JPS58193189A - 感熱記録シ−ト - Google Patents

感熱記録シ−ト

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JPS58193189A
JPS58193189A JP57077017A JP7701782A JPS58193189A JP S58193189 A JPS58193189 A JP S58193189A JP 57077017 A JP57077017 A JP 57077017A JP 7701782 A JP7701782 A JP 7701782A JP S58193189 A JPS58193189 A JP S58193189A
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JP
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heat
recording sheet
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molecule
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JP57077017A
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Hitoshi Maruyama
均 丸山
Koichi Kajitani
浩一 梶谷
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Kuraray Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐水性が良好で保存性に優れた感熱記録シー1
−に関し、更に詳しくは分子内にケイ素を含trt性ポ
リビニル7〜コーA/(以下ポリビニルアルコ−fi/
をPVAと略記する)を支持基体上に設けてなる、耐水
性が良好で保存性に優れ友感熱記録シートに関する。
クリスタルバイオレットツクトンのような無色または淡
色の発色性ツクトン化合物とフェノール化合物のような
酸性化合物とを水溶性バインダーとともに支持基体上に
塗布し、感熱記録シートを製造することは公知である。
従来水溶性バインダーとしては、PVA、メチ〃セ〃ロ
ース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸、
スチレン−マレイン酸共重合体あるいはデンプン等の水
溶性高分子が用いられ、中でもPVAは接着性能が優れ
ているため広く使用されている。しかしながらこのよう
な水溶性バインダー音用いて製造された感熱記録シート
の場合、発色性ツクトン化合物と酸性化合物との相溶お
よび反応によって得られる発色画線は湿気あるいは有機
溶剤に対して不安定であり水と接触したり、塩ビ系合成
及革中の可塑剤等と接触すると発色部分は退色、消失し
やすいという欠点をもっていた。このような欠点を克服
するためジアルデヒド化合物等のPVAの耐水化剤y1
(PVkに併用してバインダーとして用いたシ、あるい
は記録層の上に塗布し被覆するという方法も検討されて
いる。しかしながらこのような方法においてもPVAと
ジアルデヒドとを反応させPVA1に十分耐水化するた
めには100”C以上の高温で熱処理することが必要で
あり、一方100℃以上の高温にすると発色性ラクトン
化合物と酸性化合物との相溶、反応による発色が発生す
るためこのような高温による熱処理を採用することは不
可能で*際には低温で熱処理しなければならず、結果と
して不十分な耐水性しか得られないという問題点を有し
ておシ、低温で耐水性の高い被膜を形成しうる新規なP
VAの開発が強く要請されてい念。
本発明者らはかかる現状に鑑み、上記欠点を改良すべく
鋭意研究した結果、!B熱発色成分層を支持基体上に設
けた感熱記録シートにおいて1分子内にケイ素を含む変
性PTAを該感熱発色成分層中にバインダーとして含有
せしめるか、または該層上に付与せしめることによシ、
高温熱処理という特別な条件をとくに採用せずとも、通
常の製造条件下において高い耐水性および有機溶剤に対
する高いバリヤー性が得られ、発色画線の保存性にすぐ
れた感熱記録シートが得られることを見い出し本発明を
完成するに到った。
以下に本発明について更に詳細に説明する。
本発明で使用される分子内にケイ素を含む変性PVAは
分子内にケイ素を含むものであればいずれでもよいが、
分子内に含有されるケイ素がフルコキシ〜基、アシロキ
シ〃基あるいは加水分解等により得られる水酸基または
そのアルカリ金属環基等の反応性置換基含有しているも
のが特に好ましく用いられる。
かかる変性PVAの製造方法としては、■PVムあるい
はカルボキシル基又は水酸基全含有する変性ポリ酢酸ビ
ニルに、シリル化剤を用いて後変性によりケイ素を導入
する方法、■ビニルエステルと分子内にケイit含有す
るオレフィン性不飽和単量体(以下ケイ素含有オレフィ
ン性不飽和単量体と略記する。)との共重合体をケン化
する方法が挙げられる。PVAあるいは変性ポリ#酸ビ
ニルにシリル化剤を用いて後変性する方法においては例
えば、シリル化剤と反応しない有機溶媒、たトエハベン
ゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、エー
テル又はアセトンなどにシリル化剤全溶解させ、該溶液
中に粉末状PTAあるいは上記変性ポリ酢酸ビニ1vt
−攪拌下に懸濁させ、常温〜シリル化剤の沸点の範囲の
温度においてシリル化剤とPVAあるいは上記変性ポリ
酢酸ビニルを反応させることによっであるいは更にアル
カリ触媒等によって酢酸ビニル単位をケン化することに
よってケイ素含有変性PVムを得ることができる。後変
性において用いられるシリル化剤としては、トリメチル
クロルシラン、ジメ千ルジクロルシフン、メチルトリク
ロルシラン、ビニ〜トリクロ〜シフン、ジフェニルジク
o/L/シフン、トリエチ1v71vオ〜シフン等のオ
ルガノハロゲンシラン、トリメチ、A/7セトキシシフ
ン、ジメチ〜ジアセトキシシフンなどのオルガノシリコ
ンエステル、トリメチルメトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシランなどのオルガノアルコキシシラン、トリメ
チルシフノール、ジエチルシランジオール等のオルガノ
シフノール、N−7ミノエチルアミノプロビルトリメト
キシシラン等のアミノアルキルシラン、トリメチルシリ
コンイソシアネート等のオルガノシリコンイソシてネー
ト等が挙ケラレる。シリル化剤の導入率す4わち変性層
は用いられるシvyv化剤の量、反応時間によって任意
に調節することができる。1+得られるケイ素含有変性
PVムの重合度、ケン化度は用いられるPVムの重合度
、ケン化度あるいは上記変性ポリ酢酸ビニルの重合度お
よびケン化反応によって任意に調節することができる。
またビニルエステルとケイ素含有オレフィン性不飽和単
量体との共重合体をケン化する方法においては、例えば
、アルコール中においてビニルエスデ〜とケイ素含有オ
レフィン性不飽和単量体とをフジカル開始剤を用いて共
重合せしめ、しかる後に該共重合体のアルコール溶液に
アルカリあるいは酸触媒を加えて該共重合体をケン化せ
しめることによってケイ素含有変性PVAt4ることが
できる。上記の方法において用いられるビニルエステル
としては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニル
等が挙げられるが経済的にみて酢酸ビニルが好ましい。
また上記の方法において用いられるケイ素含有オレフィ
ン性不飽和単量体としては次式(1)で示されるビニ〜
シフン、(璽)で示される(メタ)アクリルアミドーフ
ルキ〜シフンが挙げられる。
R’m 0H2=C!H((3H2)3 8M−(R’)s−m
     (1)〔ここでnは0〜4、mは0〜2、R
1は炭素数1〜5の7〜キー基(メチル、エチルなト)
%R2は炭素数1〜40のアルコキシル基またはアシロ
キシ44(ここでアルコキシル基、アシロキシル基は酸
素を含有する置換基を有していてもよい)。
R5は水素原子またはメチ/I/1&、R4は水素原子
または炭素数1〜5のアルキル基、R5は炭素数1〜5
のアルキレン基または連鎖度素原子が酸素もしくは窒素
によって相互に結合された2価の有機残基をそれぞれ示
す。なおR1が同一単量体中に2個以上有する場合はR
1は同じものであってもよいし、異なるものであっても
よい。またR2が同一単量体中に2個以上有する場合も
 B2は同じものであってもよいし、°異なるものであ
ってもよい。〕式(1)で示されるビニ〃シフンの具体
例としてハ1例えばビニルトリメトキシシフン、ビニル
トリエトキシシフン、ビニルトリス−(β−メトキシエ
トキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン、アリル
トリメトキシシラン、アリルトリアセトキシシフン、ビ
ニルメチルジメトキシシフン、ビニルジメチルメトキシ
シラン、ビニルメチルジエトキシシフン、ビニルジメチ
ルエトキシシラン、ビニルメチルジアセトキシシラン、
ビニルジメチルアセトキシシラン、ビニルイソプチルジ
メトキ(k ジシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、ビニルト
リデトキシシラン、ビニルトリヘキシロキシシフン、ヒ
ニルメトキシジへキシロキシシラン、ビニルトリオクチ
ロキシシラン、ビニルジメトキシオクチロキシシラン、
ビニルメトキシジオクチロキシシフン、ビニルメトキシ
ジフウリロキシシラン、ビニルジメトキシラウリロキシ
シラン、ビニルメトキシジオレイロキシシラン、ビニル
ジメトキシオレイロキシシフン、更には一般式%式%) (ここでR’、mは前記と同じ、Xは1〜2oを示す)
で表わされるポリエチレングリコール化ビニルシラン等
が挙げられる。また式(1)で表わされる(メタ)アク
リルアミド−アルキルシランの具体例としては例えば、
5−(メタ)アクリルアミド−プロビルトリメトキシシ
ラン、S−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリエト
キシシラン、3−(メタ)アクリルアミド−10ピルト
リ(β−メトキシエトキシ)シラン%2−(メタ)アク
リルアミド−2−メチルグロビルトリメトキシシフン、
 2−(メタ)アクシマアミド−2−メチルエチルトリ
メトキシシフン、N−(2−(メタ)アクリルアミドー
エチ〜)−7ミノプロビルトリメトキシシラン%3−(
メタ)アクリルアミド−プロピルトリエトキシシラン、
2−(メタ)アクリルアミド−エチル計りメトキシシラ
ン、1−(メタンアクリルアミド−メチルトリメトキシ
シラン、S−(メタ)アクリルアミドーグロビルメチル
ジメトキシシフン、S−(メタ)アクリルアミド−プロ
ビルジメチルメトキシシラン、3−(N−メチル−(メ
タ)アクリルアミド)−プロビルトリメトキシシラン等
が挙げられる。
ま九本発明において使用される変性PVAを製造するに
あたってビニルエステルとケイ素含有オレ74ン性不飽
和単量体との共重合を行なうにあたっては上記2成分以
外Kかかる単量体と共重合可能な池の不飽和単量体、例
えばスチレン、アルキルビニルエーテル、バーサチック
酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、エチレン、プロピ
レン、α−ヘキセン、α−オクテン等のオレフィン、(
メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレイン酸、
7マル酸、イタコン酸等の不飽和酸、及びその7〜キル
工スデfi7%7〜カリ樵、2−7グリルアミドー2−
メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸含有単量体及
びそのアルカ!J埴、ト’Jメチμm5−(1−(メタ
)アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)アンモ
ニウムクロリド、トリメチル−5−(1−(メタ)アク
リルアミドプロヒ/L/)アンモニ“ウムクロリド、1
−ビニル−2−メチルイミダゾールおよびその4級化物
等のカチオン性単量体等を少割合で存在させることも可
能である。
以上分子中にケイ素を含有する変性PVムについて詳し
く説明したが、これらのうち、工業的製造の容易性の点
で後変性によるものよシ共重合によるものの方が好まし
い。また、共重合による変性PVムのうちでは、(璽)
式て示されるケイ素含有オレフィン性不飽和単量体との
共重合体ケン化物が、水溶液の粘度安定性、7〜カリ性
水溶液とした場合のアルカリに対する安定性、あるい祉
被膜化した場合の耐水性の点で優れており好ましく用い
られる。一方、(1)式で示されるケイ素含有オレフィ
ン性不飽和単量体との共重合体ケン化物は、水溶液の粘
度安定性、アルカリ、に対する安定性の点では(1)式
で示されるケイ素含有オレフィン性不飽和単量体との共
重合体ケン化物よシ着干劣るが、水溶液が発泡しKくい
、あるいは被膜化した場合の有機溶剤に対するバリヤー
性の点ではより優れた性能を発揮しうるという特徴゛を
有しており、場合によっては好ましく用いられる。
上記変性PVムの変性度、すなわち変性PVA中のケイ
素含有量は目的に応じて適宜選択されうるが、通常分子
内にケイ素を含有する単量体単位として0.01〜10
モ/L’襲、好ましくは0.1〜2.5七ルーである。
を走度性PVA(後変性PVAおよび共重合による変性
PVAとも)の重合度は通常500〜3000.好適に
は600〜3000、さらに好適には1000〜300
0%またケン化度は70〜100モ)v%の範囲から選
ばれる。
本発明に用いられる感熱発色成分としては発色性物質お
よびこれと加熱時反応して発色せしめる顕色性物質の2
成分が代表的なものとしてあげられる。感熱発色成分の
うち発色性物質としては発色性ツクトン化合物が代表的
なものとしてあげられる。発色性ツクトン化合物として
は、加熱時酸性化合物と反応して発色しうるものであれ
ばよく、例工td トリフェニルメタン1  ト!J−
フェニルメタンフタリド系、フルオフン系、ロイコオー
ラミン系、スピロピフン系等の各種のロイコ化合物が挙
げられる。また感熱発色成分のうち顕色性物質としては
−[K70℃以上で液化または儂化して、前記ロイコ化
合物と反応して発色させる性fをもつた酸性化合物であ
ればよく、例えば4−フエニ/L/フェノ−〜、4−ヒ
ドロキシアセトフェノン、2.2’−S/アセトキシフ
ェニμ、2.2’−メチレンビス(4−クロ/L/フェ
ノ−A/)、2.2′−メチレンビス(4−メチA/−
6−t−ブチyv −y x / −A/ )、4.4
′−イソプロピリデンジフェノール、4.4′−イソプ
ロピリデンビス(2−クロルフェノ−A/)、4.4′
−イソプロピリデンビス(2−メチ/L/フェノ−/L
/) 、 414’ −5ee−ブチリデンフェノール
、4゜4′−エチレンジフェノ−/L’、414’−エ
チレンビス(2−メチルフェノール)等のフェノール系
化合物が挙げられる。
本発明の感熱記録シートに使用される支持基体としては
上質紙、中質紙、コート紙等の紙あるいはプラスチック
フイyム、フイ〃ムフミネート紙。
織布シートなどが挙げられる。
次に本発明における発色性ツクトン化合物と7工ノール
化合物を用いた感熱記録シートの一般的な製造方法につ
いて説明する0発色性ツクトン化合物と7工ノール化合
物は別々に粉砕によシ徽粒化し、これに必要に応じて各
種クレー類等の光填剤、ワックス類、界面活性剤などを
加え、更に分子内にケイ素を含む変性PVAf:加えて
感熱塗液をつくり、これを支持基体Eに塗布乾燥して記
録層を形成せしめ、場合によってこの記録層上に更に分
子内にケイ素を含む変性PVA1含有する層を形成せし
めることによって製造することができる。この際、支持
基体上に前もって上記変性PVAを塗布し、該変性PV
At−含有する層を形成させた後、上記感熱塗液を塗布
することも効果的である。また分子内にケイ素を含む変
性PVAを添加してない感熱塗液をつくり、これを分子
内にケイ素を含む変性PVAを塗布した、または塗布し
てない支持基体上に塗布し、感熱発色成分層を形成し、
該層上に分子内にケイ素を含む変性PVAを付与せしめ
ることもできる。ここで感熱発色成分層上に分子中にケ
イ素を含む変性PVAy付与せしめる方法としては、該
変性PVAt−水に分散後、場合によっては少量の水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、
アミン等のアルカリを加え、均一な水溶液とし、これを
塗布、または吹付けによシ感熱発色成分層上に付与せし
める方法がある。
また上記変性PVムに無変性のPVムなど従来公知の水
溶性樹脂を少割合で併合することはさしつかえない。
上記変性PVムの使用量はこれを感熱発色成分層中にバ
インダーとして含有させて用いる場合は感熱発色成分1
00重量部に対し1〜500重量部。
好ましくは2〜200重量部である。また感熱発色成分
層上に変性PVA1付与する場合は変性PVムの固形分
としての塗布量が0.5〜597dとなるようKするの
がよい。またこの場合の変性PVムの塗布水溶液の濃度
は0.5〜10重量%、好ましくは1〜7重量−である
本発明の感熱記録シート線画像形成後、水と接触したシ
有機溶剤と接触した場合の画像保存性が著しく優れてい
ることが特徴である。このような顕著な性能が得られる
理由としては詳細は不明であるが以下のように推定され
る。即ち、本発明において用いられる分子内にケイ素を
含有する変性PVム中のケイ素に結合したアルコキシル
基、アシロキシル基あるいはこれらの加水分解物である
シラノール基又はその樵はPVム水溶液が乾燥されて被
膜を形成する際、容易に自己縮合、架橋し、更IF、f
ttJ記充填剤あるいは支持基体とも反応して水に不溶
で有機溶媒に対しバリヤー性の高い被膜を形成するため
1発色画像を強固に固定して水によって移動することを
防止し、更に有機溶剤と接触することを防止するため画
像保存性が向上するものと推定される。
9□0.□□げ、よ、1□、1゜11 するが本発明はこれによって限定されるものではない。
なお実施例中特にことわりのないかぎり(」およびI」
は重量基準を表わす。
実施例1 ビニルトリメトキシシフンと酢酸ビニルとの共重合体を
ケン化してケイ素をビニルシラン単位として0.5’e
14/%含有し、酢酸ビニル単位のケン化度98.5モ
)v%、重合度1700の分子内にケイ素を含む変性P
VAを得た。この変性P VA′t−変性PVAに対し
て1%の水酸化ナトリウムを含有する水に溶解し変性P
VAの10%水溶液を作成した。次いでクリスタルバイ
オレットラクトン10部、上記変性PVAの1〇−水溶
液100部、カオリンクレー10部、ステアリン酸アミ
ド15部および水20部よりなるム液およびビスフェノ
ールムラ0部、上記変性PVAの10チ水溶液100部
、カオリンクレー10部および水10部よりなるB*t
−それぞれ別々に遠心ボールミルで分散後両者を混合し
て感熱塗液を調製し喪。この感熱塗液t−5Df、曾の
上質紙に乾燥後の塗工量が5 f/ydとなるようにワ
イヤーバーを使用して塗工し%50℃で乾燥して感熱記
録シートt−得た。この感熱記録シートを加熱して画像
(文字)を発色させた後、20℃の水中に1週間浸漬し
、浸漬前に対する浸漬後の発色濃度の変化を測定した。
又、別に、発色画像を形成した感熱記録シートを市販の
軟質塩化ビニμ樹脂フィルムと発色画像面で接触させ、
45℃の乾燥機中で4時間処理し、処理前後の発色濃度
の変化を測定した。なお、この塩化ビニル樹脂フィルム
には可塑剤としてジオクチ/I/7タレートが50囁配
合されている。結果を第1表に示す。
実施例2〜5 実施例1で用いられた変性PVAの10%水溶t&に替
えて下記変性PVAの水溶液を使用した以外は!i!施
例1と同様にして感熱記縁シートを得、水浸漬処理およ
び塩化ビニル樹脂フィルム接触処□理における発色の変
化を観察し念。結果を合せて第1表に示す。
実施例2で用いた変性PVA水溶液はビニルトリアセト
キシシランと酢酸ビニルとの共1合体tケン化して得ら
れたケイ素としてビニルシラン単位を0.5そ/L/l
s含有し、酢酸ビニル単位のクン化度?8.5モ/L/
%、重合度600の変性PVA(7)10饅水溶液であ
る。
実施例5で用いた変性PVA水溶液はビニルトリプトキ
シシフンと酢酸ビニルとの共重合体をケン化して得られ
たケイ素としてビニルシラン単位を2.0モ/I/%含
有し、酢酸ビニル単位のケン化度$1 y、y モ/L
/% 、 lf&度1yooの変性P’1Akle性P
VAK対して1襲の水酸化ナトリウムを含有する水に溶
解して得られた変性PVAの10囁水溶液である。
実施例4で用いた変性PVA水溶液はビニルトリー2−
エチルへキシロキシシフント酢酸ヒニルとの共重合体を
ケン化して得られたケイ素としてビニルシラン単位を0
,7モ/l/−含有し、#酸ビニルのケン化度97.9
モA/憾、重合度600の1〇−水溶液である。
実施例5で用いた変性PVA水溶液は、5−7クリ〃ア
ミドプロピ〃トリエトキシシフンと酢酸ビニルとの共重
合体をケン化して得られた、ケイ素としてアクリルアミ
ドーシフン単位を0.25モ/I/−含有し、酢酸ビニ
ル単位のケン化度96.5モA/−1重合度1700の
10%水溶液である。
比較例1 実施例1で用いられた変性PVAの10襲水溶液に替え
て無変性のPVA(タフレボバ−y117)の10−水
溶液を用いる以外は実施例1と同様に行なつ九。結果を
第1表に合せて示す。
比較例2 4j!施例1で用いられた変性PVAの10%水溶液に
替えて、無変性のPVA(タフレボバー〃117)と該
PVAの耐水化剤であるグリオキザールf:PVムに対
し5哄添加した10%水溶液を用いる以外は実施例1と
同様に行なった。結果を合せて第1表に示す。
第  1  表 (1)発色画像の保存率 水浸漬処理前後および塩化ビニル樹脂フィルム接触処理
前後の発色部の濃度をマクベス濃度計RD−514によ
シ測定し、処理前に対する処理後の濃度(幻ヲ保存率と
した。尚、水浸漬処理後の感熱記録シートについては、
40℃で1時間乾燥した後、濃度測定を行なった。
第1表よシ1本発明の感熱記録シートは著しく耐水性お
よび有機溶剤に対するバリヤー性にすぐれ、発色画像の
保存性がよいことがわかる。
*施例6 ビニルトリエトキシシフンと酢酸ビニルとの共重合体を
ケン化してケイ素をビニルシラン単位として1.0モi
vs含有し、酢酸ビニル単位のケン化度99.Qモル−
、重合度1750の分子内にケイ素を含有する変性PV
A會得た。この変性PVAI変性PVムに対して5囁の
水酸化ナトリウムを含有する水に溶解し、変性PVムの
6−水溶液を作成し友。
次に5−ジエチ/I/アミノー7−クロルフyオフン1
0i1.無変性ポリビニルアルコールの51s水溶液(
タラレボバール117)10部、水22部からなるム液
および4.4′−イソ10ビリデンジフ工ノールSO部
、ステアリン酸カルシウム5部、脂肪#7マイド8(日
東化学製ステロアミド)50部、無変性ポリビニルアル
コールの5%水溶液(クラレボバー1%/117 )1
05部、水213部からなるB液をそれぞれ別々にポー
ルミ〜で2日間粉砕後、A、B両液と15−酸化デンプ
ン水溶液66部と40哄戻酸力ルシウム分散液26部と
をよく混合して感熱塗液を調製し、該塗液を坪量100
f/mlの上質紙上に乾燥後の塗工量が79/xlとな
るよ5にワイヤーバーを使用して塗工し、50″Cで乾
燥した。次いでこの塗工紙上に、上述の変性PVムの6
囁水溶f&を乾燥後の塗工量が1.5g、/n/となる
ようにサイズブレスにて塗工し、50”Cで乾燥して感
熱記録シートを得た。この感熱配録シートを用い、実施
例1と同様の方法で水浸漬処理および塩化ビニル樹脂フ
ィルム接触4!&埋後における発色の変化を観察した。
発色画像の保存率はそれぞれ85囁および95囁であり
、保存性は良好であった。
特許出願人   株式会社 り ラ し代理人 弁場士
本多 堅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)感熱発色成分層を支持基体上に設けた感熱記録シ
    ートにおいて、分子内にケイ素を含む変性ポリビニルア
    ルコールを該感熱発色成分層中に含有せしめるか、また
    紘該層上に付与せしめることを特徴とする感熱記録シー
    ト。 (2)  分子内にケイ素を含む変性ポリビニルアルコ
    ールがビニルエステ〜と分子内にケイ素を含むオレフィ
    ン性不飽和単量体との共重合体のケン化物である特許請
    求の範囲第1項記載の感熱記録シート。 (5)  分子内にケイ素゛を含むオレフィン性不飽和
    単量体が下記一般式(1) 〔ここで動性0〜41mはO〜2、R1は炭素数1〜5
    のアルキル基、IL″は炭素、数1〜40のアルコキシ
    ル基またはアシロキシル基(ここでアルコキシル基、ア
    シロキシル基は酸素を含有する置換基を有していてもよ
    い)を示す。〕で示されるビニルシランである特許請求
    の範囲第2項記載の感熱配録シート。 (4)  分子内にケイ素を含むオレフィン性不飽和単
    量体が下記一般式(厘) 〔ここでmはΩ〜2.R1は炭素数1〜5のアルキル基
    、R2は炭素数1〜40のアルコキシル基マたはアシロ
    キシル基(該アルコキシル基、アシロキシル基は酸素を
    含有する置換基を有していてもよい)、R3は水素原子
    またはメチμ基。 84は水素原子または炭素数1〜5のアルキル基。 R5は炭素数1〜5のフルキレン基鷹たは連鎖戻素原子
    が酸素もしくは電素によって相互に結合され友2愉の有
    機残基を示す。〕 で示される単量体である特許請求の範囲第2項記載の感
    熱記録シート。 (5)変性ポリビニルアルコールが分子内にケイ素を含
    む単量体単位全0.1〜5モfi/%含有する特許請求
    の範囲第1項記載の感熱記録シート。
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