JPS58149637A - 乾燥卵白の製造方法 - Google Patents

乾燥卵白の製造方法

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JPS58149637A
JPS58149637A JP57031369A JP3136982A JPS58149637A JP S58149637 A JPS58149637 A JP S58149637A JP 57031369 A JP57031369 A JP 57031369A JP 3136982 A JP3136982 A JP 3136982A JP S58149637 A JPS58149637 A JP S58149637A
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egg white
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JP57031369A
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Tetsuji Inomata
猪股 哲二
Miyuki Hayakawa
早川 美由紀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゲル強度の高い乾燥卵白の製造方法に関する。
従来より乾燥卵白は1卵白液を噴鐸乾燥、静置乾燥、凍
結乾燥、真空乾燥など種々の方法で乾燥して水分含量を
通常j〜7嚢の卵白粉としたのち、一般生′@数を減ら
しtいときは数日間!! −63”C,の低温域中でI
Ij11R保持し、次いで通常放冷して製造している。
乾燥処理の段階で水分含量の調節を行ない、乾燥処理直
後のJll白粉の水分含量を高々I〜7III程[まで
としているのは、放冷後の蛾終製品の乾燥卵白の水分含
量が7−を超えるとケーキングあるいはブロッキングが
起こり易くなり、しかも風味が低下するなどの品質上の
問題が生じるようKなること等を考慮した次めである。
このようKして製造された乾燥卵白は卵白の加熱ゲル化
能を利用する各種食品の原料として広く使用されている
が、上記したような従来の方法によりてつくられた乾燥
卵白は、卵白の加熱ゲル化能を利用する食品で要求され
る強度のゲル化能を有するものではなく、よりて、ゲル
をより崩壊し難くさせうるようたゲル強度の高い乾燥卵
白の開発が望まれているのが現状である。
このような状況下にあって、本発明はゲル強度の高い乾
燥卵白の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは研党を重ねた結果、卵白液の乾燥処理直後
の水分含量を1−/2憾と、従来に比して一段と高くす
るように乾燥し、次いで得られ几卵白粉を一定日数?0
〜ioo℃の温間に保持するならば、放冷後置られた乾
燥卵白杖、従来になく優れたゲル化能を有するものであ
る、ことを見い出した。
本発明はこのような知見に基いて完成され比ものであっ
て、卵白液を乾燥して水分含量t〜/2ftの卵白粉と
したのち、一定日数70〜100 ℃の温度に保持する
ことを特徴とする、乾燥卵白の製造方法を提供するもの
である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる卵白液は、乾燥卵白の製造に従来よシ用
いられているものと何ら異なるものではなく、例えば、
殻付卵を割卵分離して得たもの、凍結卵白を解凍したも
の、これら卵白液を常法に準じて濃縮したもの、更にこ
のような卵白液テあって熱変性を生じさせない程度に通
常行なわレテいる方法で加熱殺菌処理をし次もの、ある
いは熱蔵期間中に生じるメイラード反応および乾燥臭発
生を防止するために前処理として通常行なわれている#
累、酵母、細菌等を利用し7t[の分解処理、即ち脱糖
処理、を必−1!に応じて行なったもの、などを適宜用
いつる。
準備しfc便白液は、噴霧転線、静置乾燥、凍結乾燥、
真空乾燥等のいずれかの乾燥手段でもって乾燥処理する
。この処理は、乾燥処理直後の卵白粉の水分含量が1−
/コチであるように採用せる乾燥手段に応じてその操作
条件、例えば噴精乾録をする場合には吸気、排気温度あ
るいは送液流−等、を適宜調節する、ことを除いてすべ
て常法に準じて行なえばよい。
このようにして乾燥処理直後の卵白粉の水分含量をr〜
/コ優にし次のち一定日数70〜100℃の温度に保持
すると、得られた最終製品は後述せる比較試験の結果よ
り明らかな如く、従来のものに比べてかなυ高いゲル強
度を有するものとなる。水分含量かt饅よシ少ないと充
分なるゲル強榎を有する乾燥卵白は*m<、他方、l−
一を超えると熱蔵期間中に蛋白質の好ましくない変性が
起こるためか不溶解物が生じ易くなり、又、採用せる乾
燥手段によってはケーキングあるいはブロッキング等に
よって最終製品を、取シ扱い易い粉本状の乾燥卵白に製
造し−くしてしまう、よって、本発明において乾燥処理
直後の卵白粉の水分含量をl〜lコ慢とするのが好まし
い。
得られ北水分含量1−/J優の卵白粉は、アルミニウム
尋の金属製容器でもよいが取扱いを便利にする友めの通
常プラスチック製(例えばポリエチレン製)の袋あるい
は容器等に適宜収容し、必要に応じて密封して常法に準
じて、例えば熱蔵産生に適宜配置し、一定日数70−1
00℃の温度に保持する。上記水分含量の卵白粉をこの
温度範囲で熱蔵することは、ゲル強度の高い乾燥卵白を
得るためには必須である。後述の試験例の結果から明ら
かな如く、70℃よシ低い温度であると上記水分含量の
卵白粉であっても充分なるゲル強度を有する乾燥卵白は
得嫉い。反面、この温度よシ高くなるKつれ従来のもの
に比べて高いゲル強度のものが得られるようになるが、
700℃を超えると蛋白質の好ましくない熱変性が起こ
るようKなり不溶解物が生じてくるので7Q〜/DO℃
の範囲で保持することが必要である。
一μ白粉の水分含量と熱蔵温度との関係は両者とも上記
の範囲内にある限シ充分なるゲル強度を有する乾燥卵白
を製造することができるが、両者の好まし一関係を具体
的に示すならば、水分金蓋l〜デーの卵白粉は10〜1
00℃の温度範囲に1又水分含量2〜/2優のものは7
0− ’10℃の温度範囲に保持する方がよい。
上記温度範囲で熱蔵保持するならば保持する時間が増す
につれゲル強度の向上が計れるが、いずれの卵白粉の水
分含量においてもほぼl〜2日目をピークとしてその後
は横ばいあるいは下降する傾向になる(後述の試験例に
おいて証明)ので約t−2日間保持すれば本発明の目的
は達成される。
よって、本発明において「一定日数」なる用語は、特に
日数において限定的であることを意味するものではない
が、最も高いゲル強度が期待できる上記t〜2日を目安
とすればよい。
水分含量r−/コチの卵白粉を一定日数70〜100℃
で熱蔵保持したのちは常法に準じて、例えば室温にて放
冷すればよい。このようにして得られた乾燥卵白中の含
有水分は、卵白粉をアルミ二ウム等の金属製容器に密封
した場合を除き熱蔵中に徐徐に失われ、ポリエチレン製
の袋を使用した時は袋に通常多少の気体透過性があるの
で、熱蔵の温度と期間にもよるが、大体79b以下程度
になっている。ただし、アルミニウム等の金属製容器で
もって熱蔵処理しても放冷後得られる乾燥卵白は、軽い
振動を与えるだけで容易に粉状化できる程度の水分含量
のものである・ 次に1このように、水分含1r〜/コ一の卵白粉としt
のちこれを70−100℃の温度に保持して得られt乾
燥卵白が、いかに高いゲル強度を有するものであるかを
、噴霧乾燥で乾燥処理をし次場合を例にとカ実際に水戻
ししたのち加熱凝固してみた試験の結果でもって示す。
同、本発明において俤はすべて重量基準である。
1m 殻付卵を割卵分離して得た卵白液1OKIPに10%り
エン酸水溶液を添加してPHを7.OK調整後、これに
パン酵母xtiを加えてaSCで参時間常法に準じて脱
糖処理を行な97t0次いでこのように前処理して準備
した各卵白液を噴霧乾燥に供し、吸気、排気温度および
卵白液の送液流量等を適宜調節してそれぞれ水分子ik
J’A、7チ、l俤、り慢、llS、iコ参および13
%の7種類の卵白粉試料を調製し友1次いでこれら卵白
粉試料を各々4等分したのちそれぞれポリエチレン裏装
に収容、凹封稜、70℃の熱蔵庫に適宜配置し、各試料
とも0日(保持前)、2日、l8.4日、を日およびI
O日間熱蔵保持した◎用いた卵白粉試料が水分含量!優
および7%のものを除、・カすれも室温で充分に放冷し
て用いた試料すべてに関し各々その一部を分取して水を
用いて卵白#に度15チの水戻し溶液を調製した。各水
戻し溶液を径57m111のポリエチレン製のケーシン
グに充填したのち?O℃の湯中にて1時間それぞれ加熱
凝固させた。
このようにして得た各加熱凝固卵白を31の厚さの試料
片に切断後レオメータ−(不動工業Mail)を用いた
ゲル強度測定に供した。この除用いたプランジャーは径
がt闘の球形プランジャーであシ、ゲル強度は各凝固卵
とも10個の試料片t−掬定しtそれぞれその平均値を
求めた。結果は下記の表7の通シである。
#!l  ゲル強度(j’) PlG   00  コア1  コ10 304 31
0 34Ij//*   /7/  27!  J/7
 34!j  313  Jrls白液を均−化後上記
試験例に準じてポ リエチレン製のケーシングに充填して 同様に加熱凝固させたものも同様に測 定し次−このもののゲル強W嬬/91gであった。
試験例コ 試験例/に準じて前処理した卵白液を準備して、吸気、
排気温度および卵白液の送液量等を適宜調節してI!X
霧乾燥し、水分含量j%、ターおよび//チの3種類の
卵白粉試料をg4製し次。
これら卵白粉試料を各々ダー等分し次のちそれぞれポリ
エチレン製の袋に収容、密封後、台試料とも1袋ず一部
)4j”C170”C17j℃、to℃、Pq”C11
00℃およびioz’cの各熱蔵庫に適宜配置し、各試
料とも0日(保持前)、−日、l8.1日、を日および
IO日間熱蔵保持し友。保持終了後は、用いた卵白粉試
料か水分含量1%のものを除いていずれも室温で充分に
放冷し、すべての試料に関して上記試験例/[準じてゲ
ル強度測定に供し友。
4j’C (!憾)  ito  ito  itコ 11コ i
to  it。
(り慢)  lぶOJ/J   コ3t  コータ  
λぶJ  コt。
(//If)  /7/  2j0 21!  240
 2t0 21270℃ (jl)  /40   /11  221  221
  210  230(7%)  /40  J7/ 
 AID  JO4JJOJ41−17コ℃ (7%)  /40  It!  JJj  221 
2J0 230(7m)  /40  211   J
IO320夢/f   #IO(//1G)  /7/
  コ10 111  Jλ0 ダ12 ダ1010℃ (jlG)  /40   jlG   コJj   
221  2JOJJO(2m)   /ぶ0  コク
1!基ダ  311   参コ!  参l!ニー94上
ゴ7/  itム」で−μ=」4−上糸20℃ (!鳴)  140  It!  JJj ココt λ
30 λ30(PlG)  /40  JJj  Jl
r−7774AJ/  443/100℃ (!憾)  /lO/90  J、υ コ30 コ30
 コ30(りIIG)   /40  320  31
0  39!   4I30  4730(jl饅) 
 /7/  31!  330 31コ JJO参コ0
ioz℃ 上記の各試験結果より明らか1な如く、水分含量がI 
P−/ココの卵白粉を7Q〜100℃の温度範囲で熱蔵
保持するならば得られた乾燥卵白は、従来一般的につく
られている水分含tt〜7鳴の卵白粉を、上記温度下に
熱蔵保持して得られ友ものに比べてかなり高いゲル強度
を有するものであることが理解される。
このように、原料の卵白液を乾燥してまず水分含量l〜
/2−の卵白粉を得たのち、これを70%〜700℃の
温度に保持するととKよってどうして従来になく高いゲ
ル強度を有する転線卵白が優られるのかその理由は定か
でないが、このように高い水分含量でもって熱蔵するこ
とによシ蛋白にゲル化能向上に寄与するある種の変性が
生じ、その結果ゲル強度が強化されるものと推定される
このように本発明の方法によって製造された乾燥卵白は
ゲル強度の高いものであシ、ケーキングあるいはブロッ
キングの発生も認められず、しかも風味良好な乾燥卵白
であるので、卵白の加熱ゲル化能を利用せる各種食品業
における従来からの要望に充分に応じうるものである。
以下実施例でもつて本発明を更に詳しく説明する。
実施例 殻付卵を割卵分離して得危卵白液1000Kfに10憾
クエン酸水溶液を添加してpHを7.0に調整後、これ
にパン酵母コqを加えて35℃で参時間常法に準じて脱
糖処理を行なった。このように前処理して得られた卵白
液を吸気温度i4o℃、排気151度7!℃および卵白
液の送液流量1jOKf/vjの条件下で噴麺乾燥をし
て、水分含量t、!憾の卵白粉をlコアQ得た。これを
1oypずつ分取してそれぞれポリエチレン製の袋に収
容、密封後更にクラフト紙製の袋に各々収容、密封し、
7j℃の熱蔵庫に適宜配置してt日間熱蔵保持し、次い
で室温で放冷した。
このようにして得られ次乾燥罪白は、ケーキングあるい
はブロッキングの発生も全く認められず、風味は良好で
、上記試験例に準じてゲル強度を測定してみたところl
コOlであった。
出願人代理人  猪 股   清 手続補正書 昭和r年り月:Lヶ日 特許庁長官  島 1)春 樹  殿 1、事件の表示 昭和s7年特許願第311189号 2、発明の名称 乾燥卵白の製造方法 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (14りキ瓢−ぜ一株式条社 量」に補正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 卵白液を乾燥して水分含量1〜72重量%の卵白粉とし
    たのち、一定日数to−toθ℃の温度に保持すること
    を特徴とする、乾燥卵白の製造方法。
JP57031369A 1982-02-27 1982-02-27 乾燥卵白の製造方法 Expired JPS5953804B2 (ja)

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JPS5953804B2 JPS5953804B2 (ja) 1984-12-27

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