JPS581678B2 - 輪転印刷機におけるインキ供給を制御する装置および方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、輪転印刷機におけるインキ供給を制御するた
めの装置であって、１つの測定テーブルと、個々のイン
キ区域における調整部材と、全インキ量を調整する機構
とを備えている形式のものに関し、また、この装置を使
ってインキ供給を制御する方法に関する。

本発明の目的は次の点にある。

即ち、印刷工程の自動化の進歩に伴って印刷装置へのイ
ンキ供給の制御を簡単にし、視認性並びに確実性を高め
ることができる。

ドイツ国特許出願公開第２１１５６５３号明細書に印刷
機における調整並びに駆動部材を遠隔操作する方法およ
び装置が示されている。

この例によれば、すべてのインキ供給が１つのインキド
クタの段階的回動運動を変化させることによって制御さ
れ、区域ごとのインキ供給が１つのインキ出し調節板の
調整部材を変化させることによって手でか又は１つの中
央制御部から電気的なステップモータを介して遠隔制御
することができる。

この場合、調整部材の位置は１つのパルス計又は１つの
コード円板を介して目視できるように表示することがで
きる。

しかしながら、同明細書に示されているように、調整部
材並びにステップモータのこのような制御系を、例えば
印刷物上でのインキ層厚の現在値を自動的に測定し、か
つ相応の制御パルスを自動的に発生させるために目標値
と比較することによって閉鎖制御回路に編入することは
、構造上極めて高価となり、例えば特に小寸法用の枚葉
紙輪転印刷機の場合技術的にも製作費の点からも不経済
である。

ドイツ国特許出願公開第２４３４６８０号明細書に示さ
れている印刷機のインキ調量形式によれば、個々のイン
キ区域調整部材が印刷過程中に観察テーブル上で目測判
断する結果に従って手動スイッチを介して遠隔操作され
る。

この場合インキ出し調節板の個々の調整部材の位置は映
像スクリーン上で読み取れる。

以上２つの例の場合、個々の調整部材、例えばインキ出
し調節板の調整部材の調節はその調節すべき方向につい
ても調整値自体の大きさについてももっぱらオペレータ
の経験および感覚にゆだねられる。

というのは調節のための方向および大きさに関して何ら
の具体的な基準値もあたえられていないからである。

従って、インキ供給に影響をあたえる調整部材の位置調
節自体が厳密さを欠く目測による見積り値に基いてなさ
れるにとどまる。

オペレータによる印刷物の誤りを併う評価の結果として
、調整部材を印刷物の最良のインキ濃度に相当する１つ
のインキ層厚パターンに合わせて何回も後修正すること
を避けがたい。

以上の認識に基いて本発明は次の点をその技術的な課題
としている。

即ち、輪転印刷機におけるインキ供給を制御するための
低コストの監視装置であって、操作の簡易化のために、
印刷過程の間に最良のインキ供給を迅速に調整するのに
必要な修正方向並びに調整個所を中央制御部において指
示できるものを提供することである。

このような課題を本発明は次のようにして解決した。

即ち、多数のインキ区域に印刷物の目標値からのインキ
濃度偏差の多数の傾向指示部材が付属しており、これら
の傾向指示部材は個個のインキ区域の調整部材と全イン
キ量を調節する装置との両方又はそのいずれかを調節す
るための修正方向を指示するのである。

印刷過程中にインキ濃度偏差に基くインキ量の調整方向
が指示されることによって、オペレータは印刷物の誤ま
った評価およびそれに基く不正確なインキ供給調節とい
う負担から解放されることになる。

さらに、所要のむらとり時間も相応に短縮される。

最短時間で良好な印刷品度を得るための最良のインキ供
給調整を行ない、これによって刷り損じを最小限にとど
めるために、本発明の実施例によれば、修正方向のため
の傾向指示に加えて、インキ濃度偏差の大きさ、即ち程
度が選択可能な許容差の範囲内で指示される。

本発明による装置を介して輪転印刷機のインキ装置のイ
ンキ供給を遠隔制御する方法は次の通りである。

即ち、インキ濃度の所定の記憶された目標値と１つの印
刷物のインキ濃度測定によって検出したインキ濃度の実
際値との差を演算式の比較に基いて取り出し、この差を
選択可能な許容差を考慮して各インキ区域のインキ量又
は全インキ量又はこれら両方を変化させるための傾向指
示として１つの共通の指示部において目で識別できるよ
うにし、変化量のための値として利用するのである。

次に図面に示した実施例について本発明を説明する。

第１図は本発明による装置の基本的構成を示し、大体に
おいて３つの部分に分けられる。

即ち、１つのインキ濃度測定器２を有する１つの測定テ
ーブル１と、この測定テーブル１の上端もしくはその上
方に位置する１つの指示器３と、測定テーブル１の左側
に配置されている１つの電子式の評価器４とに大別され
る。

測定テーブル１は輪転印刷機自体に直接に組み付けても
よいし、別個の独立した装置ユニットとして配置しても
よい。

この測定テーブル１は、図示してないが、区域ごとのイ
ンキ供給のみならず全インキ量をも規定するインキ装置
各部の駆動部材並びに調整部材に制御回路を介して接続
されている。

この場合インキ装置としては、ドクタローラおよび一体
式並びに分割式のインキ出し調節板を有する１つのイン
キつぼ、１つのインキ噴射装置又は遠心式インキ装置等
を備えることができる。

調整部材としてはとりわけ遠隔制御によって知られるス
テップモータを使うことができる。

測定テーブル１は印刷物５を正確に位置ぎめして受け取
るため、かつインキ濃度側定器２を介して測定するため
に設けられている。

インキ濃度測定器２は図示の実施例の場合１つの濃度計
６から成っていて、この濃度計６は印刷物５の走行方向
と直角に見て印刷物全幅にわたってしゆう動可能に１つ
の測定ビーム７内に配置されている。

この測定ビーム７自体は２つの側方案内８上を印刷物５
の縦方向でしゆう動可能に測定テーブル１のすぐ上に支
承されており、これによって１つの濃度計６で印刷物５
の所望のどの個所についても測定できる。

電子式の評価器４は図示してない回路によって濃度計６
と測定テーブル１の上端に位置する指示器３吉に接続さ
れている。

さらに、この評価器４は操作キー・ボード９並びに数値
指示部１０を備えている。

測定テーブル１の上端に配置されている指示器３はその
全幅にわたって分配された表示個所に相応して多数の発
光指示部材１１を有している。

個々の発光指示部材１１はいずれも３つの上下に配置さ
れた発光ダイオード１２，１３，１４から成っている。

この第１図における指示器３内には図示してないインキ
装置のインキ調整区域２２のいずれにも１つの発光指示
部材１１が付属されており、インキ調整区域２２の数は
発光指示部材１１の数に相当する。

以下に本発明の装置の作業形式を述べることとする。

印刷中に印刷物５が輪転印刷機から取り出されて測定テ
ーブル１上の定位置に載せられる。

濃度計６によって、印刷物５上に印刷されている印刷モ
ニター模様１５を使ってインキ濃度値が検出され、電子
式の評価器４内でこの評価器４にセットされている目標
値と比較され、この目標値に対して所定の許容範囲を越
えるインキ濃度偏差が指示器３内で表示される。

各インキ調整区域に付属されている個々の発光指示部材
１１は、その３つの発光ダイオード１２１３，１４によ
って、区域ごとのインキ量と全インキ量との両方又はい
ずれか一方のインキ供給の増減方向を表わすインキ濃度
偏差の傾向指示と、所要の変化量を表わす程度指示とを
行なう。

この場合傾向指示と程度指示とは選定された許容差クラ
スに分けた多数の組合わせをなしている。

インキ供給量を増すべきか又は減らすべきかの傾向は１
つの区分の発光指示部材１１の上側の発光ダイオード１
２か又は下側の発光ダイオードが点灯することによって
表示される。

以下に傾向指示と程度指示との種々な組合わせ例につい
て述べる： 第１の組合わせにおいては発光指示部材１１の中央の発
光ダイオード１３だけが点灯する。

この場合は、印刷物５のフル・トーン（ｆｕｌｌ ｔｏ
ｎｅ）インキ濃度の測定された実際値があらかじめ選定
された許容差の範囲内で目標値と合致していることを意
味する。

インキ濃度偏差がないので、傾向指示も程度指示もなさ
れない。

要するにインキ供給の調整操作は不要である。

第２の組合わせにおいては中央の発光ダイオード１３お
よび下側の発光ダイオード１４が同時に点灯する。

この場合、下側の発光ダイオード１４の点灯はフル・ト
ーンインキ濃度の所定の目標値に対して測定された実際
値の偏差がマイナス偏差であること、要するにマイナス
傾向を表示する。

中央の発光ダイオード１３が同時に点灯することはイン
キ濃度のマイナス偏差の程度に関する情報である。

このように、中央の発光ダイオード１３および下側の発
光ダイオード１４が同時に点灯する場合は、目標値に対
する実際値のわずかなマイナス偏差が表示されるのであ
るが、このマイナス偏差は１つの所定の許容差クラスを
越えてマイナス範囲で目標値に対する例えば３つの許容
差クラスの偏差にわたって変動する。

下側の発光ダイオード１４のみが点灯する第３の表示例
の場合は目標値に対する現在値のマイナス傾向、つまり
マイナス偏差を意味するが、このマイナス偏差は既に例
えば３つの許容差クラスの範囲を越えた偏差である。

第４の組合わせの場合、上側の発光ダイオード１２およ
び中央の発光ダイオード１３が同時に点灯する。

上側の発光ダイオード１２の点灯によってプラスの傾向
、即ち目標値に対する実際値のプラス偏差が表示される
。

中央の発光ダイオード１３が同時に点灯することによっ
て補足的にプラス偏差の程度が示される。

このプラス偏差の程度は所定の１つの許容差クラスより
は大きくて、例えば１つのプラス許容差クラスと３つの
プラス許容差クラスとの間の範囲内に位置する。

測定された実際値のプラス偏差が所定の３つのプラス許
容差クラスを越えた場合、第５の組合わせの場合として
上側の発光ダイオード１２のみが点灯する。

これによって要するにインキ濃度偏差のプラス傾向およ
び程度を知ることができる。

第６の組合わせによれば３つの発光ダイオード１２，１
３，１４のすべてが同時に点灯する。

この場合は測定自体不完全だったことを意味する。

測定された実際値が正規でなく、例えば印刷物５の測定
部位の汚れ、印刷ミス、インキのしみ等によって使えな
い。

要するに測定を点検する必要がある。

３つの発光ダイオード１２，１３，１４のいずれも点灯
しない場合、目標値があたえられてないことを意味する
。

区域ごとの発光指示部材１１による傾向並びに程度の指
示に基いて、許容し得ないインキ濃度偏差が認められた
際に区域ごとのインキ供給を図示してないインキ区域調
整部材の調節によって修正することができ、この場合傾
向指示がインキ供給の増減のための方向指示として役立
てられ、この傾向指示に重ねられる程度指示は必要な変
化の量を示す。

指示器３の全幅にわたって分配されている個個の区域の
すべての発光指示部材１１が一緒に過大又は過小のイン
キ濃度を示して、点灯した発光ダイオードがほぼ一線上
に並び場合には、区域ごとのインキ供給に重ねた全イン
キ量を１回で変化させることによって特に簡単に調整す
ることができる。

インキ供給の傾向指示は次のような形式でも行なえる。

即ち、発光ダイオードを点滅させるか又はその輝度の変
化によっても傾向を表示することができる。

もちろん１つのアナログ式の目盛指示又は例えばインキ
区域調整部材の調整ステップ又は歯車ステップを数える
ための１つのパルス・カウンタのような形式のデジタル
指示であってもよい。

１つの例えば同調枚葉紙のフル・トーンインキ濃度の所
定の記憶された個々の目標値、印刷物５のフル・トーン
インキ濃度の測定された個個の実際値、さらには電子式
の評価器４において目標値並びに実際値の比較によって
確認されたインキ濃度の個々の偏差、これらはいずれも
付加的に操作キー・ボード９を介して評価器４から取り
出して数値表示部１０内に目で識別できるようにするこ
とができる。

第１図の基本形を発展させた有利な実施例によれば（第
２図）、インキ濃度測定器２を有する測定テーブル１、
インキ濃度偏差の偏差傾向並びに偏差程度を指示する指
示器３、電子式の評価器４の３つの主要部分に加えて、
測定テーブル１の下端部に、インキ層厚パターンを指示
するための発光ダイオード指示部１９および発光ダイオ
ード指示部１９の下側に位置して発光ダイオード指示部
１９を変化させる操作キー・ボード２０が設けられ、測
定テーブル１の右側にドクタ遠隔制御部２１が設けられ
ている。

さらに、この第２図の例の場合第１図の基本形に比して
著しく改良を加えたインキ濃度測定器を使用することが
できる。

インキ層厚パターンの指示を行なう発光ダイオード指示
部１９は測定テーブル１の全幅にわたっていて、３２個
所のインキ調整区域２２に分割されている。

個々の区域の調整部材の位置を指示するためにやはり３
２列の発光ダイオード２３が各列６個ずつ上下に配置さ
れており、これによっていずれのインキ調整区域２２に
もその調整部材の位置指示のために一列の発光ダイオー
ド列が付属することになる。

この、インキ調整区域２２に対応した発光ダイオード指
示部１９の下側に区域ごとのインキ量を制御するための
操作キー・ボード２０が配置されている。

この操作キー・ボード２０はインキ量を増加するための
３２個のプラスキー２４およびインキ量を減少させるた
めの３２個のマイナスキー２５から成っている。

操作キー・ボード２０の操作によって図示してない制御
回路を介して個々の調整部材が区域ごとのインキ量の調
節のために動かされる。

いずれの調整部材にも、発光ダイオード指示部１９のイ
ンキ層厚パターンの指示に対して調整部材の位置を応答
するためのポテンシオメータ（図示せず）が付属されて
いる。

全インキ量を変化させるためのドクタ遠隔制御部２１は
１つのキー・ボード２６並びに１つのデジタル指示部２
７を有している。

この場合、既にインキ区域遠隔調整において述べたよう
へキー・ボード２６のプラスキー又はマイナスキーを介
してインキドクタ（図示せず）上のインキ幅をドク夕の
回動角を変えることによって増減することができる。

この場合インキドクタの最大行程に対する相対的な回動
角度がデジタル指示部２７に百分率で読み取れる。

第１図の例に比して著しく改良を加えた場合のインキ濃
度測定器２はその測定ビーム７が３１個の測定区域に分
割される。

この場合、１６個のそれぞれ互いに間隔をおいている測
定区域が印刷物のフル・トーンインキ濃度を測定するた
めのフル・トーン測定区域として設けられ、これらのフ
ル・トーン測定区域の間に位置する残りの１５個の区域
が印刷物のスクリーン・トーン（ ｓｃｒｅｅｎ ｔｏ
ｎｅ ）インキ濃度を測定するためのスクリーン・トー
ン測定区域として設けられている。

従って、第２図の有利な実施例の測定ビーム７は、印刷
物５のフル・トーンのインキ濃度値を測定するために互
いに間隔をおいて配置された１６個のフル・トーン測定
ヘッド２８を備えている。

スクリーン・トーンのインキ濃度値を測定するために４
つのいわゆる飛越し測定ヘッド２９が設けられており、
これらの飛越し測定ヘッド２９はフル・トーン測定ヘッ
ド２８の間に位置するスクリーン・トーン測定区域へ任
意に挿入できる。

測定ビーム７は横方向で見て、要するに印刷物５の走行
方向に対して直角な方向で見て１つの基本位置３０から
３つの別の測定位置３１〜３３へ原色版印刷のシアン、
マゼンタ、黄の３原色並びに墨を測定するために一定の
限度で調節可能である。

このため測定ビーム７は１つのラツク３４を有し、この
ラツク３４に１つのピニオン３５がかみ合っている。

このピニオン３５は測定ビーム７の側方案内８上に配置
されている１つの突出片３６に固定されていて１つのハ
ンドル３７によって回動させる。

可動の、この測定ビーム７にはさらに１つの四分割の色
指数部材３８が設けられており、これらの色指数部材３
８は突出片３６に配置された１つの色マーク３９と協働
する。

色指数部材３８は測定ビーム７の基本位置３０および種
々の測定位置３１，３２，３３の調節および照合に役立
てられる。

指示器３の分割についても第１図の基本形と異なってい
て、１つの区域の発光指示部１１によるインキ濃度偏差
の傾向並びに程度の指示が各２つのインキ調整区域２２
に付属している。

この場合発光指示部１１は測定ビーム７のフル・トーン
測定区域のフル・トーン測定ヘッド２８と同列に位置し
ている。

以上第２図の実施例の作用形式を次に述べる。

間隔をおいて配置されたフル・トーン測定ヘッド２８お
よびその間に位置する４つの飛越し測定ヘッド２９を備
えれ測定ビーム７を介して順次４つの測定、即ち原色版
印刷の各色ごとに１つの測定が行なわれ、この場合各測
定後にハンドル３７を回すことによって測定ビーム７が
横へずらされる。

測定される色は測定ビーム７に設けられている色指数部
材３８において突出片３６の色マーク３９との関連で読
み取ることができる。

各測定ごとに１つの印刷インキのフル・トーンインキ濃
度に関して１６の測定値が１６個のフル・トーン測定ヘ
ッド２８によって得られ、この場合そのつど１つのフル
・トーンインキ濃度測定値が３２個所のインキ調整区域
２２の内のそれぞれ２つのインキ調整区域に属する。

このようにして、測定ビーム７が３回にわたって横へず
らされ、４つの印刷インキについてそれぞれ１６のフル
・トーンインキ濃度測定値が得られる。

４個のいわゆる飛越し測定ヘッド２９を介して４色のス
クリーン・トーンインキ濃度値が印刷モニター模様１５
の測定面を測定することによって検出され、これによっ
て、例えば巻取ミスのような不都合な影響に基くずれや
だぶりに関して付加的な情報が得られる。

フル・トーン測定値は評価器４内に記憶され、印刷の開
始当初においてセットされたフル・トーンインキ濃度の
目標値と所定の許容差の範囲内で自動的に比較される。

このようにして確かめられたインキ濃度偏差が自動的に
指示器３の１６個の発光指示部材１１を介して傾向指示
並びに程度指示の形に表示される。

インキ濃度偏差に相応して、操作キー・ボード２０を介
して修正操作を個々の区域のインキ供給に施すか又は必
要な場合全インキ量をドクタ遠隔制御部２１のキー操作
によって変えることができる。

本発明は第１図および第２図に示した実施例に限定され
るものではなく、細部の構造に関するさまざまな変更に
併って種々異なる態様で実施可能である。

例えば、発光ダイオード指示部１９のインキ層厚パター
ンの指示並びに傾向および程度指示を真空管、液晶を介
して、或いは指針付きの目盛、デジタル指示を介して行
なうことが可能であり、指示器３、発光ダイオード指示
部１９、測定ビーム７を別の形に分割すること、別のイ
ンキ濃度測定器を使うことも可能である。

また、インキ濃度偏差の傾向および程度の指示部を有す
る１つの指示器３を同時に多数の印刷機用として配置す
ることも本発明の範囲内に属する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の基本構成を示す略示平面図、第
２図は有利な実施例の平面図である。 １・・・・・・測定テーブル、２・・・・・・インキ濃
度測定器，３・・・・・・指示器、４・・・・・・評価
器、５・・・・・・印刷物、６・・・・・・濃度計、７
・・・・・・測定ビーム、８・・・・・・側方案内、９
・・・・・・操作キー・ボード、１０・・・・・・数値
指示部、１１・・・・・・発光指示部材、１２，１３，
１４・・・・・・発光ダイオード、１５・・・・・・印
刷モニター模様、１９・・・・・・発光ダイオード指示
部、２０・・・・・・操作キー・ボード、２１・・・・
・・ドクタ遠隔制御部、２２・・・・・・インキ調整区
域、２３・・・・・・発光ダイオード、２４・・・・・
・プラス・キー、２５・・・・・・マイナス・キー、２
７・・・・・・デジタル指示部、２８・・・・・・フル
・トーン測定ヘッド、２９・・・・・・飛越し測定ヘッ
ド、３４・・・・・・ラック、３５・・・・・・ピニオ
ン、３６・・・・・・突出片、３７・・・・・・ハンド
ル、３８・・・・・・色指数部材、３９・・・・・・色
マーク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 輪転印刷機におけるインキ供給を制御する装置であ
   って、個個のインキ区域の調整部材と、１つの測定テー
   ブルと、この測定テーブル上に配置されて印刷物の個個
   の多数のインキ区域の調整部材の位置に相応するインキ
   濃度分布の現在値を検出して記録するための測定機構と
   、このインキ濃度分布の現在値を表示するための指示機
   構とを備えている形式のものにおいて、インキ濃度の目
   標値と現在値とを比較するための１つの評価器４が設け
   られており、印刷物５のすべてのインキ区域におけるイ
   ンキ濃度現在値の所定のインキ濃度目標値からの偏差を
   印刷物全幅にわたって関連した偏差分布として同時に表
   示するための１つの傾向指示機構が測定テーブル１に配
   置されており、傾向指示機構は印刷物５のすべてのイン
   キ区域に対応する多数の発光指示部材１１を備えていて
   、各発光指示部材１１は上下に配置された複数の発光ダ
   イオードから成っていることを特徴とする、インキ供給
   を制御する装置。 ２ インキ濃度偏差の修正方向を指示する傾向指示部材
   に加えて、選択可能な許容差の範囲内でインキ濃度偏差
   の程度を指示す乞程度指示部材が設けられている特許請
   求の範囲第１項記載の装置。 ３ インキ濃度偏差の傾向およびその程度の指示を目で
   識別するために印刷物５の全幅にわたって１つの共通の
   指示器３が配置されている特許請求の範囲第２項記載の
   装置。 ４ 発光ダイオード１２，１３，１４によって視認され
   るすべての測定値の付加的な選択式の読取りのために１
   つの数値指示部１０が設けられている特許請求の範囲第
   ３項記載の装置。 ５ 個々のインキ調整区域２２のいずれにも１つの傾向
   および程度の指示部材が付属している特許請求の範囲第
   ４項記載の装置。 ６ 個々のインキ調整区域２２のそれぞれ２つに１つの
   傾向および程度の指示部材が付属している特許請求の範
   囲第４項記載の装置。 ７ 区域ごとの調整部材並びに全インキ量の調節機構が
   遠隔制御可能であって、１つの応答装置並びに１つのデ
   ジタル指示部２７が設けられている特許請求の範囲第４
   項記載の装置。 ８ 輪転印刷機においてインキ供給を制御する方法であ
   って、１つの測定テーブルと、個々のインキ区域の調整
   部材と、全インキ量の調節機構と、個々のインキ区域に
   付属されていて目標値に対するインキ濃度偏差について
   個個の調整部材の位置と全インキ量調節機構の位置との
   両方又は一方の修正方向を指示する傾向指示部材と、こ
   の傾向指示部材の指示に重ねて選択可能な許容差の範囲
   内でインキ濃度偏差の程度を指示する程度指示部材とを
   備えている装置を使用する形式のものにおいて、インキ
   濃度の所定の記憶させた目標値と印刷物のインキ濃度測
   定によって検出した実際値との差を演算式の比較によっ
   て得、この差を選択可能な許容差を考慮して区域ごとの
   インキ量と全インキ量との両方又はその一方の供給を変
   化させるための傾向指示として１つの共通の指示部にお
   いて目で識別できるようにして変化量のための値として
   利用することを特徴とする、インキ供給を制御する方法
   。