JPS58136601A - オレフイン性不飽和化合物の乳化重合方法 - Google Patents

オレフイン性不飽和化合物の乳化重合方法

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JPS58136601A
JPS58136601A JP57019207A JP1920782A JPS58136601A JP S58136601 A JPS58136601 A JP S58136601A JP 57019207 A JP57019207 A JP 57019207A JP 1920782 A JP1920782 A JP 1920782A JP S58136601 A JPS58136601 A JP S58136601A
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emulsion
meth
silicon
vinyl acetate
olefinically unsaturated
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Hitoshi Maruyama
均 丸山
Koichi Kajitani
浩一 梶谷
Makoto Shiraishi
誠 白石
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオレフィン性不飽和化合物の乳化重合方法に関
し、より詳しくはオレフィン性不飽和化合物を水性媒体
中で乳化重合する際、分子内にケイ素を含有する変性ポ
リビニルアルコールを乳化安定剤として用いることを特
徴とするオレフィン性不飽和化合物の乳化重合方法に関
する。
オレフィン性不飽和化合物なかんずく酢酸ビニルの乳化
重合に際しては、従来よりポリビニルアルコール(以後
PVAと略記する)を乳化安定剤として用いることが知
られている○しかしながら従来のPVAを用いて得られ
るエマルジョンは、例えば部分ケン化PVAを用いた場
合、エマルジョンの耐水性が低く、また完全ケン化Pv
A1に用いた場合エマルジョンの安定性が悪いという欠
点があり、更にコンクリート、ガラス、粘土鉱物など無
機材料に対する接着力が低いため、耐水性を要求される
分野あるいは無機材料が多く線用される分野においては
要求される性能を十分溝たすことができないという欠点
があった。
本発明者らは上記欠点を克服する目的で鋭意研究した結
果、オレフィン性不飽和化合物なかんずく酢酸ビニルあ
るいは酢酸ビニルを主体としたオレフィン性不飽和化合
物の混合物を水性媒体中で乳化重合する際、分子内にケ
イ素を含有する変性PVAを分散安定剤として用いる場
合、通常のPVAを乳化安定剤として用いる場合と同様
な処方によって安定性が高く、耐水性がよく、更に有機
および無機系被着体に対する接着力のすぐれたエマルジ
ョンを製造し得ることを見い出し7本発明を完成するに
至った5゜ 本発明において使用される分子内にケイ素を含有する変
性PVAは例えば次の如き方法で製造することができる
■PVAあるいはカルボキシル基又は水酸基を含有する
変性ポリ酢酸ビニルに、シリル化剤を用いて後変性によ
シケイ素を導入する方法、■ビニルエステルとケイ素含
有オレフィン性不飽和単量体との共重合体をケン化する
方法などが挙げられる0PVAあるいは変性ポリ酢酸ビ
ニルにシリル化剤を用いて後変性する方法においては例
えば、シリル化剤と反応しない有機溶媒、たとえばベン
ゼン、トルエン、キシレン、へ午サン、ヘプタン、エー
テル又はア七トンなどにシリル化剤を溶解させ、該溶液
中に粉末状PVAあるいは上記変性ポリ酢酸ビニルを攪
拌下に一懸濁させ、常温〜シリル化剤の沸点の範囲の温
度においてシリル化剤とPvAToるいは上記変性ポリ
酢酸ビニルを反応させるととによっであるいは更にアル
カリ触媒等によって酢酸ビニル単位をケン化することに
よってケイ素含有変性PVAを得ることができる。この
上うな後変性において用いられるシリル化剤としてFi
、  トリメチルクロルシラン、ジメテルジクロルシ9
ン、メチルトリクロルシラン、ビニルトリクロルシラン
、ジフェニルジクロルシラン、トリエチルフルオルシラ
ン等のオルガノハロゲン7ラン。
トリメチルアセトキシシラン、ジメチルジメトキシシラ
ンなどのオルガノシリコンニス、チル、トリメチルメト
キシン2ン、ジメチルジメトキシシランなどのオルガノ
アルコキシシラン、トリメチルシラノール1.ジエチル
シランジオール等のオルガノシラノール、N−アミノエ
チルアミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノアル
キルシラン、トリメチルシリコンイソシアネート等のオ
ルガノシリコンイソシアネート等が挙げられる。シリル
化剤の導入率すなわち変性率は用いられるシリル化剤の
量、反応時間によって任意に駒間することができる。ま
た得られるケイ素含有変性PVAの重合度、ケン化度は
用いられるPVAの重合度、ケン化度あるいは上記変性
ポリ酢酸ビニルの重合度およqケン化反応によって任意
にII[lすることができる。
tたビニルエステルとケイ素含有オレフィン性不飽和単
量体との共重合体をケン化する方法において社、例えば
、アルコール中においてビニルエステルとケイ素含有オ
レフィン性不飽和単量体とをラジカル開始剤を用いて共
重合せしめ、しかるvkK咳共重合体のアルコール溶液
にアルカリあるいは酸触媒を加えて該共重合体をケン化
せしめることに率ってケイ素含有変性PVAを得ること
ができる0このような方法において用いられるビニルエ
ステルとしては酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸
ビニル等が挙げられるが経済的にみて酢酸ビニルが好ま
しい。一方、またこのような方法において用いられるケ
イ素含有オレフィン性不飽和単量体としては次式(1)
で示されるビニルシランまたは(11)で示される(メ
タ)アクリルアミド−アルキルシランが挙げられる。
lm Cm=C・(CH2)n−81−(R3)3つ(1)(
こむでnはθ〜4、mは0〜2 % R”は水素、)・
ロゲン、低級アルキル基、アリル基又はアリル基を有す
る低級アルキル基、R1はアルコキシル基、アシロキシ
ル基(ここでアルコキシル基又はアシロキシル基は酸素
もしくは窒素を含有する置換基を有していてもよい)又
は水酸基、Rsは水素又はメチル基、R4は低級アルキ
ル基 R5はアルキレ/基又は連鎖炭素原子が酸素もし
くは窒素によって相互に結合された2価の有機残基をそ
れぞれ水力、。
式(りで示されるビニルシランの具体例としては、例え
ばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリス−(θ−メトキシエトキシ)シラン、
ビニルトリアセトキシシラン、アリルトリメトキシシラ
ン、アリルトリアセトキシシラン、ビニルメチルジメト
會ジシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルメ
チルジェトキシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン
、ビニルメチルジアセトキシシラン、ビニルジメチルア
セトキシシラン、ビニルジメチルシラノール、ビニルイ
ソプチルジメト中ジシラン、ビニルモノクロルジメトキ
シシランIIlが挙げられる。優た式(U)で表わされ
る(メタ)アクリルアミド−アルキルシランの具体例と
しては例えば、 3−(メタ)アクリルアミドープロビルトリメトキシシ
クン 3−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリエトキシ7
ラン υ 3−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリ(β−メト
キシエトキシ)シラン 3−(メタ)アクリルアミド−プロピルトリ(N−メチ
ルアミノエトキシ)シラン 2−(メタ)アクリルアミド−エチルトリメトキノン2
ン 1−(メタ)アクリルアミド−メチルトリメトキシン2
ン 2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルグロビルトリ
メトキシシラン CHs 2−(メタ)アクリルアミド−イソプロピルトリメトキ
シシラン (Rは水素又はメチル基を示す)咎の(メタ)アクリル
アミド−直鎖又は分岐アルキルトリアルコキシシラン、 1’1−(2−(メタ)アクリルアミド−エチル)−7
iノプロピルトリメトキシシラン α詳CR・C■器(シQ蝕N遼C出)sSx(0α3)
3(3−(メタ)アクリルアミド−プロピル)−オキシ
プロビルトリメトキシン2ン CHz=CR−CONH−(CH2)3−0− (CH
2)3S i (’OCH3)。
(Rは水素又はメチル基を示す〕等の(メタ)アクリル
アミド−含窒素又は含酸素アルキルトリアルコキシシラ
ン。
3−(メタ)アクリルアミドープロピルトリアセトキ 
ジシラン CHt=CR・C0NH(CHz)3−8t (OCO
CHa )a2−(メタ)アクリルアミド−エチルトリ
アセトキシシラン CHz−<R−CONH(C,Th )2S i (O
COCHa )。
4、−(メタ)アクリルアミド−ブチルトリアセトキシ
シラン CH2=CR−CON)I(OHす、5t(OCOCH
a)。
3−(メタ)アクリルアミドープロピルトリプロビオニ
ロキシシ2ン CHz=心R−CONH(CH2)3St(OCOCH
2CHa)32−(メタ)アクリルアミド−2−メチル
プロピルトリアセトキシ7ラン CHs N−(2−(メタ)アクリルアミド−エチル)−アミノ
プロピルトリアセトキシシラン ab−CB−CONH−C)12cH2NH(CH2)
、5i(OCOCHa)。
セ(Rは水素又はメール基を示す)等のアクリルアミド
−アルキルトリアシロキシシラン、3−(メタ)アクリ
ルアミド−プロピルイソブチルジメトキシシラン CHz=CR−COlja((CHs)3St (OC
Hs)2CHs−CHC)itchs 2−(メタ)アクリルアンド−エチルジメチルメトキシ
4シフン CHa CH2=CR−CONH(CH2)2− S i −0
CHsHs 3−(メタ〕アクリルアミドープロピルオクチルジアセ
トキシシラン 1−(メタ)アクリルアミド−メチルフェニルジアセト
キシシラン 3−(メタ)アクリルアミド−プロピルベンジルジェト
キシシラン CHt=CB−CONH−(CH2)8−81−(OC
R2CH3)。
CH2−C5Hs 2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロピルモノ
クロルジメトキシシラン 2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロピルハイ
ドロジエンジメトキシシラン CHa (Rは水素又はメチル基を示す)等の(メタ)アクリル
アミド−アル中ルジ又はモノアルコキシあるいはジ又は
モノアルコキシラン、 3−(N−メチル−(メタ)アクリルアミド)−プロピ
ルトリメトキシシラン CH2=CR−C0N−(CH2)s −s i (0
CRs)。
乱 2−(N−エチル−(メタ)アクリルアミド)−二チル
トリアセトキシシラン CHz=CB−CON−CH2CHxSi(OCOCH
s)3H2CH3 (Rは水素又はメチル基を示す)等の(N−アルキル−
(メタ)アクリルアミド叶アルキルトリアルコキシ又は
トリアシロキシ7ラン等が挙げられる0 前述し丸刃法において、ビニルエステルとケイ素含有オ
レフィン性不飽和単量体との共重合を行なわせるにあた
っては上記2M、分身外にかかる単量体と共重合可能な
他の不飽和単量体、例えばスチレン、アルキルビニルエ
ーテル、バーサチック駿ビニル、(メタ)アクリルアミ
ド、エチレン、プロピレン、α−ヘキセン、α−オクテ
ン等のオレフィン、(メタ)アクリル酸、クロトン酸。
<m水>マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等の不飽和
酸、及びそのアルキルエステル、アルカリ塩、2−アク
リルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸等のスルホ
ン酸含有単量体及びそのアルカリ塩、トリメチル−3−
(1−アクリルアミド−1,1−ジメチルプロピル)ア
ンモニウムクロリド、トリメチル−3−(1−アクリル
アミドプロピル)アンモニウムクロ!J)、、1−ビニ
ル−2−メチルイミダゾールおよびその4級化物等のカ
チ7オン性単量体等を存在させることも可能である。
本発明において使用される分子内にケイ素を含有する変
性PVA中のケイ素の含有量、ビニルエステル単位のケ
ン化度あるいは重合度は目的に応じて適宜選択され特に
制限はないが、女定性の高いエマルジョンを製造する上
でこれら三つの賛素の適当な組合せが1賛である。多く
の目的に対しては、ケイ素含有基(共重合巣位めるいは
シリル化剤によって後変性され九単量体率位として)の
量は0.01〜5モル嗟、ケン化度は60〜100モル
チ、重合度は100〜3000の範囲から選ばれる。変
性PVAの使用量はオレフィン性不飽和エヒ合物100
重量部に対して0.1〜20重量部の範囲から適宜選択
して用いられる。
本発明で用いられるオレフィン性不飽和化合物としては
、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルおよび高級脂肪酸ビ
ニルエステルであるバーサチック酸ビニルナトのビニル
エステル類、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルおよび(メタ
)アクリル酸オクチルなどの(メタ)アクリル酸エステ
ル類あるいは塩化ビニル、塩化ビニリデン、(メタ)ア
クリロニトリル、スチレン、エチレン、グロピレン、(
メタ)アクリルアミド、N−メチロール−(メタ)アク
リルアばド、マレイン酸ジエステル、7マル酸ジエステ
ル、イタコン酸ジエステルアルいはブタジェン、イソプ
レンなどが挙げら゛れ、いずれも単aあるいはこれらの
混合物として使用される。本発明方法は上述した中で、
酢酸ビニルの単独重合あるいは酢酸ビニルを含む単量体
による共重合、例えば酢酸ビニル−エチレン共重合、酢
酸ビニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合、酢酸ビ
ニル−マレイン酸ジエステル共重合、酢酸ビニル−高級
脂肪酸ビニルエステル共重合あ今いは酢酸ビニル−塩化
ビニル共重合などの重合系に対して特に優れた゛乳化安
定性を示し、また、塩化ビニルの単独重合および(メタ
)アクリル酸エステルの単独あるいは相互共重合などの
重合系に対しても優れた乳化安定性を示す点で好ましく
適用し得るものである。
オレフィン性不飽和化合物の乳化重合を実施するにあ九
っては、水、重合開始剤および分子内にケイ素を含有す
る変性PVAの存在下に前述のオレフィン性不飽和化合
物を一時又は連続的に冷加して加熱、攪拌する如き通常
の乳化重合方法がいずれも実施しうる。この際、分子内
にケイ素を含有する変性PVAに、他の公知の乳化安定
剤、例えば、通常の未変性PVA、ノニオン界面活性剤
、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、セルロー
ス−4体(カルボキシメチルセルロース、ヒドロ中ジエ
チルセルロース、メチルセルロースなど)などを適宜併
用して使用することもできる。
また、その他通常の乳化重合で用いられる種々の添加剤
、調整剤なども適宜使用することができる。
乳化重合開始剤としては通常の乳化重合に用いられる開
始剤、例えば、過酸化水素、過硫酸アンモニウム、第3
級ハイドロパーオキシド、等公知の過酸化物あるいはこ
れらと重亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリ9ム、ホ
ルムアルデヒドナトリウ入スルホキシラート等の還元剤
の組合わせによる公知のレドックス系が採用される。こ
れらの重合開始剤はオレフィン性不飽和化合物100重
量部に対して0.01〜5重量部の範囲で使用される。
乳化重合を実施する際の温度としては30〜100℃好
ましくは40〜90℃が採用されうる。
本発明において得られるエマルジョンは、接着力が高く
しかも耐水性が優れていることが特徴である。このよう
な性能が発揮される理由は、乳化安定剤として分子内に
ケイ素を含有する変性PvAを使用したことに基づくも
のと考えられる。すなわち、変性PVA中のケイ素原子
又はシラノール基は反応性が高く、被着体に塗布し、皮
膜を形成する際被着体と反応して化学結合をつくるとと
もに、変性PVA中のシラノール基同志も反応して架橋
体を生成するためと考えられる。
本発明において得られるエマルジョンは上述の如く、!
I着力が高く、耐水性が優れているため、その応用範囲
は広く、紙、木材、プラスチック、有機および無機繊維
、金属、ガラス、粘土鉱物、コンクリート等の接着剤、
バインダー、添加剤、コーティング剤、JI科として用
いられる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、こ
れらの実施例は本願発明を同等限定するものではない。
拘特にことわりのないかrb部あるいFi囁はすべて重
量基準である。
実施例1 ビニルトリメトキンシランと酢酸ビニルとの共重合体を
ケン化して得られ九、ケイ素をビニルシラン単位としi
o、25モルチ含有し、酢酸ビニル単位のケン化度が8
7.5モル1496水溶液の20℃における粘度(ブル
ックフィールド型粘f針による。以下同様)が30セン
チボイス(以下センチボイズtcpと記述する)である
ケイ素含有変性PVAを乳化安定剤として酢酸ビニルの
乳化重合を次の如く実施した。
即う、攪拌機、速流冷却器、滴下ロート、温度針を備え
たセパラブルフラスコに上記変性P■ム8一部と水85
sを入れ攪拌昇温して変性PVAt−溶解後冷却した。
酢酸ビニル10sを加え、攪拌しなから72スコの内温
を60℃に昇温した。フラスコ内にチッ素ガスを導入し
て系内をチッ素置換しながら1重合開始剤として過酸化
水素水溶液およびピロ亜硫酸ナトリウム水溶液を添加し
、重合を開始し、た。初期重合を30分間行ない、残り
の酢酸ビニル90都を3時間かけて滴下し、その後70
℃で1時間熟成した後冷却した。得られたエマルジョン
は樹脂分50%で30℃における粘度は54,000C
pであった。”エマルジョンの安定性、および耐水性を
第1狭に示す。
比較例1 実施例1の変性PVAに代えてケン化[88,0モルチ
、4僑水溶液の20℃における粘度22.5cpのPV
Aを用いる以外は実施例1と同様にして樹脂分49.0
チ、30℃における粘度20,0OOCpのエマルジョ
ンを得た。エマルジョンの安定性および耐水性を第1濠
に合せて示す。
比較例2 実施例1の変性PVAに代えてケン化度98,5モルチ
、4!16水溶液の20℃における粘[29cpのPV
Aを用いる以外は実施例1と同様にして樹脂分48.5
・係、30℃における粘度6,5oocpのエマルジョ
ンを得た。エマルジョンの安定性および耐水性を第1表
に合せて示す。
第  1  衣 1)エマルジョン粘度 BH[回転粘度計にてローター回転数IQrpm。
温度30℃での粘度 2)放置安定性 エマルジョンを30℃で3力月間放置し、エマルジョン
が層分離等変化を生ずるかどうかを観察。層分離しない
ものを○、一部層分離するものをΔ、層分離するもの1
−xとして表わした03)低温安定性 エマルジョンを温度θ℃に保った恒温室に5日間放置し
た後、ガラス棒でかきまぜてエマルジョンの粘度変化を
観察した。粘度変化のないものを(−)、粘度変化の大
きいものをX゛として表わした。
4)耐水性 エマルジョン皮膜を100℃で10分間熱処理して、水
温30℃の水中に24時間浸漬してフィルムの水中への
溶出率を重量測定して求めた0 実施例2 ビニルトリアセトキシシランと酢酸ビニルとの共重合体
をケン化して得られた、ケイ素をビニルシラン単位とし
て0.3モルチ含有し、酢酸ビニル単位のケン化度が9
1モル14%水溶液の20℃における粘度が27Qであ
るケイ素含有変性PvAを乳化安定剤として酢酸ビニル
の乳化重合を次の如〈実施した。
即ち、攪拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度針を備え
たセパラブルフラスコに上記の変性PVA8sと水92
1@Sを入れ、攪拌、昇温して変性PVAを溶解し、次
いで冷却した。過硬酸カリウム0.1851Sを加えて
溶解した後J酢酸ビニル18.5部を加え、攪拌しなが
らフラスコ内にチッ素ガスを導入して系内をチッ素置換
しなから内温を64〜65℃に昇温しで重合を開始した
。初期重合を20分間行なった後、酢酸ビニル74sを
2.5時間にわ九って滴下し、その彼、70℃で1時間
熟成した後、冷却した。得られたエマルジョンは樹脂分
45チで、30℃における粘度35,000cpであっ
た。このエマルジョン100部に可塑剤どしてジブチル
フタレート10部を加えた後ガラス板上、モルタル上あ
るいは合板上のそれぞれに乾燥彼の皮膜が200μ(マ
イクロメーター)となるように塗布しその上に、補強剤
として綿布をおいて3日間風乾して皮膜を形成せしめた
。この皮膜をカッターナイフで巾1mに切れ目を入れ、
温度20℃、相対湿度65SRHの恒温室にて3日間調
湿した後、および更に20℃の水中に3日間浸漬した後
、オートグラフにて900の角度で剥離強度を測定した
。結果を第2表に示す。
IIIIA例3 3−アクリルアミド−プロビルトリエトキシシランと酢
酸ビニルとの共重合体をケン化して得られた、ケイ素を
アクリルアミド−シラン単位として0.24ルー含有し
、酢酸ビニル単位のケン化度が99モルチ、4係水溶液
の20℃における粘度が27epであるケイ素含有変性
PVAを実施例20変性PVAK代えて用いる以外は実
施例2と同様にして、樹脂分43.7L30℃における
粘度25.000cpのエマルジョンヲ得り。このエマ
ルジョンを用いて実施例2と同様にしてガラス、モルタ
ルおよび合板に対する接着力および耐水接着力を測定し
た。結果を第2表に合せて示す。
実施例4 2−アクリルアミド−2−メチルプロピルトリエトキシ
シランと酢酸ビニルとの共重合体をケン化して得られ九
、ケイ素をアクリルアンド−シラン単位として0.4モ
ル饅含有し、酢酸ビニル単位Oケン化[89モルチ、4
チ水溶液の20℃における粘度が2Sepであるケイ素
含有変性PVAを実施例2の変性P’VAに代えて用い
る以外は実施例2と同様にして行ない、樹脂分44,5
%、30℃における粘度が36,0OOCPのエマルジ
、ヨンヲ得た。このエマルジョンを用いて実施例2と同
様にしてガラス、モルタルおよび合板に対する接着力を
測定した。結果を嬉2表に合せて示す。
比較例2 実施例2の変性PVAに代えてケン化度88モーlG、
49G水溶液の20℃における粘[22,5cpのPV
Aを用いる以外は実施例2と同様圧して樹脂分45.5
チ、30℃における粘度15,000Cpのエマルジョ
ンを得九。このエマルジョンを用いて実施例2と同様に
してガラス、モルタルおよび合板に対する接着力を測定
した。結果を第2表に合せて示す。
以下余白 第、2 表 4)皮膜を乾燥後、20℃、65嗟RHにて3口調−湿
した後の接着力。接着力はオートグラフ(島津製作所製
、IM−100型)にて巾1crRの試験片t90°の
角度で引張り速度500x/minにて測定した。
5)皮膜を乾燥後、20℃の水中に3日浸漬し、とりだ
した直後、オートグラフにて\l)と同様にして測定し
た0 実施例5 Xニルジメチルエトキシン2ンと酢酸ビニルとO共重合
体をケン化して得られた、ケイ素をビニルシラン単位と
して1モル係含有し、酢酸ビニル単位のケン化[87,
5モル−14−水溶液の20℃における粘度7.5Cp
であるケイ素含有変性PVAを乳化安定剤として次の如
くエチレン−酢酸ビニル系の乳化共重合法を実施した。
即ち、攪拌機、温度検出端、液体仕込装置を付した耐圧
反応槽中に上記変性PVA6gと蒸留水100sを入れ
、攪拌昇温して上記の変性PVAを溶解し九。冷却後、
攪拌しながらこの系に酢酸ビニルを120部加え、更に
エチレンガスを導入して系の圧力を45 kp/d K
調節しながら系内を60℃に昇温した060℃の温度で
過酸化水素水溶液およびピロ亜硫酸ナトリウム水溶液を
加え3時間乳化重合し、重合終了後、アンモニア水溶液
で田を6.0に調節した。得られたエチレン−酢酸ビニ
ル共重合エマルジョンはエチレン311位45.2モル
嗟、樹脂分49.5嗟、30℃における粘度5scpで
あった。実施例1又は実施例2と同様にしてエマルジョ
ンの安定性およびガラスとモルタルに対する接着力を測
定した。結果を第3表に示す0 比職例3 実\施例5の変性PVAに代えて、ケン化度88七ル囁
、4%水溶液の20℃における粘度が8.0cpQPV
Aを用いる以外は実施例5と同様にしてlll11分5
01.30℃における粘度79(!pのエマルジョンを
得た。このエマルジョンの、安定性、接着力を実施例5
と同様の方法、で測定した。結果を第3ii!に合せて
示す。
第  3  表 実施例6 ビニルトリエトキシシランと酢酸ビニルとの共重合体を
ケン化して得られた、ケイ素をビニルシラン単位として
0.25モル悌含有し、酢酸ビニル単位のケン化度87
モルfb、4%水溶液の20℃における粘度6.5cp
であるケイ素含有変性PVAを乳化安定剤として酢酸ビ
ニル−アクリル酸エチル系の共重合を次の如〈実施した
即ち、攪拌機、温度針、滴下ロートおよび還流冷却器を
付した反応槽中に上記変性PVAの10チ水溶液450
s、アク内酸エチル10部および酢酸ビニル50sを仕
込み、均一に乳濁させた後、6チの過硫酸アンモニウム
41@および10係の重亜硫酸ナトリウム60部を添加
し、系内の温度を60℃に昇温しで重合を開始した。温
度60℃で重合を継続しながらアクリル酸エチル90i
11と酢酸ビニル450sの混合物と2%の過硫酸アン
モニウム水溶液801sを滴下しながら3時間乳化重合
した。滴下終了後、70℃に昇温し、30分間熟成した
後、室温まで冷却して10−アンモニア水溶液で田を5
.0に調節した。得られた共重合体エマルジョンは樹脂
分が521で、30℃における粘度は130cpで6つ
九。このエマルジョンは30℃で3力月放置後も系の変
化はなく安定性のよいものであった。またモルタルに対
する常lI接着力および耐水接着力はそれぞれ&71#
/aおよびS、 Okl/mlであった。
譬出麩株式会社クラレ 代理人弁理士本多 胆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オレフィン性不飽和化合物を水性媒体中で乳化重合する
    際、分子内にケイ素を含有する変性ポリビニルアルコー
    ルを乳化安定剤として用いることを特徴とするオレフィ
    ン性不飽和化合物の乳化重合方法。
JP57019207A 1982-02-08 1982-02-08 オレフイン性不飽和化合物の乳化重合方法 Granted JPS58136601A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08501190A (ja) * 1992-09-18 1996-02-06 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 反射防止層及びリソグラフィにより層を構造化するための方法
JP2007023148A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Kuraray Co Ltd 水性エマルジョン組成物
JP2014095059A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Kuraray Co Ltd 無機物用バインダー
JP2014118540A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Kuraray Co Ltd 水性エマルジョン組成物

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