JPH0422448Y2 - - Google Patents

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JPH0422448Y2
JPH0422448Y2 JP1985159419U JP15941985U JPH0422448Y2 JP H0422448 Y2 JPH0422448 Y2 JP H0422448Y2 JP 1985159419 U JP1985159419 U JP 1985159419U JP 15941985 U JP15941985 U JP 15941985U JP H0422448 Y2 JPH0422448 Y2 JP H0422448Y2
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transparent
wall
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tape
transparent wall
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JP1985159419U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、テープ巻量視認用の透明窓を有す
るテープカートリツジにおいて、透明窓を構成す
るプラスチツク製の透明窓の表面形態に改善を加
えたものである。
〔従来の技術〕
例えば、第1図はフイリツプス型のテープカー
トリツジを例示しており、これの基本形態はプラ
スチツク製の上下ハーフケースを蓋合わせ状に結
合してなる本体ケース1の中央部左右に上下貫通
状の駆動軸挿入孔2,2を有し、本体ケース1の
内部左右にテープ3が巻かれるハブ4,4を可回
転に装置してある。そして、本体ケース1の上下
壁には左右の駆動軸挿入孔2,2間に透明窓5を
有し、該ハブを介して各ハブ4に対するテープ3
の巻量が視認できるものとなつている。かかる基
本形態のテープカートリツジは従来から周知であ
る。
また、プラスチツクの射出成形における一般技
術として、例えばプレート状体を成形する際に注
入ゲートから離れた周縁部(プラスチツク材の最
終充填部)にフローマークが生じやすいこと、特
に該周縁部に厚み変化や形状変化がある場合にフ
ローマークが更に顕著に生じること、が知られて
いる。フローマークとは金型のキヤビテイ内にお
けるプラスチツク材の流速変化によつて成形品に
生じる円弧状のしわと言える。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そのため、前述の透明窓5を構成する透明壁6
をプラスチツク成形したとき、周縁部にフローマ
ークが発生し、透明であつて特に注視するところ
であるため、このフローマークが目立つ。
例えば第4図a,b,cに示すごとく透明壁6
の形状とゲート設定位置Pとによつて、成形金型
の注入ゲートから放射状に流れるプラスチツク材
の最終充填部たる周縁部に図中太線で示すフロー
マークFが生じる。細線は放射状に充填されて行
くプラスチツク材の流れ様を示す。
したがつて、従来では透明壁6の平面形状や断
面形状によつてフローマークFの発生度合に強弱
が認められるが、いずれにせよこのフローマーク
Fの発生が目立つところに難があつた。
この考案は、かかる事実に着目して透明窓5を
構成するプラスチツク製の透明壁6にフローマー
クFが発生しても、これが目立たないようにする
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、本体ケース1の少なくとも上壁には
左右のテープ巻回用ハブ4,4間に透明窓5を有
するテープカートリツジにおいて、 透明窓5を構成する透明壁6が、透明プラスチ
ツク材の注入ゲートを中央に位置設定して形成さ
れていること、透明壁6の左右の周縁部に、ケー
ス内部が透視可能な粗面加工部9をそれぞれ設け
てあることを要件とする。
ここに粗面加工とは、微細な凹凸面に成形加工
することを意味し、梨地、しぼ、艶消しなどの一
切を含む概念である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、透明窓5を構成する透明壁6
が透明プラスチツク材の注入ゲートを中央に位置
設定して形成されている。従つて、透明壁6の左
右の周縁部にフローマークFが発生するが、この
フローマーク発生部位には粗面加工部9をそれぞ
れ設けてあるので、フローマークが外観上目立つ
ことを防止できる。しかも、粗面加工部9が透明
窓5のデザインを兼ねた感を呈し、外観上すつき
りしたものに仕上げることができる。また、粗面
加工部9はなおケース内部が透視可能であるよう
に透明性が留保されているので、テープ巻量を依
然としてよく視認できる。
〔実施例 1〕 第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
しており、テープカートリツジの基本形態は既に
述べた通りである。
この場合の透明窓5は本体ケース1の上下壁に
窓口8を透設し、別体にプラスチツク成形した板
状の透明壁6を該窓口8にこれを閉合する状態で
固着してなる。具体的には透明壁6の外周縁部分
6aの上面を段落ち状に形成し、この外周縁部分
6aを窓口8の周縁内面に超音波溶接で一体に固
着してなる。
この透明壁6の成形に際しては、プラスチツク
材の注入ゲートが符号Pで示す中央位置に設定さ
れており、これに伴い左右横長とした透明壁6の
左右の周側縁部にフローマークFが弧状に発生す
るものとなつている。
そこで、透明壁6の外表面(上面)の全周縁に
亘つて、梨地模様の粗面加工部9を左右側縁部で
広幅に前後側縁部で細幅に金型成形した。図にお
いて点描で示す部分が粗面加工部9である。ただ
し、この粗面加工部9における微少な凹凸の形成
密度はケース内部が視認できるだけの透明度を確
保し得る値に設定した。なお、図中10はテープ
巻量を視認するときの目安となる目盛表示であ
り、ゲート設定位置10は該目盛表示Pのひとつ
の中にこれ亦目立たないように配した。
〔実施例 2〕 第3図は本考案の第2実施例を示す。この場合
の透明壁6は本体ケース1と一体にいわゆる二色
成形法で一体成形した。すなわち、本体ケース1
を構成する上下のハーフケースを成形するに際
し、まずケース本体部11を不透明のプラスチツ
ク材で一次成形したのち、透明窓5の透明壁6を
二次成形した。
そのうえで、透明壁6におけるゲート設定位置
Pを中央とし、突出する形状の四隅部を含むフロ
ーマーク発生部位に実施例1と同様の粗面加工部
9を成形した。
〔その他の実施態様例〕
図示例の全容は以上のようにしたが、対象のテ
ープカートリツジはビデオ用なども含む。従つ
て、本体ケース1の上壁にのみ透明窓5をハブ
4,4間の中央部位に設けた形態であつてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
しており、第1図はテープカートリツジの平面
図、第2図は第1図における−線断面図であ
る。第3図は本考案の第2実施例を示すテープカ
ートリツジの平面図である。第4図a,b,cは
透明窓の透明壁の成形時におけるプラスチツク材
の流れとフローマークの発生状態とを説明する平
面図である。 1……本体ケース、3……テープ、4……ハ
ブ、5……透明窓、6……透明壁、9……粗面加
工部、P……ゲート設定位置、F……フローマー
ク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体ケース1の少なくとも上壁には、左右のテ
    ープ巻回用ハブ4,4間に透明窓5を有するテー
    プカートリツジにおいて、 透明窓5を構成する透明壁6が、透明プラスチ
    ツク材の注入ゲートを中央に位置設定して形成さ
    れており、 透明壁6の左右の周縁部に、ケース内部が透視
    可能な粗面加工部9をそれぞれ設けてあることを
    特徴とするテープカートリツジ。
JP1985159419U 1985-10-17 1985-10-17 Expired JPH0422448Y2 (ja)

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JP1985159419U JPH0422448Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JP1985159419U JPH0422448Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JPS6267370U JPS6267370U (ja) 1987-04-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810894Y2 (ja) * 1988-05-02 1996-03-29 日立マクセル株式会社 テープカートリッジ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026686B2 (ja) * 1982-07-08 1985-06-25 信行 林 ゴムインゴツト裁断機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6026686U (ja) * 1983-07-30 1985-02-22 パイオニア株式会社 磁気テ−プカ−トリツジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6026686B2 (ja) * 1982-07-08 1985-06-25 信行 林 ゴムインゴツト裁断機

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JPS6267370U (ja) 1987-04-27

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