JPS58196457A - 血清と血餅との分離方法 - Google Patents

血清と血餅との分離方法

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JPS58196457A
JPS58196457A JP7975682A JP7975682A JPS58196457A JP S58196457 A JPS58196457 A JP S58196457A JP 7975682 A JP7975682 A JP 7975682A JP 7975682 A JP7975682 A JP 7975682A JP S58196457 A JPS58196457 A JP S58196457A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は血清と血餅との分離方法に関し、詳しくはヘパ
リン投与を受けている被検者の全血試料から遠心分離に
より血清と血餅を分離する方法に関する。
近年、検査技術の目ざましい進歩と相俟って。
血清免疫学検査、血清免疫学検査、血球検査等の血液検
査が広く普及し、病気予防や早期診断に大きく貢献する
に至っている。血清検査は、血液検査の主体をなしてお
り、検査に要する血清は通常、血液検査用容器に採取し
た血液を凝固させた後、遠心分離によって、比重の異な
る血餅(フィブリンと血球が混合したゲル様塊状物)か
ら分離している。
そして血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分け
た後、血清部分をピペットで吸上げたり、デカンテーシ
ョンにより採取することが行なわれている。血清部分の
採取は、血液の凝固を待って行なわれるが、凝固迄にか
なりの時間を必要とし、迅速に検査を実施できない点が
問題となっている。
正常健康人の血液においても血液凝固に時間がか\る点
は大きな問題であるが、人工透析を受けている患者や血
栓症の患者の場合は、血栓防止の為にヘパリン投与を受
けており、このような患者の血液中にはかなりの濃度の
へ、(リンが混入しており、臨床検査に当って血液凝固
が起り難いために血清を分離採収することが困難であっ
た。
零発#4はこのような患者血液に対しても血液凝固に要
する時間を大幅に短縮させると共K、血清成分と血餅成
分を良好に分離する方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、 1、血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離す
る方法において、血液中に陰イオン交換樹脂を存在させ
ておくことを特徴とする、血清と血餅との分離方法 2、血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離す
る方法において、血液中に陰イオン交換樹脂及び吸着性
無機物を存在させておくことを特徴とする、血清と血餅
との分離方法3、血液を遠心分離操作に付して血清と血
餅とに分離する方法において、血液中に陰イオン交換樹
脂及び2 、2’、 4.4入テトラヒドロキシ1ベン
ゾフエノンを存在させておくことを特徴とする、血清と
血餅との分離方法 4、血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離す
る方法において、血液中に陰イオン交換樹脂及びエラジ
ン酸を存在させておくことを特徴とする、血清と血餅と
の分離方法5血液を遠心分離操作に付して血清と血餅と
に分離する方法において、血液中罠陰イオン交換樹脂及
びエラジン酸を存在させておくことを特徴とする、血清
と血餅との分離方法aSに存する。
次に本発明血清と血餅との分離方法について更に詳細に
説明する。
被検者の全血試料を遠心分離操作に付して血清と血餅を
分離するために、血液は検査用容器に入れられて凝固さ
れる。
しかし正常健康人においても、そのま\放置しただけで
は凝固に時間がか\るが、人工透析を受けている患者が
血栓症の患者の場合はヘパリン投与を受けているため血
液中にヘパリンが存在しその作用によって血液凝固を鴨
しKくい。
このため、本発明においては検査用容器内に入れられた
血液中に陰イオン交換樹脂を存在させておく、陰イオン
交換樹脂としては陰イオン交換能を有するアミン基を有
する水不溶性重合体が奸適であシ、又アミン基としては
第4級アミン基、第3級アミン基、第2級アミン基、第
1級アミン基のいずれであってもよい。
@4級アミン基を有する陰イオン交換樹脂としては、例
えばトリメチルペンジルアンモニクム 5− 基あるいけジメチルヒドロキシエチルベンジル7 ンー
E−二?A基を有するスチレン・ジビニルベンゼン架橋
共重合体の変性物、N−メチルビリジン基を有するビニ
ルピリジンとスチレンまたはメチルメタクリレートとの
共重合体の変性物、トリエチルアミノエチル基を有する
セルロースn導体、N−トリエチルキトサン等が使用さ
れる。これらの第4級アミン基を有する陰イオン交換樹
脂においては、第4級アミン基がカチオン性を示すため
陰イオンである対イオンと常に結合している。対イオン
としてはF 、CI 、Br−0I−等のハロゲンイオ
ン、又tiOI(−のいずれであってもよい。
第3級アミン基を有する陰イオン交換樹脂としては、例
えばジメチルベンジルアミン基を有するスチレン−ジビ
ニルベンゼン架橋共重合体の変性物、N−3−ジメチル
イミノトリメチレンアミド基を有するアクリルアミドと
ジビニルベンゼン架橋共重合体、ビニルピリジンとスチ
レン又はメチルメタクリレートとの共重合体、シロ − エチルアミノエチル基を有するセルロース誘導体、N−
ジエチルキトサン等が用いられる。
第2級アミン基を有する陰イオン交換樹脂としてハ、側
光ばメチルベンジルアミン基を有するスチレン・ジビニ
ルベンゼン架橋共重合体の変性物、モノエチルアミノエ
チルセルロース等が用いられる。
第1級アミン基を有する陰イオン交換樹脂としては、ベ
ンジルアミン基を有するスチレン・ジビニルベンゼン架
橋共重合体の変性物、アミノエチルセルロース、P−ア
ミノベンジルセルロース、キトサン等が使用される。
本発明において使用される陰イオン交換樹脂はまた、−
級、二級、三級アミン混合型交換基を有するものであっ
てもよい。
このようなものとして、使えばN−ジエチルアミノベン
ジルアミン基を有するスチレン争ジビニルベンゼン架橋
共重合体の変性物、グアニドエチルセルロース等が用い
られる。
本発明における陰イオン交換樹脂として汀、イオンの総
交換容量として乾燥状態のイオン交換樹脂の1グラム当
りで、2,5ないし6.0ミリイオン当量の範囲のもの
が好適に使用されるが。
特に好ましいのij 3.5ないし4.5ミリイオン当
量の範囲にある第四級アミン基を有するものである。
更に第四級アミン基の対イオンとして臭素イオンを存在
させるさい、他の種類の対イオン、例えば塩素イオンを
使用する場合に比して、安定した性能が得られることが
わかった。すなわち、対イオンとしての臭素イオンはア
ミン基による血液成分に対する破壊作用、例えば溶血作
用を抑制する作用を持ち、しかも血中のヘパリンを効率
よく捕捉する作用は何等損なわれないことがわかった。
血液検査容器に入れられた血液中に存在させられる陰イ
オン交換樹脂はヘパリンを含有する血液と接触するさい
、速やかKへ/曵すンの作用を消失せしめ、血液の正常
な凝固機能を回復させることによって、血液検査容器中
の血液を短時聞内に凝固させ、凝固完了後、遠心分離等
の手段によって血餅と血清に分離させることにより、血
清を容易に採取することができる。
この点を更に詳述すると1通常の血液に於いては血液容
器の内壁面との接触により、直ちに凝固因子中の第XX
因子の活性化が進み、これが起点となって、連鎖反応的
に凝固が進行し、最終的には、プロトロンビンの活性化
により生成されたトロンビンがフィブリノーゲンに働い
て不溶性のフィブリン網を形成し、凝固は完了する。一
方ヘバリンが添加されている血液では。
ヘパリンが血液中に存在するアンチトロンビンと協同的
に作用してトロンビンの働らきを顕著に阻害する。ヘパ
リンはトロンビンの作用t−阻害するのみならず、第x
i因子をはじめ、その他の凝固因子の作用をも阻害する
と言われている。従って、通常の手段ではヘパリン含有
血液においてはフィブリノーゲンのフィブリンへの転化
は起らず、凝固が行なわれないために血清を分離採取す
ることができない。
9− パノ(IJン投与を受けている人工透析患者あるいけ血
栓症患者の血液中には血液10CC当り1単位ないしl
O単位のへ/(リンが存在するものと考えられる。この
ようなへl(リン含有血液中に陰イオン交換樹脂を存在
させると、へ、(リンは吸着され、血中から除去される
ため、トロンビンをけじめ他の血液凝固因子は正常な作
用を取戻すに至る。
陰イオン交換樹脂の適正な存在量は血液量10ω当り5
qないしsoowgの範囲にある。この範囲より少ない
場合KFi、ヘパリンを吸着する作用が不足し、充分な
血液凝固がもたらされない。またこの範囲を越えると血
清生化学検盃等の臨床検査値に異常値が出るおそれがあ
る。
本発明における陰イオン交換樹脂は粒状物、シートある
いは膜状物をはじめ任意の形状の物を使用することがで
きる。粒状物の場合KH粒径20ミクロンないし5ミリ
メートルのものが使用できる。
上記の場合において、陰イオン交換樹脂を単独10− で血液中に存在させる場合に、顕著な血液凝固促進効果
が認められる。
しかしながら、陰イオン交換樹脂と吸着性無機物、2 
、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノン、ニラジン峻又はエビカチキンを併用することによ
り血液凝固促進作用を一層すぐれたものとすることがで
きる。
陰イオン交換樹脂と併用されることによシ相乗的に血液
凝固促進効果を発揮する物質の一つけ吸着性無機物であ
る。
吸着性無機物としては、吸着剤として使用されていたよ
うな無機物、例えばガラス、シリカ、カオリン、セライ
ト、ベントナイト等の水不溶性の無機質微粉末がこれに
該当する。
又、吸着性無機物は粒径が50μ肩以下であって、平均
粒径が10μm以下のものを使用するのが好適である。
そして特に血液凝固時開を短縮させるに有効な吸着性無
機物はシリカであり、とり分は無定形成分を20重量%
以上含有する多孔性のシリカがすぐれた効果を発揮する
か\る吸着性無機物#′i、血液上接触した場合に血液
凝固因子の活性化を促進し、又血小板の凝集を促がす作
用を有する。しかしながら吸着性無機物が血液凝固促進
作用を効果的に発揮するためには、アマニ油吸油量、B
ICTJt表面積値、比抵抗値が一定の範囲内に存在す
ることが好ましい。
アマニ油吸油量及びBETJt表面積値は、吸着性無機
物の表面積の程度を表わし、又表面積は吸着性無機物の
有する表面孔隙の程度と関連するので、吸油量及び比表
面積によって表面孔隙の程度を知ることができる。そし
て本発明における吸着性無機物は、アマニ油吸油量が2
0〜40 m / 1001、BET比表面積値がso
o。
〜30000j/#であるものが好適に使用される。
アマニ油吸油量は日本工業規格に−5101に準拠して
測定される値を示す。BET比表面積値は、吸着性無機
物の表面に吸着される気体の吸着量、その時の平衡圧、
吸着ガスの飽和蒸気圧から単分子層として表面をお\い
切る気体量を求め、これに吸着気体分子の平均断面積を
乗じて算出された値を指すものであり、吸着気体として
は窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガス、メタンガス等が
使用される。そしてこの方法にヨレば、アマニ油吸油量
の測定によっては測定できない細孔を含めた表面積値が
測定される。
血液凝固に際しては、第Xl[因子、すなわち接触因子
が活性化されるが、このために#′i異物表面上に第X
’ll因子、プレカリクレイン、高分子キニノーゲンの
3種の物質が錯体を形成して吸着されることが必要であ
シ、これらの一つ又は二つが欠けた状態での吸lIIは
活性化に至らないとされている。ところで、血液凝固促
進作用を期待して吸着性無機物を使用した場合に1表面
積が非常に大きなものであると、吸着性無機物の表面上
Ktj錯体を形成しない状態での第xi因子、プレカリ
クレイン、高分子キニノーゲンの吸着の割合が高まるこ
とになり、言い換えると、第xI[因子の活性化に必要
な王者の錯体形−13= 成割合は減少することKなり、かえって血液凝固促進作
用は減殺されることKなる。
また逆に吸着性無機物の表面積が小さすぎると、凝固因
子の吸着の確率が小さくなり、血液凝固促進作用を期待
することができなくなる。このために本発明における吸
着性無機物はアマニ油吸油量が20〜40−/1002
.BET比表面積値が5000〜aoooo、11/p
の範囲の表面積を有する仁とが好ましいものである。
又、本発明釦おける吸着性無機物の比抵抗値は1×10
0・α以下が好適であシ、最適に#′15XIOΩ・α
以下であるものが使用される。比抵抗値は電気伝導度の
逆数であり、常温における値である。
陰イオン交換樹脂と吸着性無機物との使用割合は、陰イ
オン交換樹脂1重量部当り吸着性無機物が0.0 O1
乃至1.0重量部の範囲内とされるのが好適である。
陰イオン交換樹脂と併用されることにより相乗的に血液
凝固促進効果を発揮する他の物質#i214− 、 2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノンである。
2 、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾ
フェノンは次の化学構造式を有する。
2 、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾ
フェノンは融点が195℃、溶媒に対する溶解性は30
℃で水に対し0.1重量%、メタノールに対し500重
量部エタノールに対し400重量部水−エタノールの1
:1溶液に対し100重量部ある。
又、最大吸収波長位置F134 S smμであり、カ
フ−バリュー(ガードナー)Vi1重量鴨のメタノール
溶液においてA8である。
陰イオン交換樹脂と2 、2’ 、 4+ 、 a’−
テトラヒドロキシベンゾフェノンとの使用割合は、陰イ
オン交換樹脂1重量部当り2 、2’ 、 4 、4’
−テトラヒドロキシベンゾフェノンカo、 o o o
 5 乃至0,5重量部の範囲内とされるのが好適であ
る。
陰イオン交換樹脂と併用されることにより相乗的に血液
凝固促進効果を発揮する他の物質はエラジン酸である。
エラジン酸は次の化学構造式を有する物質である。
エラジンaf′1、血液凝固因子の−であるg!1罵因
子を活性化する物質として知られているが、陰イオン交
換樹脂と併用する場合は、これらを単独で使用する場合
に比して一層優れた血液凝固促進作用を有することが確
認された。
陰イオン交換樹脂との使用割合は、陰イオン交換樹脂1
重量部当シェラジン酸がQ、 000 ’5乃至0.5
重量部の範囲内とされるのが好適である。
陰イオン交換樹脂と併用されることにより相乗的に血液
凝固促進作用を発揮する更に他の物質はエビカテキンで
ある。
エビカテキンは次の化学構造式を有する物質である。
H H エビカテキンは無色柱状晶で、分解温度は237〜23
8℃、最大吸収波長位置は282#lμ、水に対し難溶
の物質である。
陰イオン交換樹脂をエビカテキンとの使用割合は、陰イ
オン交換樹脂1重量部当りエビカテキンがQ、 OO0
5乃至0.5重量部の範囲内とされるのが好適である。
陰イオン交換樹脂又はこれと吸着性無機物、2、2’ 
、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、エ
ラジン酸、エビカテキンを血液中に存在させるためIc
Vi、例えば検査用容器内の血液中に直接添加してもよ
いし、水等の分散媒に分散17− させたものを血液中に滴下してもよいし、比重がLO4
〜1.06程度の担体に付着させたものを血液中に添加
してもよい。
本発明においては陰イオン交換樹脂又はこれと吸着性無
機物、2 、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシ
ベンゾフェノン、エラジン酸、エビカテキンが血液中に
存在されることによって正常健康人の血清に対する血液
凝固促進作用がすぐれているだけでなく、人工透析を受
けている患者や血栓症の患者のようK、へ/(リン投与
を受けている為に凝固を起し難い血液の場合においても
、すぐれた血液凝固促進作用を有し、遠心分離Kかけた
際に血清と血餅との分離が容易に行なわれ、血清が良好
な収量で得られる。
実施例1 有底の外径15%、内径13%、高さ100%のガラス
チューブを用意した。
又、トリメチルベンジルアンモニューム基含有するスチ
レン・ジビニルベンゼン架橋共重合体の変性物である4
00メツシユの粒状の陰イオ18− ン交換樹脂5#を生理食塩水25−に分散させたものを
用意した。なおここで用いた陰イオン交換樹脂は塩素イ
オンを対イオンとする塩素塩型であり、乾燥重量1を当
り3.5ミリ当量のイオン交換容量を有していた。
ヘパリンが血液5−当り5単位含有されている入断鮮血
をガラス製検査用容器に注入した後、直ちに陰イオン交
換樹脂の分散液0.25−を添加し、20℃で放置して
全血が完全に流動しなくなる迄に要した時間を血液凝固
時間として測定し、血液凝固性を評価した。また血液凝
固後、直ち[3000回転/毎分の回転速度で5分間遠
心分離を行ない血清分離状態を観察すると共に上澄み血
清をビペツ)Kて採取し、その量を血清収量とした。血
清分離状IIFi血清層における容器壁面での残存血餅
付着の有無及びフィシリン網の析出の有無により評価し
た。
第1表の′1JIIIA例1の欄の結果から明らかなよ
うに本発明方法によりへ/Qリン含有血液から血清を短
時間で容易4CIL取することができた。
また、上記陰イオン交換樹脂を存在させたことによる血
液検査値への影響の有無を調べるため、上記により得た
血清を用いて血清生化学検査(28項目)を実施した。
該陰イオン交換樹脂を使用しない場合と、上記の場合と
の同の検査値について有意差検定を行ない(n = 5
 )有意水準5%での差の有無を検定した。その結果、
検査値に全く影響を与え々いことが確認された。
実施例2 実施例1において陰イオン交換樹脂の他に、吸着性無機
物として天然アモルファスケイ酸微粉末(平均粒径5μ
+l+)を使用し、陰イオン交換樹脂41.吸着性無機
物1tを生理食塩水圧分散させた分散液0.25−をポ
リエチレン製検査用容器内のへノ曵リン含有血液5dに
入れた以外は実施例1と同様にして血液凝固性、血清分
離状態、血清収量を評価した。
その結果は第1表の実施例2の欄に示す通りであり、パ
ノ曵リン含有血液に対する凝固を著しく促進させると共
に、血清分離状態も極めて良好であった。
実施例3〜5 実施例2における、吸着性無機物にかえ、陰イオン交換
樹脂と組合せてヘパリン含有血液に添加する物質として
、2 、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン(実施例3)、エラジン酸(実施例4)、エ
ビカテキン(実施例5)を使用した。
これらの場合における各使用量は陰イオン交換樹脂4#
、2 、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン0.8#、エラジン酸o、2t。
エビカテキンo、stでありた。
次いで実施例1と同様にしてポリエチレン製検査容器内
のヘパリン含有血液に対する血液凝固性、血清分離状態
。血清収量を評価した。その結果を実施例3〜5の欄に
示す。
該陰イオン交換樹脂と組み合わせて使用する物質として
2 、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾ
フェノン、エラジン酸、エビカテキンを用21− いる場合は、ヘパリン含有血液に対する凝固を著しく促
進させると共に血清分離状態も極めて良好であった。
比較例1 実施例1で使用したのと同じガラスチューブに実施例1
と同様にしてヘパリン含有血液を入れ、陰イオン交換樹
脂を添加しないで10時間放置したが血液凝固は完了せ
ず血清分離は不可能であった。
第 1 表 実施例□    4o分     フィブリン針山なし
   2.5occ溶血を生じない 〃 2 25分            2.75CC
〃 3 30分           2.75CC〃
 4  25分            2.500C
〃 5 35分           2.50cc2
2−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離
    する方法において、血液中K、陰イオン交換樹脂を存在
    させておくことを特徴とする、血清と血餅との分離方法 2゜ 血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離
    する方法において、血液中に陰イオン交換樹脂及び吸着
    性無機物を存在させておくことを特徴とする。血清と血
    餅との分離方法 3、 血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離
    する方法例おいて、血液中に陰イオン交換樹脂及び2 
    、2’ 、 4 、4’−テトラヒドロキシベンゾフェ
    ノンを存在させておくことを特徴とする。血清と血餅と
    の分離方法 4、 血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離
    する方法において、血液中に陰イオン交換樹脂及びエラ
    ジン酸を存在させておくことを特徴とする、血清と血餅
    との分離方法 5 血液を遠心分離操作に付して血清と血餅とに分離す
    る方法において、血液中に陰イオン交換樹脂及びエビカ
    チキンを存在させておくことを特徴とする、血清と血餅
    との分離方法
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JPH0244029B2 (ja) 1990-10-02

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