JPH03207655A - 印刷機及び該印刷機の印刷ユニツトにおいて見当の調節を修正する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は１つを除いて周方向及び側方見当調節装置を見
当調節のために備えている複数の印刷ユニットを有する
印刷機、特にオフセット印刷機に関する。

（従来技術〕 多色印刷のためには、周方向及び側方見当調節装置を見
当調節のために備えた複数の印刷ユニットを有するオフ
セット印刷機が公知である。

これによって種々異なる色のインキを着けるための個々
の版板は修正された相互位置にもたらされる。これは印
刷物の品質にとって大きな意味をもっている。周方向及
び側方見当調節装置は費用のかかる、したがって構成的
に複雑な処６一 置を必要とする。したがってオフセット印刷機の出口側
の印刷ユニットにおいてはこれがワニス掛けユニットと
して構成されていると、この印刷ユニットにおいて見当
修正手段を省略することが一般的である。したがってワ
ニス掛けユニットの見当の修正は費用のかかる処置、例
えばゴム胴のゴムブランケット位置の変化によってしか
可能ではない。しかしながらこれは複雑な作業（特に取
外し、位置決め、緊張等）が必要である。しかも調整が
困難でかつ結果も印刷者の熟練度と経験度に関連する。

〔発明の課題〕

本発明の課題は冒頭に述べた形式の印刷機を改良し、簡
単でかつコスト的に有利な形式で修正された印像が印刷
ユニットにおいて達成できるようにすることである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の課題は複数の印刷ユニットを有し、該印刷ユニ
ットが１つを除いて周方向及び側方見当調節装置を見当
調節のために備えており、調節可能ではない印刷ユニッ
トの見当調節作用のために該印刷ユニットに制御命令投
入装置が配属されており、調節可能ではない印刷ユニッ
トの印像の相対的位置変化が調節可能な印刷ユニットの
論理的に正しい見当調節によって行なわれることによっ
て解決された。

〔発明の効果〕

前述の構戒により、調節可能ではない印刷ユニットの架
空の調節が、他の印刷ユニットの印像位置に対して相対
的に印像位置が変えられることによって行なわれる。こ
の場合これは調節可能ではない印刷ユニットの印像位置
の位置変化（これは調節が不能であることに基づき全く
不可能である筈である）で行なわれるのではなく、他の
調節可能な印刷ユニットの論理的に正しい相対見当調節
によって達成される。個々の版板を正確に位置調整する
ためには調節可能な印刷ユニットは調節可能ではない印
刷ユニットの印像位置に合同に調節される。これは本発
明による制御命令投入装置に基づき、簡単な形式で印刷
機の操作スタンドから行なうことができる。制御命令の
投入はマニュアルでも機械的（自動的）にも行なうこと
ができる。記述した費用のかかる公知の処置、例えばゴ
ムブランケットの位置修正は省略できる。本発明は調節
可能でない印刷ユニットをワニス掛けユニットとして構
或することに限定されるものではなく、例えば多色印刷
においては所定のインキの印刷ユニットにおいても応用
できる。この印刷ユニットにおいては本発明によれば見
当調節を省略できるので、構造形式は簡易化される。こ
の結果として相応の費用の節減が達成される。

本発明の１実施例によれば個々の印刷ユニットの版板の
印像位置の検出のためにはいわゆる見当標が用いられる
。これは版、特に版板に設けられ、印刷物の上の相応の
印像としてあらわれる。見当標は有利には十字標として
構成されている。この十字標は通常は被印刷材料の印像
のない範囲、例えば被印刷枚葉紙の枚葉紙コーナの範囲
に位置している。この十字標によって一９ は簡単にかつ正確に個々の印刷ユニットの印像もしくは
版板の位置調整を行なうことができる。

この場合にはこれは個々の十字標の相対位置を検出し、
見当調節によって互いに合同な位置にもたらすことで行
なうことができる。この結果、印刷ユニットに配属され
た版板の印像も互いに合同になるように位置決めされる
ようになる。

しかしながらこのような見当櫟は調節可能な、つまり、
周方向及び側方見当調節装置を備えた印刷ユニットにし
か存在していない。ワニス掛けユニットの場合のように
調節不能な印刷ユニットが存在する限り、見当標を用い
た位置検出を行なうことはできない。この場合には印像
位置を確認することは例えば印像の縁の位置検出で行な
わなければならない。

制御命令投入装置は見当を調節するためには有利には制
御装置と結合されている。所望の位置修正の投入で制御
装置はそのために必要な見当調節を行なうようになる。

この場合には制御装置は見当の調節を順次行なうことも
同時に行−１０ なうこともできる。同時に行なわれる調節によりきわめ
て短い調節時間が実現される。

本発明による見当調節は論理的に正しく値的にも方向的
にも行なわれる。これは周方向にも側方方向にも可能で
あるので、包括的な修正可能性が与えられる。

本発明の有利な実施例によれば、制御装置が、所定の基
準にしたがって先導印刷ユニットとして選択可能な印刷
ユニットの見当を調節する場合に生じる調節データを、
他の印刷ユニットを調節する場合に、調節する前に存在
する、先導印刷ユニットに対する位置偏差値を考慮して
自動的に関与させるようになっている。先導印刷ユニッ
トは、いわゆる基準色を有している。この場合、多色印
刷においては色の１つ、例えばＣ，Ｍ，Ｙ　（Ｃ＝シア
ン、Ｍ＝アニリン赤、Ｙ＝イエロ）であるか又はＢ　（
Ｂ＝ブラック）を基準色として定めることができる。見
当調節装置を備えた他の印刷ユニットの印像の、基準色
を導く、調節可能な印刷ユニットに対する相対位置を知
ることができると、個々の調節可能な印刷ユニット相互
間の正確に合致する位置調整のためには、調節可能では
ない印刷ユニットの印像位置に対して相対的な、先導印
刷ユニットに関する調節データを求めることしか必要で
はない。この調節データ制御命令投入装置に投入される
と、基準色を有する印刷ユニットの見当調節が行なわれ
るだけではなく、他の調節可能な印刷ユニットの見当調
節も同時に行なわれる。

何故ならばそれらの印刷ユニットがとるべき見当位置は
存在するデータに基づき機械的に検出され得るからであ
る。これによって作業の著しい簡易化と高い調節精度が
達成される。高い調節精度は、個々の調節可能な印刷ユ
ニットの印像位置が既に述べた十字標に基づききわめて
正確に検出できるという事実に基づきもたらされる。し
たがって全体としてはすべての印刷ユニットの正確な見
当調節が行なわれるので、ほぼ反古紙のない作業が可能
になる。

位置偏差値は機械的に読取り可能な見当標の位置検出に
よってもとめられるので、見当標読取り器、特に十字標
読取り器を用いた自動的な測定が可能である。十字標読
取り器は十字標をレンズ装置で検出しかつその位置に関
する評価を行なう光学的な装置である。印刷ユニットに
おける見当調節の必要な修正値は前記装置及び又は制御
装置によって算出され、場合によっては直接ディスプレ
ーに表示される。しかし、有利な実施例によれば算出さ
れたデータは印刷機の制御台に直接的に供給し、周方向
及び側方見当のための調節駆動装置の制御に関与させる
ことができる。このような十字標読取り器は西ドイツ国
特許出願公開第３７１９７６６号明細書によって公知で
ある。本件明細書では前記明細書の内容を援用すること
にする。

前述の処置によっては印刷物の印像位置と被印刷材縁部
との間に偏差が生じることがあるので、本発明の１実施
例によれば、被印刷材の位置調整に役立つサイド及びフ
ロントゲージは、印刷物の印像が被印刷材の縁に対して
所望の間−１３− 隔を有するように一緒に調節されるようになっている。

印刷機が枚葉印刷機として構成されていると、個々の、
例えば吸着ヘッド装置により供給された枚葉紙はサイド
及びフロントゲージ位置に相応して位置決めされる。こ
れによって周方向及び側方見当調節により生じる、被印
刷材縁部に対する印像のずれは再び補償される。

見当調節が印像のずれ（値と方向）をもたらすと、サイ
ド及びフロントゲージが同じ値だけかつ同じ方向に調節
されるので、全体として偏差が再び補償される。この補
償調節はもちろん自動的に印刷機の制御装置により行な
うことができる。

有利には見当調節もしくはサイド及びフロントゲージの
調節は等速に低速で行なわれると有利である。この処置
は印刷運転の間に行なわれる調節過程において反故紙の
生産を阻止する。

何故ならば等速で行なわれる低速の調節の場合には個々
のインキが調節過程の間も互いに合同に保たれるからで
ある。低速は調節に際して印−１４− 像の網点の著しい拡大をもたらさない。というのは印刷
機の各ゴムブランケットの上に着けられかつそこから被
印刷材に受取られるインキ点のずれは著しくなく、つま
り普通の観察では判別できないぐらいしか偏位しないか
らである。

特に調節速度は調節距離及び（又は）印刷速度に関連さ
せてある。偏位が小さい場合、特に調節距離が短い場合
には一印刷の品質を著しく悪化させることなく一比較的
に大きな調節速度で作業できる。これは高い印刷速度の
ためにもあてはまる。

本発明はさらに印刷機、特にオフセット印刷機、有利に
は前記形式の印刷機において使用される印刷ユニットに
おける見当調節の修正方法であって、印刷ユニットが１
つを除いて周方向及び側方見当調節装置を備え、調節可
能ではない印刷ユニットの見当調節作用のためにその相
対的印像位置が調節可能な印刷ユニットの論理的な見当
調節によって変えられる形式のものにも関する。

この場合には印像位置が被印刷材の縁部に対して所望の
位置を有しているか又はこの位置にもっとも近くなる調
節可能な印刷ユニットが先導印刷ユニットとして選ばれ
ると特に有利である。先導印刷ユニットはいわゆる基本
色を導く。

さらに調節可能な印刷ユニットの印像の、先導印刷ユニ
ットの印像位置に対する相対的な位置偏差が検出され、
そのために設けられた記憶器に記憶される。この検出は
簡単に見当標読取り器、特に十字標読取り器で行なうこ
とができる。

十字標読取り器の光学的な装置は初刷り／試し刷り又は
それに類似したものに向けられるので、装置は存在する
偏差データを検出しかつ記憶器に送ることができる。検
出と評価は有利には自動的に行なわれる。ワニス掛けユ
ニットとして構威された、調節可能ではない印刷ユニッ
トの印像は十字標又はそれに類似したものを有していな
いので、先導印刷ユニットの印像の、調節可能ではない
印刷ユニットの印像位置に対する位置偏差は印刷者によ
り検出され、印刷機の運転スタンドにおいて投入されな
ければならない。

有利には印刷者は印像縁部における位置偏差の検出を行
なう。先導印刷ユニットの印像の位置と、他の調節可能
な印刷ユニットの印像位置との間の位置偏差のデータが
記憶されていることに基づき、先導印刷ユニットの見当
調節は、他の調節可能な印刷ユニットの見当調節の論理
的に正しい自動的な修正を行なう。これによって印刷機
の印刷ユニットにおける見当調節の修正がきわめて正確
にかつ比較的にわずかな費用で可能になる。特に印刷者
は先導印刷ユニットの印像と調節可能ではない印刷ユニ
ットの印像との間の位置偏差だけを手で検出すればよく
なる。

つまり、他の位置もしくは位置偏差は自動的に見当標読
取り器で検出されかつ印刷機の制御装置に供給される。

次に図面について本発明を説明する： 第１図には概略的に、４つの印刷ユニット２、３、４、
５を有するオフセット印刷機１が示されている。オフセ
ット印刷機１は枚葉紙印刷機−　１７− として構威され、つまりこの印刷機には枚葉紙供給装置
６により被印刷材７を威す枚葉紙８が供給される。枚葉
紙８は個々の印刷ユニット２から５を通過し、機械の端
部で、完威した印刷物として取出されかつ有利にはそこ
で積重ねられる（枚葉紙バイル９）． 印刷ユニット２から４は見当調節のために周方向及び側
方見当調節装置を備えている。周方向見当のための各調
節駆動装置は「Ｕ」で示され、側方見当調節のための相
応の調節駆動装置は符号ｒ３Ｊで示されている（第１図
）。調節駆助装置ｒｔＪＪと「Ｓ』は導線ｌ１を介して
オフセット印刷機の運転スタンド１２と接続されている
．運転スタンド１２はさらに導線１３を介して、枚葉紙
位置を決めるサイド及びフロントゲージ１４，１４’　
と結合されている。

印刷ユニット２から４は多色印刷において種々の色を印
刷するのに対し、印刷ユニット５はワニス掛けユニット
１５を成している。ワニス掛けユニット１５は周方向及
び側方見当調節装−１８ 置を有していないので、その見当もしくは印像位置は所
属のゴム胴の上のゴムブランケットの位置に関連する。

簡単な見当修正は印刷ユニット２から４までのようには
ワニス掛けユニット１５においては行なうことができな
い。何故ならばゴムブランケットの位置の変化は費用の
かかる処置（取外し、位置決め、緊張）によってしか可
能ではないからである。その限りにおいて本願では印刷
ユニット５は調節可能ではない印刷ユニットとする。

しかしながら本発明によれば調節可能ではない印刷ユニ
ット５の見当調節作用は、制御スタンド１２に配置され
かつ制御装置２５と協働する制御命令投入装置１６によ
り、調節可能ではない印刷ユニット５の印像の相対的な
位置変化が調節可能な印刷ユニット２から４までの論理
的に正しい見当調節によってｆテなわれることにより達
威されるようになっている。所望されているが、しかし
調節不能であることに基づき実施できない印刷ユニット
５の見当調節に相応して調節の作用は他の調節可能な印
刷ユニット２から４までにおいてそれぞれの印像位置が
調節駆動装置「Ｕ」及び（又は〉　「ＳＪにより印刷ユ
ニット５の印像に対して相対的に調節されることで達成
される。この調節の論理的正当性は、すべての印刷ユニ
ット２から５が印刷ユニット５の見当の調節（それは不
可能冫により達成できる相対的な位置を相互にしめると
いう結果をもたらす。

種々の色の個々の版枚の位置を検出するためには枚葉紙
８の印像のない範囲に十字標ｌ８として構成された見当
［１７が設けられている（第２図）。印刷ユニット２か
ら４に配属された十字ｌＩＡ１８が互いに合同に重なっ
ている限り、申し分のない印刷結果に必要な正しい版枚
位置が与えられている。ワニス掛けユニット１５として
構成された印刷ユニット５には十字標は配属されていな
い。つまり、他の印刷ユニット２から４までの印像位置
に対する印刷ユニット５の印像の正しい位置調整は操作
員（印刷者）により視覚検査、特に印像縁部の位置の比
較により行なわれる。偏差があると、調節可能ではない
印刷ユニット５の見当調節作用は本発明の処置に基づき
達成された。

本発明の原理を第３図を用いて説明する。第３図にはイ
ンキ１９が着けられた枚葉紙８が示されている。このイ
ンキ像１９は印刷ユニット２から４までの１つによって
生ぜしめられる（簡明を期してまず１つの印刷ユニット
のインキ像だけについて説明したい）。ワニス掛けユニ
ット１５の印像２０は第３図においてハッチングで示さ
れている。インキ像１９と印像２０は相対的位置偏差を
有しているので、したがって互いに合同性は与えられて
いない。調節可能な印刷ユニット（例えば印刷ユニット
４）の周方向見当に関しては偏差Ｘがあり、所属の側方
見当に関しては偏差ｙがある。インキ像１９に配属され
た印像コーナに位置する見当！ＩＸ１７はしたがってワ
ニス掛けユニットの印像２０の上方の右のコーナによっ
て占められる位置Ｐ２と一２１ー は異なる位置Ｐ１を有している。ワニス掛けユニット１
５の見当調節はできないので、本発明によれば調節可能
な印刷ユニットの論理的に正しい見当調節が、インキ像
ｌ９が印像２ｏに対して合同になるように行なわれる。

調節過程の間に位置Ｐ１は両方の位置が重なり合うまで
位置Ｐ２に向かって移動させられる。したがって印像２
０は見当調節に際して偏差Ｘと偏差ｙだけ移動させられ
る。この移動の結果、被印刷材緑部２１もしくは２２に
対するインキ印像１９の間隔が変えられる。元の関係を
再び得るためにはフロントゲージ１４′が調節駆動装置
ＶＭによってかつサイドゲージ１４が調節駆動装置ＳＭ
によって同じ方向と同じ値で偏差Ｘとｙだけ調節される
ので、枚葉紙８は相応の新しい位置を占めるようになる
。

次に印刷機１の見当調節の修正を１つの有利な方法に基
づき説明する。第４図のａ−ｃは印刷ユニット２の印像
２３、印刷ユニット３の印像、印刷ユニット４の印像ｌ
９を示している。

−２２ー ワニス掛けユニット１５の印像２０は同様に、しかも実
線で示されている。第４ａ図ではすべての印像１９，２
３．２４と印像２０は異なる位置を有している。偏差は
見やすくするために誇張して示してある。まず、印刷２
３は上方の被印刷材縁部２ｌに対し間隔ａを有し、側方
の被印刷材縁部２２に対しては間隔ｂを有している。さ
らに間隔ａとｂはそれぞれ所望の大きさを有し、印像２
３は枚葉紙８の上で正しい位置にあるものとする印像２
３に配属された印刷ユニットは先導ユニットで、この先
導ユニットのインキの色は基準色と呼ばれる。

印刷開始にあたっては試刷り枚葉紙が取出され、印刷者
により視覚的に印像２０と印像２３との間に必要な位置
修正が評価される。第４ｂ図によれば周方向見当におい
て程度Ｃの移動がかつ側方見当において程度ｄの移動が
必要である。印像２３はすでに被印刷材緑部２１．２２
に対して正確な位置を占めているので、ワニス掛けユニ
ット１５の相応の見当調節が必要である。しかしながら
これは本実施例では印刷ユニット５が周方向及び側方見
当調節装置を有していないので可能ではない。その限り
においては本発明によれば調節可能ではない印刷ユニッ
ト５の見当調節作用のためのには印刷者によって検出さ
れた程度Ｃとｄが操作スタンド１２の制御命令投入装置
１６に投入される。これは調節可能な印刷ユニット２の
見当からの論理的に正しい相対位置変化が行なわれるこ
とにより行なわれる。

印刷者が印刷ユニット３と４との印像２４と１９とに対
する印像２０の位置偏差を同様に視覚的に検出しかつ操
作スタンドに投入しなければならないことを回避するた
めには、印像２３に対する印像２４と１９との相対位置
から与えられる位置偏差値ｅ＋　　ｆ＋　ｇ及びｈが自
動的に検出できるようになっている。この位置偏差値ｅ
＋　　ｆ＋ｇ＋１１は印像１９，２３．２４Ｇ．ｌ−そ
れぞれ配属された十字標１８（第２図）の位置検出によ
り見つけられる。このためにはいわゆる４ 十字標読取器が使用される。この十字標読取器はその光
学系で十字［１８を検出し、これから位置偏差値に相応
する調節データをディスプレーに表示するか又は後処理
後に、見当調節の自動的な修正のために制御スタンドｌ
２に供給される。

印刷機１の制御においては先導色の印像に対する相対的
印像位置が知られており、さらに印像２０と印像２３と
の間の位置偏差が印刷者によって投入されているので、
論理的に正しい見当調節が、印像全体がワニス掛けユニ
ットに対して合同になるように行なわれる。

完威した印刷物の印像はもちろん被印刷材の縁部に対し
て誤差位置を占めることになるが、この誤差位置を回避
するためには既に第３図で述べたように、サイド及びフ
ロントゲージ１４及び１４′が値及び方向的に程度Ｃ及
びｄ（第４図）に相応して調節されるので、所望の間隔
ａとｂが再び得られる。

【図面の簡単な説明】

−２５ 図面は本発明の１実施例を示すものであって、第１図は
ワニス掛けユニットを有する多色印刷用オフセット印刷
機の概略図、第２図は十字標を有する印刷枚葉紙の１部
を示した図、第３図は位置がサイド及びフロントゲージ
で調節可能である印刷枚葉紙の平面図、第４ａ図、第４
ｂ図、第４ｃ図はオフセット印刷機の種々の印像の位置
を示した図である。 ｌ・・・オフセット印刷機、２，３，４．５・・・印刷
ユニット、６・・・枚葉紙供給装置、７・・・被印刷材
、８・・・枚葉紙、９・・・積紙、１０・・・周方向及
び側方見当調節装置、１１・・・導線、１２・・・操作
スタンド、１３・・・導線、１４．１４’・・・サイド
及びフロントゲージ、１５・・・ワニス掛けユニット、
１６・・・制御命令投入装置、１７・・・見当標、１８
・・・十字標、１９，２０．２３・・・印像、２１，２
２・・・被印刷材緑部、２３．２４・・・印像、２５・
・・制御装置。 −２６− 特開平３ ２０７６５５　（８） １〜 ＼ 言

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の印刷ユニットを有し、該印刷ユニットが１つ
   を除いて周方向及び側方見当調節装置を見当調節のため
   に備えており、調節可能ではない印刷ユニット（５）の
   見当調節作用のために該印刷ユニット（５）に制御命令
   投入装置（１６）が配属されており、調節可能ではない
   印刷ユニット（５）の印像（２０）の相対的位置変化が
   調節可能な印刷ユニット（２、３、４）の論理的に正し
   い見当調節によって行なわれることを特徴とする、印刷
   機。 ２、調節可能ではない印刷ユニット（５）がワニス掛け
   ユニット（１５）である、請求項１記載の印刷機。 ３、個々の印刷ユニット（２、３、４）の印像位置を確
   認するために用いられる見当標（１７）が設けられてい
   る、請求項１又は２記載の印刷機。 ４、見当標（１７）が十字標として構成されている、請
   求項１から３までのいずれか１項記載の印刷機。 ５、制御命令投入装置（１６）が見当の調節を行なう制
   御装置（２５）と接続されている、請求項１から４まで
   のいずれか１項記載の印刷機。 ６、制御装置（２５）が見当の調節を順次行なう、請求
   項１から５までのいずれか１項記載の印刷機。 ７、制御装置（２５）が見当の調節を同時に行なう、請
   求項１から６までのいずれか１項記載の印刷機。 ８、制御装置（２５）が先導印刷ユニットとして選ばれ
   た印刷ユニット（２）に於て発生する調節データ（Ｍａ
   ｂ、ｃ、ｄ）を他の印刷ユニット（３、４）を調節する
   場合に、これら印刷ユニット（３、４）に調節前にそれ
   ぞれ存在する先導印刷ユニットに対する位置偏差値（ｅ
   、ｆ、ｇ、ｈ）を考慮して自動的に関与させる、請求項
   １から７までのいずれか１項記載の印刷機。 ９、位置偏差値（ｅ、ｆ、ｇ、ｈ）が見当標（１７）の
   位置検出により求められる、請求項１から８までのいず
   れか１項記載の印刷機。 １０、見当標（１７）の位置検出が十字標読取り器で自
   動的に行なわれる、請求項１から９までのいずれか１項
   記載の印刷機。 １１、被印刷材の位置決めのために役立つサイド及びフ
   ロントゲージ（１４、１４′）が制御装置（２５）によ
   り一緒に調節され、印刷物の印像が被印刷材の縁（２１
   、２２）に対して所望の間隔を有しているようになって
   いる、請求項１から１０までのいずれか１項記載の印刷
   機。 １２、見当の調節もしくはサイド及びフロントゲージ（
   １４、１４′）の調節が低速で等速で行なわれる、請求
   項１から１１までのいずれか１項記載の印刷機。 １３、調節もしくは移動速度が調節距離及び（又は）印
   刷速度に関連している、請求項１から１２までのいずれ
   か１項記載の印刷機。 １４、印刷速度の増大にともなって調節もしくは移動速
   度が増大する、請求項１から１３までのいずれか１項記
   載の印刷機。 １５、印刷機の印刷ユニット、有利には印刷ユニットが
   １つを除いて周方向及び側方見当調節装置を備えている
   印刷機に用いられる印刷ユニットにおいて見当の調節を
   修正する方法において、調節可能ではない印刷ユニット （５）の見当調節作用のために該印刷ユニット（５）の
   相対的な印像位置を、調節可能な印刷ユニット（２、３
   、４）の論理的に正しい見当調節によって変化させるこ
   とを特徴とする、印刷機の印刷ユニットにおいて見当の
   調節を修正する方法。 １６、印像位置（インキ着け位置）が被印刷材縁（２１
   、２２）に対して所望の位置を有しているか又は所望の
   位置にもっとも近い調節可能な印刷ユニット（２）を先
   導印刷ユニットとして選ぶ、請求項１４記載の方法。 １７、調節可能な印刷ユニット（３、４）の印像（イン
   キ着け面積）の、先導印刷ユニット（印刷ユニット（２
   ）の印像（インキ着け面積）位置に対する相対的な位置
   偏差（ｅ、ｆ、ｇ、ｈ）を検出しかつ記憶する、請求項
   １５又は１６記載の方法。 １８、検出を見当標読取り器、特に十字標読取り器で行
   なう、請求項１７記載の方法。 １９、先導印刷ユニット（印刷ユニット２）の印像（イ
   ンキ着け面積）の、調節可能ではない印像位置に対する
   位置偏差を検出しかつ投入する、請求項１５から１８ま
   でのいずれか１項記載の方法。 ２０、先導印刷ユニット（印刷ユニット２）の印像（イ
   ンキ着け面積）の位置と他の調節可能な印刷ユニット（
   ３、４）の印像位置との間の位置偏差値（ｅ、ｆ、ｇ、
   ｈ）が記憶されていることに基づき、先導印刷ユニット
   の見当調節が他の残った印刷ユニット（３、４）の見当
   調節の自動的な、論理的に正しい修正を行なう、請求項
   １５から１９までのいずれか１項記載の方法。