JPH1022312A - 電子機器における樹脂封止方法 - Google Patents

電子機器における樹脂封止方法

Info

Publication number
JPH1022312A
JPH1022312A JP17006596A JP17006596A JPH1022312A JP H1022312 A JPH1022312 A JP H1022312A JP 17006596 A JP17006596 A JP 17006596A JP 17006596 A JP17006596 A JP 17006596A JP H1022312 A JPH1022312 A JP H1022312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
case
sealing
flange
injected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17006596A
Other languages
English (en)
Inventor
Munehiko Mochizuki
宗彦 望月
Hidehito Yonashiro
秀仁 与那城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON AREFU KK
Nippon Aleph Corp
Original Assignee
NIPPON AREFU KK
Nippon Aleph Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON AREFU KK, Nippon Aleph Corp filed Critical NIPPON AREFU KK
Priority to JP17006596A priority Critical patent/JPH1022312A/ja
Publication of JPH1022312A publication Critical patent/JPH1022312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易且つ適正に封止用樹脂を充填し得る電子
機器における樹脂封止方法を提供する。 【解決手段】 ケース11内に電子部品ユニット12を
収容して成る電子機器における樹脂封止方法において、
ケース11内に封止用樹脂16を注入する際、ケース1
1の一端側の開口部11aの周囲に形成された鍔状部1
5に沿って封止用樹脂16を溢流させ、ケース11に注
入された樹脂の硬化後、鍔状部15を分離する。鍔状部
15は、ケース11と一体的に形成されている。封止用
樹脂16の注入時、封止用樹脂16を鍔状部15に沿っ
て溢流させることで、封止用樹脂16がケース11に付
着するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、例えば
特に近接スイッチ等においてそのケースに樹脂を充填し
て、内部の電子部品ユニットを樹脂封止するための方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】産業機器等において使用されるエアシリ
ンダ等では、近接スイッチが装着されている。この種の
電子機器おいて、ケースに所定の樹脂を充填して、内部
の電子部品ユニットを樹脂封止するようにしている。こ
の近接スイッチの例で、従来の樹脂封止方法を説明す
る。
【0003】図6は、シリンダ用近接スイッチの構成例
を示している。図6において、1は円筒状のケース、2
は止めねじ、3は電子部品を搭載したプリント基板、4
はプリント基板と接続する電気コードである。ケース1
内に収容されたプリント基板3等は、封止用樹脂5或い
は6によって封止されている。
【0004】プリント基板3を樹脂封止する場合、ケー
ス1を鉛直に配置固定し、その一端側の開口部3aから
封止用樹脂5,6を注入するようにしている。しかし、
このようにして樹脂封止する際、封止用樹脂5,6が溢
流することから、従来ではケース1のほぼ周面全域に予
めシール材7を塗布している。つまりシール材7を塗布
しておくことで、溢流した封止用樹脂5,6がケース1
に直接付着するのを防止するというものである。シール
材7としては、例えばシリコン系の常温硬化型樹脂を用
い、樹脂封止の終了後ケース1の周面から取り除くよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
樹脂封止方法では、封止用樹脂5,6の溢流を防止すべ
くシール材7を塗布し、またその使用後はこれを取り除
かなければならず、そのためにかなりの手間がかからざ
るを得なかった。つまり、本来製品として不必要なシー
ル材7を設けることに加え、シール材7の着脱に多くの
工数を要することから、結果的にコストが高くなる等の
問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、容易且つ適正に
封止用樹脂を充填し得る電子機器における樹脂封止方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子機
器における樹脂封止方法は、ケース内に電子部品ユニッ
トを収容して成る電子機器における樹脂封止方法であっ
て、ケース内に封止用樹脂を注入する際、このケース一
端側の開口部の周囲に形成された鍔状部に沿って封止用
樹脂を溢流させ、ケースに注入された樹脂が硬化した
後、鍔状部を分離することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の電子機器における樹脂封
止方法は、ケース内に電子部品を収容して成る電子機器
における樹脂封止方法であって、ケース内に封止用樹脂
を所定量注入する工程と、ケースに電子部品ユニットを
挿入する工程と、ケースの鍔状部に沿って封止用樹脂を
溢流させる工程と、ケースに注入された樹脂が硬化した
後、鍔状部を分離する工程とを備えている。
【0009】請求項3に記載の電子機器における樹脂封
止方法では、前記鍔状部が、前記ケースと一体的に形成
されていることを特徴とする。また、請求項4に記載の
電子機器における樹脂封止方法では、前記鍔状部が更
に、前記電子部品ユニットの電気コード用のホルダと一
体的に形成されていることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、ケース一端側の開口部の
周囲に鍔状部を付設し、ケース内に封止用樹脂を注入す
る際、この鍔状部に沿って封止用樹脂を溢流させる。鍔
状部は、注入された樹脂が硬化した後ケースから簡単に
分離される。このように余分な樹脂を鍔状部に沿って溢
流させることで、ケース自体には封止用樹脂が付着する
ことがない。従ってケース内に封止用樹脂を極めて容易
に且つ適正に充填することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に基づき、本発
明の電子機器における樹脂封止方法の好適な実施の形態
を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における
封止用樹脂の充填時の様子を示している。この例は、近
接スイッチ10においてそのケース11に電子部品ユニ
ット12を収容して所定の樹脂を充填するものとする。
近接スイッチ10の本体構造については、基本的に従来
のものと同様であってよく、電子部品を搭載したプリン
ト基板13が電気コード14と接続されている。
【0012】ケース11の一端側の開口部11aの周囲
には鍔状部15が形成されている。この鍔状部15は、
ケース11と一体的に形成され、図1のように傾斜して
配置される。鍔状部15は、好ましくは図2のように薄
く形成され、開口部11aに設けた面取り11bの縁部
にて一体結合している。
【0013】図1において、ケース11内に封止用樹脂
16を注入する場合、ケース11は所定の治具100に
取り付けられる。つまりケース11の下部を治具100
の嵌合凹部101に挿入させ、これにより図示のように
ケース11が立設される。このように立設したケース1
1内に、その開口部11aから封止用樹脂16を所定量
注入する。なお、このときに注入される封止用樹脂16
の量としては、ケース11に電子部品ユニット12を挿
入した際僅かに溢れる程度が好ましい。
【0014】ケース11に電子部品ユニット12を挿入
すると、ケース11内に充填されていた封止用樹脂16
の一部がケース11の開口部11aから溢れ出す。この
溢れた封止用樹脂16は、鍔状部15に沿って溢流す
る。溢流16aは治具100上に落下し、嵌合凹部10
1の周囲に溜まる。このように封止用樹脂16の充填時
に封止用樹脂16が溢れ出すものの、この封止用樹脂1
6は鍔状部15を伝ってケース11から離れた位置に溜
まるようにしているため、溢れ出した封止用樹脂16が
ケース11自体に付着することはない。
【0015】封止用樹脂16の充填後、その封止用樹脂
16は加熱処理により硬化させられる。なお、この硬化
処理は比較的短時間で行われる。封止用樹脂16の硬化
後、ケース11を治具100から取り外し、次に鍔状部
15はケース11から分離される。この場合、図3のよ
うにケース11の開口部11aにおける面取り11bの
縁部に沿ってカッターナイフ或いはレーザ等により簡単
に且つ的確に切離することができる。
【0016】鍔状部15が結合していたケース11のカ
ット部において、鍔状部15が上記のように面取り11
bの縁部に沿って切離されるためカット面は極めて小さ
い。つまり鍔状部15の切り口は実質的に殆ど目立た
ず、製品として外観上何ら問題を生じない。
【0017】ここで、電子部品の製造方法において、複
数の電子部品素子を収納する容器が頂面部で隣り合わせ
に繋がった成形体で成り、この成形体の外周に漏れ出た
液体樹脂を貯蔵する貯蔵部を有したフィルムの成型品を
用いて、電子部品素子の樹脂封止後、容器の頂面部のつ
ながりをカッタで切断する方法が知られている。しかし
ながら、この方法では、頂面部に充填樹脂が溜まると各
部品をカットしたときに充填樹脂のカット面が大きくな
り、そのままでは外観が悪くなり、一定の実用可能な製
品品質が得られない。本発明では上述のように少ない工
数で、しかも製品の美観を確保して、実用的に製造する
ことができる。
【0018】次に、本発明の電子機器における樹脂封止
方法の第2の実施形態を説明する。図4及び図5は、第
2の実施形態における封止用樹脂の充填時の様子を示し
ている。この例においては、鍔状部もしくは樹脂受け1
7は、電子部品ユニット12と接続する電気コード14
用のホルダ18と一体的に形成されている。その他の基
本構成については、実質的に第1の実施形態と同様であ
る。
【0019】樹脂受け17は、図4のようにドーナッツ
状の樹脂溜部17aを有しており、ケース11の開口部
11aから溢れ出した封止用樹脂16は、この樹脂溜部
17aに溜まるようになっている。つまり溢れ出した封
止用樹脂16がケース11自体に付着することはない。
ホルダ18は、樹脂受け17と一体成形されており、電
気コード14を固定するための保持部18aを有してい
る。これによりケース11に電子部品ユニット12を挿
入する際、保持部18aによって電気コード14の適所
を保持しておくことができる。
【0020】第2の実施形態においても、封止用樹脂1
6の充填後、加熱硬化処理が行われる。この硬化処理後
ケース11を治具100から取り外し、次に樹脂受け1
7はケース11から分離される。この場合にも、ケース
11の開口部11aにおける面取り11bの縁部に沿っ
て、カッターナイフ或いはレーザ等により簡単且つ的確
に切離することができる。
【0021】上記実施形態において、鍔状部15及び樹
脂受け17の形状、寸法等は、図示例に限定されるもの
ではなく、封止用樹脂を上記のように溢流させるもので
あればその他種々の形状等を採用することができる。ま
た、鍔状部15及び樹脂受け17のカット寸法について
もケース11の材質等との関係で最適の寸法に設定する
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ケ
ースの開口部に鍔状部、或いは樹脂受けを付設し、封止
用樹脂を注入する際にケースから溢れた樹脂を鍔状部に
沿って溢流させることで、封止用樹脂がケースに付着す
るのを防止することができる。この場合、従来のような
シール材を用いないため、該シール材の塗布及び除去工
数がなくなり、大幅な工数削減を実現することができ
る。また、塗布されたシール材の硬化時間を設けないで
済むため、樹脂封止前の滞留時間がなくなる。これによ
り優れた品質の電子機器を低コストで実現することがで
きる等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における封止用樹脂の
充填時の様子を示す断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における鍔状部のカッ
ト工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における封止用樹脂の
充填時の様子を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における封止用樹脂の
充填時の様子を示す上面図である。
【図6】従来の樹脂封止方法に係る近接スイッチの構成
例を示す断面図である。
【符号の説明】 10 近接スイッチ 11 ケース 11a 開口部 12 電子部品ユニット 13 プリント基板 14 電気コード 15 鍔状部 16 封止用樹脂 17 樹脂受け 18 ホルダ 100 治具 101 嵌合凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に電子部品ユニットを収容して
    成る電子機器における樹脂封止方法であって、 前記ケース内に封止用樹脂を注入する際、該ケース一端
    側の開口部の周囲に形成された鍔状部に沿って前記封止
    用樹脂を溢流させ、前記ケースに注入された樹脂の硬化
    後、前記鍔状部を分離することを特徴とする電子機器に
    おける樹脂封止方法。
  2. 【請求項2】 ケース内に電子部品を収容して成る電子
    機器における樹脂封止方法であって、 前記ケース内に封止用樹脂を所定量注入する工程と、 前記ケースに電子部品ユニットを挿入する工程と、 前記ケースの鍔状部に沿って前記封止用樹脂を溢流させ
    る工程と、 前記ケースに注入された樹脂の硬化後、前記鍔状部を分
    離する工程と、を備えたことを特徴とする電子機器にお
    ける樹脂封止方法。
  3. 【請求項3】 前記鍔状部は、前記ケースと一体的に形
    成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    電子機器における樹脂封止方法。
  4. 【請求項4】 前記鍔状部は更に、前記電子部品ユニッ
    トの電気コード用のホルダと一体的に形成されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電子機器における樹脂
    封止方法。
JP17006596A 1996-06-28 1996-06-28 電子機器における樹脂封止方法 Pending JPH1022312A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17006596A JPH1022312A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 電子機器における樹脂封止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17006596A JPH1022312A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 電子機器における樹脂封止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1022312A true JPH1022312A (ja) 1998-01-23

Family

ID=15897988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17006596A Pending JPH1022312A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 電子機器における樹脂封止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1022312A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6434013B2 (en) 2000-02-24 2002-08-13 Keihin Corporation Electronic circuit board case
WO2019111557A1 (ja) * 2017-12-06 2019-06-13 オリンパス株式会社 内視鏡用基板ユニットの製造方法及び内視鏡用基板ユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6434013B2 (en) 2000-02-24 2002-08-13 Keihin Corporation Electronic circuit board case
WO2019111557A1 (ja) * 2017-12-06 2019-06-13 オリンパス株式会社 内視鏡用基板ユニットの製造方法及び内視鏡用基板ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2774906B2 (ja) 薄形半導体装置及びその製造方法
CN110582173A (zh) 防水型电子设备和防水型电子设备的制造方法
JPH0652374A (ja) 少なくとも一つの電子素子を有するカードとそのカードの製造方法
US20130210504A1 (en) Components with mechanically-bonded plastic and methods for forming such components
KR940000430B1 (ko) 진동발생소자를 가진 전자부품의 제조방법
RU2320052C1 (ru) Аккумулятор, имеющий противоподменную наклейку, и способ его изготовления
US4176241A (en) Fluid-tight protective system for an electromechanical component
JPH1022312A (ja) 電子機器における樹脂封止方法
JP5538385B2 (ja) シールフレームならびに構成要素をカバーする方法
US5995374A (en) Resin-coated mount substrate and method of producing the same
JPS6151425B2 (ja)
JP3288925B2 (ja) 電子装置及びその製造方法
US5013505A (en) Method of molding a casing on a rotary electric component
JP3572764B2 (ja) ベアチップ封止方法およびベアチップ封止基板
CN217693864U (zh) 一种电子元件及电子设备
JP3964555B2 (ja) 電子機器の防水構造及び防水方法
JP3333885B2 (ja) 近接スイッチの製造方法
JP2003303326A (ja) カード型モジュールおよびその製造方法
US20090155682A1 (en) Structure of a battery set
JPH0228577A (ja) 磁気センサ及びその製造方法
JP2728520B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH0140222Y2 (ja)
JPH06275942A (ja) 樹脂封止型電子回路装置の製造方法
WO2012099863A1 (en) A method for attaching an electronic assembly to a bottom overlay in the manufacture of an electronic device
JP2002111181A (ja) ポッティング構造