JPS63128006A - 塩素化エチレン‐プロピレン系共重合体の製造方法 - Google Patents

塩素化エチレン‐プロピレン系共重合体の製造方法

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JPS63128006A
JPS63128006A JP61273002A JP27300286A JPS63128006A JP S63128006 A JPS63128006 A JP S63128006A JP 61273002 A JP61273002 A JP 61273002A JP 27300286 A JP27300286 A JP 27300286A JP S63128006 A JPS63128006 A JP S63128006A
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渡辺 直敏
Takeshi Masukawa
増川 毅志
Kenji Ozaki
尾崎 憲治
Noboru Moriwaki
森脇 ▲しょう▼
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り友土立■月±1 本発明はエチレン−プロピレン系共重合体を水性懸濁液
中で第一段階および第三段階において塩素化させるが、
第二段階においてエチレン−プロピレン系共重合体の融
点よりも高い温度において塩素を導入することなく、ア
ニールさせることによって塩素化エチレン−プロピレン
系共重合体の製造方法に関するものであり、耐熱性およ
び耐寒性が良好であるのみならず、耐油性もすぐれてお
り、しかも耐候性および耐オゾン性が良好であり、架橋
が可能であるばかりでなく、加硫についても比較的簡易
である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を提供す
ることを目的とするものである。
差速Jと腹週 以前から、塩素化されたエチレン−プロピレン系共重合
体は一般に耐油性、難燃性などにすぐれているために塗
料、接着剤として有用であることは知られている(特開
昭59−122503号)、シかし、エチレン−プロピ
レン系共重合体を塩素化する方法としては、エチレン−
プロピレン系共重合体を懸濁剤を含まない水性媒体中で
第一段階で50℃未満(たとえば、20〜45℃)で2
重量%以上(たとえば2〜15重量%)まで塩素化し、
第二段階で50℃(たとえば、70〜100℃)に昇温
し、この温度で塩素含有量が18重量%(たとえば、1
8〜50重量%)まで塩素化させる方法である。また、
エチレン−プロピレン系共重合体をたとえば。
四塩化炭素などの溶媒に溶解し、溶液中で比較的高い温
度(150℃以下)において塩素化させる方法も提案さ
れている。しかし、この方法では1反応系の溶媒の蒸気
圧が高く、高温耐圧反応器を必要とし、しかも生成ポリ
マーの熱安定性が問題となる。一方、前記水性媒体で塩
素化する場合では、塩素化後塩素化物を水洗するさいに
塩素化物が団塊状になるなどの問題があった。
く  − 。占 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち耐熱性および耐寒性がすぐれているのみな
らず、耐油性、耐候性および耐オゾン性も良好であり、
かつ比較的に低い温度において塩素化が可能であり、ま
た得られる塩素化物が団塊せず、しかも有機過酸化物に
よる架橋ばかりでなく、硫黄または硫黄含有化合物(硫
黄放出化合物)による加硫が可能である塩素化エチレン
−プロピレン系共重合体を得る方法である。
・ 占     ため    よび 本発明にしたがえば、これらの問題点は、プロピレンの
含有量が15〜40重量%であり、メルトフローインデ
ックス(JIS  K7210にしたがい、条件が14
で測定、以下r MFRJと云う)が0、O2N2.0
 g710分であり、かつムーニー粘度(ML、100
℃)がlO〜180である塩素化l中4 エチレン−プロピレン系共重合体を水性懸濁液中で塩素
ガスを接触させて塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体を製造する方法であり。
第一段階においてエチレン−プロピレン系共を合体の融
点よりも少なくとも25℃低い温度であるが、50℃よ
りも高い温度において全塩素化量の20〜80%塩素化
し、第二段階において該エチレン−プロピレン系共重合
体の融点よりも 1〜7℃高い温度まで昇温させ、この
温度において塩素を導入することなく10−110分間
アニールさせ、第三段階において該エチレン−プロピレ
ン系共重合体の融点よりも2〜25℃低い温度において
残りの塩素化を行ない、塩素含有量が20〜45重量%
であり、かつムーニー粘度(ML1+、。
100℃)が10〜150である塩素化エチレン−プロ
ピレン系共重合体の製造方法。
によって解決することができる。以下1本発明を具体的
に説明する。
(A)エチレン−プロピレン系共重合体本発明の塩素化
エチレン−プロピレン系共重合体を製造するにあたり、
原料であるエチレン−プロピレン系共重合体のプロピレ
ンの含有tij15〜40重量%であり、18〜40重
量%が好ましく、特に20〜38重量%が好適である。
プロピレンの含有量が15重量%であるエチレン−プロ
ピレン系共重合体を使って塩素化させると、得られる塩
素化エチレン−プロピレン系共重合体はゴム的な弾性が
乏しく、むしろ製品においてプラスチックライクである
。一方、40重量%を越えたエチレン−プロピレン系共
重合体を用いて塩素化すると、塩素化のさいに得られる
塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の粒子が大きく
なり1反応系において団塊状になるために好ましくない
また、該エチレン−プロピレン系共重合体のMFRは0
.01〜5.0 g710分であり、0.02〜5.0
g/10分が望ましく、とりわけ0.05〜5.0g/
10分が好適である0MFRが0.01 g 710分
未満のエチレン−プロピレン系共重合体を使用して塩素
化するならば、得られる塩素化エチレン−プロピレン系
共重合体の加工性がよくない、一方、 5.0 g /
lo分をMえたエチレン−プロピレン系共重合体を使っ
てtai化すると、塩素化エチレンープロビレン系共重
合体の製造時における反応効率が悪く、シかも塩素化物
の団塊化が激しい。
さらに、該エチレン−プロピレン系共重合体のムーニー
粘度(ML、100℃)はlO〜180で1+4 あり、10〜170が好ましく、特に10〜150が好
適である。ムーニー粘度が10未満のエチレン−プロピ
レン系共重合体を塩素化すれば、塩素化中に塩素化物の
団塊化が激しい、一方180を越えたエチレン−プロピ
レン系共重合体を用いると、得られる塩素化物の機械的
特性はすぐれているが、ゴム的な弾性が乏しく、むしろ
プラスチックライクである。
該エチレン−プロピレン系共重合体はエチレンとプロピ
レンとを前記のプロピレン含有量、 MFRおよびムー
ニー粘度のそれぞれの範囲になるようにいわゆるチーグ
ラー触媒を使用して共重合させることによって得られる
ものであり、工業的に生産され、多方面にわたって利用
されているものである。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体は以上
のエチレン−プロピレン系共重合体を後記の第一段階塩
素化および第二段階塩素化によって製造することができ
る。
第一段階および第二段階の塩素化は水性懸濁状態で実施
される。この水性懸濁状で塩素化を実施するには粒子状
または粉末状の前記のエチレン−プロピレン系共重合体
を水性媒体中に懸濁させい、必要に応じて、ベンゾイル
パーオキサイド。
アゾビスイソブチロニトリルおよび過酸化水素のごとき
ラジカル発生剤、ライトシリコン油などの消泡剤ならび
にその他の添加剤を加えてもさしつかえない。
(B)第一段階塩素化 第一段階において塩素化は使われるエチレン−プロピレ
ン系共重合体の融点よりも少なくとも25℃低い温度に
おいて実施される。とりわけ、該共重合体の融点よりも
30〜80℃低い温度で塩素化を行なったほうが望まし
い。該共重合体の融点よりも少なくとも25℃低い温度
で塩素化を実施した場合、反応中での粒子の団塊化が起
らず、続く第二段階における塩素化を容易に行なうこと
ができる。一方、25℃未満の低い温度で塩素化を行な
った場合、反応中での粒子の団塊化が起り易く1反応を
継続することが困難になることがあり、さらに得られる
生成物も不均一な塩素化度分布をもったものになる。該
第一段階における塩素化は50℃よりも高い温度で実施
される。
また、この第一段階においては全塩素化量の20〜60
%の塩素化する必要があり(たとえば塩素含有率が30
重量%である本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共
重合体を製造する場合、この第一段階において塩素含有
量が8〜20重量%の塩素化エチレン−プロピレン系共
重合体を製造しなければならない)、特に20〜70%
塩素化することが好ましい、この段階において、全塩素
化量の20%未満の塩素化を行なった場合、続く第二段
階の塩素化反応において粒子の団塊化を起し易い。
一方、60%を越えて塩素化を実施すると、不均一な塩
素化が進行し、得られる生成物は、耐熱性および加工性
の悪いものになる。
このようにして第一段階における塩素化を実施した後、
下記のような条件で第二段階のアニール化を行なうこと
によって本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体を製造することができる。第一段階の塩素化から第二
段階の7ニール化に移行するにあたり、第一段階の塩素
化において用いた反応器中で条件を変えて第二段階の7
ニール化を実施してもよく、またあらかじめ第二段階の
7ニール化の条件に制御された別の反応器に第一段階の
塩素化によって製造された塩素化エチレン−プロピレン
系共重合体を含む水性懸濁液を移行してもよい。
(C)第二段階アニール化 第二段階におけるアニール化は該エチレン−プロピレン
系共重合体の融点よりも1〜7℃高い温度まで昇温させ
、この温度において塩素を導入することなく10〜60
分間アニールさせることによって達成することができる
。とりわけ、工手レンープロピレン系共重合体の融点よ
りも1〜6℃(好適には、 1〜5°C)高い温度で実
施することが望ましい、また、アニール化に要する時間
は10〜80分間であり、10〜50分間が好ましく、
特に10〜40分間が好適である。アニール化をエチレ
ン−プロピレン系共重合体の融点よりも1℃未満低い温
度で行なうと、後記の第三段階における塩素化を実施さ
せることによって得られる生成物(塩素化エチレン−プ
ロピレン系共重合体)は均一な塩素化度の分布を有しな
い、一方、融点より7℃を超えた温度で実施すると、第
三段階における塩素化を行なうことによって得られる生
成物が団塊しやすく、良好な製品が得られない、さらに
、アニール化を10分未満行なうと、アニール化が不充
分であり、最終的に得られる塩素化エチレン−プロピレ
ン系共重合体が良好でない、一方、80分間を超えてア
ニールを行なったとしても、最終的に得られる塩素化エ
チレン−プロピレン系共重合体をさらに改善することが
できないのみならず、コスト的に問題がある。
(D)第三段階塩素化 第三段階における塩素化は、使われるエチレン−プロピ
レン系共重合体の融点よりも2〜25℃低い温度におい
て残りの塩素化を行なうことによって達成することがで
きる。とりわけ2〜23℃低い温度で実施することが望
ましく、2〜20℃低い温度で行なうことが好適である
。この第三段階の塩素化を使用されるエチレン−プロピ
レン系共重合体の融点よりも2℃未満低い温度で実施す
るならば、生成物が団塊しやすく、良好な製品が得られ
ない、一方、25℃を超えて低い温度で塩素化を行なう
と、得られる塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の
塩素化分布が不均一であり、#熱性がすぐれている生成
物を得ることができない。
以上の第一段階および第三段階の塩素化において、塩素
はガス状で単独または適当な不活性ガスで希釈して使用
することができる。この場合の塩素導入圧は通常5Kg
/ c m″以下ある。塩素化の進行状況は、供給され
る塩素の重量減を測定することによって知ることができ
るが、生成する塩化水素の量を測定することによって塩
素化度を知ることもできる。
このようにして得られた塩素化エチレン−プロピレン系
共重合体は、水洗して付着している塩醜、乳化剤などを
除去した後、乾燥することによって本発明の塩素化エチ
レン−プロピレン系共重合体を製造することができる。
(E)塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の物性、
機械的特性など このようにして得られる塩素化エチレン−プロピレン系
共重合体の塩素含有率は20〜45重量%(好ましくは
、20〜42重量%、好適には、25〜42it%)で
ある、この塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の塩
素含有率が20重量%未満では、得られる塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体を回収および精製するのに問
題がある。その上、耐爆性が乏しい、一方、45重量%
を越えると生成される塩素化エチレン−プロピレン系共
重合体は、熱安定性および耐熱性において著しく低下す
るために好ましくない。
以上のようにして得られる塩素化エチレン−プロピレン
系共重合体のムーニー粘度は100℃の温度においてラ
ージ・ロータで10〜!50ポイントであり10〜12
0ポイントが望ましく、とりわけ15〜100ポイント
が好適である。
さらに1本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合
体のメルトフローインデックス(JISに一721Oに
したがい、条件が7で測定、以下rFRJ ト云う)は
、一般には1−100 g710分であり、3〜50 
g 710分が好ましく、とりわけ5〜30 g / 
10分が好適である。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の代表
的な特性を下記に示す。
密度は1.00〜1.30 g / c rn” テあ
る。また、 JISK−8301にしたがって測定した
引張試験において、引張破断強さは5〜70Kg/ c
 rn’であり、引張破断伸びは800〜2500%で
ある。さらに硬さくショアー A)は30〜70である
(F)加工、成形方法 本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体を加工
、成形するにあたり、一般に用いられている塩素化ポリ
エチレンに添加される滑剤1着色剤、帯電防止剤、充填
剤、ならびに酸素、光および熱に対する安定剤のごとき
添加剤を配合してもよい、また、一般に用いられている
塩素化ポリエチレン、スチレン−ブタジェン系共重合ゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジェン系共重合ゴム、エチ
レンとプロピレンとを主成分とする二元または三元共重
合ゴム、クロロプレン系ゴム、クロロスルフォン化ポリ
エチレンゴム状物、ブタジェン単独重合ゴムおよび天然
ゴムのごときゴム状物ならびにポリ塩化ビニル、エチレ
ンおよび/またはプロピレンを主成分とするオレフィン
系樹脂、メチルメタアクリレートを主成分とするメチル
メタアクリレート系樹脂、アクリロニトリル−スチレン
共重合樹脂および前記ゴム状物にスチレン、アクリロニ
トリルおよびメチルメタアクリレートのごときビニル化
合物の少なくとも一種をグラフト重合することによって
得られるグラフト重合物のごとき樹脂状物を配合しても
よい。
これらの組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術分野において一般に用いられているオープ
ンロール、ドライブレンダ−、バンバリーミキサ−およ
びニーグーのごとき混合機を使用して混合すればよい、
これらの混合方法のうち、一層均一な組成物を得るため
にはこれらの混合方法を二種以上適用してもよい(たと
えば、あらかじめドライブレンダ−で混合した後、その
混合物をオープンロールを用いて混合する方法)、これ
らの混合方法のうち、塩素化エチレン−プロピレン系共
重合体とゴム状物とを混合するには、混合温度は30〜
120°Cであり、通常50〜100℃である。特に、
混合時において、ゴム状物は凝集力によって発熱するた
めに混合温度を150℃以下に制御することが望ましい
。また、塩素化エチレン−プロピレン系共重合体と樹脂
状物とを混合するには、それらが溶融する温度以上であ
るが、 180℃以下で実施することが好ましい。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体および
これらの組成物は一般のゴム業界および樹脂業界におい
て通常使用されている押出成形機、射出成形機、圧縮成
形機、およびカレンダー成形機のごとき成形機を用いて
所望の形状物に成形されて使用される。なお、塩素化エ
チレン−プロピレン系共重合体のみを成形する場合、そ
の成形温度は70〜130℃であり、一般には90〜1
20℃である。
よび 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、引張試験はJIS
  K−8301にしたがい、引張速度が5005m/
分の条件で測定した(ダンベルはJIS   No、3
号ダンベルを使用)、また、硬度はJIS硬度(ショア
ー A)を使用し、試験片はJIS  K−8301に
したがってJIS   No、3号ダンベルを3枚重ね
合せて硬度計で測定した。さらに、ムーニー粘度はJI
S  K−6301にしたがって温度が100℃、予熱
が1分でラージ・ローターを使用して4分値の値を測定
した。
実施例 1 1001のガラス内張りしたオートクレーブに80文の
水゛、80gのラウリル酸ナトリウムおよびプロピレン
含有量が22重量%であり、かつムーニー粘度(ML、
100℃)が115であるエチ!+4 レンープロピレン系共重合体(MFR・1.0 g71
0分、融点 120℃、以下rEPR(1) Jと云う
) 10Kgを仕込み、撹拌しながら50〜80℃の温
度範囲において該共重合体の塩素含有量が18.2重量
%になるまで塩素化した(第一段階塩素化)。ついで、
反応系を 121〜!25℃に昇温させ、この温度範囲
において塩素の導入を中止させて30分間アニール化を
行なった(第二段階アニール化)、ついで、反応系を冷
却し、85〜118℃の温度範囲において塩素含有量が
30.4重量%になるまで塩素化しく第三段階塩素化)
、塩素化エチレン−プロピレン系共重合体〔以下rcl
EpR(A) Jと云う〕を製造した。
実施例 2 実施例1において使ったEPR(1)のかわりに、プロ
ピレン含有量が24.5重量%であり、かつムーニー粘
度(ML、100℃)が34であるエチレ1◆4 ンープロピレン系共重合体(NFR4,8g/10分、
融点 80℃)を使用し、温度範囲が50〜55℃にお
いて実施例1と同様に第一段階塩素化を行なった。この
段階において得られた塩素化物の塩素含有量は18.2
重量%であった。ついで、この反応系を昇温し、85〜
87℃の温度範囲において実施例1と同様に第二段階ア
ニール化を行なった。ついで、反応系を冷却し、55〜
78℃の温度範囲において塩素含有量が30.5重量%
になるまで第三段階塩素化を行ない、塩素化エチレン−
プロピレン系共重合体〔以下rclEPR(B) Jと
云う〕を製造した。
実施例 3 実施例1において用いたEPR(1)を使用し、実施例
1と同じ条件で塩素含有量が21.5重量%になるまで
第一段階塩素化を行なった。ついで、実施例1と同様に
第二段階アニール化および第三段階塩素化を行ない、塩
素含有量が40.3重量%の塩素化エチレン−プロピレ
ン系共重合体〔以下rclEPR(C) J と云う〕
を製造した。
比較例 1 実施例において使ったEPR(1)のかわりに、プロピ
レン含有量が31.8重量%であり、かつムーニー粘度
(ML、100℃)が58.7重量%であ!+4 るエチレン−プロピレン系共重合体(MFR8,2g7
10分、融点 35℃)を用いたほかは、実施例1と同
様に第一段階塩素化および第二段階塩素化を行なった(
第二段階アニール化を実施しない)、得られた塩素化エ
チレン−プロピレン系共重合体〔以下r CLEPR(
D) Jと云う〕の塩素含有量は31.5重量%であっ
た。
比較例 2〜7 実施例1において使ったEPR(1)を第1表に示され
ている温度範囲で塩素含有量を第1表に示すまで塩素化
を行ない、各第一段階塩素化を実施した。ついで、この
ようにして得られたそれぞれの塩素化物を直ちにそれぞ
れ第1表に示される温度範囲で第二段階を行ない、さら
に第1表に示す温度範囲で塩素化を行ない(第三段階塩
素化)。
第1表に示されている塩素含有量を有する塩素化エチレ
ン−プロピレン系共重合体を製造した。
(以下余白) 第   1   表 り第三段階塩素化後の各塩素化ポリエチレンの#!稟含
有量なお、比較例1.2および5の第一段階塩素化にお
いて、団塊化が起り、良好な製品が得られなかった。ま
た、比較例3および4では、第二段階塩素化において、
団塊化は起らなかったが、塩素分布が不均一であった。
実施例1ないし3および比較例6.7によって得られた
それぞれの塩素化エチレン−プロピレン系共重合体の各
物性の測定を行なった。それらの結果を第2表に示す。
第   2   表 参」L勿 本発明によって得られる塩素化エチレン−プロピレン系
共重合体と一般に重版されている塩素化ポリエチレンと
の加硫性について比較検討する。
参考例 l 実施例1によって得られた0LEPR(A)  100
重量部に対して受酸剤として酸化マグネシウム10重量
部、充填剤としてカーボンブラック(旭カーボンブラッ
ク社製、SRF 50.平均粒径 84n*) 50重
量部、可塑剤としてトリオクチルトリメリテート30重
量部、加硫剤として硫黄0.5重量部および加硫促進剤
としてジエチルチオ尿素4.5重量部を室温においてオ
ープンロールを用いて20分間充分混練させながらシー
トを作成した。
参考例 2 参考例1において使った0LEPR(A)のかわりに、
あらかじめ分子量が約20万であり、密度が0.950
g / c m″である高密度ポリエチレンを水性懸濁
法により塩素化させることによって得られるムーニー粘
度(MS、100℃)が70であり。
l◆4 塩素含有量が30.3重量%である塩素化ポリエチレン
を使用したほかは、参考例1と同様に混練させながらシ
ートを作成した。
このようにして得られた参考例1 (a)および参考例
2(b)の各シートを温度が185℃および角度が3度
の条件下でレオメータ−試験機にて加硫状態を観察した
。これらの加硫曲線を第1図に示す。
&貝Jと汰釆 本発明によって得られる塩素化エチレン−プロピレン系
共重合体は、第1図から明らかなごとく加硫性が通常の
塩素化ポリエチレンに比べてすぐれているばかりでなく
、下記のごとき効果を発揮する。
(1)耐オゾン性が良好である。
(2)反撥性がすぐれている。
(3)難燃性についても良好である。
(4)耐候性および耐久性もすぐれている。。
(5)引裂性およびその他の機械的強度についても良好
である。
(8)耐油性にすぐれている。
(7)さらに耐熱性および低温性についても良好である
(8)その上、接着性についてもすぐれている。
本発明の塩素化エチレン−プロピレン系共重合体は上記
のごときすぐれた特性を有しているために多方面にわた
って利用することができる0代表的な応用例を下記に示
す。
(1)ポリプロピレン、アクリロニトリル−ブタジェン
−スチレン三元共重合樹脂(ABS樹脂)、高密度ポリ
エチレン、低密度ポリエチレン、塩化ビニル樹脂などと
樹脂ブレンドすることによってこれらの樹脂の難燃性を
改良するのみな−らず、機械的特性(たとえば、耐衝撃
性)を向上することができる。
(2)一般に用いられている難燃化剤を配合させること
により、より高度な難燃化材として利用することができ
る。
(3)自動車用各種部品(たとえば、ホース、チューブ
材) (4)電線の被覆材 (5)接着剤 (6)電子機器、電気機器などの部品
【図面の簡単な説明】
第1図は参考例1および参考例2によって得られた各シ
ート(組成物)のディスクレオメータ−を使って測定し
た加硫曲線図である。この図において、縦軸はトルク(
Kg−am)を示し、横軸は加硫時間(分)を示す、な
お、aおよびbはそれぞれ参考例1および参考例2によ
って得られた各組成物の加硫曲線である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プロピレンの含有量が15〜40重量%であり、メルト
    フローインデックスが0.01〜5.0g/10分であ
    り、かつムーニー粘度(ML_1_+_4、100℃)
    が10〜180であるエチレン−プロピレン系共重合体
    を水性懸濁液中で塩素ガスを接触させて塩素化エチレン
    −プロピレン系共重合体を製造する方法であり、第一段
    階においてエチレン−プロピレン系共重合体の融点より
    も少なくとも25℃低い温度であるが、50℃より高い
    温度において全塩素化量の20〜60%を塩素化し、第
    二段階において該エチレン−プロピレン系共重合体の融
    点よりも1〜7℃高い温度まで昇温させ、この温度にお
    いて塩素を導入することなく10〜60分間アニールさ
    せ、第三段階において該エチレン−プロピレン系共重合
    体の融点よりも2〜25℃低い温度において残りの塩素
    化を行ない、塩素含有量が20〜45重量%であり、か
    つムーニー粘度(ML_1_+_4、100℃)が10
    〜150である塩素化エチレン−プロピレン系共重合体
    の製造方法。
JP27300286A 1986-11-18 1986-11-18 塩素化エチレン‐プロピレン系共重合体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0772214B2 (ja)

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