JPS58143267A - 血液検査用容器 - Google Patents

血液検査用容器

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JPS58143267A
JPS58143267A JP2656282A JP2656282A JPS58143267A JP S58143267 A JPS58143267 A JP S58143267A JP 2656282 A JP2656282 A JP 2656282A JP 2656282 A JP2656282 A JP 2656282A JP S58143267 A JPS58143267 A JP S58143267A
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halide
hexadimethrine
sera
serum
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Kazuhiko Kamiyoshi
和彦 神吉
Hideo Anraku
秀雄 安楽
Michiharu Ando
安東 道治
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/5002Partitioning blood components

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は血液検査用容器に関し、詳しくは被検者の全血
試料から遠心分11tKより、血清を分離するために用
いる有底の管状容器、所謂スピッツに関する。
近年、検査技術の目ざましい進歩と相俟って、血清生化
学検査、血清免疫学検査、血球検査等の血液検査が広く
普及し、病気予防や早期診断に大きく貢献するに至って
いる。血清検査は、血液検査の主体をなしており、検査
に要する血清は通常、血液検査用容器に採取した血液を
凝固させた後、遠心分離によって、比重の異なる血餅(
フィブリンと血球が混合したゲル様塊状物)から分離し
ている。
従来の血液検査用容器としては、ガラス製のもの、及び
、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチ
レン等の合成樹脂製のものが使用されている。
しかしながら従来の血液検査用容器では、容器内に血液
を注入した後、凝固に至る迄にかなりの時間を必要とし
、迅速に検査を実施するととができない欠点があり、特
に緊急に検査を実施する必要のある場合に問題となって
いた。
正常健康人の血液においても血液凝固に時間がか\る点
は大きな問題であるが、人工透析を受けている患者や血
栓症の患者の場合は、血栓防止の為にヘパリン投与を受
けており、このような患者の血液中にはかなりの濃度の
ヘパリンが混入しており、臨床検査に当って血液凝固が
起り難いために血清を分離採取することが困難であった
本発明はこのような患者血液に対しても正常健康人にお
けると差異のない血液凝固促進作用を有し、かつ優れた
血清分離性を有する血液検査用容器を得ることを目的と
する。
本発明の要旨は、 L 内壁面に、ヘキサジメスリンハライドを存在させる
ことを特徴とする、血液検査用容器λ 内壁面に、ヘキ
サジメスリンハライド及び吸着性無機物を存在させるこ
とを特徴とする、血液検査用容器、 l  P3壁面に、ヘキサジメスリンハライド及ヒ2.
2’、4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンを存
在させることを特徴とする、血液検査用容器、 表 内壁面に、ヘキサジメスリンハライド及びエラジン
酸を存在させることを特徴とする、血液検査用容器、 5、 内壁面に、ヘキサジメスリンハライド及びエピカ
チキンを存在させることを特徴とする、血液検査用容器
、 K存する。
次に本発明血液検査用容器について更に詳細に説明する
本発明において、血液検査用容器、即ちスピッツの素材
としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、変性天然樹脂
、ガラスのいずれもが用いられる0熱可塑性樹脂として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−
メチルペンテン−1、ポリスチレン、ポリメチルメタク
リレート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、スチレン−アクリロ
ニトリル共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体、ス
チレン−イソプレン共重合体、スチレン−無水マレイン
酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン
−メチルメタクリレート共重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン
−アクリル酸エステル共重合体、ブリビニルアルコール
アセタール化物、ポリビニルアルコールブチラール化物
等、また熱硬化性樹脂としては、例えば、不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ−アクリレート樹
脂等が用いられる。
変性天然樹脂としては、酢酸セルロース、プロピオン酸
セルロース、酢酸酪酸セルロース、エチルセルロース、
エチルキチン等が用いられる。
またガラスとしては、ソーダ石灰ガラス、リンケイ酸ガ
ラス、ホウケイ酸ガラスなどのケイ酸塩ガラス及び石英
ガラスが用いられる。
本発明血液検査用容器においては、内壁面にへ5− キサジメスワンハライド(Hexadimetbrin
e halide)を存在させている。ヘキサジメスリ
ンハライドはN、N、N’、N’−テトラメチレンへキ
サメチレンジアミンとトリメチレンハライドとの重合体
であり1;欠へ゛で′ゑん4にろ。
(但し、上式においてXはハロゲン原子、夏は正の整数
) 上式においてXは臭素、ヨウ素等が好適であるが、Xが
臭素であるものについては、市販品としてポリブレン(
商品名)が存し、ヘパリン中和物質として使用されてい
る他、ペプチド分解促進物質としてポリペプチド中のア
ミノ酸配列の決定に使用されている。
そしてヘキサジメスリンハライドが容器内壁面に存在さ
れることによって、ヘパリンを含有する血液は、速やか
にヘパリンの作用を消失し、6− 血液の凝固機能を回復する。ヘパリン投与を受けている
人工透析患者や血栓症患者の血液中には血液10cc当
り1単位乃至lO単位のヘパリンが存在するがヘキサジ
メスリンハライドが容器内壁面に存在されている場合は
、このヘキサジメスリンハライドにヘパリンが吸着され
、血中から除去されるため、トロンビンを始めきスる他
の血液凝固因子は正常な作用を取戻すに至る。
ヘキサジメスリンハライドの適正な存在量は、容器内壁
面1−当りα0005N乃至0.5■の範囲が好適であ
り、+lo o 05IIIfよりも少ない場合はヘパ
リンを吸着する作用が不足し、充分な血液凝固が得られ
ない。またa5■よりも多量になると、血清生化学検査
等の臨床検査値に異常値が出る傾向にある。
ヘキサジメスリンハライドが容器内壁面に存在するとは
、内!表面又は表面付近の壁内に非固定的あるいは固定
的に存在することを意味する。
非固定的に存在するとは、ヘキサジメスリンハライドが
ファンデルワールス力によって吸着もしくは収着される
ことを意味しており、又固定的に存在するとはへキサジ
メスリンハライドの有する正電荷と容器壁面を構成する
材料の有する負電荷とのイオン相互作用により結合して
存在することを意味する。
上記の場合において、ヘキサジメスリンハライドを単独
で容器内壁面に存在させる場合に、顕著な血液凝固促進
効果が認められる。
しかしながら、ヘキサジメスリンハライドと吸着性無機
物、2.2’、4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン、エラジン酸又はエビカテキンを併用することによ
り血液凝固促進作用を一層すぐれたものとすると七がで
きる。
ヘキサジメスリンハライドと併用されることにより相乗
的に血液凝固促進効果を発揮する物質の一つは吸着性無
機物である。
吸着性無機物としては、吸着剤として使用されていたよ
うな無機物、例えばガラス、シリカ、カオリン、セライ
ト、ベントナイト等の水不溶性の無機質微粉末がこれに
該当する。
又、吸着性無機物は粒径が50μm以下であって、平均
粒径が10μm以下のものを使用するのが好適である。
そして特に血液凝固時間を短縮させるに有効な吸着性無
機物はシリカであり、とり分は無定形成分を20重t%
以上含有する多孔性のシリカがすぐれた効果を発揮する
か\る吸着性無機物は、血液と接触した場合に血液凝固
因子の活性化を促進し、又血小板の凝集を促がす作用を
有する。しかしながら吸着性無機物が血液凝固促進作用
を効果的に発揮するためには、アマニ油吸油凰、BET
比表面積値、比抵抗値が一定の範囲内に存在することが
好ましい。
アマニ油吸油量及びBET比表面積値は、吸着性無機物
の表面積の程度を表わし、又表面積は吸着性無機物の有
する表面孔隙の程度と関連するので、吸油量及び比表面
積によって表面孔隙の程度を知ることができる。そして
本発明における吸着性無機物は、アマニ油吸油量が20
〜9− 40me/100 y、BET比表面積値が5000〜
30000IyI/yであるものが好適に使用される。
アマニ油吸油凰は日本工業規格に−5101に準拠して
測定される値を示し、吸着性無機物1乃至5yをガラス
板(約250X250X5a+)にとり、アマニ油をビ
ユレットから9皿ずつ前記試料の中央に滴下し、その都
度全体をへうで充分に練り合わせ、前記試料がアマニ油
の一滴で急激忙やわらかくなりガラス板に粘りつく直曲
を終点としそれ迄に使用したアマニ油の量を求め、試料
100yに対するアマニ油のd数を以ってアマニ油吸油
量とする。
BET比表面積価ハ、Brunau e r −Ekr
me t L −Te l 1 e rによって提案さ
れた多分子層吸着理論から求められる値であり、その理
論は、Journal  ofAmerican Ch
emical 5ociety 60 、309(19
38);−色」、2682(1937)等において詳説
されている。
BET比表面積値は、吸着性無機物の表面に吸−1〇− 着される気体の吸着量、その時の平衡圧、吸着ガスの飽
和蒸気圧から単分子層として表面をお\い切る気体凰を
求め、これに吸着気体分子の平均断面積を乗じて算出さ
れた値を指すものであり、吸着気体としては窒素ガス、
酸素ガス、アルゴンガス、メタンガス等が使用される。
そしてこの方法によれば、アマニ油吸油量の測定によっ
ては測定できない細孔を含めた表面積値が測定される。
血液凝固に際しては、第XII因子、すなわち接触因子
が活性化されるが、このためには異物表面上に第XII
因子、プレカリクレイン、高分子キニノーゲンの3種の
物質が錯体を形成して吸着されることが必要であり、こ
れらの一つ又は二つが欠けた状態での吸着は活性化に至
らないとされている。ところで、血液凝固促進作用を期
待して吸着性無機物を使用した場合に、表面積が非常に
大きなものであると、吸着性無機物の表面上には錯体を
形成しない状態での第XII因子、プレカリクレイン、
高分子キニノーゲンの吸着の割合が高まることになり、
菖い換えると、第XII因子の活性化に必要な三者の錯
体形成割合は減少することになり、かえって血液凝固促
進作用は減殺されることになる。また逆に吸着性無機物
の表面積が小さすぎると、凝固因子の吸着の確率が小さ
くなり、血液凝固促進作用ヲ期待することができなくな
る。このために本発明における吸着性無機物はアマニ油
吸油量が20〜40 me / 100 y、 B E
 T比表面積値が5000〜30000etd/?の範
囲の表面積を有することが好ましいものである。
又、本発明における吸着性無機物の比抵抗値はlXl0
”Ω・側以下が好適であり、最適には5×104Ω・傭
以下であるものが使用される。比抵抗値は電気伝導度の
逆数であり、常温における値である。
血液が異物に接触すると、血液凝固現象に先立ってアル
ブミン、グロブリンや種々の血液凝固因子等の蛋白質が
直ちに異物表面へ吸着し、そノ際ノ蛋白質分子のコンフ
ォーメーションの変化が、引続いて生ずる生化学反応に
様々な影春を及ぼす。特に酵累反応である血液凝固因子
の活性化機構は大きな影騙を受は場合によっては凝固機
能を損なう。
又、大きなコンフォーメーションの変化を生じた吸着グ
ロブリン、アルブミンの上に付着した血小板は異常な溶
融変形をきたし、重合析出したフィブリン鎖が吸着性無
機物に強く固着するという現象を引き起こす。後者の現
象が血清採取を目的とする容器内で生ずると、遠心分離
を行なっても、血餅と血清とに分離せず、その目的を達
成することができなくなる。
蛋白質のコンフォーメーションの変化は吸着性無機物と
蛋白質間の疎水性相互作用、水素結合性相互作用、静電
的相互作用等の様々な相互作用の結果生ずるが、このう
ち静電的相互作用については比較的導電性の高い吸着性
無機物を用いると緩和される。すなわち、蛋白質の持つ
極性基鮮により吸着性無機物中には、それらに応じた分
布を持つ双極子モーメント群が誘起され13− るわけであるが、吸着性無機物が非導電性であれば導電
性の場合に比して応答性が悪くなり、表面に吸着してい
る蛋白質の有する電位分布と吸着性無機物の有する電位
分布とは相互に整合性を欠き、これが蛋白質に局所的で
不均一な歪みを生じさせコンフォーメーションの変化へ
とつながる。従って吸着性無機物が導電性を有すること
は、蛋白質と吸着性無機物との間の電位分布の整合性を
保持し、蛋白質のコンフォーメーションの変化を防止す
るために必要である。
このために本発明における吸着性無機物は、比抵抗値が
1×10 Ω・a以下のものとされるのが好適である。
吸着性無機物は、血液凝固因子に対する活性化作用によ
り血液凝固促進作用を有する。しかしながら吸着性無機
物が容器内壁面に単独で存在される場合は、血液凝固速
度は早められるものの、凝固により生じた血液を容器内
壁面に付着する働きをも有するものとなり、遠心分離操
作にかけても凝固血液が血清と血餅とに分離され14− 難いことがあり、遠心分離に際し血餅と容器内壁面の吸
着性無機物との間に発生する強いすり応力によって赤血
球が破壊されて血清中に溶は込んでしまうこともある。
しかしながら容器内壁面に吸着性無機物と共にヘキサジ
メスリンハライドを存在させる場合は、血餅の容器内壁
面への付着を防ぎ、遠心分離Kかげた際の血清中への溶
血を防ぐことができる。
吸着性無機物とヘキサジメスリンハライドとの使用割合
は、吸着性無機物1重量蔀当りへキサジメスリンハライ
ドがa[oos乃至10重量部の範囲内とされるのが好
適である。
ヘキサジメスリンハライドと併用されることにより相乗
的に血液凝固促進効果を発揮する他の物質2 、2’、
 4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンである。
2 、2’、 4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノンは次の化学構造式を有する。
2 、2’、 4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノンは融点が195℃、溶媒に対する溶解性は30℃で
水に対し0.1重皿%、メタノールに対し50重蓋%、
エタノールに対し40重蓋%、水−エタノールの1:1
溶液に対し10ii1%である。
又、最大吸収波長位置け345mμであり、カラーバリ
ユー(ガードナー)は1重量1%のメタノール溶液にお
いて陽8である。
2 、2’、 4 、4’−テトラヒドリキシベンゾフ
ェノンとヘキサジメスリンハライドとの使用割合は、2
 、2’、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン1重量部当りへキサジメスリンハライドがaooo
s乃至10重量部の範囲内とされるのが好適である。
ヘキサジメスリンハライドと併用されることKより相乗
的に血液凝固促進効果を発揮する他の物質はエラジン酸
である。
エラジン酸は次の化学構造式を有する物質ヤある。
瓢 \0 エラジン酸は、血液凝固因子の−である4!JXI因子
を活性化する物質として知られている示、ヘキサジメス
リンハライドと併用する場合は、とれらを単独で使用す
る場合に比し“て一層優れた血液凝固促進作用を有する
ことが確認された。
エラジン酸とヘキサジメスリンハライドとの使17− 用割合は、ニラジン酸1重量部当りヘキサジメスリンハ
ライドがQOOO3乃至6重量部の範囲内とされるのが
好適である。
へキサジメスリンハライドと併用されることにより相乗
的に血液凝固促進作用を発揮する更に他の物質はエピカ
チキンである。
エビカチキンは次の化学構造式を有する物質である。
0M エビカチキンは無色柱状晶で、分解温度は237〜23
8℃、最大吸収波長位置#′i282 mμ、水に対し
難溶の物質である。
エビカチキン七へキサジメスリンハライドとの使用割合
は、エビカチキン1重量部当りヘキサジメスリンハライ
ドが1i0003 乃至6重量部の範囲内とされるのが
好適である。′ 18− ヘキサジメスリンハライド、又はこれと吸着性無機物、
2 、2’、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、エラジン酸、エビカチキンのいずれかとを容器
の内壁面に存在させるには、これらを溶解もしくFi懸
濁させた希釈液を用いて該希釈液を内壁面に塗布した後
、溶剤を乾燥させて皮膜を形成する方法、希釈液をスプ
レー液として使用し塗布する方法等が好適である。希釈
液における媒体としては例えばメタノール、エタノール
、フロビルアルコール等ノアルコール、水、クロロホル
ム、ジクロロエチレン、モノクロルトリフルオロエチレ
ン、ジクロルジフルオロメタン等のハロゲン化炭化水素
等が好適である。
本発明血液検査用容器によれば、正常健康人の血清に対
する血液凝固促進作用がすぐれているだけでなく、人工
透析を受ゆている患者や血栓症の患者のように、ヘパリ
ン投与を受けている為に凝固を起し難い血液の場合にお
いても、すぐれた血液凝固促進作用を有し、血清と血餅
との分離が容易に行なわれる。
ヘキサジメスリンハライドの働き(Cより、血液凝固時
における血餅収縮が顕著であり、血清収量が増加する。
本発明血液検査用容器は、血液検査用採血管、採血用シ
リンジ、血清分離容器等の用途に好適に使用することが
できる。
実施例1 外径15%、内径13%、高さ100%のガラス製容器
の内壁内の底部から80%迄の部分にヘキサジメスリン
ハライドを塗布したものを準備した。内壁面へのヘキサ
ジメスクンハライドの塗布は、これをメタノールに溶解
させた塗布液を使用し、次いで蒸発乾燥させた。
ヘキサジメスリンハライドの塗布量を電位差III定法
によシ哀めた結果、容器1本当りへ0734であった。
このガラス製容器にヘパリンが血液5−当り5単位含有
されている入断鮮血を注入した後、20℃で放置して全
血が完全に流動しなく々る迄に要した時間を血液凝固時
間として測定した結果、30分を要した。
血液凝固後、直ちに3000回転/回転目転速度で5分
間遠心分離を行ない血清分離状態を観察すると共に上澄
血清をピペットで採取し、その量を血清収量としたがそ
の結果は2.6−であった。
血清分離状1は血清層における容器壁面での残存血餅付
着の有無、及びフィブリン網の析出の有無により評価し
たが、極めて良好であった。
又、ヘキサジメスリンハライドを使用することによる検
査値への影響の有無を調べるため、上記血液検査用容器
を用いて得た血清を使用して血清生化学検査(28項目
)を実施した。
ヘキサジメスリンハライドを使用しないガラス製容器と
の間の検査値について有意義検定を行ない、有意水準5
%での差の有無を検定した。この結果、ヘキサジメスク
ンハライドによる検査値への影響はないことが確認され
21− た。
実施例2 外径15%、内径13%、高さ100%のポリエチレン
製容器の内壁面の底部から80%迄の部分に、ヘキサジ
メスリンハライドト吸着性無機物として平均粒径2μm
の天然1モ/I/ 77 :X m酸微粉末をメタノー
ルに溶解、 分散させて作成した塗布液を途布した後、
メタノールを蒸発乾燥させた。
このよう圧して得られた血液検査用容器1本当りへキザ
ジメスリンハライFが(LO79ay、天然1モル7ア
ス珪酸微粉末が0.26 tq塗布されているものを得
た。
次いでこの血液検査用容器を使用し、ヘノ(17ンを血
液5d当り5単位含有する入断鮮血を注入した後、実施
例1と同様にして血液凝固時間、血清分離状態、血清収
量、臨床検査値に対する影響の有無を評価した。
血液凝固時間は20分、血清分離状態は極めて良好であ
り、血清収量は2.6dであった。
22− 実施例3 実施例2において、吸着性無機物にかえて2゜2’ 、
 4.4’−テトラしドロキシベンゾフェノンを使用し
、血液検査用容器1本当りヘキサジメスリンハライドが
Q0751+1ii、2.2’、4゜41、−テトラヒ
ドロキシベンゾフェノンが(LL8Q+塗布されている
ものを得た。
次いで実施例1と同様にして血液凝固時間、血清分離状
態、血清収量、臨床検査値に対する影響の有無を評価し
た。
血液凝固時聞け30分、血清分離状態は極めて良好であ
り、血清収量1j:2.5m’であった。
又、臨床検査値に対する影響は認められなかった。
実施例4 実施例2において、吸着性無機物Kがえてエラジン酸を
使用し、血液検査用容器1本当りヘキサジメスリンハラ
イドがα075Q、エラジン酸が(L 14 rtrg
塗布されているものを得た。
次いで実施例1と同様にして血液凝固時間、血清分離状
態、血清収量、臨床検査値に対する影響の有無を評価し
た。
血液凝固時間は25分、血清分離状態は極めて良好であ
り、血清収量は2に6rnlであった、1又、臨床検査
値に対する影響は認められなかった。
実施例5 実施例2において吸着性無機物Kかえてエビカテキンを
使用し、血液検査用容器1本当りヘキサジメスリンハラ
イドがα075〜、エビカテキンがα20fng塗布さ
れているものを得た。
次いで実施例1と同様にして血液凝固時間、血清分離状
態、血清収量、臨床検査値に対する影響の有無を評価し
た。
血液凝固時間け30分、血清分離状態は極めて良好であ
り、血清収量#−114−であった。
又臨床検査値に対する影響は認められ々かった。
比較例 実施例1〜5においてへキサジメス1」ンノ〜ライドが
使用されない容器を用いて実施例1〜5゛におけると同
様にしてヘノ曵リンを血液5d当り5単位含有する入断
鮮血を注入し、血液凝固性を評価したが、いずれも10
時間放置後も血液凝固は完結しなかった。
又、血清分離は不可能でおった。
特許出願人 積水化学工業株式会社 代表者藤沼基利 25−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内壁面に、ヘキサジメスリンハライドを存在させる
    ことを特徴とする、血液検査用容器。 2 内壁面に、ヘキサジメスリンハライド及ヒ吸着性無
    機物を存在させることを特徴とする、血液検査用容器。 1 内壁面に1ヘキサジメスリンハライド及び2゜2’
    、4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンを存在さ
    せることを特徴とする、血液検査用容器0 本 内壁面に、ヘキサジメスリンハライド及びエラジン
    酸を存在させることを特徴とする、血液検査用容器。 氏内壁面に、ヘキサジメスリンハライド及びエピカチキ
    ンを存在させることを特徴とする、血液検査用容器。
JP2656282A 1982-02-19 1982-02-19 血液検査用容器 Granted JPS58143267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2656282A JPS58143267A (ja) 1982-02-19 1982-02-19 血液検査用容器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2656282A JPS58143267A (ja) 1982-02-19 1982-02-19 血液検査用容器

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Publication Number Publication Date
JPS58143267A true JPS58143267A (ja) 1983-08-25
JPH0126503B2 JPH0126503B2 (ja) 1989-05-24

Family

ID=12196969

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JP2656282A Granted JPS58143267A (ja) 1982-02-19 1982-02-19 血液検査用容器

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JP (1) JPS58143267A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720123A (ja) * 1993-06-14 1995-01-24 Becton Dickinson & Co 採血管用二経路凝血促進剤
JPH0735743A (ja) * 1993-06-14 1995-02-07 Becton Dickinson & Co 凝血促進プラスチックの管を含む減圧作動アッセンブリー

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JPH0735743A (ja) * 1993-06-14 1995-02-07 Becton Dickinson & Co 凝血促進プラスチックの管を含む減圧作動アッセンブリー

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Publication number Publication date
JPH0126503B2 (ja) 1989-05-24

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