JPS5824725A - ガス用弁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガス用弁装置に係シ、特に点火ミスや点火後の
ガス消えを検知して開閉弁を自動的に閉弁させることが
できるガス用弁装置に関する。

例えば家庭用のガスレンヂなどの民生用ガス器具は、点
火ミスや点火後のガス消光を知らずに放置した場合、酸
欠によるガス中毒事故や充満したガスの引火によるガス
爆発事故等の危険な災害を招く慮れがある。このため、
との種の事故を未然に防止するための対策として、ガス
供給路中に点火手段に連動する手動開閉弁のほかに自動
弁を設け、さらにガスバーナが点火して燃焼しているか
どうかをチェックするため、バイメタル等の温度検知手
段をガスバーナ近傍に設け、点火操作後に温度検知手段
のガス消え検知出力があれば自動弁を閉弁させてガスの
供給を断つ構成としたガス用弁装置が開発されている。

しかるに、この種の従来のガス用弁装置は、手動開閉弁
の＃丘かに自動弁が必要であるため、構造が複線であシ
、その上製造コストが高くつくので民生用機器としての
手頃な価格帯内に収めるのが難しく、さらに又手動開閉
弁を開弁操作して点火がなされた場合でも、温度検知手
段がガスバーナの熱による温度を検知して作動するまで
には時間がかかるため、点火されたにも拘わらず点火ミ
スがあったものとして自動弁が閉弁してしまうことがあ
る等の欠点があった。

本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであシ
、ばねの力によ〕閉弁方向に附勢された開閉弁を、ばね
の力によシ閉弁するときは閉弁速度を一定速度以下に制
限するよう構成することにより、開弁操作したときにガ
スバーナが着実に点火したにも拘わらず、燃焼検知手段
やロック手段自体の動作遅れによシ開閉弁が閉弁してし
まうことのないようにし、かつ燃焼中のガス消えに対し
ては確実にガスの供給を遮断できるようにしたガス用弁
装置を提供することを目的とする。

以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明する
。図は本発明になるガス用弁装置の一実施例の概略構成
図を示す。

図中１はガス用弁装置で、ガスバーナ２のガス供給管路
３中にスロットル弁部４ａが設けられた開閉弁４を有し
ておシ、この開閉弁４は操作っまみ４ｂの回動操作によ
シ弁軸４ｃを介して開弁或いは閉弁されるようになされ
ている。点火装置５は、操作つまみ４ｂを開弁位置まで
回動操作したときに、との回動操作に関連して作動する
ようになっている。６は、開閉弁４を閉弁方向に附勢す
るつる巻きばねで、一端部は弁軸４ｃに係止されている
。

７は、開閉弁４を開弁位置にロックするロック機構で、
本実施例の場合、弁軸４ｃに設けた円板カム８と、円板
カム８の切欠段部８ａに係止或いは係止解除するロック
レバ−９とから構成されている。ロックレバ−９はバイ
メタル式の燃焼検知器ｌＯに連結されておシ、そしてガ
スバーナ２近傍に設けられた検知子１０ｍの感熱動作に
ょシ、ロックレバ−９は実線で示す通常の位置から円板
カム８の切次段部８＆に係止する方向に変位して一点鎖
線で示すロック位置に至るようになされている。

１１は、本発明の要部を構成する閉弁速度制限手段とし
ての間欠回動機構であシ、弁軸４ｃに設けたがんぎ車１
２とこのがんぎ車１２に係止してこれを間欠回動せしめ
るアンクル１３とから構成されている。そして、開閉弁
４がつる巻きばね６の力によシ閉弁するときは、間欠回
動機構１１により弁軸４Ｃの回動速度即ち閉弁速度を一
定速度以下に制限するようになされている。

１４はロック解除機構で、操作つまみ４ｂを手前＠に引
張ったときに作動し、そしてこれによシロツク機構７の
ロックレバ−９を一点鎖線で示すロック位置から実線で
示す通常位置に復帰させるようになされている。

次に上記構成になるガス用弁装置１の動作につき説明す
る。

先ず着火に際しては、オフの状態にある操作つまみ４ｂ
を図中時計方向に回動させる。これによシ、ガスバーナ
２の弁部４１が開弁し、バーナ２の先端からガスが噴出
する。そして操作つまみ４ｂをその回動限位置まで回動
させたときに点火装置５が作動し、これによシガスは点
火され燃焼が始まる。

一方、カム８は符号８人で示す初期位置から操作つまみ
４ｂとともに実線で示す回動限位置まで回動されるが、
その後紘間欠回動機構１１によシゆつくシと図中反時計
方向に回動復帰する。ここで、点火装置５による点火が
正常になされた場合は、点火後のガスの燃焼による熱に
よシ検知子１０ａが感熱変位し、ロック機構７のロック
レバ−９を押し下げる。ロックレバ−９はカム８の回動
を妨げるロック位置まで変位し、このため力′ム８は符
号８Ｂで示す位置にてロックレバ−９に当接係止され回
動停止する。その結果、開閉弁４は開弁状態に保たれ、
燃焼が持続する。

ここで、操作つまみ４ｂから手を放したあとは、カム８
は間欠回動機構１１の作用にょシ徐々にばね６の附勢方
向に回動復帰するので、燃焼検知器１０や四ツク機構７
の動作に動作遅れがあっても、開閉弁４が閉弁してしま
うことはない。従って従来装置の如く、ガスバーナ２が
着実に点火したにも拘わらず、上記動作遅れが原因で自
動弁が閉弁してしまう等の不都合は生じない。

なお、燃焼を停止させる場合は、オ、ンの位置で係止さ
れている操作つまみ４ｂを手前側に引き出す。これによ
シ、それまでカム８を当接係止していたロックレバ−９
が四ツク解除機構１４によシ上方に押し上げられ、カム
８はロック状態を解除される。そこで、操作つまみ４ｂ
を図中反時計方向に回動操作するととによ〕、開閉弁４
を全閉して燃焼を停止させることができる０ 次に、異常が発生した場合につき説明する。先ず、点火
操作したにも拘わらず、点火装置５の動作不良等が原因
で、ガスが点火しなかった場合は、検知子１０ａは感熱
変位しない。従ってカム８はロック機構７に係止される
ととはなく閉弁速度制限手段である間欠回動機構１１に
よって決められた速度で点火操作前の位置に復帰してし
まい、これによシ開閉弁４は自動的に閉弁する。従って
生ガスによるガス漏れ事故は生じない。

又、一度点火して熱焼が始まったものの、燃焼中に何ら
かの原因で火が消えてしまった場合は、燃焼の停止とと
もに検知子１０ｍが冷却されて低温位置に復帰するとと
によ）、カム８がロックレバ−９による係止を解除され
、開閉弁４は自動的に閉弁する。

このように、上記構成になるガス用弁装置１は、操作つ
まみ４ｂを操作したときに未点火であったシ、或いは点
火後に火が消えてしまったシした場合でも、燃焼検知器
１０の検知子１０１Ｌが低温位置にあるか或いは低温位
置に変位することによシ、ガスの供給を自動的に遮断す
ることができる。

以上説明したように、本発明になるガス用弁装置によれ
ば、ばねの力によシ閉弁方向に附勢された開閉弁を、ば
ねの力により閉弁するときは閉弁速度を一定速度以下に
制限するよう構成しているため、開弁操作したときにガ
スバーナが着実に点火したにも拘わらず、燃焼検知手段
やロック手段自体の動作遅れによシ開閉弁がばねの力に
よシ閉弁してしまうことはなく、一方、ガスバーナが点
火しなかった場合はばね力によシ、開閉弁が自動的に閉
弁されるからガス漏れ状態を放置してしまう危険はなく
、さらに又ガスバーナが燃焼中に何らかの原因で火が消
えてしまったような場合には、燃焼検知手段の出力によ
りロック手段によるロックが解除され、開閉弁をばね力
により自動閉弁させることができ、さらに又従来のガス
用弁装置の如く、手動弁の他に開閉弁を設けなくてもよ
いから、構成が簡単でしかも安価である等の効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

図は本発明になるガス用弁装置の一実施例の概略構成図
である。 ２・・・・・・ガスバーナ、４・・・・・・開閉弁、４
ａ・・・・・・弁部、４ｂ・・・・・・操作つまみ、５
・・・・・・点火装置、６・・・・・・ばね、７・・・
・・・ロック機構、８・・・・・・円板カム、１０・・
・・・・燃焼検知器、１１・・・・・・間欠回動機構、
１４・・・・・・ロック解除機構。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガスバーナへのガス供給路に設けられ手動によシ開閉さ
   れる開閉弁と、該開閉弁を閉弁方向に附勢するばねと、
   前記開閉弁を前記ばねの力に抗して開弁位置にロックす
   る四ツク手段と、前記開閉弁を開弁操作したとき該操作
   に関連して前記ガスバーナに点火する点火手段と、前記
   ガスバーナが燃焼しているかどうかを検知し燃焼中であ
   れば前記四ツク手段をロック動作させる燃焼検知手段と
   、前記開閉弁が前記ばねの力によシ閉弁するときはその
   閉弁速度を一定速度以下に制限する閉弁速度制限手段と
   から構成してなるガス用弁装−０