JPS5821811B2 - 電気機器用部品の被覆方法と被覆用支持体 - Google Patents

電気機器用部品の被覆方法と被覆用支持体

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JPS5821811B2
JPS5821811B2 JP50136865A JP13686575A JPS5821811B2 JP S5821811 B2 JPS5821811 B2 JP S5821811B2 JP 50136865 A JP50136865 A JP 50136865A JP 13686575 A JP13686575 A JP 13686575A JP S5821811 B2 JPS5821811 B2 JP S5821811B2
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JP
Japan
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synthetic resin
support
terminal
liquid synthetic
coating
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JP50136865A
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井上広行
加藤孝志
田中哲尋
土屋修
寮正登
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Tamura Corp
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Tamura Corp
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電気機器用部品の被覆方法と被覆用支持体
に関するものである。
電気機器用部品、たとえば小型トランス、コンデンサ等
の電気機器用部品においては1部品本体の一面に複数本
のピン状の端子を突設し、この各端子によりプリント配
線基板に直接取付けられるようにしたものが多い。
そして、この種の部品においては、端子の突出した部分
を除く部品本体の外周面全体を絶縁性を有する合成樹脂
で被覆し。
部品本体を密封状態のものにして大気から遮断させ、耐
環境性を向上させることが行われる。
そして、上記部品本体に対する合成樹脂の被覆方法とし
ては、刷毛等による塗布も行われるが。
一般的には、エポキシ樹脂等の液状合成樹脂中に部品本
体を浸漬したのち液外に引上げ1部品本体に附着した液
状合成樹脂を硬化させる方法によっている。
ところで、上記エポキシ樹脂等の液状合成樹脂は、いわ
ゆる揺変性(チキソトロピック性)を有し、この特性の
ために1部品本体に液状合成樹脂を附着させた際、その
剥落が防子されて確実に定着される効果を生じるが、他
方、その揺変性という特性のために生じる不都合な点が
あった。
この不都合の面の内容を、以下、第1図および第2図に
ついて説明する。
第1図および第2図において、1は小型トランスで、こ
の小型トランス1は、図示しない鉄芯。
コイルおよびそのボビン等によってトランス本体2が構
成され、このトランス本体2の一面に、上記コイルに接
続された複数本のピン状の端子3が突出されている。
このような構成の小型トランス1を、トランス本体2が
下方に、端子3が上方に位置する状態において、第1図
に示すように、液状合成樹脂a中に浸漬すると、液状合
成樹脂aの液面はその特性により図示のような凹彎面を
形成し、トランス本体2の上面側に液状合成樹脂aが行
き渡らないという不都合を生じる。
そこで、この不都合を解消しようとして、液状合成樹脂
a中にトランス本体2を深めに浸漬すると、液状合成樹
脂aの液面は仮想線すで示すように位置し、この状態か
らトランス本体2を液状合成樹脂a外に引上げると、端
子3部分およびトランス本体2の上面側には好ましくな
い曲面をともなった多量の液状合成樹脂aが附着し、こ
の液状合成樹脂aをそのまま硬化させると、第2図に示
すような状態のものとなり。
これは外観上好ましくないばかりか、この小型トランス
1をプリント配線基板に取付ける場合、その取付けが的
確に行えないことになる。
そこで、従来は、トランス本体2を液状合成樹脂a中か
ら引上げた段階において、端子3およびトランス本体2
の上面に附着した液状合成樹脂aの余計な部分を、その
硬化に先立ち適当な方法で除去し、結果的に、第6図に
示すような被膜Cで覆装された製品を得るという方法に
よっていた。
そして、上記の端子3およびトランス本体2の上面に附
着した液状合成樹脂aの余計な部分を除去し、整形し、
清掃する作業のためには多大の労力を要し、しかも満足
できる製品を得ることは困難であった。
このような事情に鑑み、この発明は提案されたもので、
電気機器用部品を被覆するにあたり、部品本体を特殊な
支持体によって保持し、被覆作業を終えたのち部品本体
から支持体を取外すことにより、余計な部分に合成樹脂
の附着されない整形された製品が一挙に得られるように
したもので。
作業の能率化および省力化と、精度および性能にすぐれ
た製品の確保を目的とし、また、上記方法を実施するに
あたり直接使用する機能的な被覆用支持体の提供を目的
とするものである。
以下、この発明を第3図ないし第6図に示す一実施例を
参照して説明する。
第3図ないし第6図において、1は電気機器用部品とし
ての小型トランスを示し、この小型トランス1は、さき
の第1図および第2図において示した小型トランス1と
同様に1図示しない鉄芯。
コイルおよびそのボビン等によって構成される部品本体
としてのトランス本体2と、このトランス本体2の一面
4側に穿設され上記コイルに接続された複数本のピン状
の端子3とを備えている。
また、第3図ないし第5図において、5は支持体で、こ
の支持体5は、後述する液状合成樹脂aに対して非接着
性を有する材料、たとえばフッ素樹脂によって形成され
た基体6と、この基体6の下面に貼着された軟弾性およ
び上記液状合成樹脂aに対して非接着性を有するゴム等
の添装部材7とからなり、この添装部材7には、前記小
型トランス1に2ける端子3の配設位置に対応させて端
子3の外径よりも小径の端子把持部としての端子密嵌孔
8を表裏にわたり穿設するとともに、この端子密嵌孔8
に対応させて上記基体6に、上記端子3の外径よりも大
径の端子挿通孔9を上下にわたり穿設する。
そして、この支持体5の外周は。前記小型トランス1に
おけるトランス本体2の外周よりもやや大きく成形する
このような構成の支持体5を、第3図および第4図に示
すように、小型トランス1の上方に対向位置させ、そし
て、小型トランス1における各端子3の先端を、支持体
5における添装部材7の端子密嵌孔8に嵌入して基体6
における端子挿通孔9内に挿通させ、トランス本体2の
上方に位置した一面4と支持体5の下面10との間に所
定の間隔dを保たせた状態において、端子3を添装部材
7における端子密嵌孔8にて把持させ、小型トランス1
を支持体5によって固定保持させる。
この状態において、第5図に示すように、硬化剤と希釈
剤を加えたエポキシ樹脂よりなる液状合成樹脂a中に、
支持体5をもって、トランス本体2の全体および支持体
5の下方部分までを降下させて浸漬し、ついで、支持体
5を介して液状合成樹脂a外にトランス本体2を引上げ
、トランス本体2の外周面に附着した液状合成樹脂aを
硬化させたうえ、小型トランス1におよる端子3から支
持体5を抜取ることにより、第6図に示すようにトラン
ス本体2の外周面が所定厚さの被膜Cで覆装された製品
としての小型トランス1を得るものである。
なお、液状合成樹脂a中にトランス本体2および支持体
5の下方部を浸漬するに際しては、いわゆる真空処理を
加えるとともに、液状合成樹脂a外への引上げに際して
は、大気開放を行うことにより、トランス本体2におけ
る空隙等内に液状合成樹脂aが充分に含浸されるように
する。
また、この実施例において、支持体5は、基体6と添装
部材7とによって形成されたものを示したが、すくなく
とも下面および外周面が液状合成樹脂aに対して非接着
性を呈し、かつ下面より体内上方に向かって穿設される
端子挿通孔9の内周面部が弾力性を有する種の材料であ
れば、その材料での一体成形によって支持体5を成形し
てもよく、また、その場合において、端子挿通孔9を上
方に行くにしたがい径細に穿設することにより。
その端子挿通孔9の径細部自体を端子把持部として作用
させることができる。
また、この実施例において、トランス本体2の上方とな
る一面4および支持体5の下面10は。
それぞれが平担面のものを示したが、それぞれを相互に
対応する凹凸面によって形成すれば、そのトランス本体
2の凹凸する一面4に沿って一定厚さの被膜Cが覆装さ
れることになり、また、支持体5の下面10に所定の印
刻等が施されたものを用いることにより、トランス本体
2の一面4に覆装される被膜Cの表面に必要な標記を表
出したりスタンドとして作用させ凸部を形成したりする
ことも可能である。
この発明の方法は、上述のように、上方にピン状の端子
を突出した部品本体に対して浸漬による合成樹脂被覆を
施すにあたり、この部品本体とは別に、少なくとも下面
および周側面が被膜となる液状合成樹脂に対して非接着
性を有する材料によって形成され、かつ係脱自在に作用
する端子把持部を備えてなる支持体を用意し、この支持
体における端子把持部によって上記端子を把持させ、か
つ部品本体の上面と支持体の下面との間に所定の間隔を
保たせた状態において部品本体に支持体を装着し、この
状態における部品本体の全体および支持体の下方部を、
液状合成樹脂中に浸漬したのち液状合成樹脂外に引上げ
、部品本体に附着した液状合成樹脂を硬化させたのち部
品本体から支持体を取外すようにしたので、液状合成樹
脂中への部品本体の出し入れは支持体の上下操作によっ
て容易に行え、支持体が液状合成樹脂に接触する部分は
非接着性を帯びているため支持体の取外しは容易であり
、そして、支持体の下面は部品本体の;上面との間に所
定の間隔を保った状態において液状合成樹脂中に浸漬さ
れ、かつ引上げられるため。
その両面間に浸入した分の液状合成樹脂はそのまま部品
本体の上面に附着されて所定の厚さと支持体の下面に適
合した表面とを有する被膜を形成す、ることかで□きる
そして、上記発明の方法を実施するための支持体の構成
において、支持体の下面から体内上方に向かって端子挿
通孔を穿設し、この端子挿通孔の内円周に沿い弾性材料
からなる端子把持部を設け;たのでン上記端子挿通孔に
部品本体の端子を挿通して端子把持部に把持させること
により、部品本体に対する支持体の係脱は抜き差し操作
によって簡単に行え、かつ部品本体と支持体との間の間
隔を任意に調節して両者を固定させることも容易で、あ
り、このようにして、この発明の方法と、この方法を実
施するための支持体とは、小型トランス。
コンデンサ等の電気機器部品に対し浸漬による合成樹脂
被覆を施す作業を省力化し、能率化し、かつ精度の高い
、性能にすぐれた製品を提供するこ[とになる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来例を示し、第1図は液状合成
樹脂中に小型トランスを浸漬した状態の正面図、第2図
は第1図仮想線位置にまで小型トランスを浸漬したのち
引上げて小型トランスに液状合成樹脂を附着させた状態
の正面図、第3図ないし第5図は、この発明の一実施例
を示すもので。 第3図は小型トランスとこれに装着される支持体の斜視
図、輌4図は小型トランスに支持体を装着した状態の正
面図、第5図は、第4図に示す状態のものを液状合成樹
脂中に浸漬した状態の正面図。 第6図は第5図に示す状態から小型トランスおよび支持
体を引上げたうえ支持体を取り去った状態の正面図であ
り、なお、上記第2図、第4図および第6図においては
、小型トランスに対する液状合成樹脂または支持体の関
係を明確にさせるため、液状合成樹脂または支持体を断
面にて表わしである。 2・・・・・・部品本体としてのトランス本体、3・・
・・・・端子、5・・・・・・支持体、6・・・・・・
基体、8・・・・・・端子把持部としての端子密嵌孔、
9・・・・・・端子挿通孔。 10・・・・・・支持体の下面、a・・・・・・液状合
成樹脂、C・・・・・・被膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上方にピン状の端子を突出した部品本体を。 少なくとも下面および周側面が上記部品本体の被膜とな
    る液状合成樹脂に対して非接着性を有する材料によって
    形成されかつ係脱自在に使用する端子把持部を備えた支
    持体により、上記部品本体の上面と上記支持体の下面と
    の間に所定の間隔を保たせた状態において保持し、この
    状態における部品本体の全体および支持体の下方部を液
    状合成樹脂中に降下させて浸漬したのち液状合成樹脂外
    に引上げ、ついで部品本体の外周面に附着した液状合成
    樹脂を硬化させたうえ部品本体に対する支持体の保持を
    解いて和瓦を分離し、部品本体の外周面全体に所定厚さ
    の合成樹脂被膜を一体に形成することを特徴とする電気
    機器用部品の被覆方法。 2 基体の少なくとも下面および周側面を被覆加工する
    部品本体の被膜となる液状合成樹脂に対して非接着性を
    有する材料によって形成するとともに、基体の下面から
    体内上方に向かって端子挿通孔を穿設し、この端子挿通
    孔の内円周に沿い弾性材料からなる端子把持部を設け、
    上記端子挿通孔に、被覆加工する部品本体の上方に突出
    したピン状の端子を挿通するとともに、上記端子把持部
    によって端子を把持させることにより、部品本体を係脱
    自在に保持するようにしたことを特徴とする電気機器用
    部品の被覆用支持体。
JP50136865A 1975-11-14 1975-11-14 電気機器用部品の被覆方法と被覆用支持体 Expired JPS5821811B2 (ja)

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