JPH10258673A - 運搬車 - Google Patents

運搬車

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JPH10258673A
JPH10258673A JP9067596A JP6759697A JPH10258673A JP H10258673 A JPH10258673 A JP H10258673A JP 9067596 A JP9067596 A JP 9067596A JP 6759697 A JP6759697 A JP 6759697A JP H10258673 A JPH10258673 A JP H10258673A
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JP
Japan
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cylinder
bracket
shaft
knuckle
axle
Prior art date
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Pending
Application number
JP9067596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Nakamura
村 隆 良 中
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Publication of JPH10258673A publication Critical patent/JPH10258673A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インバート施工等のすり鉢状の形状とする傾斜
面であっても、運搬車の車体の水平保持を図ることを可
能とするとともに、インバート等のすり鉢状の傾斜面に
対しての仮設工事を不要とし、従って、ずり搬出用の車
両との擦れ違い往来も可能とする運搬車の提供を課題と
するものである。 【解決手段】傾斜面を走行する際に、この傾斜面に対し
平行となるように車軸の回動運動を行って車体の水平保
持を図る車軸角調整機構を解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三輪以上の車輪
により走行可能に車体を支持する運搬車であって、傾斜
面を走行する際にこの傾斜面の傾斜角度と平行となるよ
う車軸角の調整を自在とする車軸角調整機構を備えた運
搬車にかかり、具体的には、トンネル坑内のインバート
等の傾斜面上を、車体の水平保持を図って走行を可能と
する、車軸調整角機構を備えた運搬車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、二次覆工およびインバート施工を
終了したトンネル等の坑内において、当該坑内で各種資
材の運搬に供される運搬車両を往来させるために、イン
バート面等のすり鉢状の傾斜面上に枕木を設置して軌道
を敷設したり、若しくは覆工板を敷設する等の仮設工事
を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような仮設工事に
は、その設置作業や撤去作業に多大の労力と長時間を要
するものであり、また、このような軌道等の敷設がある
場合には、切羽から生ずるずりの搬出を行う搬出車両の
自由な往来ができない等の問題が生じていた。その一
方、これらの仮設工事を行わずインバート面等のすり鉢
状の傾斜面上に運搬車両やずり搬出車両を往来させた場
合には、荷台面からの各種資材等の落下事故や車両の転
倒防止のためにインバート面の中央底部を走行させる必
要があり、このような場合には車両同士が相互に擦れ違
うことができないという現象が生じていた。
【0004】そこで本発明は、このような点を解決すべ
く、インバート施工等のすり鉢状の形状とする傾斜面で
あっても、運搬車の車体の水平保持を図ることを可能と
するとともに、インバート等のすり鉢状の傾斜面に対し
ての仮設工事を不要とし、従って、ずり搬出用の車両と
の擦れ違い往来も可能とする運搬車の提供を課題とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するため、三輪以上の車輪により走行可能に車体
を支持する運搬車において、傾斜面を走行する際に、こ
の傾斜面に対し平行となるように車軸の回動運動を行っ
て車体の水平保持を図る車軸角調整機構を備える構成を
その手段とするものである。
【0006】具体的には、前記車軸角調整機構は、車体
の下部に固設される車体ブラケットおよびシリンダブラ
ケットと、ナックルシャフトによって前記車体ブラケッ
トに回動自在に軸支されるとともに、ナックルブラケッ
トが形成され、前記車輪を支持する前記車軸が配置され
るナックルアームと、その一端部がシリンダシャフトに
よって前記シリンダブラケットに回動自在に軸支される
とともに、その他端部が連結ブラケットと連結シャフト
によって前記ナックルブラケットに回動自在に連結さ
れ、その伸縮を自在とするシリンダとを有する構成とす
ることである。
【0007】
【発明の実施の形態】このような構成とする本発明に係
る運搬車の実施の形態について、添付図面に沿って説明
を行う。
【0008】添付図面の図1は本発明に係る運搬車の側
面図であり、図2は図1のA−A矢視断面図であり、
(a)は平坦面における運搬車のA−A矢視断面図を示
し、(b)はすり鉢状の形状とする傾斜面における運搬
車のA−A矢視断面図を示すものであり、図3は図2の
B−B矢視側面図であり、(a)は図2の(a)のB−
B矢視側面図であり、(b)は図2の(b)のB−B矢
視側面図を示し、図4は図2の車軸角調整機構を説明す
る斜視図である。
【0009】図1において、車軸角調整機構10を備え
た運搬車1は、その駆動を単輪の前輪3により行うもの
であって、走行に際しての右後軸7(図2に示す)には
右後輪4が、また左後軸6A、6B(図2に示す)には
左後輪5A、5Bがそれぞれ装着されている。また、こ
の運搬車1には、図4に示す車軸角調整機構10が装備
されている。
【0010】車軸角調整機構10は、例えばトンネル等
の坑内でインバート施工によりその路面の形状がすり鉢
状の円形断面とするような路面上で運搬車1を走行させ
る場合に、この運搬車1の転倒や荷台面8からの積載物
の落下防止を目的として、円形断面とする路面に係合さ
せて運搬車1の車軸角の調整を行う機構である。
【0011】この車軸角調整機構10は、運搬車1の車
体2の下部に固設される車体ブラケット15およびシリ
ンダブラケット21と、ナックルシャフト13によって
前記車体ブラケット15に回動自在に軸支されるととも
に、ナックルブラケット12が形成され、運搬車1の左
後輪5A、5Bを支持する左後軸6A、6Bを配置する
ナックルアーム11と、その一端部がシリンダシャフト
22によって前記シリンダブラケット21に回動自在に
軸支されるとともに、その他端部が連結ブラケット16
と連結シャフト17によって前記ナックルブラケット1
2に回動自在に連結され、その伸縮を自在とするシリン
ダ20とから構成され、さらにこの車軸角調整機構10
のシリンダ20の操作を行うポンプユニット25から構
成されている。
【0012】前記ナックルアーム11の一側面には左後
軸6A、6Bが配置されていて、この左後軸6A、6B
のそれぞれには左後輪5A、5Bが装着されている。ま
た、このナックルアーム11には前記のナックルブラケ
ット12が形成されているが、このナックルブラケット
12の端部部位には連結ブラケット16が連結シャフト
17によりその回動を自在として軸支されている。
【0013】前記シリンダ20は、その一端部を車体2
に配置されるシリンダブラケット21に、シリンダシャ
フト22によって回動自在に軸支されるとともに、さら
に他端部は、ナックルブラケット12に連結される連結
ブラケット16に固着されている。
【0014】この様な構成による運搬車1の車軸角調整
機構10の作動説明を以下に行う。
【0015】車軸角調整機構10を備えた運搬車1には
車軸角調整機構10を構成するシリンダ20を操作する
ためのポンプユニット25(図1に示す)が配置されて
いるが、この運搬車1が図2の(b)に示すインバート
施工後の、その路面の形状をすり鉢状の円形断面とする
傾斜面上を走行する際には、このポンプユニット25が
操作されシリンダ20の伸縮動が開始される。
【0016】図2の(b)に示す傾斜面上を走行する際
には、まず、シリンダ20を縮動するようポンプユニッ
ト25を操作する。このシリンダ20の先端部に固着す
る連結ブラケット16は、シリンダ20の縮動方向に移
動させられるが、この時、連結ブラケット16に連結シ
ャフト17によって軸支されるナックルブラケット12
は、ナックルシャフト13を回動軸とする回動運動が行
われる。
【0017】その結果、連結シャフト17はナックルシ
ャフト13を回動軸とする円弧上を回動することとなる
ために、シリンダ20についてもシリンダシャフト22
を回動軸とする回動運動が行われることとなる。
【0018】従って、ナックルアーム11の一側面に配
置される左後軸6A、6Bについても、シリンダ20の
縮動に伴ってナックルシャフト13を回動軸として回動
運動が行われ、図2の(b)に示す場合には傾斜面の傾
斜角に平行とするよう車軸角θを+側に回動させる。こ
の車軸角θの+側への回動によって車体2は水平を保つ
こととなり、荷台面8の水平も保持されることとなる。
また、この運搬車1を傾斜面より図2の(a)に示す平
坦面に移行させて走行させる場合には、ポンプユニット
25の操作によりシリンダ20を伸長させ、車軸角を−
θ側へ回動させればよい。
【0019】なお、運搬車1の荷台面8の水平の保持を
図るための車軸角調整機構10について添付図面に基づ
いて説明を行ったが、特に説明の範囲に限定するもので
はなく、例えば、ポンプユニット25については、手動
式、電動式どちらのものでもよく、また、ポンプユニッ
ト25の操作制御装置についても、操作員の目視確認に
よってなされるものや、インバート面等のその路面の形
状をすり鉢状の円形断面とする路面上の傾斜角度を自動
的に検知して、この検出値に基づいて制御するものであ
ってもよい。
【0020】さらに、本実施の形態においては、左後軸
に車軸角調整機構10を備えた運搬車1として説明を行
ったが、右後軸若しくは左右両後軸に車軸角調整機構1
0を備えた運搬車1としてもよく、さらにまた、車軸を
運搬車1の積載重量によっては単軸若しくは複数軸とし
てもよいのは勿論である。また、この運搬車1の駆動輪
を前輪の単輪として説明を行ったが、駆動輪を車軸角調
整機構10に組み込んだ後軸とするものでもよいのは勿
論である。
【0021】
【発明の効果】以上説明を行った本発明の運搬車によれ
ば次のような効果を奏する。
【0022】(1)トンネル坑内等のインバート施工等
の傾斜面であっても、この傾斜面に対して車軸を平行と
なるような車軸角調整機構を備えた運搬車とすることに
より、運搬車の車体の水平保持を図ることが可能とな
る。 (2)また、インバート等のすり鉢状の傾斜面に対して
の仮設工事が不要となるとともに、ずり搬出用の車両と
の擦れ違い往来も可能となるため、従ってトンネル坑内
等における各種作業効率の向上を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬車の側面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図であり、(a)は平坦
面における運搬車のA−A矢視断面図であり、(b)は
すり鉢状の形状とする傾斜面における運搬車のA−A矢
視断面図である。
【図3】図2のB−B矢視側面図であり、(a)は図2
の(a)のB−B矢視側面図であり、(b)は図2の
(b)のB−B矢視側面図である。
【図4】図2の車軸角調整機構を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 運搬車 2 車体 3 前輪 4 右後輪 5A 左後輪(前) 5B 左後輪(後) 6A 左後軸(前) 6B 左後軸(後) 7 右後軸 8 荷台面 10 車軸角調整機構 11 ナックルアーム 12 ナックルブラケット 13 ナックルシャフト 15 車体ブラケット 16 連結ブラケット 17 連結シャフト 20 シリンダ 21 シリンダブラケット 22 シリンダシャフト 25 ポンプユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三輪以上の車輪により走行可能に車体を
    支持する運搬車において、 傾斜面を走行する際に、この傾斜面に対し平行となるよ
    うに車軸の回動運動を行って車体の水平保持を図る車軸
    角調整機構を備えることを特徴とする、運搬車。
  2. 【請求項2】 前記車軸角調整機構は、 車体の下部に固設される車体ブラケットおよびシリンダ
    ブラケットと、 ナックルシャフトによって前記車体ブラケットに回動自
    在に軸支されるとともに、ナックルブラケットが形成さ
    れ、前記車輪を支持する前記車軸が配置されるナックル
    アームと、 その一端部がシリンダシャフトによって前記シリンダブ
    ラケットに回動自在に軸支されるとともに、その他端部
    が連結ブラケットと連結シャフトによって前記ナックル
    ブラケットに回動自在に連結され、その伸縮を自在とす
    るシリンダとを有することを特徴とする、請求項1記載
    の運搬車。
JP9067596A 1997-03-21 1997-03-21 運搬車 Pending JPH10258673A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013241126A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 運搬車両の走行装置

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