JP3340347B2 - 目隠し体取付け用ブラケット - Google Patents

目隠し体取付け用ブラケット

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JP3340347B2 JP08562097A JP8562097A JP3340347B2 JP 3340347 B2 JP3340347 B2 JP 3340347B2 JP 08562097 A JP08562097 A JP 08562097A JP 8562097 A JP8562097 A JP 8562097A JP 3340347 B2 JP3340347 B2 JP 3340347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、窓の面格
子やバルコニーの飾り格子などの目隠し体を取り付ける
ための目隠し体取付け用ブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の取付け用ブラケットは、
目隠し体に取り付けられる目隠し側ブラケット片と、窓
などを支持する構造材に取り付けられる構造物側ブラケ
ット片との2部材で構成されている。これらのブラケッ
ト片のいずれか一方には、ねじ孔が形成され、他方には
そのねじ孔に対応した長孔が形成されており、両ブラケ
ット片を組み立て、ねじで仮止めし、相互にスライド可
能としておくことにより、目隠し体の出幅が調整できる
ようになっている。そして、出幅の調整後、両ブラケッ
ト片を本止めして固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の目隠
し体取付け用ブラケットでは、両ブラケット片を組み立
てる際に、両ブラケット片にそれぞれ形成されたねじ孔
と長孔とを位置合わせし、その状態を保持するように、
両ブラケット片をしっかりと把持しながらねじ止めしな
ければならず、組立作業が煩雑であった。また、両ブラ
ケット片はいずれも比較的小さい部品であるため、例え
ばねじの緩みで一方のブラケット片を運搬途中で紛失し
てしまうことがある。加えて、両ブラケット片を多数ま
とめて梱包する場合には、出荷時に一方のブラケット片
が1、2個不足していても発見されないこともある。こ
のような場合には、施工現場でブラケット片が不足して
しまい、一方のブラケット片のみでは取付け用ブラケッ
トとして使用することができず、目隠し体を取り付ける
ことができなくなってしまう。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、目隠し側ブラケット片と構造
物側ブラケット片との組立作業を容易に行うことがで
き、また一方のブラケット片が不足してしまうことを有
効に回避することができる目隠し体取付け用ブラケット
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目隠し体取付け
用ブラケットは、構造物に目隠し体を取り付けるための
目隠し体取付け用ブラケットにおいて、目隠し体に取り
付けられる目隠し側ブラケット片と、目隠し側ブラケッ
ト片との間で相互にねじ止めされ、構造物に取り付けら
れる構造物側ブラケット片と、目隠し側ブラケット片お
よび構造物側ブラケット片のいずれか一方に一体に形成
された突起、および他方に設けられ突起の受けとなる
け孔とを有し、目隠し側ブラケット片および構造物側ブ
ラケット片は、目隠し体を取り付ける取付け姿勢から相
互に分離することを、突起受け孔との係合によって阻
止され、突起は、目隠し側ブラケット片および構造物側
ブラケット片を取付け姿勢に対し相互に傾斜させた連結
姿勢で、受け孔に対し挿通が許容されることを特徴とす
る。
【0006】この構成によれば、目隠し側ブラケット片
および構造物側ブラケット片のいずれか一方のブラケッ
ト片に一体に形成された突起を、他方のブラケット片に
形成された受け孔に係合させ、両ブラケット片を相互に
連結しておくことにより、既に両ブラケット片は相互に
仮組みした状態になっているので、組み立ててねじ止め
する際に、両ブラケット片の位置合わせを容易に行うこ
とができる。また、両ブラケット片が仮組み状態となっ
ているので、運搬途中などでねじが緩んでも一方のブラ
ケット片が他方のブラケット片から分離して、紛失して
しまうことがない。さらに、出荷前の梱包時に、予め両
ブラケット片を連結させておけば、連結されていないブ
ラケット片を容易に発見することができ、ブラケット片
が不足した状態で出荷されることを有効に回避すること
ができる。また、目隠し側ブラケット片および構造物側
ブラケット片を相互に傾けて連結姿勢とすることによ
り、突起が受け孔に挿通可能となるため、両ブラケット
片を容易に連結させることができる。その一方、両ブラ
ケット片を連結姿勢から取付け姿勢とすることにより、
突起が受け孔から離脱できなくなる。したがって、目隠
し体を取り付けた場合には、両ブラケット片が取付け姿
勢となっているので、両ブラケット片をねじ止めしてい
るねじが外されても、両ブラケット片が分離することは
ない。このため、目隠し体が侵入者などに簡単に取り外
されてしまうことを有効に防止することができる。
【0007】
【0008】
【0009】またこの場合、目隠し側ブラケット片およ
び構造物側ブラケット片のいずれか一方には、ねじ孔が
形成され、他方にはねじ孔に対応した貫通孔が形成され
ており、貫通孔および受け孔は、目隠し側ブラケット片
および構造物側ブラケット片の離接方向に延びる長孔形
状に形成されていることが好ましい。
【0010】この構成によれば、目隠し側ブラケット片
および構造物側ブラケット片を、貫通孔を介しねじ止め
することにより、相互に連結することができる。この場
合、突起を受け孔に挿通させるとともに、ねじを緩く締
めて、両ブラケット片を仮組みすることにより、両ブラ
ケット片を離接方向に相互にスライドさせることができ
る。これにより、両ブラケット片の分離不能な状態を維
持しつつ、取付け用ブラケットの長さ(調整幅)を自在
に変えることができる。
【0011】さらにこの場合、ねじ孔は、離接方向に間
隙を存して配設した第1のねじ孔および第2のねじ孔を
有することが好ましい。
【0012】ところで、目隠し側ブラケット片および構
造物側ブラケット片の離接方向のスライド幅により、取
付け用ブラケットの調整幅が決定される。すなわち、長
孔形状に形成された貫通孔にねじを挿通させた状態で、
両ブラケット片をスライドさせると、両ブラケット片の
スライドは、貫通孔の長さに規制され、そのスライド幅
は貫通孔の長さと同一となる。そこで、上記構成のよう
に、ねじ孔が形成されるブラケット片に、第1のねじ孔
に加え、離接方向に間隙を存して第2のねじ孔を形成す
ることにより、両ねじ孔の離間寸法の分だけ更に取付け
用ブラケットの調整幅を長くすることができる。また、
このことは、調整幅が同一の取付け用ブラケットに比べ
て、貫通孔の寸法を短くすることが可能となるため、貫
通孔の形成によるブラケット片の強度低下を抑制するこ
とができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、
本実施形態の目隠し体取付け用ブラケットを使用して、
窓の屋外側に取り付けた面格子(目隠し体)を示す正面
図である。この面格子1は、格子体2と、その四周を囲
う上下の横枠3,3および左右の縦枠4,4とで構成さ
れており、建物に組み込まれた窓5の全体を覆う大きさ
に形成されている(図2参照)。一方、面格子1で覆わ
れた窓5は、図2に示すように、建物の開口部に組み込
まれた窓枠7と、その内側に配設された障子8および網
戸9とにより構成されている。また、窓枠7は、その縁
部を外壁面(構造物)10から屋外側へ若干突出して組
み込まれている。なお、開口部と窓枠7との間には、シ
ール部材6が設けられている。
【0016】そして、このように構成された窓5から屋
外側先方に離隔して、面格子1が配設されている。面格
子1は、その各縦枠4に2個ずつ、計4個の取付け用ブ
ラケット(目隠し体取付け用ブラケット)11を介し
て、外壁10に取り付けられており、各取付け用ブラケ
ット11は、一端部を各縦枠4にねじ止めされ、他端部
を窓5の周囲の外壁10に、コーチねじ12で固定され
ている。
【0017】図3は、取付け用ブラケット11回りを示
す斜視図である。この図に示すように、取付け用ブラケ
ット11は、縦枠4の裏面から窓5側に延出するように
設けられており、この取付け用ブラケット11によっ
て、面格子1と窓5との距離、すなわち半外付けや外付
けの窓5にも対応させ得るように、面格子1の出幅を調
整できるようになっている。
【0018】ここで、取付け用ブラケット11の構造に
ついて、図4、5を参照して詳述する。取付け用ブラケ
ット11は、面格子1の縦枠4に固定される面格子側ブ
ラケット片(目隠し側ブラケット片)21と、建物の外
壁10に固定される窓側ブラケット片(構造物側ブラケ
ット片)31とを組み付けて構成されている。面格子側
ブラケット片21は、縦枠4側の取付片22と、窓側ブ
ラケット片31側のねじ止め片23とによりL字状に屈
曲形成されている。取付片22には、面格子側ブラケッ
ト片21を縦枠4に固定するためのスライド自在に係合
した矩形状の裏板24がねじ止めされるようになってい
る。なお、縦枠4の裏面には、長手方向に沿って横断面
「C」字状の溝が形成されており、縦枠4の端部から溝
内に裏板24を挿入して、面格子側ブラケット片21を
縦枠4の任意の位置に固定できるようになっている(図
2参照)。
【0019】また、ねじ止め片23には、図5に示すよ
うに、相互に離隔した前部および後部にそれぞれ1対の
第1ねじ孔25,25および第2ねじ孔26,26が形
成されている。さらに、第1ねじ孔25,25寄りの中
央部には、ねじ止め片23から突出した突起27が形成
されている。この突起27は、ねじ止め片23から突出
した直方体形状の突出部27aと、その先端部に円形形
状に形成された円形部27bとにより構成されている。
この円形部27bの直径は、突出部27aの幅より大き
く形成されている。また、この突起27は、ねじ止め片
23の中央部を、突起27となる部分を残した状態で矩
形状に切除した後、その部分を曲げ起こして形成されて
いる。なお、このようにして突起27を形成する他、突
起27を溶接でねじ止め片23に取り付けてもよい。
【0020】一方、窓側ブラケット片31は、外壁10
側の取付片32と、面格子側ブラケット片21側の調整
片33とによりL字状に屈曲形成されている。取付片3
2には、ねじ止め用の長孔32aが形成されており、そ
の中央部は、コーチねじ12の頭部が挿通可能な円形形
状に拡幅形成されている。また、調整片33には、中央
部およびその両側に合計3つの長孔34,35,35
が、互いに平行に形成されている。中央部に形成された
長孔34は、窓側ブラケット片31の先端部33aから
取付片32と調整片33との屈曲部33bに亘って形成
されており、面格子側ブラケット片21の突起27と係
合する受け孔になっている。この受け孔34の幅は、突
起27の円形部27bの直径より小さく、かつ突出部2
7aの幅および厚さより大きく形成されている。一方、
両側の長孔35,35は、その幅が連結ねじ41の径よ
り若干大きく形成され、その長さが受け孔34より短く
形成されている。つまり、各長孔35は、受け孔34と
同様に、窓側ブラケット片31の先端部33aから形成
されているものの、そのブラケット片31の屈曲部33
bにおける強度を損なわないように、その終端が屈曲部
33bから離隔した位置までとなっている。
【0021】そして、このように構成された面格子側ブ
ラケット片21と窓側ブラケット片31とを、図4に示
すように、面格子1を取り付ける姿勢で連結(取付け姿
勢)させるとともに、第1ねじ孔25,25または第2
ねじ孔26,26に連結ねじ41,41を螺合させる。
なお、これらのブラケット片21,31を連結する場合
には、図6に示すように、取付け姿勢に対し、両ブラケ
ット片21,31同士を相互に略90度傾斜させた状態
で、突起27を受け孔34に挿通させる(連結姿勢)。
その後、両ブラケット片21,31を回動させ取付け姿
勢として、連結ねじ41,41で固定する。なお、両ブ
ラケット片21,31を連結姿勢とした状態では、容易
に分離させることができるものの、取付け姿勢とする
と、相互に分離できないようになる。
【0022】次に、面格子1の取り付けおよび取付け用
ブラケット11による面格子1の出幅調整の方法につい
て説明する。まず、図4に示すように、取付け用ブラケ
ット11を取付け姿勢として、第2ねじ孔26,26に
連結ねじ41,41を螺合する。この場合、連結ねじ4
1,41を緩く締め、仮止めの状態にして、両ブラケッ
ト片21,31が、受け孔34に沿って離接方向にスラ
イドできるようにしておく。次いで、取付け用ブラケッ
ト11の一端、すなわち面格子側ブラケット片21を面
格子1の縦枠4に固定した後、一旦面格子1を窓5に宛
って、各取付け用ブラケット11の他端、すなわち窓側
ブラケット片31を固定する位置に印を付けておく。そ
して、その印の位置に下孔を開けコーチねじ12を取り
付ける。この場合、コーチねじ12の頭部を外壁10か
ら若干突出させておく。
【0023】そして、面格子1を再度窓5に宛い、各窓
側ブラケット片31の長孔32aの中央部にそれぞれ各
コーチねじ12の頭部を挿通させた後、コーチねじ12
が長孔32aの上端に位置するようにして、面格子1を
外壁10に掛止めする。この場合、両ブラケット片2
1,31は、2本の連結ねじ41,41および突起27
の3点で係合し、これらの3点は同一直線上には並んで
いない。つまり、3点で平面が形成されることになるた
め、両ブラケット片21,31は、仮止め状態であって
も、取付け姿勢を保持し続けることができ、面格子1の
取付(掛止め)作業を容易に行うことが可能となる。そ
の後、各コーチねじ12を締めるとともに、各窓側ブラ
ケット片31の長孔32aの下端にもコーチねじ12を
締めて、窓側ブラケット片31を外壁10に固定する。
【0024】このようにして面格子1を窓5の屋外側に
配設した後、この面格子1を窓側または屋外側に移動さ
せ、窓5に応じて出幅を調整する。この際に、面格子1
に取り付けられた面格子側ブラケット片21が、窓側ブ
ラケット片31に対してスライドする。
【0025】図7(a)は、取付け用ブラケット11の
長さを最短に調整した場合を示し、(b)は、その長さ
を最長に調整した場合を示す平面図である。これらの図
に示すように、連結ねじ41を第2ねじ孔26に螺合す
れば、取付け用ブラケット11の長さを最短とすること
ができる一方、第1ねじ孔25に螺合すれば、その長さ
を最長とすることができるようになる。このように、両
ブラケット片21,31の離接方向にねじ孔25,26
を設けることにより、取付け用ブラケット11の調整幅
を最大限利用して、面格子1の出幅を調整することが可
能となる。しかも、連結ねじ41,41のスライドを規
制する長孔35,35は、屈曲部33bまで形成する必
要がないため、取付け用ブラケット11の強度低下を抑
制することができる。つまり、図7(a)に示すよう
に、取付け用ブラケット11の調整幅を最短にする場合
には、第2ねじ孔26,26を使用して両ブラケット片
21,31をねじ止めするため、長孔35,35の端部
は屈曲部33bから離隔して形成されていてもよい。こ
のため、屈曲部33bにまで形成されるのは、受け孔3
4のみであり、長孔35,35を屈曲部33bにまで延
設する場合に比べて、窓側ブラケット片31の強度の低
下を抑制することが可能となる。
【0026】その後、面格子1の出幅を調整した後、各
取付け用ブラケット11の連結ねじ41を本止めして固
定する。これにより、面格子1の取り付けが完了する。
【0027】次に、図8を参照して、上記取付け用ブラ
ケット11を使用して、バルコニーの屋外側壁面の中央
凹部に飾り格子を取り付ける場合について説明する。図
8に示すように、飾り格子51は、上下の横枠52,5
2および左右の縦枠53,53で格子体54の四周を囲
んで構成されている。各縦枠53の支柱61側の側面に
は、長手方向に沿って溝55が形成されており、この溝
55に挿入した裏板(図示せず)に取付け用ブラケット
11がそれぞれねじ止めされている。もちろん、各取付
け用ブラケット11は、上述した場合と同様に、溝55
に沿って自在に移動することができ、任意の位置にねじ
止めできるようになっている。また、各取付け用ブラケ
ット11は、バルコニー61の見付け方向に調整可能に
取り付けられている。
【0028】飾り格子51をバルコニー61の中央凹部
62内に取り付ける場合には、まず取付け姿勢の取付け
用ブラケット11の一端を縦枠53,53に固定した
後、中央凹部62内に飾り格子51を配置する。また、
中央凹部62内の両側面には、頭部を若干突出させた状
態でコーチねじ(図示せず)を取り付けておく。次い
で、前記コーチねじに各取付け用ブラケット11の他端
を掛止めした後、前記コーチねじを締め付けて取付け用
ブラケット11を固定する。その後、中央凹部62内で
飾り格子51を見付け方向に移動させ、中央凹部62の
中央に位置するように保持して、各取付け用ブラケット
11のブラケット片21,31を本止めして固定する。
これにより、飾り格子51の取り付けが完了する。
【0029】このように、取付けブラケット11を使用
して飾り格子51をバルコニー61に取り付けることに
より、飾り格子51を中央凹部62の中央に容易に配設
することができる。しかも、飾り格子51の配設位置を
容易に調整できるため、中央凹部62や飾り格子51に
ついて、高い寸法精度が要求されることはない。なお、
図8に示す各取付け用ブラケット11は、略平面視S字
状に組み立てられているが、中央凹部62の見込み方向
の中心に各取付け用ブラケット11のねじ止め位置を合
わせて、中央凹部62と飾り格子51との連結部の強度
を保持するために、ブラケット片21,31の一方を裏
返して、略平面視コ字状に組み立てて使用してもよい。
【0030】以上のように、本実施形態によれば、突起
27と受け孔34とを係合させて、面格子側ブラケット
片21と窓側ブラケット片31とを組み付けるととも
に、取付け姿勢とすることで、両ブラケット片21,3
1を相互に分離できないようにすることができる。この
ため、運搬途中などで連結ねじ41が緩み、一方のブラ
ケットのみが紛失してしまうことを確実に回避すること
ができる。
【0031】また、面格子1が窓5に取り付けられてい
る場合において、例えば侵入者が取付け用ブラケット1
1の連結ねじ41を取り外したとしても、取付け姿勢の
状態では両ブラケット片21,31を分離させることが
できないため、面格子1を容易に取り外すことができ
ず、防犯上極めて優れた効果を奏する。また、突起27
は、面格子側ブラケット片21と一体に形成されている
ので、これらが別体で形成されている場合に対して、施
工現場における突起の組み付け作業を省略することがで
き、しかも付け忘れを回避することもできる。
【0032】なお、本実施形態においては、突起27と
受け孔34とを係合させることにより、両ブラケット片
21,31を離接方向にガイドするようになっている
が、本発明の取付け用ブラケットは、これらに限らず、
一方のブラケット片の両縁部に断面「L」字状の受け部
を形成し、この受け部に他方のブラケット片の両縁部が
係合して、両ブラケット片がスライドするようになって
いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
目隠し側ブラケット片および構造物側ブラケット片のい
ずれか一方に形成された突起を、他方に形成された受け
に係合させ、取付け姿勢で保持することにより、両ブ
ラケット片が分離してしまうことを回避することができ
る。このため、運搬途中などでねじが緩み、一方のブラ
ケット片のみが紛失してしまうことを有効に回避するこ
とができる。また、両ブラケット片を容易に位置合わせ
することができるため、ねじ止めによる組立作業を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る目隠し体取付け用ブ
ラケットを使用して、窓に取り付けた面格子を示す正面
図である。
【図2】図1のA−A線断面を示す断面図である。
【図3】取付け用ブラケット回りを示す斜視図である。
【図4】取付け用ブラケットを拡大して示す斜視図であ
る。
【図5】取付け用ブラケットを示す分解斜視図である。
【図6】連結姿勢とした取付け用ブラケットを示す斜視
図である。
【図7】取付け用ブラケットを示す図であり、(a)
は、ブラケットの調整幅を最小にした場合であり、
(b)は調整幅を最大にした場合を示す平面図である。
【図8】取付け用ブラケットを使用して、バルコニーの
支柱間に飾り格子を取り付ける場合について示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 面格子、11 取付け用ブラケット、21 面格子
側ブラケット、25 第1ねじ孔、26 第2ねじ孔、
27 突起、31 窓側ブラケット、34 受け孔、3
5 長孔、41 連結ねじ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物に目隠し体を取り付けるための目
    隠し体取付け用ブラケットにおいて、 前記目隠し体に取り付けられる目隠し側ブラケット片
    と、当該目隠し側ブラケット片との間で相互にねじ止め
    され、前記構造物に取り付けられる構造物側ブラケット
    片と、前記目隠し側ブラケット片および前記構造物側ブ
    ラケット片のいずれか一方に一体に形成された突起、お
    よび他方に設けられ前記突起の受けとなる受け孔とを有
    し、 前記目隠し側ブラケット片および前記構造物側ブラケッ
    ト片は、前記目隠し体を取り付ける取付け姿勢から相互
    に分離することを、前記突起と前記受け孔との係合によ
    って阻止され 前記突起は、前記目隠し側ブラケット片および前記構造
    物側ブラケット片を前記取付け姿勢に対し相互に傾斜さ
    せた連結姿勢で、前記受け孔に対し挿通が許容される
    とを特徴とする目隠し体取付け用ブラケット。
  2. 【請求項2】 前記目隠し側ブラケット片および前記構
    造物側ブラケット片のいずれか一方には、ねじ孔が形成
    され、他方には前記ねじ孔に対応した貫通孔が形成され
    ており、 前記貫通孔および前記受け孔は、前記目隠し側ブラケッ
    ト片および前記構造物側ブラケット片の離接方向に延び
    る長孔形状に形成されていることを特徴とする請求項
    に記載の目隠し体取付け用ブラケット。
  3. 【請求項3】 前記ねじ孔は、離接方向に間隙を存して
    配設した第1のねじ孔および第2のねじ孔を有すること
    を特徴とする請求項に記載の目隠し体取付け用ブラケ
    ット。
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