JPS58152005A - 塩素化ポリエチレンの製造方法 - Google Patents

塩素化ポリエチレンの製造方法

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JPS58152005A
JPS58152005A JP3309382A JP3309382A JPS58152005A JP S58152005 A JPS58152005 A JP S58152005A JP 3309382 A JP3309382 A JP 3309382A JP 3309382 A JP3309382 A JP 3309382A JP S58152005 A JPS58152005 A JP S58152005A
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temperature
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chlorinated polyethylene
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Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
Masahiko Maeda
前田 正彦
Takeshi Masukawa
増川 毅志
Kenji Ozaki
尾崎 憲治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a〕 発明の目的 本発明は新規なポリエチレンの製造方法に関する。さら
にくわしくは、特殊なエチレンとα−オレフィンの共重
合体の塩素含有率が20〜55重量%であり、100℃
の温度におけるムーニー粘度が10〜60ポイントであ
り、X線広角回折法によりブラック角2θが8〜15°
の間に非結晶に起因するピークを有する塩素化ポリエチ
レンを水性懸濁状態で製造するにあたり、第二段階は第
一段階における塩素化温度よりも高い温度であるが、使
用されるエチレンとα−オレフィンとの共重合体の融点
よりも低い温度において塩素化し、ついで第三段階は第
二段階における塩素化温度よりも低い温度において塩素
化することを特徴とする塩素化ポリエチレンの製造方法
に関するものであり、加工性がすぐれている塩素化ポリ
エチレンを提供することを目的とするものである。
叩 発明の背景 現在、工業的に生産され、多方面にわたって利用されて
いる塩素化ポリエチレンは結晶性のエチレン系重合体を
塩素化することによって得られるものであり、耐候性、
耐溶性、耐薬品性および耐熱老化性がすぐれており、さ
らに充填剤の混和容量もまた極めて良好である。特に、
分子量の比較的大きい塩素化ポリエチレンは未加硫のも
のでも相当大きい機械的強度を有するために広汎な応用
分野がある。これらの好ましい性質を活かすために以前
からこの塩素化ポリエチレンを多方面に利用する研究が
広く行なわれてきた。
しかしながら、この塩素化ポリエチレンを成形加工して
種々の用途に利用するさい、ムーニー粘度が高乙ロエ性
が乏しいことから、前記のごとき特性を有しているにも
かかわらず、多方面にわたって利用するには5おのずか
ら制約があった。
l 発明の構成 以上のことから、本発明者らは、塩素化ポリエチレンが
有する特性を失うことなく、加工性のすぐれた塩素化ポ
リエチレンを得ることについて種々探索した結果、 密度が0.905〜0.9’40 g 7cm3であり
、融点が106〜130℃であり、メルトeインデック
ス(JIS  K−6760にしたがって温度が180
℃および荷重が2.16 kyの条件で測定、以下「M
、■、」と云う)が0,0工〜1001/10分であり
、実質的に炭素数が1〜10個の側鎖アルキル基数が主
鎖炭素原子1000個当り3〜35個のエチレンとα−
オレフィンとの共重合体の塩素含有率が20〜55重量
%であり、100℃の温度におけるムーニー粘度がスモ
ール・ロータで10〜60ポイントであり、X線広角回
折法によりブラック角2θが8〜1?の間に非結晶に起
因するピークを有する塩素化ポリエチレンを水性懸濁状
態で製造するにあたり、 (Al  第一段階において塩素化ポリエチレンの製造
に使われるエチレンとα−オレフィンとの共重合体の融
点よりも少なくとも10℃低い温度において全塩素化量
の20〜60チを塩素化し、ついで (B)  第二段階において第一段階における塩素化度
よりも5°C以上高い温度であるが、該エチレンとα−
オレフィンとの共重合体の融点よりも5〜15℃低い温
度において塩素化を行ない (C)  第三段階において第二段階における塩素化温
度よりも5〜15℃低い温度において全塩素化量の少な
くとも10%の塩素化を行なうことにより、 加工性が良好であるばかりでなく、下記のごとき効果(
特徴)をあわせもつ塩素化ポリエチレンであることを見
出し、本発明に到達した。
頂 発明の効果 (1)ムーニー粘度が低い。
(2)加工性がすぐれているから、作業性が良好である
(3)機械的強度が良好である。
(4)耐候性、耐溶性、耐熱性にすぐれている。
(5)流動性が良好である。
(6)貯蔵時の粒子間の粘着(ブロッキング)がおこり
にくい。
以上のごとく、本発明の塩素化ポリエチレンはすぐれた
特徴を有しているため、多方面にわたって利用すること
ができる。代表的な用途を下記に示す。
(1)複雑な電気機器の部品、機械部品(2)溶剤タイ
プの接着剤 M 発明の詳細な説明 (A)  原料ポリエチレン 本発明の塩素化ポリエチレンの原料であるボリエチレン
の密度は0.905〜0.94017/cmであり、0
.905〜0.9307i 7cm3 が好マシく、特
に0.910〜0.930 fl 7cm3が好適であ
る。密度力0.90 s i 7cm3以下のポリエチ
レンを用いて塩素化ポリエチレンを製造した場合、この
塩素化ポリエチレンは、機械的強度が著しく低下するの
みならず、製品においてベタ付きがあり、良好なものが
得られない。一方、0.940 、lit 7cm3以
上のポリエチレンを使った場合、得られる塩素化ポリエ
チレンは、ムーニー粘度が高く、また流動性が悪いため
に使用範囲が限定される。また、原料ポリエチレンの融
点は106〜130℃であり、とりわけ108〜123
℃が望ましい。融点が106℃以下のポリエチレンを塩
素化すると、得られる塩素化ポリエチレンは、製造時に
おいて反応効率が悪く、粒子間の団塊化が激しい。一方
、130℃以上のポリエチレンを用いた場合、得られる
塩素化ポリエチレンはムーニー粘度が高く、また流動性
が悪いために加工時の作業性がよくない。
さらに、このポリエチレンのM、I、は0.01〜10
0g/10分であり、殊に0.1〜201I/10分が
好ましい。M、1.がo、otF/LO分以下のポリエ
チレンを使って塩素化ポリエチレンを製造した場合、該
塩素化ポリエチレンは、機械的強度は非常にすぐれてい
るが、その反面ムーニー粘度が高く、また流動性が悪い
ために加工時の作業性がよくない。一方、100g/1
0分以上のポリエチレンを使用した場合、得られる塩素
化ポリエチレンは、製造時において反応効率が悪いのみ
ならず、機械的強度が著しく低下する。その上、ムーニ
ー粘度が低いために加工時の作業性においてベタ付きが
激しい。
また、原料として使われるポリエチレンの側鎖は実質的
に炭素数が1〜10個のアルキル基になっており、該側
鎖のアルキル基数は主鎖炭素原子1000個当り3〜3
5個であり、一般には6〜30個である。側鎖のアルキ
ル基数が主鎖炭素原子1000個当り3個以下では、塩
素化反応時において反応効率が劣る。一方、側鎖のアル
キル基数35個以上では、原料ポリエチレンとして粉末
のものが得られ難く、塩素化ポリエチレンを製造するさ
い、塩素化反応が均一にできない。
このポリエチレンは主触媒として遷移金属化合物(たと
えば、四塩化チタン)および助触媒として有機金属化合
物(たとえば、アルキルアルミニウム化合物)から得ら
れるチーグラー触媒または担体に担持された酸化クロム
などを主触媒とするいわゆるフィリップス(Ph1ll
ips )触媒の存在下でエチレンと炭素数が多くとも
12個のα−オレフィンとを共重合することによって得
られる。このα−オレフィンの代表例としては、プロピ
レン、ブテン−1,ヘキセン−1,オクテン−1および
4−メチルペンテン−1があげられる。
(B)  第一段階塩素化 カーラあ−ii〜い、Dゆ素化、□9つ態で実施される
。この水性懸濁状で塩素化を実施するには粒子状または
粉末状の前記のエチレンとα−オレフィンとの共重合体
を水性媒体中に懸濁させる。この水性懸濁状態を保持す
るために、少量の乳化剤、懸濁状を加えることが好まし
い。このさい、必要に応じて、ベンゾイルパーオキサイ
ド、アゾビスイソブチロニトリルおよび過酸化水素のご
ときラジカル発生剤、ライトシリコン油などの消泡剤な
らびにその他の添加剤を加えてもさしつかえない。
第一段階において塩素化は使われるエチレンとα−オレ
フィンの共重合体の融点よりも少なくとも10℃低い温
度において実施される。とりわけ、該共重合体の融点よ
りも20〜40℃低い温度で塩素化を行なったほうが望
ましい。該共重合体の融点よりも10℃以上の低い温度
で塩素化を実施した場合、反応中で粒子の団塊化が起ら
ず、つづく第二段階の塩素化を容易に行なうことができ
る。
一方、10℃以下の低い温度で塩素化を行なった場合、
反応中において粒子の団塊化が起・り易く、反応を継続
することが困難になることがあり、また得られる生成物
も不均一な塩素化度分布をもったものになる。
また、この第一段階においては全塩素化量の20〜60
9!+の塩素化する必要があり(たとえば、塩素含有率
が30重量係である本発明の塩素化ポリエチレンを製造
する場合、この第一段階において塩素含有量が8〜20
重量%の塩素化ポリエチレンを製造しなければならない
)、特に30〜60チ塩素化することが好ましい。この
段階において、全塩素化量の20%以下の塩素化を行な
った場合、つづく第二段階の塩素化反応中において粒子
の団塊化を起し易い。
一方、60チ以上塩素化を実施すると、不均一な塩素化
が進行し、得られる生成物は、耐熱性および加工性が乏
しい。
このようにして第一段階における塩素化を実施した後、
下記のような条件で第二段階の塩素化を行なうことによ
って本発明の塩素化ポリエチレンを製造することができ
る。第一段階の塩素化から第二段階の塩素化に移行する
にあたり、第一段階の塩素化において用いた反応器中で
条件を変えて第二段階の塩素化を実施してもよく、マた
あらかじめ第二段階の塩素化の条件に制御された別の反
応器に第一段階の塩素化によって製造された塩素化ポリ
エチレンを含む水性懸濁液を移行してもよい。
(C)  第二段階塩素化 第二段階の塩素化は第一段階の塩素化温度よりも5℃以
上高い温度であるが、使用したエチレンとα−オレフィ
ンとの共重合体の融点よりも5〜15℃低い温度におい
て残りの塩素化を行なうことによって達成することがで
きる。とりわけ、第一段階の塩素化温度よりも10℃以
上高い温度であるが、該共重合体の融点より5〜10℃
低い温度で実施することが望ましい。該共重合体の融点
よりも5℃以下低い温度で第二段階の塩素化を行なった
場合、均一な塩素化が起らず、得られる塩素化ポリエチ
レンの加工性および耐熱性が劣る。
一方、用いられる共重合体の融点よりも15℃以上低い
温度で実施した場合、得られる生成物は不均一な塩素化
度分布を有し、加工性および耐熱性の乏しいものである
また、前記の第一段階とこの第二段階において全塩素化
量の40〜85%塩素化を行なうことが望ましく、とり
わけ45〜85チ塩素化を行なうことが好適である。
(DJ  第三段階塩素化 第二段階の塩素化は第二段階の塩素化温度よりも5〜2
0℃低い温度において塩素化することによって達成する
ことができる。とりわけ、第二段階の塩素化温度よりも
8〜15℃低い温度において実施することが望は、シい
。第二段階の塩素化温度よりも5℃以上低い温度で第三
段階の塩素化を行なった場合、生成物は貯蔵時において
ブロッキングが起し易いものである。 一方、第二段階
のこの第三段階において全塩素化量の少なくとも10係
塩素化行なう必要がある。特に、全塩素化量の15チ以
上塩素化することが好ましい。この段階において、全塩
素化量の10%以下しか塩素化しない場合、得られる生
成物は貯蔵時にブロッキングし易いものになる。
以上の第一段階ないし第三段階の塩素化において、塩素
はガス状で単独または適当な不活性ガスで稀釈して使用
することができる。この場合の塩素導入圧は通常5 k
g / cm’以下である。塩素化の進行状況は、供給
される塩素の重量減を測定することによって知ることが
できるが、生成する塩化水素の量を測定することによっ
て塩素化度を知ることもできる。
このようにして得られた塩素化ポリエチレンは、水洗し
て付着している塩酸、乳化剤などを除去した後、乾燥す
ることによって本発明の塩素化ポリエチレンを製造する
ことができる。
(E)  塩素化ポリエチレンの物性、機械的特性など このようにして得られる塩素化ポリエチレンの塩素含有
率は20〜55重量%(好ましくは、25〜50重量%
、好適には、25〜45重量%)である。この塩素化ポ
リエチレンの塩素含有率が20重量%以下では、得られ
る塩素化ポリエチレンを回収および精製するのに問題が
ある。その上、耐溶性が乏しい。一方、55重量−以上
では、生成される塩素化ポリエチレンは、熱安定性およ
び耐熱性において著しく低下するために好ましくない。
さらに、本発明の塩素化ポリエチレンのフロー・レート
(JIS  K−6760にしたがい、荷重が21.6
kpおよび温度が180°Cの条件で測定)は、一般に
は1〜100 g/l 0分であり、とりわけ5〜80
.!9/10分のものが望ましい。
以上のようにして得られる塩素化ポリエチレンのムーニ
ー粘度は100℃の温度においてスモール・ロータで1
0〜60ポイントである。また、X線広角回折法によっ
て下記の特長を有する。
第1図に得られたX線広角回折図を示す。X線源として
Cu −Ka線(波長 1.54A)を用いた(透過方
法)。得られた回折曲線を20にプロットすると、実施
例1によって得られた塩素化ポリエチレンについては、
第1図の点線(b)のコトく、プラツ角2θが12近傍
に非結晶に起因する回折ピークを示す。このピーク値2
θは得られる塩素化ポリエチレンの塩素化度によって変
動するが、塩素含有率が20〜55重量%の範囲では、
2θが8〜15の範囲に存在する。
また、第1図の実線(a)に実施例1において原料とし
て使ったポリエチレンの回、折回を示す。ポリエチレン
の結晶回折面が20が21℃に(110)面が、2θが
24に(200)面に、さらに非結晶に起因する非晶ビ
ークが20が19近傍にみられる。ポリエチレンを塩素
化することによって明らかなごとく、非晶に起因する2
θが19から8〜15°(実施例1では、12°)に移
動している。
本発明の塩素化ポリエチレンの代表的な特性を下記に示
す。
密度は1.10〜1.30 、li’ / Can  
である。また、JIS  K−6301にしたがって測
定した引張試験において、引張破断強さは5〜1ook
p/cm3であり、引張破断伸びは800〜2500−
%である。さらに硬さくショアーA)は30〜60であ
り、体積固有抵抗(ASTM  D−254によって測
定)は1. OX 10’−9,9X 10′4Ω・−
である。
(F′)加工、成形方法 本発明の塩素化ポリエチレンを加工、成形するにあたり
、一般に用いられている塩素化ポリエチレンに添加され
る滑剤、着色剤、帯電防止剤、充填剤、ならびに酸素、
光および熱に対する安定剤のごとき添加剤を配合しても
よい。また、一般に用いられている塩素化ポリエチレン
、スチレン−ブタジェン系共重合ゴム、アクリロニトリ
ル−ブタジェン系共重合ゴム、エチレンとプロピレンと
を主成分とする二元または三元共重合ゴム、クロログレ
ン系ゴム、クロロスルフォ化ポリエチレンゴム状物、ブ
タジェン単独重合ゴムおよび天然ゴムノごときゴム状物
ならびにポリ塩化ビニル、エチレンおよび/またはプロ
ピレンを主成分とするオレフィン系樹脂、メチルメタア
クリレートを主成分とするメチルメタアクリレート系樹
脂、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂および前記
ゴム状物にスチレン、アクリロニトリルおよびメチルメ
タアクリレートのごときビニル化合物の少なくトモ一種
をグラフト重合することによって得られるグラフト重合
物のごとき樹脂状物を配合してもよい。
これらの組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術分野において一般に用いられているオーブ
ンロール、ドライブレンダ−、バンバリーミキサ−およ
びニーグーのごとき混合機を使用して混合すればよい。
これらの混合方法のうち、一層均一な組成物を得るため
にはこれらの混合方法を二種以上適用してもよい(たと
えば、あらかじめドライブレンダ−で混合した後、その
混合物をオープンロールを用いて混合する方法)。
これら混合方法のうち、塩素化ポリエチレンとゴム状物
とを混合するには、混合温度は30〜120℃であり、
通常50〜100℃である。特に、混合時において、ゴ
ム状物は凝集力によって発熱するために混合温度を15
0℃以下に制御することが望ましい。また、塩素化ポリ
エチレンと樹脂状物とを混合するには、それらが溶融す
る温度以上であるが、180℃以下で実施することが好
ましい。
本発明の塩素化ポリエチレンおよびこれらの組酸物は一
般のゴム業界および樹脂業界において通常使用されてい
る押出成形機、射出成形機、圧縮成形機、圧縮成形機お
よびカレンダー成形機のごとき成形機を用いて所望の形
状物に成形されて使用される。なお、塩素化ポリエチレ
ンのみを成形する場合、その成形温度は70〜130℃
であり、一般には90〜120°Cである。
[VIl  実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、引張試験はJIS
  K−6301にしたがい、引張速度が500mm/
分の条件で測定した(ダンベルはJIS陽3号ダンベル
を使用)。また、硬度はLIS硬度(ショアー A)を
使用し、試験片はJISK−6301にしたがってJI
S  11an3号ダンベルを3枚重ね合せて硬度計で
測定した。さらに、ムーニー粘度はJIS  K−63
01にしたがって温度が100℃、予熱が1分でスキー
ル・ローターを使用して4分値の値を測定した。さらに
、フロー・レイト(以下[p、Rjと云う)はJISK
−6760にしたがい、温度が180℃および荷重が2
.161gの条件で測定した。
実施例 1 1001のガラス内張りしたオートクレーブに801の
水、80gのラウリル酸ナトリウムおよびエチレンとブ
テン−1とを共重合することによって得られるエチレン
−ブテン−1共重合体(密度 0.921 g /an
3.主鎖の炭素原子1000個に対するアルキル基の数
 6個、 M、I、 2.011710分、融点 12
0℃)10kIiを仕込み、攪拌しながら50〜100
℃の温度範囲において該共重合体の塩素含有率が20.
2重量%になるまで塩素化した、(第一段階塩素化)。
ついで、反応系を昇温し、110〜115℃の温度範囲
に公いて塩素含有率が32.0重量%になるまで塩素化
した(第二段階塩素化)。ついで、反応系を冷却し、1
00〜105℃の温度範囲において塩素含有率が40.
3重量%になるまで塩素化して(第三段階塩素化)塩素
化ポリエチレン〔以下「CPE(A)」と云う〕を製造
した。
実施例 2 実施例1において使ったエチレン−ブテン−1共重合体
のかわり、融点が118℃であるエチレン−ブテン−1
共重合体(M、I、  201710分、は、実施例1
と同じ条件で第一段階の塩素化を行なった。ついで、1
08〜113°Cの温度範囲において塩素含有率が31
.2重量%になるまで塩素化した(第二段階塩素化)。
さらに、実施例1の第三段階塩素化と同じ温度範囲にお
いて塩素化し、塩素含有率が41.1重量%の塩素化ポ
リエチレン〔以下「CPE(8月と云う〕を製造した。
比較例 1 実施例1において使用したエチレン−ブテン−1共重合
体のかわりに、融点が121℃であるエチレン−ブテン
−1共重合体(密度 0.945#/em3、HLMI
  5.09/10分)を使ったほかは、実施例1と同
様に第一段階の塩素化を行なつた(塩素化度 20.2
重量%)。ついで、120〜125℃の温度範囲におい
て塩素化し、塩素含有率が32.0重量%の塩素化ポリ
エチレンを製造した後、実施例1の第三段階塩素化と同
じ温度範囲で塩素化を行ない、塩素含有率が40.2重
量%の塩素化ポリエチレン〔以下rcPE(C)Jと云
う〕を製造した。
比較例 2 比較例1において用い\たエチレン−ブテン−1共重合
体のかわりに、融点が121℃であり、かつ密度が0.
95211 /cm3であるエチレン−ブテン−1共重
合体(M、I、 1.0 、lit/10分)を使用し
たほかは、比較例1と同じ条件で第一段階ないし第三段
階の塩素化を行ない、塩素含有率が39゜5重量%の塩
素化ポリエチレン〔以下「CPE(D)」と云う〕を製
造した。
実施例 3 実施例1において使用したエチレン−ブテン−1共重合
体を実施例1の第一段階塩素化と同じ条件で塩素化含有
率が21.3重量%になるまで第一段階の塩素化を行な
った。ついで、実施例1の第二段階塩素化と同様に塩素
化し、塩素含有率が319重量%の塩素化ポリエチレン
を製造した。
ついで、実施例1の第三段階塩素化と同じ温度範囲で塩
素化し、塩素含有率が36.3重量係の塩素化ポリエチ
レン〔以下「CPE(Ellと云う〕を製造した。
比較例 3〜8 実施例1において使ったエチレン−ブテン−1共重合体
を第1表に示す温度範囲で塩素含有率を第1表に示すま
で塩素化を行ない、各第一段階塩素化を実施した。つい
で、このようにして得られたそれぞれの塩素化ポリエチ
レンを直ちに第1表に示す温度範囲で塩素化を行な7い
(第二段階塩素化)、第1表に示される塩素含有率を有
する塩素化ポリエチレンを製造した。ついで、第1表に
表わす温度範囲で塩素化を行ない(第三段階塩素化)、
第1表に示される塩素含有率を有する塩素化ポリエチレ
ンを製造した。
なお、比較例3の第三段階塩素化においては団塊化が起
り、比較例4の第三段階塩素化においては、塩素化が不
均一であった。また、比r例5の第二段階塩素化におい
ては団塊化が起り、比較例6および7の第一段階塩素化
において、塩素化が不均一であり、第二段階で団塊化を
生じた。さらに、比較例8の第二段階塩素化において、
塩素化は不均一であった。また、耐熱性および加工性が
乏しかった。
実施例1ないし3ならびに比較例1および2によって得
られたそれぞれの塩素化ポリエチレンの各物性の測定を
行なった。それらの結果を第2表に示す。
第     2    表
【図面の簡単な説明】
第1図はX線広角図である。第1図において、点線(b
)は実施例1において得られた塩素化ポリエチレン〔C
PE(A)〕のX線広角回折グラフである。 また、実線(、)は実施例1において原料として用いた
エチレン−ブテン−1共重合体のX線広角回折グラフで
ある。なお、第1図において、縦軸は強度であり、横軸
は2θ(ブラック角)である。 特許田麩 昭和電工株式会社 代理人 弁理士菊地精− 第1図 2θ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 密度が0.905〜0.940 fj 7cm”であり
    、融点が106〜130℃であり、メルトOインデック
    スが0.01〜100.!il/10分であり、実質的
    に炭素数が1〜10個の側鎖アルキル基数が主鎖炭素原
    子1000個当り3235個のエチレンとα−オレフィ
    ンとの共重合体の塩素含有率が20〜55重量%であり
    、100℃の温度におけるムーニー粘度がスモールOロ
    ータで10〜60ポイントであり、X線広角回折法によ
    りブラック角またり本−喝、 (A)  第一段階において塩素化ポリエチレンの製造
    に使われるエチレンとα−オレフィンとの共重合体の融
    点よりも少なくとも10℃低い温度において全塩素化量
    の20〜60チを塩素化し、ついで (B)  第二段階において第一段階における塩素化温
    度よりも5℃以上高い温度であるが、該エチレンとα−
    オレフィンとの共重合体の融点よりも5〜15℃低い温
    度において塩素化を行ない、 (C)  第三段階において第二段階における塩素化温
    度よりも5〜15℃低い温度において全塩素化量の少な
    くとも10チの塩素化を行なうことを特徴とする塩素化
    ポリエチレンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0268457A2 (en) * 1986-11-18 1988-05-25 Showa Denko Kabushiki Kaisha Process for production of chlorinated ethylene-propylene copolymers
JP2009542858A (ja) * 2006-06-28 2009-12-03 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 塩素化エチレン系ポリマー並びにそれらから調製された組成物及び製品

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JP2009542858A (ja) * 2006-06-28 2009-12-03 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 塩素化エチレン系ポリマー並びにそれらから調製された組成物及び製品

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