JPH0448898B2 - - Google Patents

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JPH0448898B2
JPH0448898B2 JP24571489A JP24571489A JPH0448898B2 JP H0448898 B2 JPH0448898 B2 JP H0448898B2 JP 24571489 A JP24571489 A JP 24571489A JP 24571489 A JP24571489 A JP 24571489A JP H0448898 B2 JPH0448898 B2 JP H0448898B2
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JP
Japan
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drilling
casing
bit
tip
ring
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JP24571489A
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JPH03107014A (ja
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Hajime Matsuzawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUZAWA KIKO KK
Original Assignee
MATSUZAWA KIKO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、土留め壁の施工法に関する。
〔従来の技術〕
土留め壁の施工法としてはH型鋼材を土留め支
保工材とする横矢板工法が知られており、これは
第7図、第8図に示すように杭打ち機でH型鋼材
1を適宜間隔で地中に建込み、このH型鋼材1で
結ぶ境界線で掘削をしてH型鋼材1間に横矢板2
を掛渡して段積みしていく。
このH型鋼材1の代わりに鋼管を使用し、木製
の横矢板の代わりにシートパイル等の鋼矢板を使
用してより土留め強度を高めることもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなH型鋼材1や鋼管や鋼矢板は玉石
層・転石層などや岩盤等の硬質地盤では杭打ち機
による建込みが困難である。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、
軟弱地盤から玉石・転石層や岩盤層等の硬質地盤
までどのような地盤でも、土留め支保工材とその
間を連結する矢板の設置孔を精度よく一挙に掘削
して工期を大幅に短縮できる土留め壁の施工法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記目的を達成するため、先端に掘削
刃を有する回転ケーシングと、この回転ケーシン
グ先端近くの内側に連結する軸部を有し、回転ケ
ーシング先端から突出するリング状掘削ビツトと
からなる第1の掘削装置をケーシングの外周を保
持する間隔保持具で連結して左右に並べ、この第
1の掘削装置間でリング状掘削ビツトの上部に跨
がるように、リング状掘削ビツトよりも巾狭かつ
横長の掘削径を有する横向きの螺旋ビツトによる
第2の掘削装置をその駆動部を前記間隔保持具に
支持させて設け、第1の掘削装置で左右の円形を
形成し、第2の掘削装置でこの円形孔間結ぶ巾狭
横長孔を掘削して、円形孔内に土留め支保工材を
建込み、巾狭横長孔内に支保工材間を連結する矢
板を建込むことを要旨とするものである。
〔作用〕 本発明によれば、第1の掘削装置では回転ケー
シング先端近くの内側に掘削ビツトの軸部が連結
しており、ケーシングの回転が伝達してケーシン
グ先端から突出する掘削ビツトも回転し、先に掘
削ビツトで円形に掘削し、さらにケーシング先端
の掘削刃が掘削して円形孔が左右に形成される。
そして、第1の掘削装置同士を保持する間隔保
持具に設けた駆動部で駆動される第2の掘削装置
の螺旋ビツトでこの円形孔間が掘削され、巾狭横
長孔が一挙に形成できる。
このように左右の円形孔とその間を結ぶ巾狭横
長孔が形成できるので、円形孔内に土留め支保工
材を建込み、巾狭横長孔内に支保工材間を連結す
る矢板を建込むようにすればよい。
〔実施例〕
以下、図面について本発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本発明工法で使用する掘削装置の1例
を示す正面図で、まず、第1の掘削装置から説明
すると、図中15は鋼管によるケーシングでこれ
は必要に応じて長さ方向に複数接続し、先端には
掘削刃16を設けた。
図中17は、掘削刃18での掘削径をケーシン
グ15と同径の掘削径とした2翼または3翼のリ
ング状掘削ビツトで、その回転駆動を行う軸部1
9の途中にスクリユー羽根20aの外縁に縦羽根
20bを形成した撹拌翼兼ガイド翼20を突設す
る。
さらに、該軸部19の途中を連結部材21を介
してケーシング15内先端近くの内側に連結させ
る。
また、この第1の掘削装置は、ケーシング15
の外周をスタビライザー30で回動可能に保持す
る間隔保持具31で連結して左右に並べる。
この間隔保持具31の連結アーム32の中央に
下面開口のハウジング33を設け、該ハウジング
33内に第2に掘削装置の駆動部としての水中モ
ーター34を設置した。
前記ハウジング33から下方へ延びる保持体3
5に駆動軸36aを軸支させて横向きのスクリユ
ードラムタイプの螺旋ビツト36を左右に並べて
設け、該螺旋ビツト36は中空としてその端は第
1の掘削装置間でリング状掘削ビツト17の上部
に延びて全体としてリング状掘削ビツト17の上
部に跨がるようにする。該螺旋ビツト36は、リ
ング状掘削ビツト17の掘削径よりも巾狭かつ横
長の長方形の掘削径を有するものである。
また、水中モーター34の回動軸37は保持体
35を通り、ギヤ38を介して螺旋ビツト36の
駆動軸36aと連結する。
さらに本実施例の場合は、リバースサーキユレ
ーシヨンドリル方式を採用するものとし、軸部1
9の上端はスイベル22を介して回転ケーシング
15内に挿通する安定液の注入用ロツド23の先
端に連結し、かつこの軸部19は中空であり、下
端にこの注入用ロツド23に連通する吐出口24
を形成する。
前記ハウジング33にはリバース用ロツド25
を結合して、このロツド25がハウジング33の
下面開口に連通させ、安定液の注入用ロツド23
は図示のように安定液注入用プラント26に接続
するものであり、リバース用ロツド25はマツド
スクリーン27を介してこの注入用プラント26
に接続して循環路を構成する。
次に、前記装置を使用して行う本発明工法を説
明する。
先にケーシングの建込み装置について説明する
と、第6図中7はケーシング建込み機であり、モ
ータ8と減速機9及びこれらにより回転するケー
シングチヤツク機構10からなるケーシング駆動
部11を昇降ジヤツキ12によりリーダマスト1
3を介して昇降自在に支承する。
なお、このケーシング建込み機7は移動機構を
もつベースマシンタイプでなく、据え置きタイプ
で、昇降ジヤツキ12を脚とするものでもよい。
ケーシング15はこのケーシング建込み機7に
セツトするが、連結部材21により回転ケーシン
グ15の先端近くの内側はリング状掘削ビツト1
7の軸部19が固定して回転ケーシング15と掘
削ビツト17は一体化しており、かつこの軸部1
9を介してケーシング15の先端から突出する。
ケーシング建込み機7のケーシング駆動部11
のモータ8を始動すれば減速機9を介してチヤツ
ク機構10が回転し、該チヤツク機構10で押さ
えられたケーシング15は一方向にゆつくりと回
転する。
このようにケーシング15を回転させれば、ケ
ーシング15の先端から突出するリング状掘削ビ
ツト17も回転し、先にリング状掘削ビツト17
で地中を円形に掘削し、さらにケーシング15の
先端の掘削刃16が掘削して第2図に示すように
円形孔Aが左右に形成される。
一方、第2の掘削装置では水中モーター34で
回転する回動軸37の回転はギヤ38を介して螺
旋ビツト36の駆動軸36aに伝わり、螺旋ビツ
ト36が回転する。そして、円形孔A間は螺旋ビ
ツト36で掘削され、巾狭かつ横長の長方形孔B
が一挙に形成できる。
同時に、安定液注入用プラント26からベント
ナイト液等の安定液を安定液注入用ロツド23に
圧送し、リング状掘削ビツト17の軸部19の下
端の吐出口24から注出する。この安定液は掘削
部を満たし、撹拌翼兼ガイド翼20で掘削土砂と
安定液とは混合されてリバース用ロツド25に回
収されて排出され、さらにマツドスクリーン27
で土砂が除かれ、安定液は安定液注入用プラント
26に回収される。
このような安定液の循環を行いながら、掘削土
砂を排土する。
第3図は土留め支保工材としての鋼管矢板40
と該鋼管矢板40に設けた長さ方向のフランジ継
手40aで結合するシートバイルによる鋼矢板4
1との連結体であるが、第2図に示すように鋼管
矢板40を前記円形孔A内に鋼矢板41を巾狭か
つ横長の長方形孔Bに建込むようにする。隙間に
はセメントミルク等のグラウト材を充填してもよ
い。
第4図は本発明の第2実施例を示すもので、鋼
矢板41の代わりに木製の横矢板42を使用する
場合である。この場合は、螺旋ビツト36で掘削
形成する巾狭かつ横長の長方形孔Bはより巾の狭
いスリツト状のものとする。
さらに、第5図に示すように土留め支保工材と
して鋼管矢板の代わりにH型鋼43を使用し、こ
れと横矢板42を組合わせるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の土留め壁の施工法
は、左右の円形孔とこの円形孔間を連結する巾狭
横長孔を形成してこの中に土留め支保工材とその
間を連結する矢板を建込むものであるから、従来
と比べて短時間にかつ容易に土留め壁が施工でき
るものである。
また、このような掘削孔を形成するのに、第1
の掘削装置と第2の掘削装置とを組合わせること
により1工程で一挙に連続掘削できるので工期を
大幅に短縮できるものである。
さらに第1の掘削装置ではケーシングの回転を
掘削ビツトに伝え、掘削ビツトでの掘削とケーシ
ングでの掘削の2段階の掘削で軟弱地盤から玉
石・転石層や岩盤層等の硬質地盤までどのような
地盤でも確実に掘削できるという高い掘削性能を
発揮する。特にケーシングの駆動装置の他には掘
削ビツトの駆動装置を必要とせず、装置としても
安価であるとともに、ケーシングの建込み精度が
そのまま掘削ビツトの掘削精度となるので、大深
度でも全体に真直に掘削できる高い掘削精度が得
られるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工法で使用する掘削装置の1例
を示す正面図、第2図は本発明工法の第1実施例
を示す平面図、第3図は鋼管矢板と鋼矢板との連
結体の斜視図、第4図は本発明工法の第2実施例
を示す平面図、第5図は同上第3実施例を示す平
面図、第6図はケーシング建込み機の側面図、第
7図は従来例を示す縦断側面図、第8図は同上横
断平面図である。 1……H型鋼材、2……横矢板、7……ケーシ
ング建込み機、8……モータ、9……減速機、1
0……チヤツク機構、11……ケーシング駆動
部、12……昇降ジヤツキ、13……リーダマス
ト、15……ケーシング、16……掘削刃、17
……リング状掘削ビツト、18……掘削刃、19
……軸部、20……撹拌翼兼ガイド翼、20a…
…スクリユー羽根、20b……縦羽根、21……
連結部材、22……スイベル、23……安定液注
入用ロツド、24……吐出口、25……リバース
用ロツド、26……注入用プラント、27……マ
ツドスクリーン、30……スタビライザー、31
……間隔保持具、32……連結アーム、33……
ハウジング、34……水中モーター、35……保
持体、36……螺旋ビツト、36a……駆動軸、
37……回動軸、35……ギヤ、40……鋼管矢
板、40a……フランジ継手、41……鋼矢板、
42……横矢板、43……H型鋼。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 先端に掘削刃を有する回転ケーシングと、こ
    の回転ケーシング先端近くの内側に連結する軸部
    を有し、回転ケーシング先端から突出するリング
    状掘削ビツトとからなる第1の掘削装置をケーシ
    ングの外周を保持する間隔保持具で連結して左右
    に並べ、この第1の掘削装置間でリング状掘削ビ
    ツトの上部に跨がるように、リング状掘削ビツト
    よりも巾狭かつ横長の掘削径を有する横向きの螺
    旋ビツトによる第2の掘削装置をその駆動部を前
    記間隔保持具に支持させて設け、第1の掘削装置
    で左右の円形を形成し、第2の掘削装置でこの円
    形孔間結ぶ巾狭横長孔を掘削して、円形孔内に土
    留め支保工材を建込み、巾狭横長孔内に支保工材
    間を連結する矢板を建込むことを特徴とした土留
    め壁の施工法。
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