JPS5827400B2 - 大口径掘削孔の掘削方法およびその装置 - Google Patents
大口径掘削孔の掘削方法およびその装置Info
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- JPS5827400B2 JPS5827400B2 JP6995080A JP6995080A JPS5827400B2 JP S5827400 B2 JPS5827400 B2 JP S5827400B2 JP 6995080 A JP6995080 A JP 6995080A JP 6995080 A JP6995080 A JP 6995080A JP S5827400 B2 JPS5827400 B2 JP S5827400B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、大口径掘削孔の掘削方法およびその装置に関
し、詳細には高精度でかつ簡便な大口径掘削孔の掘削方
法およびその装置に関する。
し、詳細には高精度でかつ簡便な大口径掘削孔の掘削方
法およびその装置に関する。
従来、地中に大口径の杭を造成する工法として、ベノト
エ法、アースドリル工法、リバースサーキュレーション
工法、深礎工法等が知られている。
エ法、アースドリル工法、リバースサーキュレーション
工法、深礎工法等が知られている。
これら工法には、口径、深度、地質、施工能率等に各々
一長一短があり、口径2500mm以上深度30m以上
の杭造成における掘削方法としては決定的な工法がない
のは、現状である。
一長一短があり、口径2500mm以上深度30m以上
の杭造成における掘削方法としては決定的な工法がない
のは、現状である。
その理由の一つに掘削機の性能が大口径孔の掘削に適し
ていないことが挙げられる。
ていないことが挙げられる。
すなわち、ベット式掘削機は、孔壁の崩壊防止用にケー
シングを使用するため、施工能率、口径、深度に制約が
生じる。
シングを使用するため、施工能率、口径、深度に制約が
生じる。
またアースドリル式掘削機は、深度および口径に制約が
あり、リバースサーキュレーション工法の機器では、礫
、玉石がある地層での掘削が不能となる。
あり、リバースサーキュレーション工法の機器では、礫
、玉石がある地層での掘削が不能となる。
また深礎工法は、地下水位の高い所では地盤改良工法等
を併用しなげれば、施工できない。
を併用しなげれば、施工できない。
その他にパケット単体形を杭として使用する工法として
、1パケツトを単体、クロス状、複数平行、放射状、サ
ークル状に使用した例もあるが、円柱状の杭に比較して
力学的に劣っている。
、1パケツトを単体、クロス状、複数平行、放射状、サ
ークル状に使用した例もあるが、円柱状の杭に比較して
力学的に劣っている。
このように円柱状にパケットで掘削するには、パケット
のボルトの取りはずしおよび締めつげに多大な時間を要
し、施工能率が悪いため施工されていないのが現状であ
る。
のボルトの取りはずしおよび締めつげに多大な時間を要
し、施工能率が悪いため施工されていないのが現状であ
る。
又円形のパケット(オレンジバケット)は、長円形のパ
ケットに比して一回の掘削量が劣るし、機械的に大口径
の孔の掘削には使用できないという制約がある。
ケットに比して一回の掘削量が劣るし、機械的に大口径
の孔の掘削には使用できないという制約がある。
又ロープ式のクシムシエルパケットの回動装置も考えら
れるが、このような装置ではパケットの重量及びロープ
を使用している関係で深度が深くかつ精度の高い掘削は
期待できない。
れるが、このような装置ではパケットの重量及びロープ
を使用している関係で深度が深くかつ精度の高い掘削は
期待できない。
本発明は、上述のような従来技術の欠点を克服するため
なされたものであり、通常の連続地中壁掘削用クラムパ
ケットをケリーバ−に対して回転自在に取付け、掘削孔
の直径方向の掘削を行なった後パケットの角度を変えて
、円形の大口径孔を掘削することにより、上記目的を達
成している。
なされたものであり、通常の連続地中壁掘削用クラムパ
ケットをケリーバ−に対して回転自在に取付け、掘削孔
の直径方向の掘削を行なった後パケットの角度を変えて
、円形の大口径孔を掘削することにより、上記目的を達
成している。
以下添附図面を説明して本発明に係る大口径孔を掘削す
る方法およびその装置について説明する。
る方法およびその装置について説明する。
第1図に本発明に係る方法を実施するための掘削装置1
を示す。
を示す。
この掘削装置1は、ケリーバ−2に対して回転自在に取
付けられたクラムパケット3と、クラムパケット3を開
閉駆動するための油圧シリンダ4と、クラムパケット3
を回転するための装置5とから成る。
付けられたクラムパケット3と、クラムパケット3を開
閉駆動するための油圧シリンダ4と、クラムパケット3
を回転するための装置5とから成る。
クラムパケット3は第1図に示すように通常の連続地中
壁施工用パケットであり、1回の掘削により第3図に示
すような細長い孔6が掘削される。
壁施工用パケットであり、1回の掘削により第3図に示
すような細長い孔6が掘削される。
第2図は、クラムパケット回転装置5の水平断面を示し
、この装置はクラムパケット3を枢着したクラムパケッ
ト回転軸6に同心状に装着されたピニオンギア7とこの
ギア7を回転する油圧シリンダ8とから成る。
、この装置はクラムパケット3を枢着したクラムパケッ
ト回転軸6に同心状に装着されたピニオンギア7とこの
ギア7を回転する油圧シリンダ8とから成る。
この油圧シリンダ8内には、側面にラックギア9が設け
たピストン10が内蔵されており、このピストン10は
シリンダ8の両端に設けられた油圧ポート11から出入
する油により左右に移動するためのラック9と噛合する
ピニオン7を回転するのでクラムパケット3をも回転す
る。
たピストン10が内蔵されており、このピストン10は
シリンダ8の両端に設けられた油圧ポート11から出入
する油により左右に移動するためのラック9と噛合する
ピニオン7を回転するのでクラムパケット3をも回転す
る。
またケリーバ−2側には、ポテンショメータ12が取付
けられ、このポテンショメータの回転軸にはピニオンギ
ア13が取付げられている。
けられ、このポテンショメータの回転軸にはピニオンギ
ア13が取付げられている。
このピニオンギア13は、パケット側に取付けられたリ
ングギア14と噛合し、パケット回転軸の回転に応じて
ポテンショメータ12の回転軸が回転するためポテンシ
ョメータ12の出力をコードによりオペレータ室の表示
器(図示せず)へ接続しておけば、オペレータはこの表
示を見てパケットの回転角度を容易に知ることができる
。
ングギア14と噛合し、パケット回転軸の回転に応じて
ポテンショメータ12の回転軸が回転するためポテンシ
ョメータ12の出力をコードによりオペレータ室の表示
器(図示せず)へ接続しておけば、オペレータはこの表
示を見てパケットの回転角度を容易に知ることができる
。
次に上記クラムパケット式連続地中壁掘削装置を使用し
て大口径杭を掘削する方法について説明する。
て大口径杭を掘削する方法について説明する。
まず、所望の杭径に合った長手方向幅lを有するパケッ
トを上記掘削装置に取付け、第1掘削を行なう。
トを上記掘削装置に取付け、第1掘削を行なう。
パケット3は連続地中壁用のものを使用しているので、
第3図に示すように細長い杭が掘削される。
第3図に示すように細長い杭が掘削される。
次にクラムパケット回転装置により、クラムパケット3
を第3図に示すように第1回目の掘削位置に対してθ角
度だけ回転する。
を第3図に示すように第1回目の掘削位置に対してθ角
度だけ回転する。
この角度θは次のようにして決定される。
杭の径はlであるためその円周はπl(ここでπは円周
率)となる。
率)となる。
パケットの短方向の幅をl′とすれば、円πl
形状の杭を掘削するには最小−回パケットの21′
角度を変える必要があり、パケットの全回転角度は18
0°でよいのでθは最大 第2図に示すように第2回目の掘削を行なう。
0°でよいのでθは最大 第2図に示すように第2回目の掘削を行なう。
その後第5図に示すように上記行程を逐次繰返すことに
より、第1回目の円形状の掘削が完了する。
より、第1回目の円形状の掘削が完了する。
次にパケットの深度を更に下降させて掘削を続行する。
第3〜5図に示す掘削法では、パケット3を逐次同一方
向に回転していたが、第6図に示すように次の掘削位置
を45°ずらせて掘削することも可能である。
向に回転していたが、第6図に示すように次の掘削位置
を45°ずらせて掘削することも可能である。
また第5図に示すように各掘削部分の間には、多少の未
掘削部分15が残るがこの部分は、掘削完了後パケット
を回転する際にパケットの側部で掻き落すことも可能で
ある。
掘削部分15が残るがこの部分は、掘削完了後パケット
を回転する際にパケットの側部で掻き落すことも可能で
ある。
又本発明に係る方法を実施する際の側壁を防護するには
、リバースサーキュレーションエ法やアースドリル杭工
法と同様に安定液を孔内に填充する。
、リバースサーキュレーションエ法やアースドリル杭工
法と同様に安定液を孔内に填充する。
本発明によれば、精度の高い大口径杭が簡便にかつ安価
に掘削でき、掘削現場においてパケットを交換するだけ
で所望の径の杭を次々に掘削できる。
に掘削でき、掘削現場においてパケットを交換するだけ
で所望の径の杭を次々に掘削できる。
このため、基礎工事の施工に寄すること大である。
第1図は、本発明に係る大口径掘削装置の側面図、第2
図は、第1図のA−A線に沿う断面図、第3〜6図は、
本発明に係る掘削法の工程を示す図である。 1・・・・・・掘削装置、2・・・・・・ケリーバ−1
3・・・・・・クラムパケット、4・・・・・・油圧シ
リンダ、5・・・・・・回転装置、6・・・・・・掘削
装置、7・・・・・・ピニオンギア、8・・・・・・油
圧シリンダ、9・・・・・・ラック、10・・・・・・
ピストン、11・・・・・・油圧ポート、12・・・・
・・ポテンショメータ、13・・・・・・ピニオンギア
、14・・・・・・リングギア。
図は、第1図のA−A線に沿う断面図、第3〜6図は、
本発明に係る掘削法の工程を示す図である。 1・・・・・・掘削装置、2・・・・・・ケリーバ−1
3・・・・・・クラムパケット、4・・・・・・油圧シ
リンダ、5・・・・・・回転装置、6・・・・・・掘削
装置、7・・・・・・ピニオンギア、8・・・・・・油
圧シリンダ、9・・・・・・ラック、10・・・・・・
ピストン、11・・・・・・油圧ポート、12・・・・
・・ポテンショメータ、13・・・・・・ピニオンギア
、14・・・・・・リングギア。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ケリーバ−クラムパケット式地中連続壁掘削機を使
った大口径掘削孔の掘削方法において、クラムパケット
により所望する掘削孔の直径方向の掘削を行った後パケ
ットを所定角度回転させて、直径方向の掘削を行ない、
上記工程を繰返すことにより略360°の全角度にわた
り、掘削を行ない下方への掘削を進行することを特徴と
する大口径掘削孔の掘削方法。 2 掘削孔の径の円周をパケット短方向の幅で除した数
で3600を除した角度だけパケットを段階的に回転さ
せて次々に掘削を行うことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の方法。 3 掘削抜法の掘削を行なうに際し、前回の位置に対し
90°パケツトを回転することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の方法。 4 ケリーバ−の下端にバーに対して回転軸が回転自在
に取付けられ、この回転軸の下端に1対のクラムパケッ
トが枢着されており、回転軸のまわりにはピニオンギア
が取付けられ、このピニオンギアはケリーバ−に対して
液圧にて水平方向に移動するラックギアと噛合し、液圧
操作によりクラムパケットがケリーバ−を中心にして回
転駆動されることを特徴とする大口径掘削孔掘削用掘削
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6995080A JPS5827400B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 大口径掘削孔の掘削方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6995080A JPS5827400B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 大口径掘削孔の掘削方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56167090A JPS56167090A (en) | 1981-12-22 |
JPS5827400B2 true JPS5827400B2 (ja) | 1983-06-09 |
Family
ID=13417436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6995080A Expired JPS5827400B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 大口径掘削孔の掘削方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5827400B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6448987A (en) * | 1987-08-14 | 1989-02-23 | Harada Kensetsu Kk | Method of shaft excavation construction and shell open-close type drilling bucket |
JP6546059B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2019-07-17 | 大容基功工業株式会社 | 地中連続壁掘削機及び地中連続壁掘削工法 |
JP6434883B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-12-05 | 大容基功工業株式会社 | 地中連続壁掘削機を吊支するジブ及び地中連続壁掘削工法 |
JP6434882B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-12-05 | 大容基功工業株式会社 | 地中連続壁掘削機及び地中連続壁掘削工法 |
-
1980
- 1980-05-26 JP JP6995080A patent/JPS5827400B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56167090A (en) | 1981-12-22 |
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