JPS5812853B2 - 発泡成形品の二重成形方法 - Google Patents
発泡成形品の二重成形方法Info
- Publication number
- JPS5812853B2 JPS5812853B2 JP53054791A JP5479178A JPS5812853B2 JP S5812853 B2 JPS5812853 B2 JP S5812853B2 JP 53054791 A JP53054791 A JP 53054791A JP 5479178 A JP5479178 A JP 5479178A JP S5812853 B2 JPS5812853 B2 JP S5812853B2
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- JP
- Japan
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- foam molded
- molded product
- mold cavity
- holding member
- resin
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は発泡成形品の二重成形方法に関し、例えばフ
ロート等の成形品を二重成形にて一体に成形融着できる
ようにしたものである。
ロート等の成形品を二重成形にて一体に成形融着できる
ようにしたものである。
従来、発泡成形品において全体的または部分的に例えば
強度を要したり或は全体的または部分的に耐薬品性を必
要とするような場合には2種類以上の発泡成形品を別々
に成形し、嵌合成は接着等の手段により1個の発泡成形
品になるよう製造していたもめであるが、接着等が外れ
たりして一体性に劣る点および製造上の工数が多くかか
つて非能率的である等種々の問題点があり、コストダウ
ンおよび性能向上の意味からも業界からは強く改良の要
望がなされている現状であった。
強度を要したり或は全体的または部分的に耐薬品性を必
要とするような場合には2種類以上の発泡成形品を別々
に成形し、嵌合成は接着等の手段により1個の発泡成形
品になるよう製造していたもめであるが、接着等が外れ
たりして一体性に劣る点および製造上の工数が多くかか
つて非能率的である等種々の問題点があり、コストダウ
ンおよび性能向上の意味からも業界からは強く改良の要
望がなされている現状であった。
そこで、この発明においては、上記諸点を解決して発泡
成形品の二重成形詔が簡単且つ確実に得られるようにし
た方法で、その要旨とする点については、予め成形され
た合成樹脂の発泡成形品からなる内装体を一体の成形型
間の型窩内にてピン等の保持部材で保持し、該内装体外
周と型窩間に外装体用の型窩となる空間を形成し、該空
間に内装体とは異種の発泡性熱可塑性樹脂粒子を充填し
た後、該樹脂粒子の充填後から融着完了迄の間に保持部
材を抜脱させ、上記樹脂粒子を水蒸気等の加熱媒体によ
る加熱膨脹によって内装体と一体になるよう加熱融着さ
せることを特徴としている。
成形品の二重成形詔が簡単且つ確実に得られるようにし
た方法で、その要旨とする点については、予め成形され
た合成樹脂の発泡成形品からなる内装体を一体の成形型
間の型窩内にてピン等の保持部材で保持し、該内装体外
周と型窩間に外装体用の型窩となる空間を形成し、該空
間に内装体とは異種の発泡性熱可塑性樹脂粒子を充填し
た後、該樹脂粒子の充填後から融着完了迄の間に保持部
材を抜脱させ、上記樹脂粒子を水蒸気等の加熱媒体によ
る加熱膨脹によって内装体と一体になるよう加熱融着さ
せることを特徴としている。
次いで、この発明の実施態様について使用装置と共に図
を参照しながら以下に例示する。
を参照しながら以下に例示する。
1はキャビテイ型の全体、11はキャビテイ型1の外枠
となるボックスフレーム、12はキャビテイ型1のイン
ナー型になるキャビテイ部であり、上記ボックスフレー
ム11とキャビテイ部12とはボルト13により取着さ
れてい木。
となるボックスフレーム、12はキャビテイ型1のイン
ナー型になるキャビテイ部であり、上記ボックスフレー
ム11とキャビテイ部12とはボルト13により取着さ
れてい木。
2はコアー型の全体、21はコアー型2の外枠となるボ
ックスフレーム、22はコアー型2のインナー型になる
コア逼であり、上記ボックスフレーム21とコア一部2
2とはボルト23によって取着されている。
ックスフレーム、22はコアー型2のインナー型になる
コア逼であり、上記ボックスフレーム21とコア一部2
2とはボルト23によって取着されている。
そして上記キャビテイ型1とコアー型2とは互いに合致
されるよう型閉めが行なわれたとき両型1,2内には二
重成形品に適した型窩3が形成できるようになっている
。
されるよう型閉めが行なわれたとき両型1,2内には二
重成形品に適した型窩3が形成できるようになっている
。
しかして型窩3のうち最初から装填しておく内装体Aを
型窩3内の適切な位置に保持できるよう複数本のピン等
からなる保持部材Pを、エアーシリンダー4におけるロ
ツド等進退作動のできる機構にて前進および後退が行な
えるようにし、型窩3内へ出入できるようにしている。
型窩3内の適切な位置に保持できるよう複数本のピン等
からなる保持部材Pを、エアーシリンダー4におけるロ
ツド等進退作動のできる機構にて前進および後退が行な
えるようにし、型窩3内へ出入できるようにしている。
即ちエアーシリンダー4を前進させたときは、保持部材
Pにて内装体Aを保持し、エアーシリンダー4を後退さ
せたときは、内装体Aに対する保持状態を解除し得るよ
うにしている。
Pにて内装体Aを保持し、エアーシリンダー4を後退さ
せたときは、内装体Aに対する保持状態を解除し得るよ
うにしている。
さらに5は上記キャビテイ型1のボックスフレーム11
に装備させた充填器であり、予め成形された発泡成形品
からなる内装体Aとは異種の発泡性熱可塑性樹脂粒子を
充填できるようになっている。
に装備させた充填器であり、予め成形された発泡成形品
からなる内装体Aとは異種の発泡性熱可塑性樹脂粒子を
充填できるようになっている。
そして充填器5はプランジャー51と、該プ1ランジャ
ー51を進退させるためのエアー取入口52,53、原
料の導入口54およびブーストエアー挿入孔55を設け
ている。
ー51を進退させるためのエアー取入口52,53、原
料の導入口54およびブーストエアー挿入孔55を設け
ている。
また図中の1.4,24は蒸気供給孔、15,25は冷
却水供給孔、16,26はドレン排水孔を示している。
却水供給孔、16,26はドレン排水孔を示している。
なお、エジエクトピン等の成形品離型手段は図示するの
を省略している。
を省略している。
また、ピン等による保持部材Pは内装体Aを下側から保
持する実施(第1図〜第4図参照)のほか、内装体Aの
側方から保持する実施も可能である。
持する実施(第1図〜第4図参照)のほか、内装体Aの
側方から保持する実施も可能である。
(第5図参照)。
上記装置を使用して二重成形を行なうには、二重の発泡
成形品としてフロートを例にとって説明すると、予め成
形されてある熱可塑性樹脂の発泡成形品からなる内装体
Aをピン等の保持部材Pによって型閉め状態の成形型1
,2間の型窩3内に保持しておく。
成形品としてフロートを例にとって説明すると、予め成
形されてある熱可塑性樹脂の発泡成形品からなる内装体
Aをピン等の保持部材Pによって型閉め状態の成形型1
,2間の型窩3内に保持しておく。
この状態では内装体Aの外周と型窩3間に外装体用の空
間30を形成することになる(第1図参照)。
間30を形成することになる(第1図参照)。
そしてこの空間30に内装体人とは異種の発泡性熱可性
樹脂粒子を外装体Bと、なるよう充填した後(第2図参
照)、内装体Aをこれまで保持していた保持部材Pを型
窩3から抜脱させる(第3図参照)。
樹脂粒子を外装体Bと、なるよう充填した後(第2図参
照)、内装体Aをこれまで保持していた保持部材Pを型
窩3から抜脱させる(第3図参照)。
次いで、上記外装体Bとなる樹脂粒子を水蒸気等の加熱
媒体によって加熱膨脹させ、保持部材Pの抜脱跡をも埋
め合わせている状態の発泡成形を行ない、外装体Bを内
装体Aと一体に加熱融着することができる。
媒体によって加熱膨脹させ、保持部材Pの抜脱跡をも埋
め合わせている状態の発泡成形を行ない、外装体Bを内
装体Aと一体に加熱融着することができる。
融着の後、冷却水を供給して、冷却を行ない、しかる後
、成形品の離型を行ない二重の発泡成形品としてのフロ
ートを得ることができる。
、成形品の離型を行ない二重の発泡成形品としてのフロ
ートを得ることができる。
特にこのフロートの場合内装体Aと外装体Bとが同心円
になっていて外装体Bの肉厚バランスのとれたものが提
供される。
になっていて外装体Bの肉厚バランスのとれたものが提
供される。
なお、保持部材Pの抜脱は、原料充填後直ぐに行なわず
、加熱融着が完了する迄の間に行なっても抜脱跡を埋め
得ることになる。
、加熱融着が完了する迄の間に行なっても抜脱跡を埋め
得ることになる。
また成形に使用される発泡素材については、内装体Aの
場合、発泡ポリスチレンその他の発抱体を使用し、外装
体には内装体Aよりも一層柔軟で弾性に富む樹脂による
発抱体を使用するもので、これをより詳細に例示すると
、エチレン単独重合体、エチレンー酢酸ビニルのごとき
エチレン共重合体、プロピレン単独重合体等のポリオレ
フイン系樹脂に対し、スチレン、メチルスチレンの単独
重合体、スチレンーアクリ口ニトリル等のポリスチレン
系樹脂とを混合した樹脂、さらにはポリオレフイン系樹
脂とポリスチレン系樹脂とが化学的に結合した、例えば
ポリオレフイン系樹脂にスチレン単量体を含浸せしめ、
該単量体を上記ポリオレフイン系樹脂中でグラフト重合
した、樹脂等の発抱体が好適である。
場合、発泡ポリスチレンその他の発抱体を使用し、外装
体には内装体Aよりも一層柔軟で弾性に富む樹脂による
発抱体を使用するもので、これをより詳細に例示すると
、エチレン単独重合体、エチレンー酢酸ビニルのごとき
エチレン共重合体、プロピレン単独重合体等のポリオレ
フイン系樹脂に対し、スチレン、メチルスチレンの単独
重合体、スチレンーアクリ口ニトリル等のポリスチレン
系樹脂とを混合した樹脂、さらにはポリオレフイン系樹
脂とポリスチレン系樹脂とが化学的に結合した、例えば
ポリオレフイン系樹脂にスチレン単量体を含浸せしめ、
該単量体を上記ポリオレフイン系樹脂中でグラフト重合
した、樹脂等の発抱体が好適である。
なお、第6図および溝付を示す第7図のごときフロート
のほか、それ以外の発抱成形品についても内装体と外装
体とを異質の発泡体によって簡単に二重成形できる。
のほか、それ以外の発抱成形品についても内装体と外装
体とを異質の発泡体によって簡単に二重成形できる。
以上のようにこの発明によれば、予め成形された発抱成
形品からなる内装体をピン等の保持部材にて型窩内の適
切な位置即ち外装体用の発泡樹脂粒子を充填できる空間
を保有するのに適した位置で保持しておき、内装体とは
異種の発泡樹脂粒子による原料充填後には加熱融着が完
了する迄の間に型窩から保持部材を抜脱できるようにし
ているから、外装体の肉厚は正確にして且つ肉厚バラン
スのとれた二重成形ができる。
形品からなる内装体をピン等の保持部材にて型窩内の適
切な位置即ち外装体用の発泡樹脂粒子を充填できる空間
を保有するのに適した位置で保持しておき、内装体とは
異種の発泡樹脂粒子による原料充填後には加熱融着が完
了する迄の間に型窩から保持部材を抜脱できるようにし
ているから、外装体の肉厚は正確にして且つ肉厚バラン
スのとれた二重成形ができる。
従って、この発明によって提供される二重の発泡成形品
は、表面となる外装体部分を強靭で、耐油性および弾性
に富んだものとなる等表面での補強のための付加価値を
倍増できる。
は、表面となる外装体部分を強靭で、耐油性および弾性
に富んだものとなる等表面での補強のための付加価値を
倍増できる。
しかも内外の一体性の強化とFRP加工の如き表面増強
の実現をもたらし、コストダウンの促進にも役立つ成形
方法で、その利用価値の多大な発明である。
の実現をもたらし、コストダウンの促進にも役立つ成形
方法で、その利用価値の多大な発明である。
図はこの発明の実施態様を例示したものであり、第1図
〜第3図は成形時を示す断面図、第4図は前図IV−I
V線における横断面図、第5図は保持部材の位置を変更
した横断面図、第6図および第7図は二重成形品の例示
として2種のフロートを示した半断面図である。 1……キャビティ型、2……コアー型、3……型窩、3
0……内装体と型窩間の空間、5……充填器。 P……保持部材、A……内装体、B……外装体。
〜第3図は成形時を示す断面図、第4図は前図IV−I
V線における横断面図、第5図は保持部材の位置を変更
した横断面図、第6図および第7図は二重成形品の例示
として2種のフロートを示した半断面図である。 1……キャビティ型、2……コアー型、3……型窩、3
0……内装体と型窩間の空間、5……充填器。 P……保持部材、A……内装体、B……外装体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 予め成形された合成樹脂の発泡成形品からなる内装
体を一対の成形型間の型窩内にてピン等の保持部材で保
持し、該内装体外周と型窩間に外装体用の型窩となる空
間を形成し、該空間に内装体とは異種の発泡性熱可塑性
樹脂粒子を充填した後、該樹脂粒子の充填後から融着完
了迄の間に保持部材を抜脱させ、上記樹脂粒子を水蒸気
等の加熱媒体による加熱膨脹によって内装体と一体にな
るよう加熱融着させることを特徴とする発泡成形品の二
重成形方法。 2 内装体はポリスチレン樹脂による発泡成形品からな
り、他方外装体となる原料はポリスチレンとポリオレフ
インとが化学的に結合した樹脂による発泡粒子を供給す
る上記特許請求の範囲第1項記載の発泡成形品の二重成
形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53054791A JPS5812853B2 (ja) | 1978-05-08 | 1978-05-08 | 発泡成形品の二重成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53054791A JPS5812853B2 (ja) | 1978-05-08 | 1978-05-08 | 発泡成形品の二重成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54145764A JPS54145764A (en) | 1979-11-14 |
JPS5812853B2 true JPS5812853B2 (ja) | 1983-03-10 |
Family
ID=12980571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53054791A Expired JPS5812853B2 (ja) | 1978-05-08 | 1978-05-08 | 発泡成形品の二重成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812853B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55123975A (en) * | 1979-03-16 | 1980-09-24 | Hitachi Ltd | Drier |
JPS6049927A (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-19 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 曲面を有する複数層状発泡成形品、その成形法及び装置 |
JPH0621930U (ja) * | 1992-08-26 | 1994-03-22 | 三菱油化バーディッシェ株式会社 | 熱可塑性発泡樹脂成形体 |
-
1978
- 1978-05-08 JP JP53054791A patent/JPS5812853B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54145764A (en) | 1979-11-14 |
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