JPS5813534Y2 - 照明器具用笠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、外枠と内枠よりなる照明器具用笠の内外枠
の組立部に関する。

従来、この種の照明器具用笠は、内の枠を具えるために
その組立が煩雑で、両者の位置関係の調整が困難であり
、その上、反射板の支持には特殊な金具を必要とするも
のであった。

この考案は、上記従来のものの欠点を除き、確実容易に
組立をすることができ、しかも同時にこの係止片により
反射板の支持部を形成することとしたものである。

これを図に示す実施例について説明すれば、１゜２はコ
ーナ一部分において互に隣接する両端面を払合して、そ
の接合面を接着剤により貼着した多角形の外枠であり、
この外枠１，２の各上縁３゜４の内側面に上縁に沿い、
水平に嵌合溝５を設け、これらに係止片６の一端縁１２
が嵌挿できるように係止片６の厚みは、この溝５の巾と
ほぼ同一とする。

７，８は、外枠１，２の上縁よりも高い位置に設けられ
る内枠であり、内外枠とも多角形に構成されるが、内枠
７，８は必ずしも外枠１，２により形成されるものと同
形であることはない。

外枠に嵌挿される係止片６の一端縁１２に対応する位置
に、前記溝５の巾と同−巾の切欠透孔９を穿設し、これ
に係止片６の他端縁を嵌入し、この他端縁を切欠透孔９
を通り、内枠７，８の内側面に突出させて反射板支持部
１１を形成する。

ここで、係止片６０両端縁の嵌入部分を接着剤により固
定すれば、内外枠を具える照明器具用笠の枠体が形成で
きる。

そして、上記の内枠７，８上面に反射板１０を載置すれ
ば、係止片６の内枠７，８の内［１、ｔり突出する支持
部１１に反射板１０の端縁が支持されるものである。

この考案は、以上のように構成されるものであるから、
内枠の切欠透孔と外枠の嵌合溝の間に係止片の両端縁を
それぞれ嵌挿固定するだけで簡単に組立できるだけでな
く、いずれの方向からの衝撃によるゆるみを防止でき、
堅牢である。

その上、反射板の支持も係止片の内枠内側から突出する
端縁により確実に支持できるので、特殊な金具等を必要
とすることがないという優れた効果をもつものである。

特にコーナ一部分に係止片を嵌挿すれば、の枠を形成す
る枠体のそれぞれに対して、係止片により連結できるの
で、全体をより堅牢に形成できるものである。

なお、図面において、係止片はコーナ一部分に嵌挿して
いるが、前記のようにコーナ一部分に限定することはな
く、内外枠側面の適所に切欠誘孔、嵌合溝を設けること
により所期の目的を達成することができ、同様に、係止
片の形状も嵌合部分、あるいは外枠、内枠の形状に合致
させて形成すればよいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の実施例の分解斜視図、第２図は、
同要部の平面図である。 １．２・・・の枠、３，４・・・外枠の上縁、５・・・
嵌合溝、６・・・係止片、７，８・・・内枠、９・・・
切欠誘孔、１０・・・反射板、１１・・・反射板支持部
、１２・・・係止片端縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外枠の内側面に係止片の厚みとほぼ同−巾の嵌合溝を設
   け、これに係止片の一端縁を嵌挿するとともに、その係
   止片の他端縁を内枠の例側面に設ける係止片の厚みとほ
   ぼ同−巾の切欠透孔に嵌合し、この嵌入部分の一部を上
   記透孔を通り内枠内方に突出させ、この突出部に反射板
   縁部を支持させてなる照明器具用笠。