JPH0225776Y2 - - Google Patents

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JPH0225776Y2
JPH0225776Y2 JP9626883U JP9626883U JPH0225776Y2 JP H0225776 Y2 JPH0225776 Y2 JP H0225776Y2 JP 9626883 U JP9626883 U JP 9626883U JP 9626883 U JP9626883 U JP 9626883U JP H0225776 Y2 JPH0225776 Y2 JP H0225776Y2
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JP
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hanger
movable frame
clamp
hanging
disengaging
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JP9626883U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、吊下げ搬送装置側の受具を被搬送物
側に機械的に係脱させる吊下げ搬送装置における
ハンガ係脱装置に関するものである。
従来では、吊下げ搬送装置のトロリ装置に、吊
下げ搬送方向に沿つた軸心の周りに左右揺動可能
な受具を設け、この受具がその左右揺動により係
脱可能な吊治具を被搬送物の上部に設け、そして
被搬送物の移載箇所において、吊下げ搬送方向と
は直交する横方向から出退動可能なクランプ装置
により前記受具をクランプし、次いで横方向移動
により受具を軸心の周りに揺動させることによつ
て機械的な係脱を行なつていた。しかし従来の係
脱作用は、クランプ装置が直線運動であり、且つ
受具が軸心を中心とした揺動運動であることから
クランプ部に摺接が生じ、その結果、クランプ装
置や受具に摩損を招き、さらには摩損の際に生じ
る紛塵(塗料はげも含む)が被搬送物上に落下し
て該被搬送物の後処理作業に悪影響を及ぼすこと
になる。
本考案の目的とするところは、クランプ装置と
受具との間で摺接が生じることなく該受具を機械
的に係脱揺動し得る吊下げ搬送装置におけるハン
ガ係脱装置を提供する点にある。
上記目的を達成するために本考案の吊下げ搬送
装置におけるハンガ係脱装置は、吊下げ搬送装置
のトロリ装置に、吊下げ搬送方向に沿つた軸心の
周りに左右揺動可能な受具を設け、この受具が係
脱可能な吊治具を被搬送物の上部に設け、吊下げ
搬送経路の適所一側部に移載装置を設け、この移
載装置は、機枠側に案内されて昇降可能な移載装
置側可動枠を設けると共に移載装置側昇降駆動装
置を設け、前記移載装置側可動枠に、前記吊治具
側を挾持可能な移載装置側クランプ装置を設け、
前記移載装置に対向して吊下げ搬送経路の適所他
側部にハンガ係脱装置を設け、このハンガ係脱装
置は、前記軸心を中心とする円弧状レールを上下
方向に有し、この円弧状レールに案内されて昇降
可能なハンガ係脱装置側可動枠を設けると共にハ
ンガ係脱装置側昇降駆動装置を設け、前記ハンガ
係脱装置側可動枠に、前記受具を挾持可能なハン
ガ係脱装置側クランプ装置を設けて構成してい
る。
上記構成の本考案によると次のような効果を期
待できる。すなわち、移載装置側のクランプ装置
により吊治具側をクランプすると共に、移載装置
側の可動枠を少し上昇させることで、吊治具を、
受具に対して上方へ外した位置にできる。そして
ハンガ係脱装置側のクランプ装置により受具をク
ランプした状態で該クランプ装置を出退動させる
ことによつて、受具を軸心の周りに左右揺動させ
て吊治具に対して側方から係脱させるのである
が、その左右揺動の際にハンガ係脱装置側の昇降
駆動装置を作動して可動枠を円弧状レールに沿つ
て上下移動させることによつて、ハンガ係脱装置
側のクランプ装置と受具とによるクラン部の相対
姿勢を一定にでき、したがつてクランプ部に摺接
が生じることなく受具を機械的に係脱揺動するこ
とができる。
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は吊下げ搬送装置1を示す。この吊
下げ搬送装置1は、トロリ案内用レール2と、そ
の上方に架設されたトロリ駆動装置用レール3
と、前記トロリ案内用レール2に案内されるトロ
リ装置4と、前記トロリ駆動装置用レール3に案
内されるトロリ駆動装置(チエンコンベヤなど)
5とから構成される。前記トロリ装置4は、フロ
ントトロリ6と、リヤトロリ7と、両トロリ6,
7から連設したトラニオン用ピン8,9間を連結
する連結フレーム10とからなり、この連結フレ
ーム10の両側には振れ防止用ローラ11が取付
けてある。前記フロントトロリ6は、前記トロリ
駆動装置5からの駆動突起12が係合可能な受動
突起13を有する。前記連結フレーム10の中間
部下面には、吊下げ搬送方向14に沿つた軸心1
5の周りに左右揺動可能な受具16が設けられ、
この受具16はその下端に上面開放の係止部17
を有する。18は被搬送物でハンガ19に載置し
てある。このハンガ19は、その上端に前記受具
16が係脱可能な吊治具20を有し、また下端に
筒状の載置具21を前後一対有する。第2図にお
いて22は前記吊下げ搬送装置1に並設したフロ
ア搬送装置で、床23上に設置した機枠24と、
この機枠24に取付けた支持板25上において一
定経路上を走行可能な台車26と、この台車26
上に設置したパレツト27などから構成される。
なおパレツト27は、前記載置具21を支持する
受け枠28と、この受け枠28から立設され且つ
前記載置具21の外嵌合を許す位置決め用の係止
ピン29とを有する。第2図〜第4図に示すよう
に、両搬送装置1,22間の適所には移載装置3
0が設けられる。すなわち床23上から機枠31
が立設され、この機枠31に上下一対の軸受装置
32,33を介して支柱34が縦軸心35の周り
に回動可能に取付けてある。前記支柱34の下部
にベース板36が固定され、このベース板36と
前記機枠31との間に、前記支柱34を回動させ
る回動駆動装置の一例であるシリンダ装置37が
設けられる。前記支柱34の側部には上下方向の
ガイドレール38が取付けられ、これらガイドレ
ール38に複数のローラ39を介して案内される
可動枠40を該支柱34に昇降可能に取付けてい
る。そして可動枠40とベース板36との間に、
この可動枠40を昇降させる昇降駆動装置の一例
であるシリンダ装置41が設けられる。前記可動
枠40と一体の上部フレーム42には前記吊治具
20をクランプ可能な上部クランプ装置43が設
けられる。この上部クランプ装置43は、前記上
部フレーム42の遊端に夫々回転縦軸44,45
を介して左右揺動可能に取付けた左右一対のクラ
ンプレバー46,47と、互いに噛合する状態で
両回転縦軸44,45に取付けた歯車48,49
と、一方のクランプレバー46と上部フレーム4
2との間に設けたシリンダ装置50とから構成さ
れる。前記可動枠40と一体の下部フレーム51
には前記載置具21をクランプ可能な下部クラン
プ装置52が設けられる。この下部クランプ装置
52は2つの載置具21に対応するように同一構
成のものが2つ設けられ、前記下部フレーム51
の遊端に夫々回転縦軸53,54を介して左右揺
動可能に取付けた左右一対のクランプレバー5
5,56と、互いに噛合する状態で両回転縦軸5
3,54に取付けた歯車57,58と、一方のク
ランプレバー56と下部フレーム51との間に設
けたシリンダ装置59とから構成される。60,
61は回動量を規制するストツパを示す。第2
図,第3図、第5図、第6図に示すように、前記
移載装置30に対向して吊下げ搬送経路の適所他
側部にハンガ係脱装置62が設けられる。すなわ
ち固定枠体63に、前記軸心15を中心とする左
右一対の円弧状レール64が上下方向に取付けら
れ、これら円弧状レール64に複数のローラ65
を介して案内される可動枠66が昇降可能に設け
られる。そして固定枠体63と可動枠66との間
に、該可動枠66を昇降させる昇降駆動装置の一
例であるシリンダ装置67が設けられる。前記可
動枠66に、前記受具16を挾持可能なクランプ
装置68が設けられる。このクランプ装置68
は、前記可動枠66の内端に縦軸69,70を介
して左右揺動可能に取付けた左右一対のクランプ
レバー71,72と、これらクランプレバー7
1,72に夫々連結する一対のリンク73,74
と、両リンク73,74の遊端と可動枠66との
間に設けたシリンダ装置75とから構成される。
第2図、第4図仮想線に示すように、前記フロア
搬送装置22の移載部には、台車26の位置決め
を行なう位置決め装置76が設けられる。77は
前記振れ防止用ローラ11が作用するガイドレー
ルで、前記ハンガ係脱装置62の固定枠体63に
取付けてある。またハンガ係脱装置62には受具
16を案内するガイドバーが設けられ、このガイ
ドバーは、固定枠体63に取付けた固定ガイドバ
ー78と、前記可動枠66に取付けた可動ガイド
バー79とからなる。
以下に作用を説明する。第1図は吊下げ搬送装
置1による搬送状態を示している。すなわち被搬
送物18はハンガ19に支持され、またハンガ1
9はその吊治具20が受具16の係止部17に係
止されることによつてトロリ装置4側に吊下げ支
持されている。そして受動突起13に駆動突起1
2が係合することによつて、被搬送物18は吊下
げ搬送方向14側に搬送される。上述したような
搬送状態において、前記トロリ装置4は適宜のス
トツパ装置によつて移載部に停止される。このと
きハンガ係脱装置62においては可動枠66が下
降限にあり、またクランプ装置68は、第3図仮
想線に示すようにそのクランプレバー71,72
は開動している。したがつて受具16は両ガイド
バー78,79間に位置することになる。さらに
このとき移載装置30は、上部クランプ装置43
の両クランプレバー46,47、ならびに下部ク
ランプ装置52の両クランプレバー55,56が
共に開動している。そして前述したようにトロリ
装置4を停止させたのち、各クランプ装置43,
52,68をクランプ作動させる。これにより、
吊治具20が第2図、第3図に示すようにクラン
ブレバー46,47によりクランプされ、載置具
21が第2図、第4図に示すようにクランプレバ
ー55,56によりクランプされ、受具16が第
2図、第5図に示すようにクランプレバー71,
72によりクランプされる。このようなクランプ
動の後、シリンダ装置41により可動枠40を少
し上昇させ、ハンガ19を介して被搬送物18を
持上げる。これにより吊治具20も上昇し、第5
図仮想線、第6図仮想線に示すように係止部17
に対して上方に外れる。次いでシリンダ装置67
を作動させ、可動枠66を円弧状レール64に沿
つて上昇させる。これにより第5図仮想線に示す
ように、受具16が軸心15の周りで外側に揺動
し、吊治具20の昇降経路から外れる。その際に
クランプ部は、受具16とクランプレバー71,
72との相対姿勢を一定にした状態で軸心15の
周りに揺動することから、該クランプ部における
摺接は全く生じない。次いでシリンダ装置37を
作動させ、支柱34を介して可動枠40を縦軸心
35の周りに回動させる。このときフロア搬送装
置22においては空の台車26が停止されてお
り、また台車26は位置決め装置76によつて定
位置に位置決めされている。したがつて可動枠4
0の回動によつて第2図仮想線に示すように台車
26の上方に被搬送物18を位置させ得る。なお
吊下げ搬送装置1においては被搬送物18はその
長さ方向を搬送方向としているが、フロア搬送装
置22においては長さ方向は搬送方向とは直交す
る状態となる。台車26に被搬送物18を上方か
ら対向させた状態で、可動枠40を下降して、ハ
ンガ19の載置具21を係止ピン29に係合させ
ると共に受け枠28上に載置させる。その後、両
クランプ装置43,52のクランプレバー46,
47、55,56を開動させることにより、被搬
送物18はハンガ19を介して台車26に渡さ
れ、そして該台車によつて次工程に搬送される。
次いで復帰回動され、再び吊下げ搬送装置1側に
対向される。なお空のトロリ装置4は、可動枠6
6の下動とクランプレバー71,72の開動とを
行なつたのち、次工程に搬送される。
なお上述とは逆の作用を行なうことによつて、
フロア搬送装置22側の被搬送物18を吊下げ搬
送装置1側に移載し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は吊下
げ搬送装置部の側面図、第2図は移載部の正面
図、第3図は同平面図、第4図は同横断平面図、
第5図は係脱装置部の正面図、第6図は同側面図
である。 1……吊下げ搬送装置、4……トロリ装置、1
4……吊下げ搬送方向、15……軸心、16……
受具、17……係止部、18……被搬送物、19
……ハンガ、20……吊治具、21……載置具、
30……移載装置、62……ハンガ係脱装置、6
4……円弧状レール、66……可動枠、67……
シリンダ装置(昇降駆動装置)、68……クラン
プ装置、71,72……クランプレバー、75…
…シリンダ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吊下げ搬送装置のトロリ装置に、吊下げ搬送方
    向に沿つた軸心の周りに左右揺動可能な受具を設
    け、この受具が係脱可能な吊治具を被搬送物の上
    部に設け、吊下げ搬送経路の適所一側部に移載装
    置を設け、この移載装置は、機枠側に案内されて
    昇降可能な移載装置側可動枠を設けると共に移載
    装置側昇降駆動装置を設け、前記移載装置側可動
    枠に、前記吊治具側を挾持可能な移載装置側クラ
    ンプ装置を設け、前記移載装置に対向して吊下げ
    搬送経路の適所他側部にハンガ係脱装置を設け、
    このハンガ係脱装置は、前記軸心を中心とする円
    弧状レールを上下方向に有し、この円弧状レール
    に案内されて昇降可能なハンガ係脱装置側可動枠
    を設けると共にハンガ係脱装置側昇降駆動装置を
    設け、前記ハンガ係脱装置側可動枠に、前記受具
    を挾持可能なハンガ係脱装置側クランプ装置を設
    けたことを特徴とする吊下げ搬送装置におけるハ
    ンガ係脱装置。
JP9626883U 1983-06-21 1983-06-21 吊下げ搬送装置におけるハンガ係脱装置 Granted JPS603725U (ja)

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JPS603725U JPS603725U (ja) 1985-01-11
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