
ップ用イメージデータを印字すると判断されたときに
は、値引き処理のためのデータやポップ用イメージデー
タ等の臨時データを印字するのに適したラベルが装着さ
れた印字部が選択されてラベルが発行されることにな
る。
【0012】すなわち、従来であれば、後者の場合に、
通常データが値付ラベルに、臨時データがポップラベル
にそれぞれ別々に印字されて二枚の異なるラベルが発行
されていたものが、通常データと臨時データとが合わせ
て印字された臨時ラベルが一枚だけ発行されることにな
る。その結果、この臨時ラベルを商品に一枚貼付するだ
けで通常データと臨時データとの両方を商品に表示する
ことができて、従来のように二枚の異なるラベルを別々
に貼る必要がなくなると共に、貼付ミスによってラベル
同士が重なってしまうということがない。
【0013】そして、臨時データとして値引き処理のた
めのデータやポップ用イメージデータが印字される場合
にあっては、これらのデータがおのずと通常価格に近づ
けられて表示されるとともに、値引き処理を行い或いは
ポップ用イメージデータの印字処理を行う場合について
は、一品値引き処理か複数品値引き処理か、或いは一品
値引きのポップ用イメージデータの印字処理か複数品値
引きのポップ用イメージデータの印字処理かの変更が可
能であるから、本発明の効果がより大きくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1に示すように、この実施の形態に係る
ラベルプリンタ1は、計量皿11に商品(図示せず)が
載置されると、その計量値から商品の正味量及び価格を
算出し、これらの値を商品名等と共にラベルに印字して
発行する計量値付プリンタであって、メインプリンタ2
とサブプリンタ3の二つのプリンタ装置を有する。
【0016】両プリンタ2,3はそれぞれ印字部21,
31を備えて、ラベルLs…Ls,Lp…Lpに所定の
データを印字したのち各発行口21a,31aから繰出
し発行する。
【0017】またメインプリンタ2には、テンキーやフ
ァンクションキーが配置された操作部22…22と表示
部23とが設けられて、該操作部22…22のキー操作
で商品の指定やラベル発行モードの設定が行なわれると
共に、そのときの印字データやオペレーションメッセー
ジ等が表示部23に表示されるようになっている。
【0018】そして、この計量プリンタ1には、図2に
示すように、それぞれマイクロコンピュータからなり、
計量皿11に作用した負荷に応じた歪信号(計量値信
号)を発生するロードセル(LC)12からの該計量値
信号及び操作部22…22からのキー操作信号を入力す
ると共に、表示部23に対して表示すべきデータ信号や
メッセージ信号を出力する中央制御部4と、この中央制
御部4と独立回線5aで接続され、該中央制御部4から
出力される印字信号を受けてメインプリンタ2の印字部
21の動作を制御するメインプリンタ制御部5と、同じ
く中央制御部4と独立回線6aで接続され、該中央制御
部4からの印字信号を受けてサブプリンタ3の印字部3
1の動作を制御するサブプリンタ制御部6とが内蔵され
て、これら三つの制御部4,5,6により当該計量値付
プリンタ1の動作全体が統括管理されるようになってい
る。
【0019】また、上記中央制御部4にはメモリ41が
格納されて、このメモリ41に、図3に示すように、商
品名bや、商品を指定して呼び出す際に用いられる呼出
番号(呼出No)a、あるいは単価c等の各種データが
レイアウトされた商品マスターが登録されている。そし
て、中央制御部4は、上記操作部22…22のキー操作
で呼出番号が入力されると、その商品に関する上記登録
データを呼び出して表示部23に表示すると共に、これ
らのデータとロードセル12からの計量値信号とから正
味量や価格等の演算を行ない、また上記登録データに基
づいてラベルに印字すべき印字データの抽出や編集を行
なって、その結果に応じて上記の二つのプリンタ2,3
のいずれか一方の制御部5,6に印字信号を発信し、そ
の印字部21又は31にラベルLs又はLpを発行させ
るようになっている。
【0020】次に、この計量値付プリンタ1が行なうか
かる計量値付制御を図4に示すフローチャートに従って
さらに詳しく説明する。
【0021】まず作業者がラベル発行のモードを操作部
22…22でキー入力して設定すると(ステップS
1)、中央制御部4は「商品指定」のオペレーションメ
ッセージを表示部23に表示し(ステップS2)、次い
で作業者がそれに従って商品の呼出番号(作業者は別に
商品毎の呼出番号のリストをもっている。)を同じく操
作部22…22でキー入力すると(ステップS3)、そ
の指定された商品に関する登録データを表示部23に表
示すると共に、「計量」のオペレーションメッセージも
併せて表示する(ステップS4)。そして作業者がそれ
に従って商品を計量皿11に載置し、その計量値が安定
すると(ステップS5)、その計量値から上記登録デー
タ中の包装風袋(図3には図示せず)を差し引いて正味
量を算出し、さらにこの正味量に単価cを掛けることに
よって価格を算出する(ステップS6)。
【0022】なお、図3に示した商品マスターの登録デ
ータは操作部22…22のキー操作により適宜変更でき
るようになっており、図例では定重量eの項が全て
「0」とされているが、この項eに予め所定の重量値が
登録されている場合は、その重量値eを正味量とする。
また、同じく商品マスターにおいて、呼出番号が「00
09」や「0012」の商品のように、定金額fの項に
予め所定の金額が登録されている場合には、その金額f
をそのまま表示価格とする。したがって、これらの商品
については単価cは登録されていない。
【0023】次に中央制御部4は上記登録データの中か
らラベルに印字すべき印字データを抽出する(ステップ
S7)。その場合に、中央制御部4は、図5に示すよう
な通常の値付ラベル(通常ラベル)Lsに印字される通
常データ、すなわち、商品部門コードi(図3には図示
せず)、商品名b、商品識別バーコードj(商品マスタ
ーには「POSコード」として登録されているが図3に
は図示せず)、単価c、並びに上で算出した正味量k及
び価格m、あるいは定重量eや定金額f等の各データを
印字データとして抽出する。
【0024】次に中央制御部4はサブプリンタ3が有る
か否かの判定をする(ステップS8)。この判定は、サ
ブプリンタ3が設置されており、その制御部6が中央制
御部4と接続されて、該印字部31でのラベル発行が可
能な状態である場合にYESと判断される。
【0025】その結果サブプリンタ3が有ると判定され
た場合には、中央制御部4は次に登録データ中にポップ
番号(POP No)dが有るか否かの判定をする(ス
テップS9)。この判定は、商品マスターのポップ番号
dの項が「0」でない場合にYESと判断される。
【0026】その結果ポップ番号dが有ると判定された
場合には、中央制御部4は次に同じく登録データ中にM
特価gが有るか否かの判定をする(ステップS10)。
この判定は、商品マスターのM特価gの項が「0」でな
い場合にYESと判断される。
【0027】そして、以上三つのステップS8〜S10
で全てYESの場合に、中央制御部4は次に上記ポップ
番号dが「38」以上であるか否かを判定し(ステップ
S11)、YESであれば、上記M特価gが金額(正味
量と単価cとから算出された通常価格又は定金額fの項
に予め登録されている通常価格をいう。以下同じ。)よ
り大きいことを確認したのち(ステップS12)、印字
データの編集を行ない(ステップS13)、NOであれ
ば、上記M特価gが金額より小さいことを確認したのち
(ステップS16)、同じく印字データの編集を行なう
(ステップS17)。
【0028】その場合に、中央制御部4のメモリ41に
は、上記商品マスターの他に、図6に示すようにポップ
番号d毎のイメージデータnが登録されていて、中央制
御部4は、ポップ番号dが38以上でステップS13に
進んだときには、上記ステップS7で通常ラベルに印字
すべきものとして抽出した印字データ(通常データ)
に、そのポップ番号dに対応するイメージデータn及び
M特価g(臨時データ)を加えて編集し、この編集した
印字データに印字コマンドを付した印字信号をサブプリ
ンタ3の制御部6に対して独立回線6aを介して出力す
る(ステップS14)。なお、図6に示したように、上
記イメージデータnには、ポップ番号dが「38」以上
の場合に、複数品での値引きを表示する販売促進用の文
字が登録されている。
【0029】そしてサブプリンタ3は、この印字信号を
受けて、図7に示すように、従来より所謂ポップラベル
に表示される複数品での値引表示の販促文字n及びその
値引価格g(臨時データ)が通常ラベルの上部に合わせ
て表示された構成のラベル(臨時ラベル)Lpを発行す
る(ステップS15)。このときサブプリンタ3には、
通常ラベルに比べて上下に長く、かつ上部が黄色や赤色
に着色されたラベルがセットされており、臨時データ
n,gがその着色部分に、商品名bや通常価格m等の通
常データが無着色部分にそれぞれ印字されるようになっ
ている。
【0030】なお、図7に示したラベルは、呼出番号a
が「0014」の商品に関して、図3の登録データ通り
に処理された場合に発行される臨時ラベルである。ま
た、図3の登録データにおいて、モードhが固定とは、
M特価gが例えば500(円)で固定(呼出番号000
1の商品の場合)の意味であり、その他に、例えば75
(円)引き(呼出番号0011の商品の場合)や、21
(%)引き(呼出番号0012の商品の場合)等があ
る。
【0031】一方、中央制御部4は、ポップ番号dが3
8未満でステップS17に進んだときには、上記ステッ
プS7で通常ラベルに印字すべきものとして抽出した印
字データ(通常データ)に、そのポップ番号dに対応す
るイメージデータn及びM特価g(臨時データ)を加え
て編集すると共に、さらに該印字データ中の通常価格m
を横二本棒で消すようにして、この編集した印字データ
に印字コマンドを付した印字信号をサブプリンタ3の制
御部6に対して独立回線6aを介して出力する(ステッ
プS18)。
【0032】そしてサブプリンタ3は、この印字信号を
受けて、図8に示すように、従来より所謂ポップラベル
に表示される一品での値引表示の販促文字n及びその値
引価格g(臨時データ)が通常ラベルの上部に合わせて
表示され、かつ通常価格mが無効とされた構成のラベル
(臨時ラベル)Lpを発行する(ステップS19)。
【0033】なお、図8に示したラベルは、呼出番号a
が「0014」の商品に関して、図3の登録データ中、
ポップ番号dが36、M特価gが310、モードhが固
定とされた場合に発行される臨時ラベルである。
【0034】このように、この実施の形態においては、
ポップ番号dが38以上のものが複数品での値引き、3
8未満のものが一品での値引きとされているので、上記
ステップS11でポップ番号dが38以上と判定された
ときに、次のステップS12でM特価g(複数品購入す
る場合の合計価格)が通常価格(一品だけ購入する場合
の価格)より小さい場合や、上記ステップS11でポッ
プ番号dが38未満と判定されたときに、次のステップ
S16でM特価g(一品値引価格)が通常価格(一品通
常価格)より大きい場合は不合理であるのでエラーと判
定し、エラー発生メッセージを表示部23に表示する
(ステップS20)。
【0035】そして一方、上記ステップS8〜S10で
いずれかがNOの場合、すなわち、そもそもポップ番号
d又はM特価gを0に登録していてサブプリンタ3が必
要でないとき等は、中央制御部4は、ステップS7で通
常ラベルに印字すべきものとして抽出した印字データ
(通常データ)に印字コマンドを付した印字信号をメイ
ンプリンタ2の制御部5に対して独立回線5aを介して
出力し(ステップS21)、メインプリンタ2は、この
印字信号を受けて、前述の図5に示したように、商品名
bや通常価格m等の通常データのみを印字した通常の値
付ラベル(通常ラベル)Lsを発行する(ステップS2
2)。
【0036】なお、図5に示したラベルは、呼出番号a
が「0014」の商品に関して、図3の登録データ中、
ポップ番号d又はM特価gが0とされた場合に発行され
る通常ラベルである。
【0037】また、参考までに、図3の登録データ通り
に処理された場合に、呼出番号aが「0009」の商品
に対して発行される臨時ラベルLpを図9に、同じく呼
出番号aが「0012」の商品に対して発行される臨時
ラベルLpを図10にそれぞれ示した。
【0038】このように、このラベルプリンタ1では、
常にメインプリンタ2又はサブプリンタ3のいずれか一
方だけが作動して、商品を値引販売しないときは、商品
名bや通常価格m,f等の通常データのみが印字された
通常ラベルLsがメインプリンタ2から発行され、商品
を値引販売するときには、そのような通常データと合わ
せて、値引表示の販促文字nや値引価格g等の臨時デー
タも一緒に印字された臨時ラベルLpがサブプリンタ3
から一枚だけ発行される。
【0039】その結果、従来であれば、後者の場合に
は、通常データのみが印字された値付ラベルと、臨時デ
ータのみが印字されたポップラベルとが二つのプリンタ
からそれぞれ別々に計二枚発行されるために、いずれか
一方のラベル、特にポップラベルを取り忘れたり貼り忘
れたりし、また、ラベルを二回貼付しなければならず、
その際に重ね貼りして下の文字を隠してしまう等の貼付
ミスが起こり易かったものが、このラベルプリンタ1を
用いることによって一切の不具合が解消され、サブプリ
ンタ3から発行された一枚の臨時ラベルLpを商品に貼
付するだけでよくなり、従って貼付ミスが生じず、かつ
値引価格と通常価格とが比較し易く近づいて表示される
ことになる。
【0040】なお、前述したように、図3の商品マスタ
ーの登録データは操作部22…22のキー操作によって
適宜変更できるので、例えば呼出番号aが「0001」
や「0011」の商品の場合、図3に示した登録データ
通りに処理されると、メインプリンタ2から通常ラベル
Lsが発行されるが、商品マスターを更新してポップ番
号dを「36」に変更することにより、以降はサブプリ
ンタ3から一品値引きを表示する臨時ラベルLpが発行
されることになる。これに対して、例えば呼出番号aが
「0016」や「0022」の商品の場合、図3に示し
た登録データ通りに処理されると、サブプリンタ3から
複数品値引きを表示する臨時ラベルLpが発行される
が、商品マスターを更新してポップ番号dを「0」ある
いはM特価gを「0」に変更することにより、以降はメ
インプリンタ2から通常ラベルLsが発行されることに
なる。さらに、「38」未満のポップ番号dを「38」
以上に変更し又はその逆を行なうと共に、M特価gをそ
れに応じて更新することにより、一品での値引き表示を
複数品での値引き表示に又は複数品での値引き表示を一
品での値引き表示に相互変換することができる。
【0041】次に、本発明の別の実施の形態を説明す
る。なお、上記の実施の形態と基本的に同じ構成要素に
は同じ符号を用い、また特に重複する説明は省略する。
【0042】図11に示すように、この実施の形態に係
るラベルプリンタ1では、二つのプリンタ制御部5,6
がそれぞれ独立回線で中央制御部4に接続されているの
ではなく、途中で分岐した一本の共通回線4aで結ばれ
ている。したがって、中央制御部4から発信された印字
データと印字コマンドとからなる印字信号はこの共通回
線4aを介して両方のプリンタ制御部5,6に入力され
る。
【0043】また、この実施の形態においては、各プリ
ンタ制御部5,6にそれぞれ宛先(アドレス)が登録さ
れていて、中央制御部4は印字信号を発信する際にいず
れか一方のアドレスコード(例えばメインプリンタ制御
部5は「A1」、サブプリンタ制御部6は「A2」等)
を付して印字信号を発信し、各プリンタ制御部5,6は
自己のアドレスが付されている場合のみ自己宛の印字信
号であると認識して取り込むようになっている。
【0044】そして、図12に示すように、中央制御部
4はステップS14’,S18’又はS21’において
印字信号を発信する際に、ステップS14’もしくはS
18’では該印字信号にサブプリンタ制御部6のアドレ
スを付して、またステップS21’ではメインプリンタ
制御部5のアドレスを付して発信する。
【0045】その結果、このラベルプリンタ1では、中
央制御部4から発信された印字信号はメイン、サブの区
別なく常に両方のプリンタ制御部5,6に入力される
が、該印字信号にいずれか一方のアドレスコードが付さ
れているので、どちらのプリンタ制御部5,6に向けて
発信された印字信号であるかがプリンタ制御部5,6の
側において識別されることになり、結局、臨時データが
無い場合はメインプリンタ2のみが作動して通常ラベル
Lsが発行され(ステップS22’)、臨時データが有
る場合はサブプリンタ3のみが作動して臨時ラベルLp
が発行されることになる(ステップS15’,S1
9’)。
【0046】さらに、このように二つのプリンタ制御部
5,6が一本の共通回線4aで中央制御部4と接続され
て、該中央制御部4からの信号が両方のプリンタ制御部
5,6に入力される場合は、次のような構成としてもよ
い。
【0047】すなわち、各プリンタ制御部5,6を、そ
れぞれの印字部21,31の制御だけでなく、中央制御
部4のようにデータの処理や演算を行なうことができる
ように構成すると共に、中央制御部4は、ロードセル1
2からの計量値信号が安定したのちは、該計量値や呼び
出した登録データ等をそのまま両プリンタ制御部5,6
に向けて発信するだけとし、これらを入力した各プリン
タ制御部5,6の側において商品の正味量や価格の算
出、及び印字データの抽出や編集等を行なうように構成
するのである。この場合の制御フローチャートは図13
のようになる。
【0048】図中省略したがステップT1〜T5は、前
述のフローチャート図におけるステップS1〜S5と同
様であり、中央制御部4が実行する。中央制御部4は、
計量値信号が安定すると(ステップT5)、自らは以下
の演算等のデータ処理を行なうことなく、該計量値と、
ステップT4で呼び出して表示部23に表示した当該商
品に関する登録データとを両プリンタ制御部5,6に向
けて発信する(ステップT6)。
【0049】そして、これらの入力信号に基づいて、各
プリンタ制御部5,6は正味量及び価格を算出し(ステ
ップT7)、ラベル印字の基本となる通常データを抽出
する(ステップT8)。さらに、登録データ中にポップ
番号dが有るか否かの判定と(ステップT9)、M特価
gが有るか否かの判定とを行なう(ステップT10)。
これらのステップは両プリンタ制御部5,6共が並行し
て実行する。
【0050】そして、上記ステップT9及びステップT
10の判定においていずれもがYESの場合、つまり当
該商品の値引販売が設定されている場合は、通常ラベル
Lsを発行する必要がないので、該通常ラベルLsを発
行するメインプリンタ制御部5はここでデータ処理を停
止し(ステップT11)、サブプリンタ制御部6のみが
以下のステップT12〜T19を実行して臨時ラベルL
pを発行する(ステップT15,T18)。
【0051】これに対して、上記ステップT9又はステ
ップT10の判定においていずれかがNOの場合、つま
り当該商品の値引販売が設定されていない場合には、臨
時ラベルLpを発行する必要がないので、該臨時ラベル
Lpを発行するサブプリンタ制御部6はここでデータ処
理を停止し(ステップT20)、メインプリンタ制御部
5のみが次のステップT21を実行して通常ラベルLs
を発行する。
【0052】なおこの場合、サブプリンタ制御部6は中
央制御部4と接続されて臨時ラベルLpの発行が可能な
状態であることが前提となっているので、前述のフロー
チャート図におけるステップS8に相当するステップは
このフローチャートには組み込まれていない。
【0053】また、以上説明した各場合においては、図
4もしくは図12のステップS11又は図13のステッ
プT12のように、臨時ラベルLpが複数品値引表示に
関するものか一品値引表示に関するものかの判断が、ポ
ップ番号が38以上か否かで判定されていたが、図14
のステップU11のように、一品購入時の通常価格(金
額)と登録データ中のM特価gとの大小関係から判定す
るようにしてもよい。このようにすれば、図6に示した
ように、一品値引表示に関するイメージデータnと、複
数品値引表示に関するイメージデータnとをポップ番号
dで区別して登録する必要がなくなる。
【0054】以上説明したように、本発明のラベルプリ
ンタは、通常の価格ラベル用のラベルが装着された印字
部と、値引き処理のためのデータやポップ用イメージデ
ータ等の臨時データを印字するのに適したラベルが装着
された印字部が選択されてラベルが発行されることにな
る。したがって、後者の場合はラベルを一回貼付するだ
けで足りるとともに、値引き処理を行い或いはポップ用
イメージデータの印字処理を行う場合については、一品
値引き処理か複数品値引き処理か、或いは一品値引きの
ポップ用イメージデータの印字処理か複数品値引きのポ
ップ用イメージデータの印字処理かの変更が可能である
から、本発明の効果がより大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの
正面図である。
【図2】 第1の実施の形態に係るラベルプリンタの制
御システム図である。
【図3】 中央制御部に登録された商品マスターのレイ
アウト図である。
【図4】 第1の実施の形態に係るラベルプリンタの制
御フローチャート図である。
【図5】 メインプリンタで発行される通常の値付ラベ
ルの説明図である。
【図6】 中央制御部に登録されたイメージデータのレ
イアウト図である。
【図7】 サブプリンタで発行される複数品での値引き
を表示した臨時ラベルの説明図である。
【図8】 サブプリンタで発行される一品での値引きを
表示した臨時ラベルの説明図である。
【図9】 別の商品に関する臨時ラベルの説明図であ
る。
【図10】 同じく別の商品に関する臨時ラベルの説明
図である。
【図11】 第2の実施の形態に係るラベルプリンタの
制御システム図である。
【図12】 第2の実施の形態に係るラベルプリンタの
制御フローの一部である。
【図13】 第2の実施の形態に係るラベルプリンタの
別の制御フローチャート図である。
【図14】 上記各制御フローに適用可能な変形例であ
る。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ(計量値付プリンタ) 2 メインプリンタ 3 サブプリンタ 4 中央制御部 5 メインプリンタ制御部 6 サブプリンタ制御部 Lp 臨時ラベル Ls 通常ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B65C 9/46 B65C 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベルに商品の品名及び価格等のデータ
    を印字して発行するラベルプリンタにおいて、通常の価
    格ラベル用のラベルが装着された印字部と、値引き処理
    を行うのに適したラベルが装着された印字部とを含む複
    数の印字部と、前記商品の呼出番号毎に少なくとも商品
    名及び単価を示すデータと、値引き処理を行わない又は
    一品値引き処理もしくは複数品値引き処理を行うのいず
    れかを示す処理データとを予め記憶するメモリと、前記
    メモリに記憶されているデータを読み出す読出手段と、
    前記読出手段で読み出した処理データに基づいていずれ
    の処理を行うかを判断する判断手段と、前記複数の印字
    部から前記判断手段によって行うと判断した処理に適し
    たラベルが装着された印字部を選択する選択手段と、前
    記処理データのうちの一品値引き処理を示すデータと複
    数品値引き処理を示すデータとの間でデータを変更する
    変更手段とを具備することを特徴とするラベルプリン
    タ。
  2. 【請求項2】 ラベルに商品の品名及び価格等のデータ
    を印字して発行するラベルプリンタにおいて、通常の価
    格ラベル用のラベルが装着された印字部と、ポップ用の
    イメージデータを印字するのに適したラベルが装着され
    た印字部とを含む複数の印字部と、前記商品の呼出番号
    毎に少なくとも商品名及び単価を示すデータと、ポップ
    用イメージデータの印字処理を行わない又は一品値引き
    のポップ用イメージデータもしくは複数品値引きのポッ
    プ用イメージデータの印字処理を行うのいずれかを示す
    処理データとを予め記憶するメモリと、前記メモリに記
    憶されているデータを読み出す読出手段と、前記読出手
    段で読み出した処理データに基づいていずれの処理を行
    うかを判断する判断手段と、前記複数の印字部から前記
    判断手段によって行うと判断した処理に適したラベルが
    装着された印字部を選択する選択手段と、前記処理デー
    タのうちの一品値引きのポップ用イメージデータの印字
    処理を示すデータと複数品値引きのポップ用イメージデ
    ータの印字処理を示すデータとの間でデータを変更する
    変更手段とを具備することを特徴とするラベルプリン
    タ。
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