JPS58167211A - 産業車両における車軸固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフォークリフト等の産業車両における車軸固定
装置に関するものである。

産業車両、特にフォークリフトでは、車両の走行性と乗
りごこちを考慮して、車体フレームに後車軸を」Ｌｒ方
向にわずかに揺動できるように支承したいわゆるセンタ
ーピン方式が採用されている。

しかしながら、後車軸が自由に揺動することは、フォー
クが上昇すると荷物と車体との総合重心が」二方へ移動
して車両の安定性が低下するので、このようなフォーク
の上昇等の車体不安定要因が発生した場合には、後車軸
の揺動を停止する車軸固定装置が設けられている。

この車軸固定装置として、従来実開昭５０−６５１２０
号公報に示すように車軸と車体フレームとにｔ′）たり
左右一対のシリンダを枢着連結するとともに、両シリン
ダの対応する室を互に連通し、この連通を操作弁により
しゃ断すると車軸が重体フレームにロックされるように
した油圧ロック方式のものがあった。しかし、このロッ
ク装置は構造が複雑でコストダウンを図ることが難しい
という欠陥がめった。

ところが、ｎｉ１述したように車体不安定要因が生じた
ときには、車体フレームと車軸を固定する必要があるが
、車体フレームが水ｑｌであって車軸が傾斜面あるいは
路面の凹凸により傾斜している場合に、車体フレームと
市軸を非平行のままロックした場合、車体が移動して車
軸が水平になると車体フレームが地面に対し傾斜した状
態となって転倒する危険があった。さらに、車体フレー
ムが前記傾斜面と逆勾配の傾斜面に移動されると、車体
フレームの傾斜は異常に大きくなり、転倒の危険が憧め
で旨くなるから、車体フレームに対し車軸が傾斜してい
るとき（以下この状態を車軸傾斜時という。）には如何
なる車体不安定要因が生じても車体フレームと車軸全ロ
ック１．ないようにすることが重要である。

し刀・しながら、前述した油圧ロック方式のもの　　　
　　　！では、この装置自体に車軸傾斜時に車軸をロッ
クさせないようにする機能はない。

本発明は上記従来のロック装置に存する欠陥を解消する
ために成されたものであって、その目的は車軸固定機構
自体に車軸煩斜時アンロック機能ケ付与して部品点数を
少なくし構造を簡素化でき製品のコストダウンを図るこ
とができる産業車両における車軸固定装置を提供するこ
とにある。

以下、本発明をフォークリフトに具体化した一実施例を
第１図〜第４図について説明する。

第１図はフォークリフトの概略を示しており、１は車体
、２は前車軸、３は後車軸、４は前記前車軸２に対しチ
イルトシリンダ５により前後方向の傾動可能に装着した
アウターマスト、６は同アウターマスト４に対しリフト
シリンダ７により昇降可能に装着したインナーマストで
ある。同インナーマスト６にはフォーク８を支持したリ
フトブラケット９が昇降可能に装着さ扛ていて、同ブラ
ケット９と前記リフトシリンダ７にはチェーン１０の両
端が連結され、同チェーン１０は前記インナーマスト６
の」二端部に収着したスプロケットホイール１１に掛装
さ扛ている。

第２図は前記リフトシリンダ７の油圧制御回路ヲ４＜シ
ており、１２はオイルタンク、１３はオイルポンプ、１
４はコントロールパルプであって、同パルプ１４のレバ
ー操作によりリフトシリンダ７のピストン側シリンダ室
１尺へ圧油を供給するとインナーマスト６が」−昇され
、チェーン１０によりリフトブラケット９及びフォーク
８が上昇されるようになっている。

前記オイルタンク１２の上面には取付筒１５が貫Ｉｆｌ
ｉ支持さｎ、同取付筒１５の内部にはリードスイッチ１
６が止着され、同スイッチ１６にはリード線１７が接続
されている。同じく前記取付筒１５の外周にはマグネッ
ト１８を内蔵した環状のフロート１９がオイルタンク１
２内の液面により昇呻さｎるように緩く嵌装されている
。そして、・この実施例では前記リードスイッチ１６、
マク１ネツト１８及びフロート１９等により液而センサ
２０全構成し、ＭｉＪ記オイルタンク１２内の油がリフ
トシリンダ７へ供給されてフォーク８が所定制さ位置へ
」１昇さル、タンク１２内の液面が一定高さ以下になる
と、前記リードスイッチ１６がＯＮされ、フォーク８の
高揚高を車体不安定要因として検出し得るようにしてい
る。

第３図及び第４図は前記車体不安定要因に基づいて作動
される本発明に係る車軸固定装置を示し、車体フレーム
１ａの下面には前後一対の支持ブフケツ）２１．２２が
前記後車軸３を挾むようにして垂丁固定さｎ、同後車軸
３はセンタービン２３によって両プラケツ）２１．２２
に対し上下方向の揺動可能に支持されている。

後側に位置する前記支持ブラケット２２の後面には上下
方向に保合溝２２ａが刻設され、同構内−に１１１記セ
ンタービン２３の後端部が突出されており、との装出部
には一対の平面部２３ａが互に平行にかつ上下方向に切
欠形成されている。前記係合溝２２ａ内にはロックプレ
ート２４が上下方向のスライド用能に嵌入さ扛ていて、
そのＦ測子央部に１・□、−１１１１１記センターピン
２３のヅ面部２３υ、の肉厚ｔよりも若干大きい間隙を
有する回動規制凹部２４ａが設けられている。なお、こ
のロックプレート２４は支持ブラケット２２の後面に止
着した蓋板２５により後方へ抜は出ないようになってい
る。

さらに、前記ロックプレー　１・２４の」−面にはワイ
ヤ〜゛２６が連結され、同ワイヤー２６は上方へ導かれ
てからフレーム１ａ」二面に配設したターンデー　ＩＪ
　−２７により直角に前方ヘターンして同フレーム１ａ
Ｊ−面に設置した電磁ソレノイド２８のプランジャー２
９に止着されている。この電磁ソレノイド２８は前記リ
ード線１７（こより電源（図示せず）及・び前記リード
スイッチ１６と直列に接　　　　　　　　１続されてい
る。

従って、今フォーク８が一定高さ以上になって液面セン
サ２０のリードスイッチ１６がＯＮされて、電磁ソレノ
イド２８が励磁されると、プランジャー２９が第４図左
方へ装出される。すると、ワイヤー２６を介してロック
プレート２４がその自車により下降さｎ、回動規制凹部
２４ａ、がセンタービン２３の平面部２３ａに保合され
、同ピン２３はロックプレート２４及び支持ブラケツ１
−２２を介してフレーム１ａに固定される。

その後、フォーク８が下降してリードスイッチ１６がＯ
ｌｉ’　Ｆされると、前記ソレノイド２８が消磁され、
この結果突出していたプランジャー２９が図示しないス
プリングにより第４図右方へ移動される。すると、ワイ
ヤー２６によりロックプレート２４が引き上けられ、セ
ンタービン２３のロックが解除される。

ところで、フォークリフトが１傾斜面にあって、後車４
！ｌ１１３が第５図に示すように＃桐し、かつフレーム
１ａが水平状態にある後車軸傾斜時において、フォーク
８が−・定揚畠即、」二になって目ＩＩぎ己ソレノイド
２８が励磁されると、ロックプレー＝１〜２４は下＋４
−ｒ　ＩＳ）　カ、センタービン２３の平［１１１部２
３υと回動規制凹部２４ａとが平行になっていないため
、同プレート２４はセンタービン２３へ保合されず、従
ってセンタービン２３は揺動可能な状態に保持される。

このように本発明実施例においては、センタービン２３
の平面部２３ａにロックプレート２４の保合四部２４ａ
を保合して後車ｌ！ＩＩ３の揺動を停止するようにした
ので、後車ｌｌ１１傾斜時には車体不安定要因が発生し
ても後車軸３のロックをなくして転倒の危険を防止する
ことができるとともに、構造を簡素化して製作を容易に
行ない、コストダウンを図ることができる。

なお、本発明は次のような欠施例で具体化することも可
能である。

（１）車体不安定要因を検出する手段として、第６区及
び第７図に示すように、アウターマスト４にＵｌ、！線
型のポテンショメータ３１を１　下方向に月又着すると
ともに、１司ポテンシヨメータ３１のポテンショロッド
３１ａＪ：端部をインナーマスト６の一１期に止着し、
インナーマスト６の上昇に・よりフォーク８が一定揚高
以上になったら前記電磁ソレノイド２８を励磁するよう
にすること。

前記以外にスプロケットホイール１１の回転を利用して
ロータリーエンコーダ（図示略）を回転さぞて、フォー
ク８の上昇距離を測定し、これに基ついてフォークの揚
高を車体不安定要因として把握する等各種検出手段を使
用すること。

（２）前記実施例ではフォークの一定揚高を車体不安定
要因としてとらえたが、これを第６図に示すようにフォ
ーク８に近接スイッチ３２を設置してフォーク上に荷物
が有るときにこれを車体不安定要因として検出して前記
電磁ソレノイド２８を作動させること。同様に、リフト
ブラケット９に対し超音波センサ３３を取付けてフォー
ク８上の荷物の有無を検出したり、アウターマスト４の
下部タイビーム３４上面とリフトシリンダ７底面との間
に感圧導電ゴム３５を介在させて、フォーク８上の負荷
が一定以上になったとき同導電ゴム３５を作動してソレ
ノイド２８を励磁させたり、さらにチイルトシリンダ５
のロッド側シリンダ室Ｒ＋に圧力スイッチ３６を接続し
てフォーク上の負荷が一定値以」二になったとき、ソレ
ノイド２８を励磁させるようにすること。

（３）前述した液面センサ２０方式又は直線型ポテンシ
ョメータ３１方式のいずれか１つが作動され、感圧導電
ゴム３５又は圧力スイッチ３６のいずれか１つが作動さ
れたとき、ソレノイｌ”２８を励磁するよ゛うにするこ
と。

（４）第８図に示すように、センタービン２３に係合凹
部２３ｂを凹設し、ロックプレ　ト２４に係合凸部２４
ｂを形成すること。第９図に示すようにロックプレート
２４を横方向からセンタービン２３へ嵌合させるように
すること。

（５）車体不安定要因となる車体旋回動作を検出する手
段、例えばハンドルの回転角度、パワーステアリングシ
リンダのロッドの突出量あるいはベルクランクの回転用
が一定値以上になったことを検出するセンサ（図示Ｉｌ
ｌりを設げ、このセンサにより旋回時には後事軸３をロ
ックするようにすること。

（６）　　フォークリフト以外の各種産業車両に応用す
、　ること。

以上詳述したように本発明は、ロック装置目体に車軸傾
榊時アンロック機能ケ付与して、部品点数を少なくし構
造を簡素化でき、製品のコストダウンを図ることができ
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本光明をフォークリフトに具体化した一実施例
を示す右側面図、第２図はりフトンリンダめ油圧制＃回
路図、第３図は本発明の要部である車軸固定装置の一実
施例をノＪ＜す正面図、第４図は第３図の中央部右側断
面図、第５図は車軸傾斜時アンロック状態を示す正面図
、第６図は車体不安定要素検出手段の別例をボす右１１
面図、第７図は直線型ポテンショメータ付近の拡大１１
７−面図、第８図及び第９図はそれぞれ車軸固定装置の
別例をボす断面図である。 車体フレームｌａ、後車軸３．液面センサ２０゜支持ブ
ラケツ）２１，２２．係合溝２２ａ、センターＬ”ン２
３．平面部２３ａ、ロックプレート２４、回動規制凹部
２４　Ｄ、’　、　ワイヤー２６．電磁ソレノイド２８
．０線型ポテンショメータ３１．近接スイッチ３２．超
行彼センザ３３．電圧導電ゴム３５．１王カスイツチ３
６゜

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　車体フレームに対し車軸の中央部をセンターピンに
   より上下方向の揺動可能に連結したフォークリフト等の
   産業車両において、前記車軸とセンターピンを相対回動
   不能に固定するとともに、前記車体フレームには同フレ
   ームと車軸が平行状態にあるときにのみ凹凸の関保で前
   記センターピンに嵌合してフレームと車軸をロックする
   ための可動ロック部材を装着し、一方揚高、負荷あるい
   は旋回等の車体不安定要因を検出する検出手段の動作に
   基づいて、前記可動ロック部材を解除位置からロック位
   置へ移動し得る動作手段を設けたことを特徴とする産業
   車両における車軸固定装置。 ２　フォークリフトの単体フレームに対し、後車軸が前
   後一対の支持ブラケット及び両ブラケットに支持された
   センターピンにより揺動可能に連結され、ｏｊＪ記支持
   ブラケットに対し一４二下方向に刻設した保合溝には下
   端に回動規制四部を有するロックプレートが」二下方向
   の往復動可能に嵌合され、前記センターピンの外周には
   −ＭｉＪ記回動規制四部と対応するように一対の平面部
   が切欠形成されている特許請求の範囲第１項記載の産業
   車両における車軸固定装置。 ８　可動ロック部材の動作手段は、同ロック部材に接続
   したワイヤーと、車体フレームに固定され前記ワイヤー
   を引張動作する電磁ソレノイドとにより構成されている
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載の産業車両におけ
   る車軸１抛定装置。