JPS5813369Y2 - 二色成型操作釦 - Google Patents
二色成型操作釦Info
- Publication number
- JPS5813369Y2 JPS5813369Y2 JP1977171385U JP17138577U JPS5813369Y2 JP S5813369 Y2 JPS5813369 Y2 JP S5813369Y2 JP 1977171385 U JP1977171385 U JP 1977171385U JP 17138577 U JP17138577 U JP 17138577U JP S5813369 Y2 JPS5813369 Y2 JP S5813369Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- button
- molding
- button main
- top surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテープレコーダーのメカニズムを操作する操作
釦に関するもので、特に熱可塑性合成樹脂の材料の中に
アルミ粉等を混ぜ合せて射出成形加工される2色成型操
作釦に関するものである。
釦に関するもので、特に熱可塑性合成樹脂の材料の中に
アルミ粉等を混ぜ合せて射出成形加工される2色成型操
作釦に関するものである。
このように成型して金属光沢を出させるものは、一般に
パール成型と呼んでいる。
パール成型と呼んでいる。
このパール成型は金属粉を混合していない材料より所謂
「フローマーク」や「ウェルドライン」等の成型不良が
非常に出やすいため、以前はラジオやテープレコーダー
等の操作釦には余り採用されていなかった。
「フローマーク」や「ウェルドライン」等の成型不良が
非常に出やすいため、以前はラジオやテープレコーダー
等の操作釦には余り採用されていなかった。
一方、近年所謂2色成型の技術が進歩してきたため、そ
の2色成型技術を利用し2色の内の1色をこのパール材
料とした操作釦が多く採用され始めてきている。
の2色成型技術を利用し2色の内の1色をこのパール材
料とした操作釦が多く採用され始めてきている。
即ち、前述の如くこのパール材料は成型時の「フローマ
ーク」「ウェルドライン」等の不良症状が他の樹脂に比
べて非常に出やすいため、2色成型を利用してこの不良
部を他の色の材料で覆い見えなくなるようにしてしまう
ものである。
ーク」「ウェルドライン」等の不良症状が他の樹脂に比
べて非常に出やすいため、2色成型を利用してこの不良
部を他の色の材料で覆い見えなくなるようにしてしまう
ものである。
第1図はテープレコーダー用の2色成型の操作釦の一例
であり、第2図は第1図のA−A断面図である。
であり、第2図は第1図のA−A断面図である。
この第1図及び第2図で、1はパール樹脂により成型さ
れた天面及び側面を有する釦主体、2は着色樹脂(例え
ば黒色ABC樹脂)により成型されたカバ一体であり、
先ず2色成型機で釦主体1の部分にパール材料を射出成
形し、その後カバ一体2の部分に着色材料を射出成型し
て操作釦を形成するものである。
れた天面及び側面を有する釦主体、2は着色樹脂(例え
ば黒色ABC樹脂)により成型されたカバ一体であり、
先ず2色成型機で釦主体1の部分にパール材料を射出成
形し、その後カバ一体2の部分に着色材料を射出成型し
て操作釦を形成するものである。
従って釦主体1の天面ばカバ一体2が覆うため釦主体1
を射出成型した状態での天面に発生する成型不良(フロ
ーマーク、ウェルドライン)は構わないが、釦主体1の
周囲4側面にはこの成型不良が発生してはならない。
を射出成型した状態での天面に発生する成型不良(フロ
ーマーク、ウェルドライン)は構わないが、釦主体1の
周囲4側面にはこの成型不良が発生してはならない。
本考案について説明する前に、前記「フローマーク」「
ウェルドライン」についてその発生原因を簡単に説明す
る。
ウェルドライン」についてその発生原因を簡単に説明す
る。
「ウェルドライン」とは第3図に示すように射出成型時
に溶融状態の材料が金型3内にゲート4から射出された
時、例えば金型内に溶融材料の流れを遮ぎる壁5があり
、そこで材料の流れが2方向に別れ、両方向に別れた材
料同志がその後もう一度出合ったところで溶融材料同志
が完全に融着せずに発生する細い傷状の線6のことであ
る。
に溶融状態の材料が金型3内にゲート4から射出された
時、例えば金型内に溶融材料の流れを遮ぎる壁5があり
、そこで材料の流れが2方向に別れ、両方向に別れた材
料同志がその後もう一度出合ったところで溶融材料同志
が完全に融着せずに発生する細い傷状の線6のことであ
る。
又、「フローライン」とは溶融材料の流れ模様のことで
あり、金型内の形状が複雑な場合溶融材料の流れが乱流
状態となり発生し易い。
あり、金型内の形状が複雑な場合溶融材料の流れが乱流
状態となり発生し易い。
以下本考案について説明する。
第1図に示す操作釦で2色成形のうち初めの釦主体1を
成形した状態の大略の外観上の様子を示したのが第4図
であり、ゲートの反対側の側面に7,8のような2本の
「ウェルドランド」が発生することが判る。
成形した状態の大略の外観上の様子を示したのが第4図
であり、ゲートの反対側の側面に7,8のような2本の
「ウェルドランド」が発生することが判る。
この原因は形状的な影響から湯流れに速度差が生じ二つ
の角部を通る湯が遅れることにより生じる。
の角部を通る湯が遅れることにより生じる。
即ち、両側面9,10を流れる湯と天面11を流れる湯
がゲートの反対の側面で合流し2本のウェルドライン7
.8となって現われるのである。
がゲートの反対の側面で合流し2本のウェルドライン7
.8となって現われるのである。
この対策として、釦主体をパール材料射出成形用金型で
射出成型する時、樹脂射出ゲートから離れた天面11の
一部に第5図に示すような開口12を形成する。
射出成型する時、樹脂射出ゲートから離れた天面11の
一部に第5図に示すような開口12を形成する。
この場合天面11を流れる湯を開口12を形成するため
の金型で遮ぎることになり、両側面9,10を流れる湯
同志がゲートと反対側の側面で合流して1本の縦のウェ
ルドライン13となる。
の金型で遮ぎることになり、両側面9,10を流れる湯
同志がゲートと反対側の側面で合流して1本の縦のウェ
ルドライン13となる。
更にこの1本のウェルドラインを消す方法として2色成
型の特典を利用する。
型の特典を利用する。
即ち、釦主体1の成形時に左右両側面9,10を流れる
材料同志が合流しないように金型で第6図に示す如くゲ
ートと反対側の側面に開口12と連続したスリット14
を形成する。
材料同志が合流しないように金型で第6図に示す如くゲ
ートと反対側の側面に開口12と連続したスリット14
を形成する。
而して釦主体1の成形時に前記スリット14によって第
6図のように「ウェルドライン」の発生を除去すること
が出来、その後この釦主体1に対して天面11の開口1
2及び側面のスリット14に着色合成樹脂を流入させた
状態でカバ一体2を釦主体1の天面に一体に成型するこ
とによって第7図に示すようにウェルドラインの無い操
作釦ヲ構成することが出来る。
6図のように「ウェルドライン」の発生を除去すること
が出来、その後この釦主体1に対して天面11の開口1
2及び側面のスリット14に着色合成樹脂を流入させた
状態でカバ一体2を釦主体1の天面に一体に成型するこ
とによって第7図に示すようにウェルドラインの無い操
作釦ヲ構成することが出来る。
一般に上述したような2色成型は2本の可塑化機構を備
えた成型機で、初回の成型(例えはパール成型)から次
の成型(例えば着色成型)まで、数十秒の間隔で行なわ
れるため、両方の材料は成る程度の強度で融着している
のであるが、本考案は第8図に示すように2種の材料が
相接するスリット14の内面を凹凸形状としているもの
であり、従って両材料はそのスリット部分において融着
強度が増大され、外力や経時変化によって分離されると
いう懸念のない操作釦を成型することが出来るものであ
る。
えた成型機で、初回の成型(例えはパール成型)から次
の成型(例えば着色成型)まで、数十秒の間隔で行なわ
れるため、両方の材料は成る程度の強度で融着している
のであるが、本考案は第8図に示すように2種の材料が
相接するスリット14の内面を凹凸形状としているもの
であり、従って両材料はそのスリット部分において融着
強度が増大され、外力や経時変化によって分離されると
いう懸念のない操作釦を成型することが出来るものであ
る。
本考案は上述したように、熱可塑性合成樹脂材料にアル
ミ粉等を混ぜ合せて天面及び側面を有する釦主体を射出
成型するものにおいて、前記釦主体の天面及び側面に、
射出成型時に溶融樹脂材料の流れによるフローマーク、
ウェルドラインの発生を防止する開口及びスリットをそ
れぞれ形成し、前記釦主体の天面に、着色合成樹脂材料
から成るカバ一体を一体に成型し、釦主体の側面を表出
した状態で着色合成樹脂材料を釦主体の開口及びスリッ
トに流入させて成る2色成型操作鉛を提供し得るもので
あるから、釦主体の側面にウェルドラインを発生させる
ことがないと同時に着色合成樹脂によるカバ一体を強個
に融着成型することが出来、外観的に優れた操作釦を提
供することが出来るものである。
ミ粉等を混ぜ合せて天面及び側面を有する釦主体を射出
成型するものにおいて、前記釦主体の天面及び側面に、
射出成型時に溶融樹脂材料の流れによるフローマーク、
ウェルドラインの発生を防止する開口及びスリットをそ
れぞれ形成し、前記釦主体の天面に、着色合成樹脂材料
から成るカバ一体を一体に成型し、釦主体の側面を表出
した状態で着色合成樹脂材料を釦主体の開口及びスリッ
トに流入させて成る2色成型操作鉛を提供し得るもので
あるから、釦主体の側面にウェルドラインを発生させる
ことがないと同時に着色合成樹脂によるカバ一体を強個
に融着成型することが出来、外観的に優れた操作釦を提
供することが出来るものである。
第1図は2色成型により成型された操作釦の斜視図、第
2図は第1図A−A断面図、第3図は射出成型の状態を
説明する図、第4図及び第5図はウェルドラインが発生
した釦主体の斜視図、第6図は開口とスリットを有する
釦主体の斜視図、第7図は本考案による2色成型操作釦
の斜視図、第8図は第7図の操作釦の底面図である。 1・・・・・・釦主体、2・・・・・・カバ一体、12
・・・・・・開口、14・・・・・・スリット。
2図は第1図A−A断面図、第3図は射出成型の状態を
説明する図、第4図及び第5図はウェルドラインが発生
した釦主体の斜視図、第6図は開口とスリットを有する
釦主体の斜視図、第7図は本考案による2色成型操作釦
の斜視図、第8図は第7図の操作釦の底面図である。 1・・・・・・釦主体、2・・・・・・カバ一体、12
・・・・・・開口、14・・・・・・スリット。
Claims (1)
- 熱可塑性合成樹脂材料にアルミ粉等を混ぜ合せて天面及
び側面を有する釦主体を射出成型するものにおいて、前
記釦主体の天面及び側面に、射出成型時に溶融樹脂材料
の流れによるフローマーク、ウェルドラインの発生を防
止する開口及びスリットをそれぞれ形成し、前記釦主体
の天面に、着色合成樹脂材料から成るカバ一体を一体に
成型し、釦主体の側面を表出した状態で着色合成樹脂材
料を釦主体の開口及びスリットに流入させて成る2色成
型操作釦。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977171385U JPS5813369Y2 (ja) | 1977-12-16 | 1977-12-16 | 二色成型操作釦 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977171385U JPS5813369Y2 (ja) | 1977-12-16 | 1977-12-16 | 二色成型操作釦 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5495570U JPS5495570U (ja) | 1979-07-06 |
JPS5813369Y2 true JPS5813369Y2 (ja) | 1983-03-15 |
Family
ID=29175230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977171385U Expired JPS5813369Y2 (ja) | 1977-12-16 | 1977-12-16 | 二色成型操作釦 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813369Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4414848Y1 (ja) * | 1966-12-27 | 1969-06-25 | ||
JPS4420206Y1 (ja) * | 1966-12-27 | 1969-08-29 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4836349U (ja) * | 1971-09-02 | 1973-05-01 |
-
1977
- 1977-12-16 JP JP1977171385U patent/JPS5813369Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4414848Y1 (ja) * | 1966-12-27 | 1969-06-25 | ||
JPS4420206Y1 (ja) * | 1966-12-27 | 1969-08-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5495570U (ja) | 1979-07-06 |
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