JPS58150439A - 触媒の賦活方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガス処理装置内に充填された触媒が使用途中に
ダストの付着・堆積あるいは被毒物の蓄積に伴ない性能
が低下した時に、該装置に触媒を充填した使用できる状
態のままでこれ【賦活させる方法に関するものでｓｂ、
石炭や石油を燃焼させた排ガスを触媒に通過させて、排
ガス中の窒素酸化物を還元して無害化、除去する脱硝反
応、−酸化炭素あるいは炭化水素などを酸化燃焼させる
反応等に適用される各種触媒に、燃焼排ガス中のダスト
に含まれるアルカリ金属やアルカリ土類金属（カリウム
、ナトリウ。

ム、マグネシウムなど）が蓄積あるいは活性体部の細孔
が目詰シ等して性能が低下し斥場合に特に有効な手段で
ある。

カリウム、ナトリウムなどのアルカリ金属は脱硝触媒、
燃焼触媒など燃焼排ガスを対象にした触媒反応において
、触媒活性点を阻害する被毒物質であるので、その含有
量をできるだけ低減させることが望ましい。

しかし、最近では燃料事情の悪化からますますダスト量
、ダスト組成の点で触媒に悪影響を与えるような排ガス
源になってきておシ、そこで使用される触媒に耐ダスト
被毒性を要求される状況にある。

本発明者らは、既に、触媒の賦活方法として、水洗によ
υ触媒中に蓄積した被毒物質を溶出除去する方法（％願
昭５６−１１７８４３号、同５６−１２８８３０号、同
５６−１２８８３１号）を提案している。これらの方法
は、水洗後の廃液処理等を必要とし、システム的に若干
複雛にはなるが、従来のようにスーツブローのみでは除
去し得なかった触媒中の被毒物質を容易に除去でき、回
復率もかなシ高い等の利点がある。

本発明は、これらの先行方法にもましてよシ簡易な手段
にて触媒を賦活させる方法を提供すべく検討を重ねた結
果１次のような知見を得た。

触媒の性能低下の原因として考えられるのは、被毒物質
の蓄積以外に、アッシュ等による活性体部の細孔の目詰
シがある。この細孔の目詰シは、活性体表面に近い極く
僅かな層（厚みとして１０μ以下）に集中していること
から、性能に支障を与えない程度（数μ）に強制的に摩
耗させて細孔部のアッシュ等による目詰シ部および被毒
物質蓄積部、を削シ落とすことによシ、触媒性能を回復
させることができる。

本発明は上記の知見に基いてなされたもので、所定の断
面形状を備えたガス通路を有する平行流式触媒を内蔵し
たガス処理装置において、前記触媒のガス通路の端面に
対向して設置されたスーツブローノズルからガス体と粉
体とを同時に噴射して触媒表面を強制的に摩耗させるこ
とを特徴とする触媒の賦活方法に関するものである。

触媒の摩耗の関係は、一般に、下記の関係式が成立する
ことが知られている。

Ｋ−に＊Ｔ＠Ｕ’＠Ｄｍ＠Ｏｎ ここでＥ：摩耗量（μ） Ｔ：時間（Ｈｒ　） Ｕ：ガス流速（ｍ／ｓｅａ　） Ｄ：粉体粒子径（μ） Ｃ：粉体濃度（ｆ／Ｎｍ”　） Ｋ：材質、形状による補正係数 Ａ　＊　ｍ　、ｎ　：定数 この関係式において、例えば、流速Ｕ１粉体濃度Ｃ１粉
体粒径りを一定にすれば、時間Ｔと触媒の側面摩耗量Ｅ
の関係は、１直線となシ、第１図のように示される。従
って１時間流速、粉体濃度、粉体粒径あるいは触媒に噴
射する粉体の種類等の適切な組合せによシ、触媒の必要
な摩耗量を得ることができるのである。

なお、上記の第１図は、噴射粉体がフライアッシュ、噴
射ガス流速が２０ｍ／ｓｅｃ％核フライアッシュ粒径４
０μ、該フライアッシュ濃度５０　ｔ／Ｎｍ３、噴射ガ
ス流速２０ｍ／ｓｅａの条件下におけ、る、噴射時間（
Ｈｒ　）　　と触媒、の側面摩耗量（摩耗厚さμ）との
関係を示したものである。

また、脱硝性能が約７０チまで低下した劣化触媒を上記
条件下の本発明方法によシ賦活させたところ、第２図に
示すような結果〔すなわち触媒の側面摩耗量（摩耗厚さ
μ）と触媒性能の回復状況（脱硝率ｆｌｂ）で示す）の
関係〕が得られた。

第２図中、点線αは劣化触媒の性能を、点線βは新鮮触
媒の性能をそれぞれ示し、実線γが劣化触媒の回復状況
を示している。

第２図から明らかなように、触媒の側面を厚さ約５μま
で摩耗させた場合、性能は約８２チツで回復し、更に約
１０μまで摩耗させた場合は約８６％まで回復し、それ
以上の摩耗では余シ変化がみられない。

第２図のものは、供試サンプルとしてソリッド型１０’
ｍ級触媒を使用した場合の結果であ）。

触媒の種類を変えた場合あるいは劣化が極めて低い場合
等では、その回復率は若干具なる。

本発明方法を実際の脱硝装置に適用する場合の例を第３
図に示す。

第３図において、所定の断面形状を備えたガス通路を有
する平行流式触媒からなる脱硝触媒層１のガス入口面に
而してスーツブロー用ノズル６を設置し、また脱硝装置
２系外のスーツブロー用ガス体（例えば空気）配管５の
途中に粉体供給ライン４を設け、該ガス体と該粉体とを
同時に所定条件下で上記のスーツブロー用ノズル６から
噴射させ、上記触媒の表面部を一定厚さまで強制的に摩
耗させて該触媒の目詰シ部および被毒物質蓄積部を取除
き、上記触媒の性能を回復させる。なお、本発明方法を
実施するに先立って、空気にて触媒に付着、堆積してい
るダストを除去しておくことが、よシ効釆的である。

以上説明した本発明方法において、スーツブロー用ノズ
ルから噴射させる摩耗用粉体としては、ケイ砂粉末等外
部から導入されるものの外に、上記したフライアッシュ
のように常設の電気集塵器で捕集されたフライアッシュ
をそのままで使用する（粒子径を把握しておく）ことも
できるし、あるいは該フライアッシュを分級して比較し
て粗粒部分を使用することもできる。

また、上記粉体とガス体との混合割合、該混合体の噴射
速度（ガス体の流速）、噴射時間等は、前述した説明か
ら明らかなように、該粉体の種類や粒径、触媒の種類等
によシ、所望の摩耗量に応じて適宜選定される。

【図面の簡単な説明】

第１図は粉体とガス体の混合体の噴射時間と触媒の側面
摩耗量との関係を示す図表、第２図は触媒の側面摩耗量
と触媒の性能回復状況（脱硝率で示す）を示す図表、第
３図は本発明方法の一実施態様例を示す図である。 復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　− ＦＲ間　（ｈ） 触媒の側面摩耗量（μ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定の断面形状を備えたガス通路を有する平行流式触媒
   を内蔵したガスｉ理装置において、前記触媒のガス通路
   の端面に対向して設置されたスーツブローノズルからガ
   ス体と粉体とを同時に噴射して触媒表面を強制的に摩耗
   させることを特徴とする触媒の賦活方法。