JP3288925B2 - 電子装置及びその製造方法 - Google Patents

電子装置及びその製造方法

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/284Applying non-metallic protective coatings for encapsulating mounted components

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な電子装置及び
その製造方法に関する。詳しくは、防水性及び耐震性に
優れた電子装置とその製造方法を提供する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用電装品のように、環境
変化の激しい状況で使用される電子装置は、防水や防
湿、それに防振対策を講じる必要が有り、その対策とし
て、以下のようなことが行われていた。
【0003】先ず、第1のものは、電子部品を実装した
プリント基板を箱体の中に挿入し、該箱体内を樹脂で満
たすようにしたものである。
【0004】また、第2のものは、電子部品の表面のみ
を樹脂でコーティングしたものである。
【0005】電子部品の表面を樹脂でコーティングする
には、例えば、箱体aに固定されるシャーシbに電子部
品c、c、・・・を実装したプリント基板dを固定し、
該プリント基板dをそれに実装された電子部品c、c、
・・・ごと容器eに入れられたアクリル樹脂溶液f内に
浸漬した後、そこから引き上げ(図6参照)、それを高
温槽に入れてプリント基板d及び電子部品c、c、・・
・の表面に付着したアクリル樹脂溶液から溶剤を蒸発さ
せる。これによって、プリント基板d及び電子部品c、
c、・・・の表面が0.02〜0.04mmの厚さのア
クリル樹脂膜によってコーティングされる。そこで、プ
リント基板dを箱体a内に挿入した状態でシャーシbを
箱体aに固定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のもののうち、箱体内を樹脂で満たすものにあって
は、箱体内に充填する樹脂の量が多くなり、製品の重量
が大きくなり過ぎることとコストがかかり過ぎると言う
問題がある。
【0007】また、電子部品の表面を樹脂でコーティン
グするものにあっては、電子部品のリードの先端が樹脂
によってコーティングされ難く、防水性が十分でないと
言う問題がある。
【0008】即ち、図7に示すように、電子部品のリー
ドg、gの先端がアクリル樹脂膜hによって被覆され
ず、水が箱体a内に侵入し又は結露した場合、該水滴i
がリードg、g間を短絡してしまうと言うことが起こ
る。
【0009】更に、アクリル樹脂によるコーティング膜
が0.02〜0.04mmと薄く、電子部品c、c・・
・をプリント基板dに固定する力が弱く、振動により、
特に大型の電子部品の場合は、リードが切断されてしま
うことがあるという問題がある。
【0010】そこで、本発明は防水性が高く、且つ、耐
震性もある新規な電子装置とそれを製造する方法を提供
することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明電子装置は、上記
した課題を解決するために、電子部品はその表面全体
樹脂によりコーティングされ、電子部品が実装された
リント基板は箱体の底部に充填された樹脂材内に埋設さ
れるようにしたものである。
【0012】従って、プリント基板に実装された電子部
品の表面全体は樹脂によりコーティングされるととも
に、電子部品のリードは箱体底部の樹脂材内に埋没する
ことになり、防水性が完全になる。
【0013】また、上記樹脂をシリコーン樹脂とするこ
とによって、樹脂によるコーティング膜の膜厚を厚くす
ることができ、電子部品をプリント基板に固定する力が
強くなり、耐震性が増す。
【0014】そして、本発明電子装置の製造方法は、一
の面が開口された箱体の開口を覆う蓋体に電子部品が実
装されたプリント基板を固定する工程と、上記プリント
基板をそれに実装された電子部品ごと樹脂溶液に浸漬し
て引き上げて、プリント基板及び電子部品の表面に樹脂
溶液を付着させる工程と、箱体の底部に樹脂溶液を充填
すると共に、上記プリント基板を箱体内に挿入して上記
樹脂溶液内に浸漬し、その状態で上記蓋体を箱体に固定
する工程と、電子部品に付着した樹脂溶液及び箱体の底
部に充填された樹脂溶液を硬化させる工程とから成るも
のである。
【0015】従って、上記した本発明電子装置を容易に
製造することが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明電子装置及びその
製造方法の実施の形態を図示した実施例に従って説明す
る。
【0017】電子装置1は箱体2と蓋体3とから成るケ
ース体4内に電子部品を実装したプリント基板が挿入さ
れて成る。
【0018】箱体2は一の面に開口5が設けられ、その
開口縁には外方に向かって突設された取付耳6、6、・
・・が一体に形成され、該取付耳6、6、・・・にはビ
ス孔6a、6a、・・・が形成されている。
【0019】蓋体3は上記箱体2の開口5を覆う大きさ
の板状に形成され、その側縁からは取付耳7、7、・・
・が一体に突設され、該取付耳7、7、・・・にはビス
挿通孔7a、7a、・・・が形成されている。また、該
蓋体3の4隅からは取付脚8、8、・・・が突設され、
該取付脚8、8、・・・の端面にはビス穴8a、8a、
・・・が形成されている。
【0020】プリント基板9には電子部品10、10、
・・・が実装されており、該プリント基板9の4隅に形
成されたビス挿通孔9a、9a、・・・を挿通されたビ
ス11、11、・・・が蓋体3の上記取付脚8、8、・
・・のビス穴8a、8a、・・・に螺合されて、これに
よって、プリント基板9が蓋体3に固定されている。
【0021】そして、プリント基板9が箱体2内に挿入
された状態で蓋体3の取付耳7、7、・・・と箱体2の
取付耳6、6、・・・とを重ね合せ、取付ビス12、1
2、・・・を取付耳7、7、・・・のビス挿通孔7a、
7a、・・・に挿通すると共に取付耳6、6、・・・の
ビス孔6a、6a、・・・に螺合させて、蓋体3を箱体
2に固定すると共に、プリント基板9をケース体4内に
収納する。
【0022】そして、箱体2の底部にはシリコーン樹脂
13が充填されており、該シリコーン樹脂13内にプリ
ント基板9がそれに搭載された電子部品10、10、・
・・のリード10a、10a、・・・が埋まるまで埋没
され、また、電子部品10、10、・・・の表面には
体にわたりシリコーン樹脂による樹脂コーティング14
が施されている。
【0023】上記した電子装置1にあっては、プリント
基板9がケース体4の底部に充填された樹脂13内に埋
没しているため、電子部品10、10、・・・のリード
10a、10a、・・・の端部が露出することが無く、
万が一ケース体4内に水が入ったとしても、リード10
a、10a、・・・間が短絡されることがない。また、
電子部品10、10、・・・の表面全体も樹脂コーティ
ング14されているので、防水性が高い。特に、該樹脂
コーティング14はシリコーン樹脂によって為されてい
るため、その膜厚が厚く(0.1〜0.5mm)、防水
効果が高いと共に、電子部品10、10、・・・をプリ
ント基板9に固定する力が強く、耐震性が高い。更に、
プリント基板9は蓋体3に固定されると共にケース体4
底部の樹脂13内に埋没しているため、耐震動性も高い
ものとなる。
【0024】次に、本発明電子装置の製造方法について
説明する。
【0025】先ず、プリント基板9をビス11、11、
・・・によって蓋体3に固定する(図3参照)。
【0026】次いで、上記プリント基板9をシリコーン
樹脂溶液15に浸漬し(図4参照)、更に、箱体2の底
部にシリコーン樹脂溶液15を充填し、その中に上記プ
リント基板9を浸漬した状態で蓋体3を箱体2に取付ビ
ス12、12、・・・によって固定する(図5参照)。
【0027】上記ケース体2を高温槽に入れて上記シリ
コーン樹脂溶液15を硬化させてシリコーン樹脂13、
シリコーン樹脂コーティング14とする。
【0028】
【0029】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電子装置は、一の面が開口した箱体と該箱体
の開口を覆う蓋体と該蓋体に固定され電子部品が実装さ
れたプリント基板とを備えた電子装置であって、前記電
子部品はその表面全体が樹脂によりコーティングされて
おり、上記プリント基板は上記箱体の底部に充填された
樹脂材内に埋設されていることを特徴とし、また、本発
明電子装置の製造方法は、一の面が開口された箱体の開
口を覆う蓋体に電子部品が実装されたプリント基板を固
定する工程と、上記プリント基板をそれに実装された電
子部品ごと樹脂溶液に浸漬して引き上げプリント基板及
び電子部品の表面全体に樹脂溶液を付着させる工程と、
箱体の底部に樹脂溶液を充填すると共に、上記プリント
基板を箱体内に挿入して上記樹脂溶液内に浸漬し、その
状態で上記蓋体を箱体に固定する工程と、電子部品に付
着した樹脂溶液及び箱体の底部に充填された樹脂溶液を
硬化させる工程とから成ることを特徴とする。
【0030】従って、本発明によれば、プリント基板に
実装された電子部品の表面全体は樹脂によりコーティン
グされるとともに、電子部品のリードは箱体底部の樹脂
材内に埋没することになり、防水性が完全になる。ま
た、本発明にかかる電子装置を容易に製造することが出
来る。
【0031】更に、請求項2及び請求項4に記載したよ
うに、上記樹脂をシリコーン樹脂とすることによって、
樹脂によるコーティング膜の膜厚を厚くすることがで
き、防水性が更に高くなると共に、電子部品をプリント
基板に固定する力が強くなり、耐震性が増す。
【0032】尚、上記した実施例に示した各部の具体的
形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際しての具
体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによっ
て本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなこと
があってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と共に本発明電子装置の実施の一例を示す
ものであり、本図は一部を切り欠いて示す斜視図であ
る。
【図2】断面図である。
【図3】図4及び図5と共に本発明電子装置の製造方法
の一例を示すものであり、本図は蓋体にプリント基板を
固定した状態を示す斜視図である。
【図4】プリント基板をシリコーン樹脂溶液に浸漬した
状態を示す断面図である。
【図5】蓋体を箱体に固定した状態を示す断面図であ
る。
【図6】従来の電子装置の製造方法の一工程を示す概略
斜視図である。
【図7】従来の電子装置の問題点を示す要部の拡大断面
図である。
【符号の説明】
1…電子装置、2…箱体、3…蓋体、5…開口、9…プ
リント基板、10…電子部品、13…シリコーン樹脂
(樹脂材)、14…樹脂コーティング、15…シリコー
ン樹脂溶液(樹脂溶液)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の面が開口した箱体と該箱体の開口を
    覆う蓋体と該蓋体に固定され電子部品が実装されたプリ
    ント基板とを備えた電子装置であって、 前記電子部品はその表面全体が樹脂によりコーティング
    されており、 上記プリント基板は上記箱体の底部に充填された樹脂材
    内に埋設されていることを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 上記樹脂がシリコーン樹脂であることを
    特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 一の面が開口された箱体の開口を覆う蓋
    体に電子部品が実装されたプリント基板を固定する工程
    と、 上記プリント基板をそれに実装された電子部品ごと樹脂
    溶液に浸漬して引き上げプリント基板及び電子部品の表
    全体に樹脂溶液を付着させる工程と、 箱体の底部に樹脂溶液を充填すると共に、上記プリント
    基板を箱体内に挿入して上記樹脂溶液内に浸漬し、その
    状態で上記蓋体を箱体に固定する工程と、 電子部品に付着した樹脂溶液及び箱体の底部に充填され
    た樹脂溶液を硬化させる工程とから成ることを特徴とす
    る電子装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記樹脂がシリコーン樹脂であることを
    特徴とする請求項3に記載の電子装置の製造方法。
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WO2015016416A1 (ko) * 2013-08-02 2015-02-05 (주)비젼테크 인쇄회로기판을 구비하는 기기의 침수보호장치

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