JPS6398348A - ゲル強度の向上した乾燥卵白の製造方法 - Google Patents

ゲル強度の向上した乾燥卵白の製造方法

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JPS6398348A
JPS6398348A JP61244067A JP24406786A JPS6398348A JP S6398348 A JPS6398348 A JP S6398348A JP 61244067 A JP61244067 A JP 61244067A JP 24406786 A JP24406786 A JP 24406786A JP S6398348 A JPS6398348 A JP S6398348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg white
gel strength
alcohol
liquid
flour
Prior art date
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Pending
Application number
JP61244067A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Kusama
草間 忠男
Hiroyuki Shidara
弘之 設楽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by QP Corp filed Critical QP Corp
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Publication of JPS6398348A publication Critical patent/JPS6398348A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はゲル強度の向1−シた乾燥卵白の製造方法に関
する。
〈従来の技術〉 乾燥卵白は卵白の加熱ゲル化能を利用する練製品・ゲル
状菓子等の各種食品の原料として広く使用されているが
、生卵白に比較すると、乾燥時に蛋白質が変性するため
かゲル強度がかなり低下している。
そこで、従来より乾燥卵白のゲル強度を向トさせる方法
か検討されており、例えば、特開昭58−149637
号公報には水分含量を8〜12%に調整した乾燥卵白を
70〜100℃で5〜8日間保持する方法が提案されて
いる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 −ト述した方法で処理した乾燥卵白は確かに卵白液にも
どして加熱凝固したときのゲル強度が向上されているが
、ハム、ソーセージ。
カマポコ等、腰の強さが要求される食品に用いる場合に
は、未だゲル強度が不足している。よって、さらに一段
とゲル強度が向トした乾燥卵白の出現が望まれている。
本発明は、このような事情に鑑み、さらに一段とゲル強
度が向上した乾燥卵白を得ることかできる製造方法を提
供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 前記目的を達成する本発明の構成は、卵白粉にアルコー
ルを添加し、その後、熱蔵することを特徴とする。
本発明で原料として使用する卵白粉は、卵白液を常法に
より乾燥して得られるもので、乾燥の手段としては噴霧
乾燥(スプレートライ)、静置乾燥(バンドライ〉、真
空凍結乾燥(フリーズドライ)等のいずれの方法を採用
しても差し支えない。なお、ここで卵白液としては、殻
イ」生卵を割卵分離して得られるもののほか、凍結卵白
を解凍したもの、更に卵白液を熱変性を生じさせない程
度に常法により加熱殺菌処理をしたもの、または後の熱
蔵期間中に起るメイラード反応を防止するために酵素・
細菌などによって脱糖処理を行ったものなどを適宜用い
ることができる。
このような卵白粉の含水率は約3〜15重量%が好まし
い。これは、3亀甲−%未満では本発明の効果が発現し
難く、15重量%を超えると熱蔵のときに塊状になって
しまい、水に戻した場合に水に溶けずに沈殿が牛じやす
くなり、共に好ましくないからである。
また、本発明で用いるアルコールはエチルアルコールで
あり、液状、気体状、粉末状のいずわを用いてもよい。
このアルコールの添加量は卵白粉に対して0.5〜5.
0電縫%が好ましい。これは、0.5重、f、i、%未
満では木発明の効果が出現し難く、5.0重量%を超え
ると卵白粉か塊状に固まり且つ水戻ししても溶けない沈
殿か生しやすくなるからである。
木発明では、上記卵白粉にアルコールを添加し、その後
、熱蔵を施すのであるが、例えばアルコールが液状のと
きには、このアルコールを卵白粉にふりかけるように添
加して容器中に密封し、その後、熱蔵すればよく、これ
によりアルコールが卵白粉全体に均一に作用するように
なる。また、粉末アルコールを用いる場合には、卵白粉
と粉末アルコールとを均一に混合し、その後、密封して
熱蔵すればよい。
ここで、容器としてはガラス容器、金属容器、グラスチ
ック容器など特に限定されないか、密封し易く、形状に
柔軟性を有しているポリエチレン製の袋が便利である。
また本発明で、熱蔵するとは一定の温度に保持すること
である。この熱蔵の温度は45〜250℃の範囲がよい
。これは45℃未満では本発明の効果が発現し難く、 
250℃を超えると卵白が変性を起して水戻し時に沈殿
が生じるようになるからである。熱蔵期間が熱蔵温度の
高低によって異なるが45〜250℃に対して15日間
〜10分間程度がよい。この熱蔵期間が短いと本発明の
効果が出現し難く、長ずざると水戻し時に沈殿か生じる
ようになる。例えば、45〜100℃の熱蔵温度の場合
には2時間〜15日間、 100〜250℃の熱蔵温度
の場合には10分間〜2時間が好ましい。
このような熱蔵の具体的な方法としては、例えばアルコ
ールを添加した卵白粉を、所定の温度域に設定した熱蔵
庫内に保持すればよい。また100〜250℃の比較的
高温の条件を選び、10分間〜2時間の短時間で熱蔵を
行う場合には、エクストルーダーやニーダ−などの加熱
機を用いて行ってもよい。
このようにして得られる乾燥卵白は従来のものに比べて
、ゲル強度が著しく向上されたものとなる。
本発明の作用は明らかではないが、卵白粉にアルコール
を添加して熱蔵することにより、熱蔵時に卵白粉中の蛋
白に、ゲル化能向上に寄与するある種の変化がアルコー
ルにより促進されるものと推定される。
以下に試験例及び実施例を示し、本発明をさらに具体的
に説明する。
く試 験 例〉 適切なアルコール添加量を求める試験エチルアルコール
が無添加、及び0.3g、 0.5g。
]、Og、 3.0g、 5.0g、 6.0g添加さ
れた水分lO%の卵白粉をポリエチレン製の小袋に各1
00gずつ収容し、密封後、それぞれ75℃で0〜5日
間保持した。
以上のようにして得た各種乾燥卵白を固形分含量12.
5%となるように水戻しし、そわぞれ57mmφのケー
シングに充填した後、80℃の渦中にて40分間、加熱
凝固させた。これらの加熱凝固卵白をそれぞれ3cmの
厚さに切断し、ゲル強度を測定した。なおこのゲル強度
測定にはプランジャー径が8mmのレオメータ−を用い
た。この結果を第1表に示す。
第  1  表 第1表に示す結果から明らかなように、本発明における
アルコールの添加量は、卵白粉に対して0.5〜5.0
重量%がよい。
〈実 施 例〉 実施例1 水分含量9.5%の卵白粉120kgを10kgずつポ
リエチレン袋の袋に収容し、それぞれに液状エタノール
を100gずつ添加して密封した後、熱蔵原生で、75
℃、5日間熱蔵した。
このようにして得た乾燥卵白を固形分濃度が12.5%
になるように水戻しした後、80℃の渦中で40分間加
熱して凝固した凝固卵白のゲル強度は520gであった
。なお、このゲル強度測定は上述の試験例と同様に行っ
た。
実施例2 水分含量10.0%の卵白粉120kgに粉末アルコー
ル(エチルアルコール含有率30%)を24kg添加し
て粉体混合機にて均一に混合した後、12kgずつ、ポ
リエチレン袋に封し、熱蔵庫にて90℃、1日間熱蔵し
た。
このようにして得た乾燥卵白を実施例1と同様にして加
熱凝固した凝固卵白のゲル強度は510gであった。な
おゲル強度の測定も実施例1と同じである。
〈発明の効果〉 以上、試験例、実施例とともに具体的に説明したように
、本発明によれば、卵白粉にアルコールを添加して熱蔵
することにより、ゲル強度が著しく向」−シ、特に、ハ
ム、ソーセージ、カマボコ等、腰の強さが要求される食
品に用いて好適な乾燥卵白を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)卵白粉にアルコールを添加し、その後、熱蔵するこ
    とを特徴とするゲル強度の向上した乾燥卵白の製造方法
    。 2)アルコールの添加量が卵白粉に対して0.5〜5.
    0重量%である特許請求の範囲第1項記載のゲル強度の
    向上した乾燥卵白の製造方法。
JP61244067A 1986-10-16 1986-10-16 ゲル強度の向上した乾燥卵白の製造方法 Pending JPS6398348A (ja)

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JPS6398348A true JPS6398348A (ja) 1988-04-28

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ID=17113241

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JP61244067A Pending JPS6398348A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 ゲル強度の向上した乾燥卵白の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5130155A (en) * 1989-05-10 1992-07-14 Masato Yamate Processed raw egg preservable at room temperature and process therefor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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