JPS58194210A - 架橋ポリエチレン絶縁ケ−ブル - Google Patents

架橋ポリエチレン絶縁ケ−ブル

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JPS58194210A
JPS58194210A JP57079004A JP7900482A JPS58194210A JP S58194210 A JPS58194210 A JP S58194210A JP 57079004 A JP57079004 A JP 57079004A JP 7900482 A JP7900482 A JP 7900482A JP S58194210 A JPS58194210 A JP S58194210A
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JP
Japan
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cross
insulating layer
eva
insulator
linked polyethylene
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JP57079004A
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JPS6344247B2 (ja
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清水 貞夫
若原 一行
片山 史郎
岩田 聖二
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Chubu Electric Power Co Inc
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浸水課電特性を改良した架橋ポリエチレン絶
縁ケーブルに関するものである。
架橋ポリエチレンは物理特性、電気特性が優れているこ
とから、絶縁電線、電カケープル等(以下絶縁ケーブル
という)の絶縁体として多く使用されている。
この絶縁ケーブルの保証寿命は30年とされており、そ
の間の種々の経年劣化を考慮しておかねハナらないが、
その経年劣化の大きな要因の一つに浸水雰囲気下で使用
された場合の水トリーによる劣化がある。水トリーは、
絶縁体中の水分と高圧交番電界との相乗効果によって生
ずるものであり、水トリーの防止対策としては水分と高
電界形成部をとり除くことが追及される一方、絶縁材料
面からの検討もなされてきた。
たとえば、ポリエチレンに架橋剤と酢酸ビニル共重合体
(以下EVAという)を添加した組成物を用いて絶縁体
を形成した絶縁ケーブルが知られている。
ところが、本発明者等が浸水課電試験を行なったところ
によると、上記絶縁ケーブルは絶縁体中の酢酸ビニル(
以下VAという)の含有量がわずかなものでも水トリー
の抑止効果を有する反面、浸水時間の増加と共にtan
δの増加と絶縁破壊電圧の低下が増大するという欠点の
あることがわかった。
本発明は、上記の知見にもとづき、水トリーの抑止効果
を有すると共に浸水課電下でのtanδの増加や絶縁破
壊電圧の低下がきわめて少ない絶縁ケーブルの提供を目
的としてなされたもめで、その要旨はEVAを添加した
ポリエチレンから成る薄肉の内部絶縁層とポリエチレン
から成る厚肉の外部絶縁層とを設け、架橋して絶縁体を
形成した絶縁ケーブルにある。
第1図は本発明ケーブルの一実施例を示す断面図で、1
は導体、2は内部半導電層、3はEVAを添加した薄肉
の内部絶縁層、4は架橋ポリエチレンから成る厚肉の外
部絶縁層、5′は外部半導電層、6はしやへいテープ、
7は押えテープ、8はシースである。
本発明ケーブルにおいて、EVAを添加した架橋ポリエ
チレン(以下EVA入り架橋ポリエチレンという)から
成る絶縁層を絶縁体の内層側に設ける理由はいうまでも
なく、電位傾度の高い導体(または内部半導電層)側か
ら出る水トリー(以下内溝トリーという)を抑止するた
めである。その抑止効果を確認するために行なったシー
ト試験の結果を第1表に示す。
この試験は、第2図に示すような試験装置を用い、導電
性混和物から成るシート11を絶縁体12でサンドイッ
チプレス架橋した試料13を800Cの温水14中に浸
漬すると共に5kvの交流電圧15をシート11と水槽
16間に連続印加し、1120hrs後に、導電性混和
物シート11上および絶縁体12中のボイドや異物から
発生する水トリーの観察とtanδの測定を行ったもの
である。
ただし、絶縁体12の厚さはImとした。また、水トリ
ーは試料を0.3 m厚さに切断し、染色液を含む水中
で20分間煮沸後に150倍の光学顕微鏡で観察した。
第1表の結果から、絶縁体が架橋ポリエチレンのものは
多数の水トリーが発生するが、EVA入す架橋ポリエチ
レンのものは発生しないか、発生してもわずかであるこ
とがわかった。
ただし、組成物中のVA量((2)(以下含有量はすべ
て重量%を示す)が4%未満のものおよび組成物中のV
A量(%)が4%以上はあるが添加するEVA中のVA
量(イ)が12%未満のものは若干水トリーが発生して
いる。また、組成物中のEVAの量が多くなるほど、t
anδ−とりわけ浸水課電後のtanδ−が大きくなる
。また、絶縁抵抗などの電気特性も当然悪くなる。
以上の理由により、VA量が12%以上のEVAを、組
成物中のVA量が4〜25%となるように添加すること
が望ましい。
次に、架橋ポリエチレンの外部絶縁層を設番する理由は
、上記のとおりEVA入り架橋ポリエチレンだけで絶縁
体を形成するとtanδが大きくなり、その他の電気特
性も低下するからである。EVA入り架橋ポリエチレン
層は水トリーを抑制する番と必要な程度の薄肉層とし、
外部絶縁層としてtanδの小さい架橋ポリエチレン層
を設Cすること番こより全体としてtanδの増加やそ
の他の電気特性の低下を実害のない程度にと望めること
力くできる。
その効果を確認するため行ったシート試験の結果を第2
表に示す。
この試験は、第3図に示すよう番こ絶縁体12をEVA
入り架橋ポリエチレンl112aと、EVAを添加しな
い架橋ポリエチレン層1・2bとの2層構造にした試料
を用いて行なったもので、EVA入り架橋ポリエチレン
層は導電性シート11側に設け、絶縁体12の厚さはす
べて211Il11とした。試験方法は第1表の場合と
同様である。
第2表の結果から、上記のように2層構造にしたものは
、水トリーが発生しないだけでなく、tanδの増加も
ほとんど2倍以下であることがわかる。
また、EVA入り架橋ポリエチレン層は0.3 rra
程度の厚さでも水トリー抑制に十分な効果を有すること
がわかる。したがって、tanδを小さくする見地から
はEVAを添加しない外部絶縁層を厚くする方が望まし
い。
内部絶縁層と外部絶縁層は同時に押出し、架橋すること
が望ましいが、個別に押出し、架橋してもよい。
さらに、第1図において内部半導電層2は半導電性テー
プを巻いたものでも、半導電性コン/X6ウンドを押出
被覆したものでもよく、また内部半導電層を設けないも
のも本発明に含まれる。線心数も単心に限らない。
次に本発明の実施例4こついて比較例と対比して説明す
る。
〔実施例〕
断面積22閣2の導体上に導電ゴム引きテトロンテープ
を巻き、その上に第3表に示す配合のEVA入り架橋ポ
リエチレンを押出被覆して厚さ0.8厘の内部絶縁層を
設け、さらにその上に厚さ3.0 mの架橋ポリエチレ
ンを押出被覆して外部絶縁層を設け、それらを架橋して
、5.5kv級電カケープルの絶縁線心を作製した。
〔比較例1.2〕 比較例1は架橋ポリエチレン単独で、比較例2はEvA
入り架橋ポリエチレン単独でそれぞれ絶縁体を形成した
もので、その構造は第3表番こ示す通りである。
上記実施例、および比較例1.2の絶縁線心を浸水し、
aoo)(zの交流電圧5.5kvを課電し、導体に1
6OAの交流電流を2時間オン、10時間オフのザイク
ルで通電し、浸水課電劣化試験を行なった。
水トリーの観察は、絶縁体を0.5 mm厚さに切断し
た試料20枚について、水中で20分間煮潜抜光学顕微
鏡で行なった。
tanδの測定は、3.8kvの電圧を印加して行ない
、また交流絶縁破壊試験は実施例と比較例2については
35kV、1時間、比較例1については17kV、2時
間それぞれ課電後、いずれも5kv、30分間のステッ
プで昇圧する方法によった。
以上の試験の結果を第4表に示す。
したのに対し、比較例2の場合は内部半導電層が押出方
式によるものであり、かつ絶縁体がEVA入り架橋ポリ
エチレンなので、水トリーは発生しなかったが、交流破
壊電圧が予想以上に低下した。
一方、実施例では外部絶縁層中で若干のボウタイトリー
が観察されたが、内溝トリーはほとんど発生せず、ta
nδの増加は無視し得る程度であり、交流破壊電圧は低
下しなかった。
交流破壊電圧の低下しない理由として内溝トリーの発生
数、伸びが小さいことのほかに、内部絶縁層を形成する
EVA入り架橋ポリエチレンの誘電率が2.6であり、
外部絶縁層を形成する架橋ポリエチレンの2.3より若
干大きいことから内部導電層上の電界が緩和されること
にもよるものと考えられる。
外部絶縁層中のボウタイ) IJ−も比較例1の絶縁体
中のそれよりも少なく、実害のないものである。
以上のように、本発明によれば、従来ケーブルに比して
、浸水課電下での電気特性の劣化がきわめて小さく、し
たがって寿命が大幅に延長された架橋ポリエチレン絶縁
ケーブルが得られるので実用上の効果はきわめて太きい
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るケーブルの一例を示す断面図、第
2図、第3図はシート試験の試験装置および試料を示す
説明図である。 1・・・導体、     2・・・内部半導電層、3・
・・内部絶縁層、  4・・・外部絶縁層、5・・・外
部半導電層、 8・・・シース特許出願人  中部電力
株式会社 同 同     タック電線株式会社 同 代理人 鎌 1)文 二 16 第3図 1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリエチレンに酢酸ビニル含有量12%以上のエチレン
    酢酸ビニル共重合体を、酢酸ビニル含有量が組成物全体
    の4〜25チとなるように添加した組成物から成る薄肉
    の内部絶縁層と、ポリエチレンから成る厚肉の外部絶縁
    層とを設け、架橋して絶縁体を形成したことを特徴とす
    る架橋ポリエチレン絶縁ケーブル。
JP57079004A 1982-05-07 1982-05-07 架橋ポリエチレン絶縁ケ−ブル Granted JPS58194210A (ja)

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