JPS62100909A - 電力ケ−ブル - Google Patents
電力ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS62100909A JPS62100909A JP60239372A JP23937285A JPS62100909A JP S62100909 A JPS62100909 A JP S62100909A JP 60239372 A JP60239372 A JP 60239372A JP 23937285 A JP23937285 A JP 23937285A JP S62100909 A JPS62100909 A JP S62100909A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- maleic anhydride
- power cable
- anhydride grafted
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は架橋ポリエチレン′１ニカケーブルの改良に係
るものである。
るものである。
従来の技術
ポリエチレンの優れた絶縁性を利用し、架橋により熱的
特性を向上した架橋ポリエチレンケーブルＣＸＬＰＥケ
ーブルノは広く汎用されている。
特性を向上した架橋ポリエチレンケーブルＣＸＬＰＥケ
ーブルノは広く汎用されている。
発明が改良すべき問題点
このＸＬＰＥケーブルの弱点は同ケーブル特有の現象と
して絶縁体中の水分と局部的異常電界の存在によって水
トリーが発生し、ケーブルの絶縁性能を低下させる問題
がある。
して絶縁体中の水分と局部的異常電界の存在によって水
トリーが発生し、ケーブルの絶縁性能を低下させる問題
がある。
ＸＩ、Ｐｇ絶縁層中の水トリーは疎水性ポリマーである
ポリエチレン中に局部的に異常電界があるとそこに水が
集中することによって起ると考えられる。
ポリエチレン中に局部的に異常電界があるとそこに水が
集中することによって起ると考えられる。
従って極性基を有し、ある程度親水性のあるポリマーを
ブレンドすることによって局部的異常電界部に水が集中
するのを防ぎ、ｉｔｌ水トリー性の改善に効果が得られ
るものと考えられる。実際にエチレン酢酸ビニル共重合
体ＩＶＡ）やエチレンエチルアクリレート共重合体（Ｅ
ＥＡ）ｉブレンドすることによって、耐水トリー性を改
善するという提案は既に幾つか見受けられる。
ブレンドすることによって局部的異常電界部に水が集中
するのを防ぎ、ｉｔｌ水トリー性の改善に効果が得られ
るものと考えられる。実際にエチレン酢酸ビニル共重合
体ＩＶＡ）やエチレンエチルアクリレート共重合体（Ｅ
ＥＡ）ｉブレンドすることによって、耐水トリー性を改
善するという提案は既に幾つか見受けられる。
しかし、これらの絶縁組成物であっても水トリー抑止効
果は未だ不児全であり、特に配電クラス電力ケーブルの
ように水中に浸漬される状態があるような条件の厳しい
下ではより一層の耐水トリー性の改善が望まれている。
果は未だ不児全であり、特に配電クラス電力ケーブルの
ように水中に浸漬される状態があるような条件の厳しい
下ではより一層の耐水トリー性の改善が望まれている。
問題点を解決するだめの手段
本発明は上記のような実情に鑑み鋭意検討の結果ポリエ
チレン中に無水マレイン酸グラフトポリオレフィンを配
合したものを用いて架橋電力ケーブルとした場合優れた
成果を得ることができることを見出した。そしてその好
ましい配合はポリエチレン１００重賃部に対し無水マレ
イン酸グラフトポリオレフィン１〜４０！を部である。
チレン中に無水マレイン酸グラフトポリオレフィンを配
合したものを用いて架橋電力ケーブルとした場合優れた
成果を得ることができることを見出した。そしてその好
ましい配合はポリエチレン１００重賃部に対し無水マレ
イン酸グラフトポリオレフィン１〜４０！を部である。
なお無水マレイン酸グラフトポリオレフィン全構成して
いるベースポリオレフィンとしてはエチレン酢酸ビニル
共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体又はア
イオノマーのいづれか又はそれらの組合せたものが望ま
しいことを見出した。
いるベースポリオレフィンとしてはエチレン酢酸ビニル
共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体又はア
イオノマーのいづれか又はそれらの組合せたものが望ま
しいことを見出した。
本発明に於て用いられる前記の無水マレイン酸グラフト
ポリオレフィンを所定量ブレンドした組成物は導体の外
部に被覆して架橋により高温時も流動を起さないように
処理されているが、この架橋処理の手段は有機過酸化物
を用いる化学架橋、電子線等放射線の照射による架橋及
びシラン化剤金用いたシラン架橋のいづれによってもよ
い。
ポリオレフィンを所定量ブレンドした組成物は導体の外
部に被覆して架橋により高温時も流動を起さないように
処理されているが、この架橋処理の手段は有機過酸化物
を用いる化学架橋、電子線等放射線の照射による架橋及
びシラン化剤金用いたシラン架橋のいづれによってもよ
い。
作用
本発明の絶縁層に於ては、はからずも水トリーの発生を
防止する作用を有するがグラフトポリオレフィンのブレ
ンド址はポリエチレン１００．ｉｔ部に対し、１〜４０
重量部が効果があり、１重量部未満では水トリー抑止上
効果がなく、４０重量部を超えた場合は電力ケーブルと
しての電気特性特に誘電特性や絶縁抵抗を悪化させる。
防止する作用を有するがグラフトポリオレフィンのブレ
ンド址はポリエチレン１００．ｉｔ部に対し、１〜４０
重量部が効果があり、１重量部未満では水トリー抑止上
効果がなく、４０重量部を超えた場合は電力ケーブルと
しての電気特性特に誘電特性や絶縁抵抗を悪化させる。
なお本発明を実施する場合にポリエチレン１００重量部
に対し５〜２０重量部のグラフトポリオレフィンを添加
すれば水トリーの抑止効果は安定し、電力ケーブルとし
ての電気特性特に誘″＊特性や絶縁抵抗も一層優れたも
のを得ることができる。
に対し５〜２０重量部のグラフトポリオレフィンを添加
すれば水トリーの抑止効果は安定し、電力ケーブルとし
ての電気特性特に誘″＊特性や絶縁抵抗も一層優れたも
のを得ることができる。
本発明に於て用いられる前記絶縁組成物中には所定量の
架橋剤（化学架橋の場合）、老化防止剤、その他心ザに
応じた添カロ剤を加えることができる。
架橋剤（化学架橋の場合）、老化防止剤、その他心ザに
応じた添カロ剤を加えることができる。
実施例
以下本発明の実施例金運べる。
例１ メルトインデックス（Ｍ、 １．０．２の低密度
ポリエチレン１００重量部に対し、無水マレイン酸グー
ｙフトＥＶＡ （Ｍ、 １． ＝６ ）、無水マレイン
酸グラフトｇＢＡ（ＭＩ＝７）、無水マレイン酸グラフ
トアイオノマー（Ｍ、 １． ＝５ ）を変量させてブ
レンドし、架橋剤としてジクミルパーオキサイド２ｍｔ
部、老化防止剤として４．４′−チオビス−（６−第３
ブチル−３−メチルフェノール）０．３重量部を刃口え
て混練し組成物を造った。
ポリエチレン１００重量部に対し、無水マレイン酸グー
ｙフトＥＶＡ （Ｍ、 １． ＝６ ）、無水マレイン
酸グラフトｇＢＡ（ＭＩ＝７）、無水マレイン酸グラフ
トアイオノマー（Ｍ、 １． ＝５ ）を変量させてブ
レンドし、架橋剤としてジクミルパーオキサイド２ｍｔ
部、老化防止剤として４．４′−チオビス−（６−第３
ブチル−３−メチルフェノール）０．３重量部を刃口え
て混練し組成物を造った。
比較用として無水マレイン酸グラフトポリオレフィンを
カロえないもの及び上記無水マレイン酸グラフトポリオ
レフィンのベースポリマーであるＥＶＡ（ＭＩ＝６）、
ＥＥＡ（ＭＩ＝７）、アイオノマー（ＭＩ＝５）金１０
重訃部加え、上記同様の架橋剤及び老化防止剤を加えた
組成物金遣った。各組成物を１８０℃Ｘ １０ ｍｉｎ
の条件でプレス成型し、以下の試験を行なった。各組成
物のプレス成型後０８０℃キシレン中２４ ｈｒ浸漬乾
燥後のゲル分率は８５％以上であった。
カロえないもの及び上記無水マレイン酸グラフトポリオ
レフィンのベースポリマーであるＥＶＡ（ＭＩ＝６）、
ＥＥＡ（ＭＩ＝７）、アイオノマー（ＭＩ＝５）金１０
重訃部加え、上記同様の架橋剤及び老化防止剤を加えた
組成物金遣った。各組成物を１８０℃Ｘ １０ ｍｉｎ
の条件でプレス成型し、以下の試験を行なった。各組成
物のプレス成型後０８０℃キシレン中２４ ｈｒ浸漬乾
燥後のゲル分率は８５％以上であった。
（ｉ） 水トリー試験：＊ｉ図に示す如く厚さ５ｆｌ
の試験試料ｌの底面に導電性塗料の塗布層２を設けて接
地側電極とするとともに試験試料１の上面には水槽４を
設けて水電極を形成し、これに１０ｋＶ、１ｋＨｚの電
圧を高圧電極３よシ印加できるように構成し、上記電圧
を３０日間印加後、試料を煮沸して水トリーを観察した
。５０μ以上の水トリー発生密度を観察し、比較用試料
（現用のＸＬＰｇ）の発生数１００に対する相対数とし
て表示した。
の試験試料ｌの底面に導電性塗料の塗布層２を設けて接
地側電極とするとともに試験試料１の上面には水槽４を
設けて水電極を形成し、これに１０ｋＶ、１ｋＨｚの電
圧を高圧電極３よシ印加できるように構成し、上記電圧
を３０日間印加後、試料を煮沸して水トリーを観察した
。５０μ以上の水トリー発生密度を観察し、比較用試料
（現用のＸＬＰｇ）の発生数１００に対する相対数とし
て表示した。
（１１） 誘電圧接（ｔａｎδ）測定：１−厚シート
に１ｋＶ５０Ｈｚ電圧を印加し、シエーリングブリッジ
により測定上記各試験をした結果は表１のとおりである
。
に１ｋＶ５０Ｈｚ電圧を印加し、シエーリングブリッジ
により測定上記各試験をした結果は表１のとおりである
。
裏 １
例２９表１の試料屋１．２．３．７及び１２の組成物を
絶縁体とした電力ケーブル心を作った。
絶縁体とした電力ケーブル心を作った。
ケーブル構造は導体断面積２００履２、絶縁厚３簡、内
部押出半導電層、外部押出半導１！層を有する３層構成
からなるもので外部に施すじゃへいやシースは省略した
。
部押出半導電層、外部押出半導１！層を有する３層構成
からなるもので外部に施すじゃへいやシースは省略した
。
上記各ケーブルについて以下の浸水課電試験を行なった
結果を表２に示す。
結果を表２に示す。
浸水課電試験：導体注水有の条件で７０℃温水中１ ｋ
Ｈｚ 、 １０ ｋＨｚの電圧を９０日間印加後、Ａ
Ｃ（５０Ｈｚ ）の電圧を５ｋｖ／３０ｍ１ｎのステッ
プアップの条件で昇圧して破壊電圧金求める。
Ｈｚ 、 １０ ｋＨｚの電圧を９０日間印加後、Ａ
Ｃ（５０Ｈｚ ）の電圧を５ｋｖ／３０ｍ１ｎのステッ
プアップの条件で昇圧して破壊電圧金求める。
なお各ケーブルの初期ＡＯ破壊電圧は２３０〜２５０
ｋＶである。
ｋＶである。
発明の効果
本発明は以上の比較試験から判るように、絶縁体を構成
する組成物中に無水マレイン酸グラフトポリオレフィン
を所定量配合することによって、水トリーの発生を著る
しく抑制することができ浸水課電後の破壊電圧の低下を
防ぐことができる。
する組成物中に無水マレイン酸グラフトポリオレフィン
を所定量配合することによって、水トリーの発生を著る
しく抑制することができ浸水課電後の破壊電圧の低下を
防ぐことができる。
第１図は水トリー試験の説明図である。
ｌ：試料 ２：導電塗料
３：高圧電極 ４：水道水
Claims (2)
- （１）導体の外部に、 ポリエチレン１００重量部に無水マレイン酸グラフトポ
リオレフィン１〜４０重量部を配合してなる組成物の架
橋絶縁層が構成されていることを特徴とする電力ケーブ
ル - （２）無水マレイン酸グラフトポリオレフィンを構成し
ているベースポリオレフィンがエチレン酢酸ビニル共重
合体、エチレンエチルアクリレート共重合体又はアイオ
ノマーのいづれか又はそれらの組合せたものである特許
請求の範囲第１項記載の電力ケーブル
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60239372A JPS62100909A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 電力ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60239372A JPS62100909A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 電力ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62100909A true JPS62100909A (ja) | 1987-05-11 |
| JPH0515007B2 JPH0515007B2 (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=17043790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60239372A Granted JPS62100909A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 電力ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62100909A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479590B1 (en) | 1998-09-16 | 2002-11-12 | Japan Polyolefins Co., Ltd. | Electrical insulating resin material, electrical insulating material, and electric wire and cable using the same |
| US6780906B2 (en) | 2000-07-26 | 2004-08-24 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Insulated electric power cable |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5531854A (en) * | 1978-08-28 | 1980-03-06 | Nippon Kasei Kk | Crosslinkable composition |
| JPS57165413A (en) * | 1981-04-07 | 1982-10-12 | Toa Nenryo Kogyo Kk | Modified polyethylene and its laminate |
| JPS5915437A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-26 | Nippon Kasei Kk | ポリオレフイン組成物 |
| JPS60139713A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | Fujikura Ltd | 架橋ポリエチレン絶縁電線の製造方法 |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP60239372A patent/JPS62100909A/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5531854A (en) * | 1978-08-28 | 1980-03-06 | Nippon Kasei Kk | Crosslinkable composition |
| JPS57165413A (en) * | 1981-04-07 | 1982-10-12 | Toa Nenryo Kogyo Kk | Modified polyethylene and its laminate |
| JPS5915437A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-26 | Nippon Kasei Kk | ポリオレフイン組成物 |
| JPS60139713A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | Fujikura Ltd | 架橋ポリエチレン絶縁電線の製造方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479590B1 (en) | 1998-09-16 | 2002-11-12 | Japan Polyolefins Co., Ltd. | Electrical insulating resin material, electrical insulating material, and electric wire and cable using the same |
| US6780906B2 (en) | 2000-07-26 | 2004-08-24 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Insulated electric power cable |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0515007B2 (ja) | 1993-02-26 |
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