JPS5827088B2 - 熱可塑性樹脂発泡シ−トの接合方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡シ−トの接合方法

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JPS5827088B2
JPS5827088B2 JP3795577A JP3795577A JPS5827088B2 JP S5827088 B2 JPS5827088 B2 JP S5827088B2 JP 3795577 A JP3795577 A JP 3795577A JP 3795577 A JP3795577 A JP 3795577A JP S5827088 B2 JPS5827088 B2 JP S5827088B2
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JP
Japan
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thermoplastic resin
foam sheets
joining
resin foam
pressing
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JP3795577A
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JPS53121878A (en
Inventor
登 大西
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Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2枚の熱可塑性樹脂発泡シートを接合する方法
に関するものである。
2枚の熱可塑性樹脂発泡シートを熱溶着せしめて接合す
るには、重ね合せた熱可塑性樹脂発泡シートの上面から
加熱された押圧治具を押圧し、前記発泡シートを溶融し
て樹脂化せしめる方法が知られている。
しかし、この方法は、底面に当て板を置く必要があり、
加熱した押圧治具の抑圧により、表面の発泡シートが押
圧されて、凹部が形成され、平坦な接合面を有する接合
ができなかった。
更に、発泡シートは、独立気泡を有し、断熱性がよいの
で、加熱した押圧治具で押圧された発泡シートは、気泡
が破壊されて樹脂化するが、下層の発泡シートへの熱の
伝導が悪く、充分に接着せしめることは困難であった。
また、2枚の発泡シートが、樹脂化された皮の面で接着
されているのみであるから、接着強度が弱く、また折れ
易い欠点があった。
また重ね合せた熱可塑性樹脂発泡シートを加熱した押圧
治具で押圧し、同時に切断して、端部で接着された2枚
の発泡シートを得ることもできるが、この方法による接
着もその接着面積が小さく、接着強度が弱(、折れ易い
欠点がある。
特に、この方法は、包装体の如く、下部に物品が存在す
る場合には適用できない。
本発明は、上記の欠点がなく、2枚の熱可塑性樹脂発泡
シートを強力に接着し、美麗な接合面を有する接合方法
を提供しようとするものであって、2枚の熱可塑性樹脂
発泡シートを接合するに際し、接合すべき前記発泡シー
トの一方に予め突出した突起を設け、他の発泡シートに
は該突起に嵌合し得る凹陥部を設け、該凹陥部の裏面か
ら、前記発泡シートの軟化点以上の温度に加熱された押
圧治具により、押圧して若しくは挾圧して前記突起と前
記凹陥部とを溶着することを特徴とする熱可塑性樹脂発
泡シートの接合方法を要旨とするものである。
本発明の方法に用いられる熱可塑性樹脂発泡シートは、
ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可
塑性樹脂に発泡剤を加えて押圧機から押出発泡せしめて
得られる発泡シートを例示することができる。
特に、ポリスチレン、またはスチレンを50重量%以上
含有するスチレンと共重合し得るモノマーとの共重合体
樹脂、あるいはポリスチレンと他の重合体との混合樹脂
等の発泡シートが好適に使用される。
本発明の方法において、接合すべき熱可塑性樹脂発泡シ
ートに予め突出した突起が設けられ、これに重ね合せる
べき他の熱可塑性樹脂発泡シートには前記突起に嵌合し
得る凹陥部が設げられる。
この突起および凹陥部は、例えば加熱炉内で前記発泡シ
ートを軟化点以上の温度に加熱して軟化せしめ、凸状の
押圧型で押圧することによって容易に形成せしめること
ができる。
前記突起および凹陥部の形状は、円錐状に隆起した形状
でもよく、或いは直線状に細長く隆起した形状でもよい
円錐状の場合は接合部が円形に、直線状の場合には接合
部が細長く形成せられる。
接合個所は熱可塑性樹脂発泡シートの形状、大きさ、そ
の他によって適宜選択されるが、一般に接合すべき熱可
塑性樹脂発泡シートの端部に、2ケ所、またはそれ以上
の場所に設けられる。
本発明方法による熱可塑性樹脂発泡シートの接合は、突
起に凹陥部を嵌合せしめた2枚の熱可塑性樹脂発泡シー
トの凹陥部の裏面から、即ち突出した側から、加熱され
た押圧治具で押圧することによって形成される。
押圧治具は前記発泡シートの軟化点以上の温度に加熱さ
れている。
例えばポリスチレン発泡シートの場合には、該発泡シー
トの面を約120〜150℃に加熱する。
そのために、押圧治具は約120〜170℃に加熱され
る。
押圧治具を発泡シートの突起および凹陥部に当接する時
間は押圧治具の温度によって異なり、例えば押圧治具を
170℃に加熱した場合には約3秒で突起および凹陥部
が押圧されて平坦となり充分な接合状態となる。
170℃以上の高温では、発泡シート7の樹脂化が、進
行し、また120℃以下では充分な軟化接合が得られな
いのでともに好ましくない。
この加熱抑圧によって発泡シートは、軟化し、一部溶融
樹脂化し、凹陥部および突起が押潰されて互いに融着し
強固に接合する。
融着面は発泡シートの表面と同じ高さに迄抑圧すること
ができる。
また発泡シートの表面より少し高い位置に押圧しても充
分強固に融着される。
発泡シートの表面と同じ高さに迄抑圧すると、発泡シー
トが溶融して樹脂化が進行し、表面の美感が害されるお
それがある。
従って、一般に抑圧を発泡シートの表面より僅かに高い
位置で止めるのが好ましい。
押圧治具で押圧しても上記の通り平板状の融着面とする
こともできるが、一方凹陥部および突起を上下または左
右から加熱された挾持治具で挾圧することによっても同
様に発泡シートを融着して接合せしめることができる。
この場合には接合部が突出した状態で接合される。
次に本発明の方法を図面に基づいて説明する。
図面は本発明の熱可塑性樹脂発泡シートの接合方法を例
示するものであって、第1図は突起1を設けたポリスチ
レン発泡シート2、および凹陥部3を設けたポリスチレ
ン発泡シート4の斜視図である。
ポリスチレン発泡シート2,4は押出機により押出成形
された発泡シートであり、約10倍に発泡した厚み約3
闘の発泡シートである。
突起1および凹陥部3は、前記ポリスチレン発泡シート
2,4をその軟化点以上の温度、例えば120〜150
℃に加熱して軟化せしめ、棒状の押圧具で押圧すること
によって容易に形成せしめられる。
凹陥部3は突起1に嵌合し得るように突起1より僅かに
太きく形成せしめられている。
第3図に示す如く突起1に凹陥部3を嵌合せしめ、ポリ
スチレン発泡シート2,4の軟化点以上の温度、例えば
170℃に加熱した押圧治具5で重ね合せた凹陥部3と
突起1とを押圧すると、凹陥部3および突起1は軟化し
、一部樹脂化して押圧され、偏平な面となる。
凹陥部3と突起1は同時に押圧されて突起部1も充分に
加熱されて軟化するので、互いによく容着し強固に接合
される。
接合部の表面6は押圧治具5の面によって押圧されて平
坦となるが、接合部の裏面7はポリスチレン発泡シート
2.4の圧縮によって円形の凹部が形成せられる。
第4図は前記の押圧治具5による押圧に代え、凹陥部3
および突起1を挾圧して溶着し接合する方法を示すもの
である。
これも前記の押圧治具5による押圧と同様に充分に接合
されるか、接合部が圧縮されて突出部9を形成する。
第5図は突起1および凹陥部3が、直線状に細長く形成
されたものを示すもので、前記の例と同様に成形され、
接合される。
突起部1および凹陥部3を細長く形成せしめることによ
って、接合面積が一層増大し、強力な接合が可能となる
本発明の熱可塑性樹脂発泡シートの接合方法は、平板状
の発泡シートの接合に限らず、各種の形状に成形した発
泡シートの接合にも適用し得る。
例えば、第6図に示す如く、折曲部11によって折曲げ
て箱体を形成する収容部12,130重合される耳部1
4,15の一方に突起を、他方にこれに嵌合する凹陥部
を設け、第1図ないし第3図に示した接合方法と同様の
方法により、押圧治具で押圧して接合部16を形成せし
めると、密封された容器とすることができる。
また第7図は側壁18を有し3等分に折曲げられる円筒
状の容器17の両側端部の重ね合せ部に、同様に突起と
凹陥部を設け、押圧治具で押圧して接合部16を形成さ
せて密封容器を得ることができる。
本発明の熱可塑性樹脂発泡シートの接合方法は突起を設
けた熱可塑性樹脂発泡シートと、この突起に嵌合する凹
陥部を有する熱可塑性樹脂発泡シートを重ね合せ、凹陥
部と突起を同時に加熱した押圧治具で、押圧し、発泡シ
ートを圧縮して溶融接合するので、従来の方法に比して
接合面積が広く、確実に、しかも容易に接合することが
できる。
また接合面が平坦で発泡シートの表面と同一または表面
よりやS高く形成せしめることができるので表面が美麗
である。
なお、押圧治具の押圧面に、文字、模様等を刻印するこ
とにより、接合面に文字または模様等を形成せしめるこ
とができ、美感を増すと共に出所表示等の機能を果すこ
ともできる。
本発明の方法は、平板状の熱可塑性樹脂発泡シートの接
合のみでなく、第6図および第7図に例示する如く、種
々の成形体、殊に容器等の端部の接合に極めて容易に適
用することができる。
本発明の接合方法は、突起および凹陥部を加熱押圧する
ことによって、熱可塑性樹脂発泡シートが溶融し接合さ
れるので、第6図および第7図に示す如く、容器内に物
品を収納した状態で端部を強力に接合することができる
従って各種食品類、工具類、自動車用ホイールキャップ
、その他各種の物品を収納した容器の密封包装等に広く
利用することができる。
本発明の接合方法によって接合された熱可塑性樹脂発泡
シートは、強力に接合せられていて、接合面と平行に強
く引張っても発泡シートは接合面から分離することはな
い。
しかし、接合面を引剥するように力を加えると、接合部
は比較的破損し易い。
従って、前記の如く物品を収納して接合した密封容器に
おいても、接合部を剥離することによって物品を容易に
取出すことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の熱可塑性樹脂発泡シートの接合方法を例
示するものであって、第1図は、突起および凹陥部を設
けた発泡シートの斜視図、第2図は突起に凹陥部を嵌入
した状態を示す断面図、第3図は押圧治具で接合する状
態を示す説明図、第4図は突起および凹陥部を挟圧治具
で接合する状態を示す説明図、第5図は直線状に細長く
形成されち突起および凹陥部を有する発泡シートの斜視
図、第6図および第7図は端部を接合した容器の斜視図
である。 図面中の主な符号は次の通りである。 1・・・・・・突起、3・・・・・・凹陥部、2,4・
・・・・・ポリスチレン発泡シート、5・・・・・・押
圧治具、6・・・・・・接合部の表面、7・・・・・・
接合部の裏面、8・・・・・・挟圧治具、9・・・・・
・突出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 12枚の熱可塑性樹脂発泡シートを接合するに際し、接
    合すべき前記発泡シートの一方に予め突出した突起を設
    け、他の発泡シートには該突起に嵌合し得る凹陥部を設
    け、該凹陥部の裏面から、前記発泡シートの軟化点以上
    の温度に加熱された押圧治具により、押圧して、若しく
    は挾圧して前記突起と前記凹陥部とを融着することを特
    徴とする熱可塑性樹脂発泡シートの接合方法。 2 突起および凹陥部が円錐状または直線状に細長く隆
    起していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の熱可塑性樹脂発泡シートの接合方法。 3 熱可塑性樹脂がポリスチレンまたはスチレンを50
    重量%以上含有するスチレン共重合体樹脂あるいは、混
    合樹脂である特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂
    発泡シートの接合方法。
JP3795577A 1977-04-01 1977-04-01 熱可塑性樹脂発泡シ−トの接合方法 Expired JPS5827088B2 (ja)

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