JPS58126847A - 3,3′−ジアミノベンゾフエノンの製造法 - Google Patents
3,3′−ジアミノベンゾフエノンの製造法Info
- Publication number
- JPS58126847A JPS58126847A JP57008829A JP882982A JPS58126847A JP S58126847 A JPS58126847 A JP S58126847A JP 57008829 A JP57008829 A JP 57008829A JP 882982 A JP882982 A JP 882982A JP S58126847 A JPS58126847 A JP S58126847A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- diaminobenzophenone
- halogenobenzophenone
- dinitro
- reduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、3.5’−ジアミノベンゾフェノンの新規な
製造方法に関する。さらに詳しくは、一般’ 2 ”
AM IJ 2(式中、Xは
ハロゲン原子を示す)で表わされるベンゾフェノン化合
物を還元触媒おまひ脱ハロゲン化水素剤の存在下に接触
還元、脱・・ロゲン化させることを特徴とする)、3′
−ジアミノベンゾフェノンの製造方法に関する。
製造方法に関する。さらに詳しくは、一般’ 2 ”
AM IJ 2(式中、Xは
ハロゲン原子を示す)で表わされるベンゾフェノン化合
物を還元触媒おまひ脱ハロゲン化水素剤の存在下に接触
還元、脱・・ロゲン化させることを特徴とする)、3′
−ジアミノベンゾフェノンの製造方法に関する。
5、−5’−ジアミノベンゾフェノンは、耐熱性高分子
単量体、農医薬および染料中間体等に有用であり、特に
耐熱性のポリアミドやポリイミド樹脂の原料となる重要
な物質である。6,5′−7アミノベンゾフエノンは従
来、ベンゾフェノンをニトロ化して得られるろ、3′−
ジニトロベンゾフェノンを還元して製造する方法が公知
である。
単量体、農医薬および染料中間体等に有用であり、特に
耐熱性のポリアミドやポリイミド樹脂の原料となる重要
な物質である。6,5′−7アミノベンゾフエノンは従
来、ベンゾフェノンをニトロ化して得られるろ、3′−
ジニトロベンゾフェノンを還元して製造する方法が公知
である。
ψ、
方法では、ベンゾフェノンをニトロ化して得られる反応
生成物が異性体等を含む混合物であり、反応生成物から
3,3′−ジニトロベンゾフェノンを単離するには、多
量の溶剤を使用し、再結晶精製を繰り返し行なわなけれ
ばならない(E、Barnat−1ら、J、C!hem
、Soc 125767(1924))。
生成物が異性体等を含む混合物であり、反応生成物から
3,3′−ジニトロベンゾフェノンを単離するには、多
量の溶剤を使用し、再結晶精製を繰り返し行なわなけれ
ばならない(E、Barnat−1ら、J、C!hem
、Soc 125767(1924))。
このため3.3′−ジニトロベンゾフェノンの収率は大
巾に低下し、また、精製に用いた溶剤の回収および残査
の処理等の煩雑な工程を必要とするので、経済的ではな
(,3,3’−ジニトロベンゾフェノンの工業的な規模
の製造法には適さないという欠点がある。さらに、ろ、
3′−ジニトロベンゾフェノンかう5.5’−ジアミノ
ベンゾフェノンを製造するために、多量の製塩酸中大過
剰の塩化第1スズにより還元を行なっている( L、H
・、 K I emmら、J、Org、 Chem 2
3351 (1958))。しかしなかrNノ らンズ化合物が高価なことと廃金楓および廃酸処理等の
問題があり、工業的には経済性と環境保護の点から極め
て不利である。
巾に低下し、また、精製に用いた溶剤の回収および残査
の処理等の煩雑な工程を必要とするので、経済的ではな
(,3,3’−ジニトロベンゾフェノンの工業的な規模
の製造法には適さないという欠点がある。さらに、ろ、
3′−ジニトロベンゾフェノンかう5.5’−ジアミノ
ベンゾフェノンを製造するために、多量の製塩酸中大過
剰の塩化第1スズにより還元を行なっている( L、H
・、 K I emmら、J、Org、 Chem 2
3351 (1958))。しかしなかrNノ らンズ化合物が高価なことと廃金楓および廃酸処理等の
問題があり、工業的には経済性と環境保護の点から極め
て不利である。
本発明者らは、上記のような欠点のない、3゜6′−ジ
アミノベンゾフェノンの製造方法について鋭意検討した
。その結果、4−ノ・ロゲノベンゾフエノンのニトロ化
によって容易に製造できる3゜3′−ジニトロ−4−ハ
ロゲノベンゾフェノンヲ原料とし、これを還元触媒およ
び脱ノ・ロゲン化水素剤の存在下で接触還元、脱−・ロ
ゲン化させることにより、高収率で3.6′−δアミノ
ベンゾフェノンtS造しうることを見出し、本発明の方
法を完成した。
アミノベンゾフェノンの製造方法について鋭意検討した
。その結果、4−ノ・ロゲノベンゾフエノンのニトロ化
によって容易に製造できる3゜3′−ジニトロ−4−ハ
ロゲノベンゾフェノンヲ原料とし、これを還元触媒およ
び脱ノ・ロゲン化水素剤の存在下で接触還元、脱−・ロ
ゲン化させることにより、高収率で3.6′−δアミノ
ベンゾフェノンtS造しうることを見出し、本発明の方
法を完成した。
すなわち、本発明の方法は一般式(1)%式%
(式中、Xはハロゲン原子を示す)で表わされるベンゾ
フェノン化合物を還元触媒および脱ハロゲン化水素剤の
存在下で接触還元、脱ハロゲン化させることによって、
5.3’−ジアミノベンゾフェノンを製造する方法であ
る。
フェノン化合物を還元触媒および脱ハロゲン化水素剤の
存在下で接触還元、脱ハロゲン化させることによって、
5.3’−ジアミノベンゾフェノンを製造する方法であ
る。
本発明の方法で使用する6、3′−ジニトロ−4−ハロ
ゲノベンゾフェノンは、4−ハロゲノベンゾフェノンの
ニトロ化により容易に製造される。
ゲノベンゾフェノンは、4−ハロゲノベンゾフェノンの
ニトロ化により容易に製造される。
例えば、4−クロロベンゾフェノンを硝酸ナトリウムと
濃硫酸によってニトロ化すると、3.5’−ジニトロ−
4−クロロベンゾフェノンが96〜98チの収率で得ら
れる( G、S、Mironovら、J。
濃硫酸によってニトロ化すると、3.5’−ジニトロ−
4−クロロベンゾフェノンが96〜98チの収率で得ら
れる( G、S、Mironovら、J。
org、 chem of USSR41538(19
72) )。
72) )。
しかしながら、3.3’−ジニトロ−4−ハロゲノベン
ゾフェノンよ#)s、3’−ジアミノベンゾフェノンを
製造する方法については全く知られておらず、本願発明
は6,6′−シアぜノベンゾフェノンを工業的に製造し
うる新規な方法である。
ゾフェノンよ#)s、3’−ジアミノベンゾフェノンを
製造する方法については全く知られておらず、本願発明
は6,6′−シアぜノベンゾフェノンを工業的に製造し
うる新規な方法である。
本発明の方法に使用する原料は、前記一般式(1)で表
わされる6、3′−ジニトロ−4−ハロゲノベンゾフェ
ノンであって、一般式(1)において、Xがか2 示すハロゲン原子に塩素、弗素、沃素、臭素のいずれの
ものも用いられる。例えば、3.3’−ジニトロ−4−
クロロベンゾフェノン、3.3’−ジニトロ−4−ブロ
モベンゾフェノン、6,6′−ジニトロ−4−フルオロ
ベンゾフェノン、6,3′−ジニトロ−4−ヨードベン
ゾフェノンが、Sffられる。
わされる6、3′−ジニトロ−4−ハロゲノベンゾフェ
ノンであって、一般式(1)において、Xがか2 示すハロゲン原子に塩素、弗素、沃素、臭素のいずれの
ものも用いられる。例えば、3.3’−ジニトロ−4−
クロロベンゾフェノン、3.3’−ジニトロ−4−ブロ
モベンゾフェノン、6,6′−ジニトロ−4−フルオロ
ベンゾフェノン、6,3′−ジニトロ−4−ヨードベン
ゾフェノンが、Sffられる。
なかでも、ハロゲンが塩素原子であるものが工業的
鱒に有利に使用される。
本発明の方法で使用される還元触媒としては、一般に接
触還元に使用されている金属触媒、例えば、ニッケル、
パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、コバルト、
銅等を使用することができる。
触還元に使用されている金属触媒、例えば、ニッケル、
パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、コバルト、
銅等を使用することができる。
工業的にはパラジウム触媒を使用するのが好ましい。こ
れらの触媒は、金属の状態でも使用することができるが
、通常はカーボン、硫酸バリウム、シリカゲル、アルミ
ナ等の担体表面に付着させて用いたり、また、ニッケル
、コバルト、銅等はラネー触媒として/用いてもよい。
れらの触媒は、金属の状態でも使用することができるが
、通常はカーボン、硫酸バリウム、シリカゲル、アルミ
ナ等の担体表面に付着させて用いたり、また、ニッケル
、コバルト、銅等はラネー触媒として/用いてもよい。
触媒の使用量は、原料の3.3′−ジニトロ−4−ハロ
ゲノベンゾフェノンに対して、金属として0.01〜1
0重量%の範囲であり、通常、金属の状態で使用する場
合は2〜8重量%、担体に付着させた場合では01〜5
重量%の範囲である。
ゲノベンゾフェノンに対して、金属として0.01〜1
0重量%の範囲であり、通常、金属の状態で使用する場
合は2〜8重量%、担体に付着させた場合では01〜5
重量%の範囲である。
本発明の方法に使用される脱ハロゲン化水素剤としては
、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物、水酸
化物、炭酸塩、重炭酸塩、あるいはアンモニアまたは通
常の有機アミン類等である。
、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物、水酸
化物、炭酸塩、重炭酸塩、あるいはアンモニアまたは通
常の有機アミン類等である。
例えば、炭酸カルシウム、水酸化ナトリウム、酸化マグ
ネシウム、重炭酸ア/モン、酸化カルシウム、水酸化リ
チウム、水酸化バリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニア、トリエチルアミン、トリーローブチル
アミン、トリエタノールアミン、ピリジンおよびN−メ
チルモルポリンがあけられる。これら脱ハロゲン化水素
剤は必要により2種υ上を混合してもよい。脱ハロゲン
化水素剤の使用量は原料のs、f−ジニトロ−4−ハロ
ゲノベンゾフェノンに対して、通常、0.5〜3倍モル
、好ましくは1〜1.5倍モル使用する。
ネシウム、重炭酸ア/モン、酸化カルシウム、水酸化リ
チウム、水酸化バリウム、炭酸カリウム、水酸化カリウ
ム、アンモニア、トリエチルアミン、トリーローブチル
アミン、トリエタノールアミン、ピリジンおよびN−メ
チルモルポリンがあけられる。これら脱ハロゲン化水素
剤は必要により2種υ上を混合してもよい。脱ハロゲン
化水素剤の使用量は原料のs、f−ジニトロ−4−ハロ
ゲノベンゾフェノンに対して、通常、0.5〜3倍モル
、好ましくは1〜1.5倍モル使用する。
本発明の方法は、通常、反応溶媒を使用する。
反応溶媒としては、反応に不活性なものであれは、特に
限定されるものでなく、例えば、メタノール、エタノー
ル、イングロビルアルコール等のアルコール類、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類
、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチル
セロソルブ等のエーテル類、ヘキサン、シクロヘキサン
等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエ
ステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
、1,2−ジクロロエタン、1.1.2−)ジクロロエ
タン、テトラクロロエタン等ノハロゲン化炭素類および
N、N−ジメチルホルムアばド、ジメチルスルホキシド
等が使用出来る。なお、水と混和しない反応溶媒を使用
した際に、反応の進行が遅い場合は四級アンモニウム塩
、四級ホスホニウム塩のような一般に使用されている相
間移動触媒を加えることによ゛つて速めることが出来る
。
限定されるものでなく、例えば、メタノール、エタノー
ル、イングロビルアルコール等のアルコール類、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類
、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチル
セロソルブ等のエーテル類、ヘキサン、シクロヘキサン
等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエ
ステル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
、1,2−ジクロロエタン、1.1.2−)ジクロロエ
タン、テトラクロロエタン等ノハロゲン化炭素類および
N、N−ジメチルホルムアばド、ジメチルスルホキシド
等が使用出来る。なお、水と混和しない反応溶媒を使用
した際に、反応の進行が遅い場合は四級アンモニウム塩
、四級ホスホニウム塩のような一般に使用されている相
間移動触媒を加えることによ゛つて速めることが出来る
。
溶媒の使用量は、原料の3.!l’lジートロー4−ハ
ロゲノベンゾフェノンを懸濁させるか、あるいは完全に
溶解させるに足る量で十分であり、特に限定されないが
、通常、原料に対して05〜10重量倍で十分である。
ロゲノベンゾフェノンを懸濁させるか、あるいは完全に
溶解させるに足る量で十分であり、特に限定されないが
、通常、原料に対して05〜10重量倍で十分である。
反応温度は、特に限定はない。一般的には20〜200
℃の範囲、特に20〜100℃が好ましい。
℃の範囲、特に20〜100℃が好ましい。
まだ、反応圧力は、通常、常圧〜50Kg/crIi−
G程度である。
G程度である。
本発明の方法の一般的な実施態様として、■3゜3′−
ジニトロ−4−ハロゲノベンゾフェノンヲ溶媒に溶解ま
たは懸濁した状態下に、還元触媒を添加し、ついで攪拌
下、所定の温度で水素を導入してニトロ基の還元を行な
わしめた後、脱ハロゲン化水素剤を加え、引き続き脱ハ
ロゲン化反応を行なうか、■還元触媒の添加時に脱ハロ
ゲン化水素剤を加えついで攪拌下、所定の温度で水素を
導入してニトロ基の還元と脱ハロゲン化反応を同時に行
なう等の方法があげられる。いずれの場合も反応は円滑
に進行し、目的物の3.ダージアミノベンゾフエノンが
製造出来る。しかしながら原料で’する5、!lジニト
ロー4−ハロゲノベンゾフェノンの4位のハロゲン原子
は求核性を有するために、条件によっては脱ハロゲン化
水素剤との副反応を起し、目的物の収率を低下させる場
合があるので、■の方法が好ましい。
ジニトロ−4−ハロゲノベンゾフェノンヲ溶媒に溶解ま
たは懸濁した状態下に、還元触媒を添加し、ついで攪拌
下、所定の温度で水素を導入してニトロ基の還元を行な
わしめた後、脱ハロゲン化水素剤を加え、引き続き脱ハ
ロゲン化反応を行なうか、■還元触媒の添加時に脱ハロ
ゲン化水素剤を加えついで攪拌下、所定の温度で水素を
導入してニトロ基の還元と脱ハロゲン化反応を同時に行
なう等の方法があげられる。いずれの場合も反応は円滑
に進行し、目的物の3.ダージアミノベンゾフエノンが
製造出来る。しかしながら原料で’する5、!lジニト
ロー4−ハロゲノベンゾフェノンの4位のハロゲン原子
は求核性を有するために、条件によっては脱ハロゲン化
水素剤との副反応を起し、目的物の収率を低下させる場
合があるので、■の方法が好ましい。
反応の進行は理論量の水素吸収量によるか、あるいは薄
層クロマトグラフィーにより追跡することが出来る。上
記の方法によって得られた反応液を熱ロカ、または抽出
等によって触媒および無機塩を除いたのち、必要に応じ
て濃縮を行ない6,6′−ジアミノベンゾフェノンを結
晶と1して析出させる。または触媒および無機塩を除い
た反応液に塩化水素ガスを吹き込み、3,3’−ジアミ
ノベンゾフェノンの塩酸塩として単離することも出来る
。
層クロマトグラフィーにより追跡することが出来る。上
記の方法によって得られた反応液を熱ロカ、または抽出
等によって触媒および無機塩を除いたのち、必要に応じ
て濃縮を行ない6,6′−ジアミノベンゾフェノンを結
晶と1して析出させる。または触媒および無機塩を除い
た反応液に塩化水素ガスを吹き込み、3,3’−ジアミ
ノベンゾフェノンの塩酸塩として単離することも出来る
。
本発明の方法は、3.5’−ジアミノベンゾフェノンを
高収率で安価に製造しうる方法であり、従来法にともな
う廃棄物による環境汚染の問題もなく、また、単離した
製品の純度も高く、煩雑な精製工程を必要としない等、
工業的な製造方法として好適である。
高収率で安価に製造しうる方法であり、従来法にともな
う廃棄物による環境汚染の問題もなく、また、単離した
製品の純度も高く、煩雑な精製工程を必要としない等、
工業的な製造方法として好適である。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1
温度計、攪拌器を備えたガラス製密閉容器に、3.3’
−ジニトロ−4−ブロモベンゾフェノン1053F (
06モル)、5%パラジウム/活性炭触媒(日本エンゲ
ルハルト社)51およびジオキサ:/ 300 mlを
装入し、70〜80℃の温度において、かきまぜながら
水素を導入すると約8時間で4051 (1,81モル
)の水素を吸収した。次に、40%苛性ソーダー水溶液
33 f (033モル)を加えて、引き続き70〜8
0℃の温度でかき捷ぜながら水素を導入すると、6時間
で7.21 (032モル)吸収した。
−ジニトロ−4−ブロモベンゾフェノン1053F (
06モル)、5%パラジウム/活性炭触媒(日本エンゲ
ルハルト社)51およびジオキサ:/ 300 mlを
装入し、70〜80℃の温度において、かきまぜながら
水素を導入すると約8時間で4051 (1,81モル
)の水素を吸収した。次に、40%苛性ソーダー水溶液
33 f (033モル)を加えて、引き続き70〜8
0℃の温度でかき捷ぜながら水素を導入すると、6時間
で7.21 (032モル)吸収した。
同温度で反応溶液を口過して触媒を除去し、放冷すると
6,3′−シアばノベンゾフエノンが黄色針状結晶とし
て析出した。結晶を日別、50%ジオキサ/水溶液so
meで洗浄後、乾燥した。収量59.21i’ (収率
93%)融点149−150℃実施例2〜7 原料の6,6フージニトロー4−ハロゲノベンゾフェノ
ンの種類、触媒の種類と使用量、溶媒の種類と使用量、
脱ハロゲン化水素剤の種類と使用量、反応温度および圧
力を衣−1のように変えたほかは実施例1と同様に反応
を行ない目的物を得た。
6,3′−シアばノベンゾフエノンが黄色針状結晶とし
て析出した。結晶を日別、50%ジオキサ/水溶液so
meで洗浄後、乾燥した。収量59.21i’ (収率
93%)融点149−150℃実施例2〜7 原料の6,6フージニトロー4−ハロゲノベンゾフェノ
ンの種類、触媒の種類と使用量、溶媒の種類と使用量、
脱ハロゲン化水素剤の種類と使用量、反応温度および圧
力を衣−1のように変えたほかは実施例1と同様に反応
を行ない目的物を得た。
結果を表−1に示した。
実施例8
温度計、攪拌器を備えたガラス製密閉容器に3゜3’−
ジニトロ−4−クロロベンゾフェノン46v(015モ
ル)、パラジウムブラック触媒IJおよびベンゼン3o
omgを装入し、65〜70℃の温度においてかきまぜ
ながら水素を導入すると、約6時間で20.2 t (
0,9モル)の水素を吸収した。
ジニトロ−4−クロロベンゾフェノン46v(015モ
ル)、パラジウムブラック触媒IJおよびベンゼン3o
omgを装入し、65〜70℃の温度においてかきまぜ
ながら水素を導入すると、約6時間で20.2 t (
0,9モル)の水素を吸収した。
次に、35%炭酸カリウム水溶液79y(0,2モル)
およびトリオクチルメチルアンモニウムクロリド90チ
水溶液(東京化成試薬)62を加えて、引き続き65〜
70℃の温度でかきまぜながら水素を導入し、約6時間
で3.41 (0,15モル)吸収した。同温度で反応
溶液を口過し、触媒を除去したのち、口液の有機層を分
液する。
およびトリオクチルメチルアンモニウムクロリド90チ
水溶液(東京化成試薬)62を加えて、引き続き65〜
70℃の温度でかきまぜながら水素を導入し、約6時間
で3.41 (0,15モル)吸収した。同温度で反応
溶液を口過し、触媒を除去したのち、口液の有機層を分
液する。
その有機層に硫酸マグネシウムを加え脱水したのち、乾
燥塩化水素ガスを十分飽和となるまで吹き込んだ。析出
した結晶を日別、ベンゼン501111で洗浄後、乾燥
してろ、ダージアミノベンゾフェノン塩酸塩の結晶を得
た。
燥塩化水素ガスを十分飽和となるまで吹き込んだ。析出
した結晶を日別、ベンゼン501111で洗浄後、乾燥
してろ、ダージアミノベンゾフェノン塩酸塩の結晶を得
た。
収量31.99 (収率856チ)
20%含水イソプロパツールより再結晶して淡黄色針状
結晶の純品を得た。融点267℃(分解)元素分析 CHN C1 計算値(%) 54.7 4.9 9.!3 24.
9測定値←) 54.0 5.2 9,624.7実
施例9 3.3’−ジニトロ−4−クロロベンゾフェノン46S
’(0,15モル)、酸化カルシウム11.2f(02
モル)、5%パラジウム/アルミナ触媒(日本エンゲル
ハルト社)12および1,2−ジクロロエタン250m
1をオートクレーブに装入する。
結晶の純品を得た。融点267℃(分解)元素分析 CHN C1 計算値(%) 54.7 4.9 9.!3 24.
9測定値←) 54.0 5.2 9,624.7実
施例9 3.3’−ジニトロ−4−クロロベンゾフェノン46S
’(0,15モル)、酸化カルシウム11.2f(02
モル)、5%パラジウム/アルミナ触媒(日本エンゲル
ハルト社)12および1,2−ジクロロエタン250m
1をオートクレーブに装入する。
30〜35℃の温熟範囲において、かき捷ぜながら水素
を導入して、圧力を常時10 Kg / 7・Gに保ち
つつ、7時間反応を行なった。反応終了後、反応混合物
を70℃に昇温し、熱ロヵして触媒および無機塩を除去
した。放冷することにより6゜6′−ジアミノベンゾフ
ェノンが黄色針状結晶とし啼 テ得うれた。結晶を日別、1,2−ジクロロエタン20
m1で洗浄後、乾燥した。
を導入して、圧力を常時10 Kg / 7・Gに保ち
つつ、7時間反応を行なった。反応終了後、反応混合物
を70℃に昇温し、熱ロヵして触媒および無機塩を除去
した。放冷することにより6゜6′−ジアミノベンゾフ
ェノンが黄色針状結晶とし啼 テ得うれた。結晶を日別、1,2−ジクロロエタン20
m1で洗浄後、乾燥した。
収量24.89 (収率78%)、融点149−150
℃エタノールから再結晶して黄色針状結晶の純品を得た
。融点150−151℃ 元素分析 HN
℃エタノールから再結晶して黄色針状結晶の純品を得た
。融点150−151℃ 元素分析 HN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)一般式(1) (式中、Xは)・ロゲン原子を示す)で表わされるベン
ゾフェノン化合物を還元触媒および脱ノ・ロゲン化水素
剤の存在下に接触還元、脱ノ・ロゲン化させることを特
徴とするろ、3′−ジアミノベンゾフェノンの製造法。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57008829A JPS58126847A (ja) | 1982-01-25 | 1982-01-25 | 3,3′−ジアミノベンゾフエノンの製造法 |
US06/454,973 US4556738A (en) | 1982-01-12 | 1983-01-03 | Process for preparation of 3,3'- or 3,4'-diamino benzophenone |
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