JPS58174423A - 高発泡性ポリエチレン組成物 - Google Patents

高発泡性ポリエチレン組成物

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JPS58174423A
JPS58174423A JP5703182A JP5703182A JPS58174423A JP S58174423 A JPS58174423 A JP S58174423A JP 5703182 A JP5703182 A JP 5703182A JP 5703182 A JP5703182 A JP 5703182A JP S58174423 A JPS58174423 A JP S58174423A
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JP
Japan
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foaming
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azodicarbonamide
density polyethylene
cable
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JP5703182A
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Osamu Saito
斉藤 治
Osamu Shimizu
修 清水
Masahiro Kato
雅裕 加藤
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は高発泡性のポリエチレン組成物に係わり、特に
電気特性や押出成形後の形状安定性に優れ、かつ導体変
色等を起こさない、同軸ケーブルの絶縁体として好適す
る、発泡率が65%以上のポリエチレン組成物に関する
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来からテレビ共聴用システムでは、絶縁体として発泡
プラスチックを被覆した同軸ケーブルが使用されている
が、このような発泡同軸ケーブルにおいては、近時漏洩
減衰量をできるだけ小さくしケーブルの接続距離を延ば
すため、より高い発泡率のものが要求されている。
このような要求に応えるため種々の研究がなされ、その
結果フッ素系の溶剤やガスを発泡剤として用いた物理発
泡法、いわゆるガス発泡法により、70%以上の発泡率
の同軸ケーブルが製造されている。しかるにこの方法に
おいては、高価なフッ素系化合物が使用されるため材料
コストが高くなるばかりでなく、これらの発泡剤を高温
高圧でベースプラスチックと混合しなければならず、通
常の押出機以外にこのための付帯設備を必要とするとい
う難点があった。
これに対して化学発泡剤を用い通常の押出機により行な
う化学発泡法の場合には、特別な付帯設備を必要とせず
製造コストの軽減がはかれるという利点を有するが、ガ
ス発泡法にみられる、溶存ガスの蒸発気化の際うばわれ
る気化熱に起因するプラスチックの固化現象が期待でき
ず、また多量のガス(6重量部以上)をプラスチック中
に含有させることが難しく、高い発泡率のものを製造す
ることが困難とされていた。
さらに化学発泡剤を多量に配合し高発泡ケーブルを製造
する方法も考えられそいるが、この場合は発泡剤の分解
残渣により1aIIIJの上昇などケーブルの電気特性
の低下かもたら去れ、また導体変色も見られるという問
題がありだ。
〔発明の目的〕
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので
、通常の押出機に供給することにより電気特性に優れ高
い発泡率(65%以上)のケーブル絶縁体を製造するこ
とができる、高発泡性ポリ   ゛エチレン組成物を提
供することを目的とする。
〔発明の概要〕
すなわち本発明はメルトインデックス(以下M。
Iと略称する)1〜7の、低密度ポリエチレン(以下L
DPEと略称する)或いはLDPKと高密度ポリエチレ
ン(以下HDPEと略称する)との混合物100重量部
(以下単に部と略称する)に対し、アゾジカルボンアミ
ド(以下ADCAと略称する)トp 、 p’−オキシ
ビス(ペンインスルホニルヒドラジド)(以下0BSH
と略称する)とを1=1〜4:1の重量比で含有する発
泡剤1.0〜5.0部を配合して成ることを特徴とする
高発泡性ポリエチレン組成物に関:・する。
ここで本発明メ:−成物において、ベースポリエチレン
のM、Iの値を1〜7の範囲に限定したのは次の実験結
果に基づくものである。
すなわちM、Iが0.2から20までの種々の値を有す
るLDPlgm、ソノ1oo部当りADCA 1部、0
BSH0,5部および発泡助剤としてステアリン酸亜鉛
0.5部を配合して成る組成物を、公知の方法で直径1
.8 w@の軟銅線上に押出被覆して自然発泡させ、得
られた発泡絶縁線心の発泡率測定および断面形状の観察
を行なったところ、以下の第1表に示す結果が得られた
第  1  表 リエテレンのM、Iが小さすぎると発泡率を高くするこ
とかできず、反対にM、Iが大きすぎると断面の真円形
状を保つことができない。
従ってペースポリエチレンのM、Iは1〜7の範囲とす
ることが必要であり、さらには2〜4の範囲のものを用
いるのがより好ましい。
本発明においては、化学発泡剤としてADCAと0BS
Hとを併用するがこれらの発泡剤の配合量は合計で上記
ベースポリエチレン100部に対して1.−o〜5.0
部の範囲とする。
発泡剤の配合量をこのような範囲に限定したのは以下の
理由による。
すなわち高い発泡率のケーブルを得るためには発泡剤の
配合量を多くすることが必要であるが、発泡剤の配合量
が増すほどケーブルの誘電正接(t1mδ)などの電気
特性が低下する傾向がある。
そこで発泡剤配合量を変えてその場合の発泡率および−
δを測定したところ、図面に示すグラフが得られた。
このグラフから高い発泡率が達成され、なおかつ電気特
性(ta11δ)が良好な発泡剤配合量を求めたところ
、ペースポリエチレン100部に対して1.0〜5.0
部という最適範囲が得られた。
また本発明において発泡剤としてADCAと0BSHと
を混合して用い、その混合比を1:1〜4:1の範囲に
したのは次に示す理由による。
すなわちADCAと0B8Hはいずれも分解温度、ガス
発生量、分解速度分、布等がポリエチレンの加工条件と
うまくマツチしており、取扱いが容易で価格も安いため
ポリエチレンの発泡剤として広く用いられているが、配
合量を多くし高い発泡率の同軸ケーブルを製造する場合
には、ADCAの単独使用では分解ガス中に含まれる多
量のアンモニアの作用により、導体(銅)が加速度的に
腐食(黒変)してしまうという問題があり、0B8Hを
単独で用いたときには、ケーブルの断面形状が扁平化し
てしまい丸い仕上り形状のものが得られないという問題
があった。
従って0BBHの分解中間土−物である酸性化合物によ
りADCAの分解ガス中のアンモニアを中和させ、なお
かつ断面真円形状のケーブルな得るためにADCAと0
BSHの混合系発泡剤が必要とされる。
またM、Iが1.0、密度0.92のペースポリエチレ
ン100部に対し種々の割合でADCAと0BSHを配
合し、直径1.8簡の軟銅線上に押出して得られたケー
プ)k(絶縁体外径73’fi)の絶縁体外径長短の差
や発泡率等を測定したところ第2表に示す結果が得られ
た。
第  2  表 この実験結果から導体変色がなく安定した丸形断面形状
のケーブルを製造するには、ADCAと0BSHを1=
1〜4:1の重量比で混合して用いるのが望ましいこと
がわかる。
またこのような混合比のものを用いる場合には、それぞ
れを単独で用いる場合より、高い発泡率のケーブルを得
るための温度範囲が広く押出加工がしやすいという利点
がある。
さらに本発明においては、ADCAの分解温度を下げ、
その分解温度とベースポリエチレンの加工温度(溶融特
性)とを適合させるために、ADCAの発泡助剤(分解
促進助剤)を使用するのが望ましい。
このような分解促進助剤としては種々のものがあるが、
特にステアリン酸亜鉛や酸化亜鉛の使用が望ましい。
このような促進助剤を使用した場合には、真円形に近い
形状のケーブルが得られ、この添加により導体を変色さ
せることもない。
またこれらの発泡助剤のうちステアリン酸亜鉛を添加し
た場合には、特に高発泡率(70%以上)のケーブルが
得やすいという利点がある。
これらの助剤の添加量は、ADCAの配合量の10〜1
00重量%の範囲とすることが望ましい。
〔発明の実施例〕
次に本発明の実施例について記載する。
実施例1,2 第3表に示す配合のポリエチレン組成物を90−0の押
出機に供給し、直径1.81EIIの軟銅線上に押出被
覆し自然発泡させて発泡絶縁線心を得た。
得られた絶縁線心の特性を同表下欄に示す。
以下余白 第  3  表 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明の組成物は、通
常の押出機により導体上に押出被覆することにより、発
泡率が高く電気特性に優れた発泡同軸ケでプルを得るこ
とができる。
またこうして得られたケーブルは、内部の導体の変色が
なく断面形状も真円形で仕上り外観が良好である。
【図面の簡単な説明】
図面は、実験的に求められた発泡剤の配合量と得られる
ケーブルの発泡率および−δの関係を示すグラフである
。 代理人弁理士 須 山 佐 − 同 上   山  1) 明  信 11:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メルトインデックスが1〜7の、低密度ポリエチレ
    ン或いは低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンとの
    混合物100重量部に対して、アゾジカルボンアミドと
    p 、 p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラ
    ジド)とを、重量比で1:1〜4:1の割合で混合して
    なる発泡剤1.0〜5.0重量部とを配合して成ること
    を特徴とする高発泡性ポリエチレン組成物。 2、アゾジカルボンアミドの分解を促進させる発泡助剤
    を、アゾジカルボンアミドの配合量のlO〜100重量
    %配合して成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の高発泡性ポリエチレン組成物。 3、発泡助剤がステアリン酸亜鉛であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の高発泡性ポリエチレン組
    成物。
JP5703182A 1982-04-06 1982-04-06 高発泡性ポリエチレン組成物 Granted JPS58174423A (ja)

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JPH0440379B2 JPH0440379B2 (ja) 1992-07-02

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63501698A (ja) * 1980-01-20 1988-07-14 ヘルタ−,ハインツ 湿式方法で煙道ガスから一工程または多工程で特に同時にSO↓2−およびNOx−を分離する方法
JPH02222425A (ja) * 1989-02-25 1990-09-05 Ube Ind Ltd 発泡性粉末樹脂組成物
US5698604A (en) * 1993-06-11 1997-12-16 American Trading And Production Corporation Durable case formed from an expanded high-density polyethylene

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821432A (ja) * 1981-07-31 1983-02-08 Sumitomo Electric Ind Ltd 発泡体の製造方法

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JPH0440379B2 (ja) 1992-07-02

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