JPS6172047A - 耐水性組成物 - Google Patents

耐水性組成物

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JPS6172047A
JPS6172047A JP19359584A JP19359584A JPS6172047A JP S6172047 A JPS6172047 A JP S6172047A JP 19359584 A JP19359584 A JP 19359584A JP 19359584 A JP19359584 A JP 19359584A JP S6172047 A JPS6172047 A JP S6172047A
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JP
Japan
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silyl group
water
molecule
resistant composition
modified pva
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Application number
JP19359584A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Maruyama
均 丸山
Isao Ono
功 小野
Koji Takano
高野 紘治
Junnosuke Yamauchi
山内 淳之介
Takuji Okaya
岡谷 卓司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は耐水性組成物に関し、更に詳しくは分子内にシ
リル基を有する変性ポリビニルアルコール及びケトン樹
脂よりなる耐水性組成物に関する。
B、従来の技術 従来よりポリビニルアルコール(以下ポリビニルアルコ
ールをPVAと略記する)は各種バインダー、接着剤あ
るいは表面処理糊剤として広く使用されており、造膜性
および強度において他の糊剤の追随を許さぬ優れた性能
を有することが知られている。しかしながらPVAは水
溶性であるため、耐水性が低いという欠点があシ、従来
よりこれを改良する目的で種々の方法が検討されてきた
が、未だ満足しうるものがないのが現状である。
C0発明が解決しようとする問題点 本発明者らは上述のPVAの欠点を克服する目的で鋭意
検討した結果、分子内にシリル基を含有する変性PVA
及びケトン樹脂からなる組成物は著しく耐水性に優れた
ものであることを見い出し、本発明を完成するに到った
D1問題点を解決するための手段 すなわち本発明は耐水性組成物に関し、更に詳しくは分
子内にシリル基を有する変性PVA及びケトン樹脂より
なる耐水性組成物に関する。
本発明で使用される分子内にシリル基を含有する変性P
VAは分子内にシリル基を含むものであればいずれでも
よいが、分子内に含有されるシリル基がアルコキシル基
あるいはアシロキシル基あるいはこれらの加水分解物で
あるシラノール基又はその塩等の反応性置換基を有して
いるものが特に好ましく用いられる。
かかる変性PVAの製造方法としては、■PvAあるい
はカルボキシル基又は水酸基を含有する変性ポリ酢酸ビ
ニルに、シリル化剤を用いて後変性によりシリル基を導
入する方法、■ビニルエステルとシリル基含有オレフィ
ン性不飽和単量体との共重合体をケン化する方法、■シ
リル基を有するメルカプタンの存在下でビニルエステル
を重合することによって得られる末端にシリル基を有す
るポリビニルエステルをケン化する方法が挙げられる。
PVAあるいは変性ポリ酢酸ビニルにシリル化剤を用い
て後変性する方法においては例えば、シリル化剤と反応
しない有機溶媒、たとえばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキサン、ヘプタン、エーテル又はアセトンなどに
シリル化剤を溶解させ、該溶液中に粉末状PVAあるい
は上記変性ポリ酢酸ビニルを攪拌下に懸濁させ、常温〜
シリル化剤の沸点の範囲の温度においてシリル化剤とP
VAあるいは上記変性ポリ酢酸ビニルを反応させること
によっであるいは更にアルカリ触媒等によって酢酸ビニ
ル単位をケン化することによってシリル基含有変性PV
Aを得ることができる。
後変性において用いられるシリル化剤としては、トリメ
チルクロルシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルト
リクロルシラン、ビニルトリクロルシラ/、ジフェニル
ジクロルシラン、トリエチルフルオルシラン等のオルガ
ノハロゲンシラン、トリメチルアセトキシシラン、ジメ
チルジアセトキシシランナトのオルガノシリコンエステ
ル、トリメチルメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ランなどのオルガノアルコキシシラン、トリメチルシラ
ノール、ジエチルシランジオール等のオルガノシラノー
ル、N−アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラ
ン等のアミノアルキルシラン、トリメチルシリコンイソ
シアネート等のオルガノシリコンインシアネート等が挙
げられる。
シリル化剤の導入率すなわち変性度は用いられるシリル
化剤の量、反応時間によって任意に調節することができ
る。また得られるシリル基含有変性PVAの重合度、ケ
ン化度は用いられるPVAの重合度、ケン化度あるいは
上記変性ポリ酢酸ビニルの重合度およびケン化反応によ
って任意に調節することができる。
またビニルエステルとシリル基含有オレフィン性不飽和
単量体との共重合体をケン化する方法にオイては、例え
ば、アルコール中においてビニルエステルとシリル基含
有オレフィン性不飽和単量体とをラジカル開始剤を用い
て共重合せしめ、しかる後に該共重合体のアルコール溶
液にアルカリあるいは酸触媒を加えて該共重合体をケン
化せしめることによってシリル基含有変性PVAを得る
ことができる。上記の方法において用いられるビニルエ
ステルとしては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸
ビニル等が挙げられるが経済的にみて酢酸ビニルが好ま
しい。
また上記の方法において用いられるシリル基含有オレフ
ィン性不飽和単量体としては次式(1)で示されるビニ
ルシラン、(1)で示される(メタ)アクリルアミド−
アルキルシランが挙げられる。
R”m CH2= CH−(CH2) −8i−<R2)5−m
(1)〔ここでnは0〜4、mは0〜2、R1は炭素数
1〜5のアルキル基(メチル、エチルなど) 、 R2
は炭素数1〜40のアシロキシル基またはアシロキシル
基(ここでアルコキシル基又はアシロキシル基は酸素を
含有する置換基を有していてもよい。)。
R5は水素原子またはメチル基、R4は水素原子または
炭素数1〜5のアルキル基、R5は炭素数1〜5のアル
キレン基または連鎖炭素原子が酸素もしくは窒素によっ
て相互に結合された2例の有機残基布する場合はR1は
同じものであってもよいし、異なるものであってもよい
。またR2が同一単量体中に2個以上存在する場合も 
R2は同じものであってもよいし、異なるものであって
もよい。〕式(+)で示されるビニルシランの具体例と
しては、例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリス−(β−メトキシエトキ
シ)シラン、ビニルトリアセトキシシラン、アリルトリ
メトキシシラン、アリルトリアセトキシシラン、ビニル
メチルジメトキシシラ/、ビニルジメチルメトキシシラ
ン、ビニルメチルジェトキシシラン、ビニルジメチルエ
トキシシラン、ビニルメチルジアセトキシシラン、ビニ
ルジメチルアセトキシシラン、ビニルインブチルジメト
キシシラン、ビニルトリインプロポキシシラン、ビニル
トリプトキシシラン、ビニルトリへキシロキシシラン、
ビニルメトキシジへキシロキシシラン、ビニルジメトキ
シオクチロキシシラン、ビニルジトキシオクチロキシシ
ラン、ビニルトリオクチロキシシラン、ビニルメトキシ
ジラウリロキシシラン、ビニルジメトキシオクチロキシ
シラン、ビニルメトキシジオレイクキシシラン、ビニル
ジメトキシオクチロキシシラン、更には一般弐R’m CH2=CH8i[(OCH20H2)x−OH) s
 −m(ここでR1、mは前記と同じ、Xは1〜20を
示す)で表わされるポリエチレングリコール化ビニルシ
ラン等が挙げられる。
また式(幻で表わされる(メタラアクリルアミドーアル
キルシランの具体例としては例えば、3−(メタ)アク
リルアミド−プロピルトリメトキシシラン、3−(メタ
)アクリルアミド−プロピルトリエトキシシラン、3−
(メタ)アクリルアミド−プロピルトリ(β−メトキシ
エトキシ)シラン、2−(メタ)アクリルアミド−2−
メチルプロピルトリメトキシシラン、2−(メタ)アク
リルアミド−2−メチルエチルトリメトキシシラン、N
−(2−(メタ)アクリルアミド−エチル)−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリルアミ
ド−プロピルトリアセトキシシラン、2−(メタ)アク
リルアミド−エチルトリメトキシシラ/、1−(メタ)
アクリルアミド−メチルトリメトキシシラン、5−(メ
タ)アクリルアミド−フロビルメチルジメトキシシラン
、3−(メタ)アクリルアミド−プロピルジメチルメト
キシシラン、3−(N−メチル−(メタ)アクリルアミ
トン−プロピルトリメトキシシラン、3−((メタ)ア
クリルアミド−メトキシ)−3−ハイドロキシフロビル
トリメトキシシラン、5−((#’)アクリルアミド−
メトキシ)−プロピルトリメトキシシラン、N、N−ジ
メチル−N−トリメトキシシリルプロピル−5−(メタ
)アクリルアミドーフロビルアンモニウムクロライド、
N、N−ジメチル−N−)リメトキシシリルグロビル−
2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロピルアン
モニウムクロライド等が挙げられる。
又、本発明において使用される変性PVAを製造するに
あたってビニルエステルとシリル基を含有するオレフィ
ン性不飽和単量体との共重合を行なうにあたっては上記
2成分以外にかかる単量体と共重合可能な他の不飽和単
量体、例えばスチレン、アルキルビニルエーテル、バー
サチック酸ビニル、(メタ)アクリルアミド、エチレン
、プロビレ/、α−ヘキセン、α−オクテン等のオレフ
ィン、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、(無水)マレ
イン酸、7マル酸、イタフン酸等の不飽和酸、及びその
アルキルエステル、アルカリ塩、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸等のスルホン酸含有単量
体及びそのアルカリ塩、トリメチル−2−(l−(メタ
)アクリルアミド−1,1−ジメチルエテル)アンモニ
ウムクロリド、トリメチル−5−(1−(メタ)アクリ
ルアミドプロピル)アンモニウムクロリド、1−ビニル
−仝 2−メチルイミダゾールおよびその4級化物等のカチオ
ン性単量体等を少割合で存在させることも可能である。
またシリル基を有するメルカプタンの存在下でビニルエ
ステルを重合することによって得られる末端にシリル基
を有するポリビニルエステルをケン化する方法において
は、例えばビニルエステルをラジカル開始剤を用いて重
合せしめる際、シリル基を有するメルカプタンを重合系
に一括または分割あるいは連続して添加し、重合系中に
シリル基を有するメルカプタンを存在せしめ、メルカプ
タンへの連鎖移動によって末端にシリル基を有するポリ
ビニルエステルを生成せしめた後、該ポリビニルエステ
ルのアルコール溶液にアルカリあるいは酸触媒を加えて
該ポリビニルエステルをケン化せしめることによってシ
リル基を有する変性PVAを得ることができる。
本方法で用いられるシリル基を有するメルカプタンとし
ては5−(トリメトキシシリル)−プロピルメルカプタ
ン、3−()ジェトキシシリル9−プロピルメルカプタ
ン等が使用しうる。本方法で変性PVAを製造するにあ
たっては■の方法で用いられるビニルエステルと共重合
可能な不飽和単量体を少割合で存在させることも可能で
ある。
本発明において使用される分子内にシリル基を含有する
変性PVAの上述した5つの製造方法においては、ビニ
ルエステルとシリル基を含有するオレフィン性不飽和単
量体との共重合体をケン化する方法およびシリル基を有
するメルカプタンの存在下でビニルエステルを重合して
得られる末端にシリル基を有するポリビニルエステルを
ケン化する方法が工業的製造の容易性および、得られる
変性PVAの均質性の点で好ましく用いられる。
本発明において使用されるシリル基を含有する変性PV
A中のシリル基の含有量、ケン化度あるいは重合度は目
的に応じて適宜選択され、特に制限はない。シリル基は
比較的夕景の含有率でも効果が発揮され、通常シリル基
を含む単量体単位として0.01〜10モルチ、好まし
くは0.1〜5モルチの範囲から選ばれる。ケン化度は
通常70〜100モルチの範囲が好ましい。また重合度
は通常10〜5000の範囲から選ばれる。
本発明において使用される上記変性PVAを水に溶解す
るにあたっては、通常変性PVAを水に分散径場合によ
っては水酸化す) IJウム等のアルカリを添加し、攪
拌しながら加温することによって均一な水溶液を得るこ
とができる。
本発明において用いられるケトン樹脂としてはアセトン
−ホルムアルデヒド縮金物や、アセトフェノンあるいは
シクロヘキサノンのような環状ケトンとホルムアルデヒ
ドとの縮合物あるいは市販のケトン樹脂等が挙げられる
本発明の耐水性組成物において、分子内にシリル基を含
有する変性PVAとケトン樹脂との重量配合比率は固形
分換算で、前者/後者100/1〜100150、より
好ましくは10015〜100150である。後者の配
合比率が1未満の場合には耐水性が十分でなく、50を
超える場合には組成物の強度が低下する。
本発明の耐水性組成物は上述の如く分子内にシリル基を
有する変性PVA及びケトン樹脂を含んでいることが必
須の条件であるが、それ以外にも用途に応じて溶媒、各
種添加剤、他の水溶性樹脂あるいは高分子水性分散体等
を含有させることができる。溶媒としては水が好ましく
用いられるが、これに各種アルコール、ケトン、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の溶媒を併用
して用いることもでき、また添加剤としては、各種消泡
剤、各種分散剤、ノニオン性あるいはアニオン性界面活
性剤、シランカップリング剤あるいはpH調節剤等が挙
げられ、水溶性樹脂としてはカルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体
、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリヒドロキシ(メタ)ア
クリレートまたはその共重合体、ポリアクリルアミド等
の(メタンアクリル系重合体、ポリビニルピロリドンま
たはその共重合体、カルボキシ基含有変性アVA、硫酸
基含有変性PVA、スルホン酸基含有変性PVA、リン
酸基含有変性PVA、4級アンモニウム塩基含有変性P
VA、アミノ基含有変性PVA等のPVA誘導体、及び
一般のPVA等が挙げられる。
更に高分子水性分散体としてはアクリル重合体および共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ビニルエステ
ル系重合体および共重合体、スチレン−ブタジェン共重
合体等の水性分散体が挙げられる。
本発明の耐水性組成物は水あるいは前述の有機溶媒を含
む水に溶解あるいは分散して用いられる。
本発明の耐水性組成物は造膜性、被膜強度あるいは耐水
性を生かして、無機物あるいは有機物用接着剤あるいは
バインダー、塗料用ビヒクル、無機質材料あるいは有機
質材料の処理剤、たとえば表面コート剤に有効に使用さ
れ、さらにまた、フィルム、ンートなど従来水溶性樹脂
が使用されていた用途にも使用される。
80作用及び発明の効果 本発明の耐水性組成物が造膜性、被膜強度、及び耐水性
に優れている理山については十分解明されているわけで
はないが、本発明の耐水性組成物に用いられる分子内に
シリル基を有する変性PVA中のビニルエステル単位あ
るいはビニルアルコール単位によって造膜性が発揮さ、
れるとともに、アルコキシル基、アシロキシル基が結合
したシリル基あるいはこれらの加水分解物であるシラノ
ール基またはその塩はケトン樹脂と反応し、乾燥されて
皮膜を形成する際容易に架橋するため高い被膜強度及び
耐水性が発揮されるものと推定される。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。なお実
施例中特にことわりのないかぎり「%」および「部」は
重量規準を表わす。
実施例1 ビニルトリメトキシシランと酢酸ビニルとの共重合体を
ケン化してシリル基をビニルシラン単位として0.2モ
ルチ含有し、酢酸ビニル単位のケン化度98,5モルチ
、重合度1750の分子内にシリル基を含む変性PVA
を得た。この変性PVAの10%水溶液100部に50
%のケトン樹脂水溶液(ティック・バーキュレス社製、
エビノックスP−468L) 5部を加え、流延後、1
00°Cで1時間乾燥しシート状物を作成した。得られ
たシート状物は熱水(95°C)にも不溶であった。
比較例1 実施例1で用いられた変性PVAにかえて、重合度17
50、ケン化度98.5モルチのPVAを用いる以外は
実施例1と同様にしてシート状物を得た。このシート状
物は熱水に浸漬したところバラバラに再分散した。
実施例2 ビニルトリアセトキシシランと酢酸ビニルトノ共重合体
をケン化して得られるシリル基をビニルシラン単位とし
て0.5モルチ含有し、酢酸ビニル単位のケン化度99
.2モルチ、重合度1300の変性PVAを、該変性P
VAに対して1.75重量%の水酸化す) IJウムを
含む水に啓解して変性PvAの10%水溶液を得た。こ
の変性PVA水溶液100部に対して50チのケト/樹
脂水溶液(ティック・バーキュレス社製、エビノックス
P−468L)6部を加え、実施例1と同様にしてシー
ト状物を得た。得られたシート状物は、冷水及び熱水(
95°C)に不溶であった。
実施例3 N、N−ジメチル−N−1リメトキシシリルグロビル−
5−メタアクリルアミドプロピル−アンモニウムクロラ
イドと酢酸ビニルとの共重合体をケン化して得られるシ
リル基を0.25モルチ含有し、酢酸ビニル単位のケン
化度98.5モルチ、重合度1750(7)変性PVA
(7)10%水溶液100部に対し、50チケトン樹脂
水溶液(ディック・)・−キュレス社m、エビノックス
P−468L) 1部を加え実施例1と同様にしてシー
ト状物を得た。得られたシート状物は冷水及び熱水(9
5°C)に不溶であった。
実施例4 ビニルトリアセトキシシランと酢酸ビニルとの共重合体
をケン化して得られるシリル基をビニごシラン単位とし
て1モルチ含有し、酢酸ビニル単位のケン化度99.0
モルチ、重合度500の変性PVAを、該変性PVAに
対して2.5重量%の水酸化す) IJウムを含有する
水に溶解し、変性P■Aの10チ水溶液を作成した。こ
の水溶液100部に対して、シクロヘキサノンとホルム
アルデヒドとをアルカリ存在下で縮合せしめて得られる
ケトン樹脂の20部(固形分)を混合し、50°Cで1
時間乾燥してシート状物を得た。このシート状物は熱水
(95°C)にも不溶であった。
実施例5 実施例4で用いられた変性PVAとケトン樹脂との組成
物をケイ酸カルシウム板上に乾燥固形分で20g/mと
なるように流延し3日間室温で乾燥して、被膜を形成せ
しめた。この被膜上にガラス管を接続したロートを接着
し、水位が常に1mを保つようにガラス管中に水を満た
しながら被膜中への透水性を測定した。透水量は10日
間で10ytl /ゴであった。
尚、ここで用いられたケイ酸カルシウム板自体の透水量
は5000ゴ/dであシ、また実施例5で用いられた変
性PVAにかえて重合度1750、ケン化度98.5%
のPVAを用いる場合の透水量は5000 me / 
tdであった。したがって本発明の耐水性組成物は著し
く耐水性にすぐれていることがわかる。
実施例6 実施例1で用いられた組成物を表面pHが12のモルタ
ル板に乾燥固形分として1009/mとなるように塗布
し、2日間室温で乾燥した。その後、モルタル板上の被
膜に1備の巾でナイフで切れ目を入れ、室温の水あるい
は40°Cの水に5日間浸漬した後、オートグラフ(島
津製作所IM−100型)にて剥離角度90°、引張り
速度5001nR/分で耐水接着力を測定し第1表の如
き結果を得た。
比較例2 実施例1で用いられた変性PVAの10チ水溶液を用い
、ケトン樹脂を用いない以外は実施例6と同様に行った
。結果を合せて第1表に示す。
比較例3 実施例1で用いられた変性PVAにかえて、重合度17
50、ケン化度98.5の通常の未変性PvAを用いる
以外は実施例6と同様に行った。結果を合せて第1表に
示す。
第  1  表 第1表よυ本発明の耐水性組成物はアルカリ性条件下に
おいても著しく耐水性にすぐれていることがわかる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子内にシリル基を有する変性ポリビニルアルコ
    ール及びケトン樹脂よりなることを特徴とする耐水性組
    成物。
  2. (2)分子内にシリル基を有する変性ポリビニルアルコ
    ールがビニルエステルと分子内にシリル基を有するオレ
    フィン性不飽和単量体との共重合体のケン化物である特
    許請求の範囲第1項記載の耐水性組成物。
  3. (3)変性ポリビニルアルコールが分子内にシリル基を
    有する単量体単位を0.01〜10モル%含有する特許
    請求の範囲第1項記載の耐水性組成物。
  4. (4)変性ポリビニルアルコールが分子内にシリル基を
    有する単量体単位を0.1〜5モル%含有する特許請求
    の範囲第1項記載の耐水性組成物。
  5. (5)分子内にシリル基を有する変性ポリビニルアルコ
    ール/ケトン樹脂(固形分換算)の重量配合比率が10
    0/1〜100/50の範囲である特許請求の範囲第1
    項記載の耐水性組成物。
JP19359584A 1984-09-14 1984-09-14 耐水性組成物 Pending JPS6172047A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139751A (ja) * 1999-08-30 2001-05-22 Kuraray Co Ltd 組成物
JP2001139750A (ja) * 1999-08-30 2001-05-22 Kuraray Co Ltd 耐水性組成物
JP2014091816A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Kuraray Co Ltd 無機質材料用コーティング剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139751A (ja) * 1999-08-30 2001-05-22 Kuraray Co Ltd 組成物
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