JPS5818298B2 - 移載装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トロリーコンベヤにおける移載装置に関する
。

トロリーコンベヤで被搬送物を吊持して搬送し、これを
所定位置で取りはずす場合、吊持体による支持を解いて
被搬送物を落下させればよいが、被搬送物に落下による
衝撃が加わりやすく、たとえばブラウン管のような場合
には好ましくない。

本発明は、このような点にかんがみてなされたもので、
トロリーコンベヤの吊持体に対する被搬送物の取はすし
を、被搬送物に衝撃を与えることなく円滑に行うことが
できるようにすることを目的とするものである。

そして、本発明の移載装置は、被搬送物の前後下面を前
後支持部で係脱自在に支持して搬送する吊持体を所定間
隔ごとに有するトロリーコンベヤと、このトロリーコン
ベヤの下方位置でトロリーコンベヤの進行方向に沿って
前後方向移動自在に設けられた移動台と、この移動台を
少なくともその前進移動時には上記トロリーコンベヤの
吊持体と同速度で移動しかつ後退移動して復帰させる駆
動装置と、上記移動台上に上下動自在に設けられかつ移
動台の移動方向と直交する側方に向い移動台の前進移動
時に上昇して上記吊持体の前後支持部間に位置するとと
もに被搬送物の中間下面を支持して吊持体から離間した
位置まで搬送しかつ下降して移動台の後退移動時には下
降状態にある１駆動コンベヤと、を具備したことを特徴
とするものである。

つぎに、本発明の一実施例を図面について説明する。

１はトロリーコンベヤで、このトロリーコンベヤ１は、
無端状のトロリーレール２内に沿って無端状のチェノ３
が移動自在に設けられているとともに、トロリーレール
２にチェノ３に連結された吊持体４が所定間隔ごとに移
動自在に吊設されている。

この各吊持体４は、前後支持部を形成する前後の一対の
吊持アーム５ａを有し、この一対の吊持アーム５ａを被
搬送物の重量負荷による変形を防止するために外端側に
おいてアーム５ｂで結合し、被搬送物たとえば受台６上
に載置したブラウン管７をその前後下面で一対の吊持ア
ーム５ａにより係脱自在に支持して搬送するようになっ
ている。

１１は上記トロリーコンベヤーのトロリーレール２の一
部の下方位置に沿って設けられた両側のレールで、この
両側のレール１１上に移動台１２が複数個の車輪１３を
介して前後方向移動自在に支持されている。

そして、上記移動台１２上にその移動方向に沿って複数
個の移載機構１４が上記各吊持体４と同間隔で配設され
ている。

この各移載機構１４は、移動台１２上に基枠１５が取付
けられ、この基枠１５上に両側のリンク機構などからな
る支持機構１６を介して上下動台１７が上下動自在に設
けられ、この上下動台１７上に移載台として移動台１２
の移動方向と直交する一側方向に向いかつ移送方向に複
数個に分離されたベルトコンベヤなどの駆動コンベヤ１
８ ．１８５が設けられているまた、上記基枠１５の中
央部にシリンダ装置１９が立設され、このシリンダ装置
１９の上方に突出したピストンロッド２０が上記上下動
台１７に連結されている。

なお、上記両側のレール１１の前後端部に移動台１２の
ストッパ２１が設けられている。

３１は上記移動台１２の駆動装置で、この駆動装置３１
は、上記レール１１の前後部における機枠３２．３３に
回転軸３４，３５が支架され、この回転軸３４，３５に
スプロケットホイル３６゜３７が取付けられ、この前後
のスプロケットホイル３６，３７間にチェノ３８が掛は
渡され、このチェノ３８の両端部が上記移動台１２の前
後部に連結されている。

上記前方の回転軸３４の一側に歯車連動装置３９が設け
られ、この歯車連動装置３９の上方に連動軸４０の下端
部が連結され、この連動軸４０の上端部が、上記トロリ
ーレール２の下部に設けられドロリーチエン３と連動す
る歯車連動装置４１に連結されている。

そして、上記前方の回転軸３４と歯車連動装置３９との
間にクラッチ４２が設けられ、このクラッチ４２は、シ
リンダ装置４３のピストンロッド４４に中間部を軸支シ
たレバー４５で連結され、シリンダ装置４３を駆動して
ピストンロッド４４を進退し、レバー４５を回動するこ
とによりクラッチ４２がオンオフされる。

上記後方の回転軸３５の一側にスプロケットホイル４６
が取付けられ、このスプロケットホイル４６と、機枠３
３に設けた復帰用の電動機４７のスプロケットホイル４
８との間に無端チェノ４９が掛は渡されている。

また、上記レール１１の一側方に沿って搬出用のコンベ
ヤ５１が配設されている。

つぎに、作動を説明する。

トロリーコンベヤ１の各吊持体４における一対の吊持ア
ーム５ａに受台６を介してブラウン管７の前後下面を支
持し、チェノ３の回行によりトロリーレール２に沿って
所定速度で順次搬送する。

そして、各吊持体４が移動台１２の各移載機構１４上に
位置すると、駆動装置３１のクラッチ４２が入り、トロ
リーコンベヤ１のチェノ３に連動する歯車連動装置４１
から連動軸４０、歯車連動装置３９、クラッチ４２を介
して回転力が伝えられて回転軸３４が回転され、スプロ
ケットホイル３６を介してチェノ３８を駆動し、移動台
１２をドロリーチエン３すなわち各吊持体４の移動速度
と同速度で前進移動させる。

この移動台１２の前進移動状態において、各移載機構１
４のシリンダ装置１９が作動され、そのピストンロッド
２０を上方に伸出させて上下動台１７を上昇させ、各駆
動コンベヤ１８ａを対応する各吊持体４の一対の吊持ア
ーム５ａ間に位置させるとともに、駆動コンベヤ１８ａ
上にブラウン管７の受台６をその中間下面で支持し、設
定高さニするト各ピストンロッド２０が停止し、これと
ともに駆動コンベヤー ８ ａ 、１８ ｂが同時に一
側方に１駆動され、受台６とともにブラウン管７を一側
方に移動し、吊持体４から離間した位置にある１駆動コ
ンベヤー８ｂ上まで移動すると同時に駆動コンベヤ１８
．１８ｂが停止し、上下動台１７が下降し、搬出用のコ
ンベヤ５１と同レベルになると駆動装置３１のクラッチ
４２が切れ、移動台１２が停止する。

゛ついで、復帰用の電動機４７が駆動され、
スプロケットホイル４８、チェノ４９、スプロケットホ
イル４６を介して後方の回転軸３５を回転し、スプロケ
ットホイル３７を介してチェノ３８を反対方向に回行し
、移動台１２を後方に後退移動し、所定位置において電
動機４７が停止し、移動台１２は停止する。

これとともに、駆動コンベヤ１８．が一側方に駆動され
、受台６とともにブラウン管７を一側方に移動し、搬出
用のコンベヤ５１上に送り出し、このコンベヤ５１によ
って搬出する。

なお、上述のように、トロリーコンベヤーから被搬送物
を取りはずして搬送するほか、コンベヤ５１から被搬送
物に送り、上記の逆の動作によりトロリーコンベヤ１に
被搬送物を支持させるζ、ともできる。

本発明によれば、トロリーコンベヤの吊持体と同速度で
一時的に移動台を前進移動させるとともに、この移動台
上の、駆動コンベヤを上下動することにより、吊持体に
前後下面を支持されている被搬送物を駆動コンベヤ上に
移載して側方に送り出すことができ、したがって、トロ
リーコンベヤの吊持体に対する被搬送物の取りはすしを
、被搬送物に衝撃を与えることなく円滑に行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の一実施例を示す側面図、第２図
はその一部を切り欠いた平面図である。 １・・・・・・トロリーコンベヤ、４・・・・・・吊持
体、５ａ・・・・・・前後支持部を形成する吊持アーム
、７・・・・・・被搬送物としてのブラウン管、１２・
・・・・・移動台、１Ｂ 、１８ ・・・・・・コ
ンベヤ、３１・・・・・・駆動装置。 ａ ｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 被搬送物の前後下面を前後支持部で係脱自在に支持
   して搬送する吊持体を所定間隔ごとに有するトロリーコ
   ンベヤと、 このトロリーコンベヤの下方位置でトロリーコンベヤの
   進行方向に沿って前後方向移動自在に設けられた移動台
   と、 この移動台を少なくともその前進移動時には上記トロリ
   ーコンベヤの吊持体と同速度で移動しかつ後退移動して
   復帰させる駆動装置と、 上記移動台上に上下動自在に設けられかつ移動台の移動
   方向と直交する側方に向い移動台の前進移動時に上昇し
   て上記吊持体の前後支持部間に位置するとともに被搬送
   物の中間下面を支持して吊持体から離間した位置まで搬
   送しかつ下降して移動台の後退移動時には下降状態にあ
   る駆動コンベヤと、 を具備したことを特徴とする移載装置。