JPS58121221A - 第3級オレフインの製法 - Google Patents

第3級オレフインの製法

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JPS58121221A
JPS58121221A JP57004325A JP432582A JPS58121221A JP S58121221 A JPS58121221 A JP S58121221A JP 57004325 A JP57004325 A JP 57004325A JP 432582 A JP432582 A JP 432582A JP S58121221 A JPS58121221 A JP S58121221A
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silica
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木田 紘一
Yoshio Kawai
河合 義生
Yutaka Tamura
豊 田村
Yoshiharu Suzuki
義治 鈴木
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明#′i第3級エーテルからこれに相当する第3級
オレフィンを製造する方法に関し、さらに詳細には新規
な触媒を用いて一3級エーテルからこれに相当する第3
級オレフィンを高純度でかつ高収率で得る方法に関する
近年、ガソリン向けのオクタン価向上剤としてMTBE
 (メチ、k −1−ブチルエーテル 以下同様)の生
産が欧米で活発になり、日本においても生産の機運が高
1−)ており、近い将来MTBEをガソリン基みの低価
格で入手できる可能性がある。その場合にはこのMTB
Eを分岬して得られるインブチレンの製造方法は従来の
C4留分からの硫酸抽出法に対して圧倒的に優位になる
ものと予想さ、れる。その前提条件の一つとしてMTB
Bの分解反応が高反応率(高分解率)、高選択率で進行
することが必要であり。
さらには分解生成物であるイソブチレンおよびメタノー
ルがそれぞれ工業原料として十分な高M度を有している
ことが好ましい。
しかしてイソブチレンなどの第3級オレフィンはたとえ
ばメチルメタクリレートの原料としてtたはブチルゴム
重合体の原料などとして工業上有用な物質である、後者
の場合には%にイソブチレンの純度が高いことが要求嘔
れている。
MTBEは酸の存在によって150℃以下のである。し
かしながらこの反応を有利に進めるには180℃以上で
気相の接触反応を行うのが適当で、この反応を175〜
380℃で活性アルミナ上で常圧で行うことが、たとえ
ば「ケミカル アプストラクッ」59 11231f(
1962)[記載されている。その後、米国特許第31
70000号ではアルミナおよびマグネシア等の固体触
媒の比表直積を低く調製することにより曳好な結果を得
九としている。しかしながらこの場合には、触媒の活性
が低いので高温で反応を行なわなければならず、それで
も反応率は7〇−以下と低く未反応のMTBEを回収し
なければならない。この未反応のMTBEは通常は蒸留
によって回収されるが、このときには回収MTBEにメ
タノールが混入することは嘔けられず、その結果ジメチ
ルエーテルの副生を助長し、インブチレンとの分離を難
しくする。また未反応MTBEを極力少なくする1めに
はワンパス反応率を上ける必要があるが、fのために#
i嘔らに高温にしかつ接触時間を長くすることを要する
が、この様な条件としたときもジメチルエーテルが副生
され易くなる。従りていずれにせよジメチルエーテルの
副生は避けられないことになる。
また、等公昭47−41882においては、比表面積2
5tr?/を以上の酸性固体触媒−九とえばr−アルミ
ナ−を触媒として使J’l l、 M ’rBEを分解
している。この方法ではMTBBの分解率ならびにイン
ブチレンの選択率およびメタノール選択率がすべて実用
上満足しつる程高いとはい\離〈また、ジメチルエーテ
ルのM生は避けられなかった。
また、特開昭51−39604によれは%第3級エーテ
ルを分解する触媒として有機けい素化合物との反応によ
って改質された活性アルミナを用いているが、この発明
では反応温度を低くしてMTBBの分解率を低くすると
選択率は向上するが、その反面、分解率を高くするとジ
メチルエーテルの副生が増加し、結局は分M率および選
択率の両者をともに高くすることはできなかつ友。i比
高価な有機ケイ素化合物を用いることは触媒コストの面
で負担となる。
また特開昭55−2695では、シリカを主成分として
これに種々の金属酸化物を組み合せ、特に金属酸化物と
して0.291のアルミナを使用合せ几場合についての
本発明者らの追試ではMT B ’Eの分解活性は強く
現われるがイソブチン/の重合活性も強く、また活性も
短時間で減少し良い結果が得られなかり7t、この発明
のごとくアルミナの濃度が極めて低く、かつ狭い範囲で
、無活性と強い活性の谷間に分解に適当な活性があると
しても、実用上、常に再現性よく好成績を与える触媒を
得ることは難しく、工業的な触媒には使用しえない本の
と考えられる。
また特開昭49−94602では、活性炭触媒を用いて
MTBEの分解を行なりて極めて優秀な成績を得ている
。しかしこの触媒の追試を行なりたところ、活性炭触媒
では反応生成物のオレフイ/に起因すると考えられるカ
ーボンが蓄積した場合に、酸素によって付着したカーボ
ンを燃焼除去して再活性化する操作は、触媒の活性炭も
一緒に燃焼してしまうため行なえないと言う欠点があり
触媒をひんばんに取替える必要があることがわかった。
以上のように、従業の方法では、第3級アルコールの分
解率および第3級オレフィンおよびに乏しく、触媒が高
音であり、触媒のIll裏が煩雑であり、触媒の寿命が
短くかつ再活性化が困難であるなどの欠点があり、実用
上不適当でありた。
本発明者らは従来法での欠点を解消し、分解活性および
選択性ともに優れ、かつ実用触媒として再現性よく、低
コストで寿命の長い安定した触媒を見出すぺ〈鋭意研究
を行ない本発明に到ったものである。
すなわち通常のシリカ−アルミナを特定の条件で焼成す
ることにより本反応に極めて好適な触媒を提供できるこ
とを見出した。
この知見に基づいて第3級エーテルを原料として第3級
オレフィンを製造する方法において、シリカ−アルミナ
化合物を700〜1100’Cで焼成して得られた触媒
と気体の第3級エーテルとを接触させるとの発明に到達
し、すでに出願した(!!#願昭55−102074)
本発明者らは、さらに第3級オレフィンの製法について
鋭意研究を進めた結果、本発明者らの発明にか\わる先
願において、反応系に水蒸気を存在させることにより、
第3級エーテルの分解率ならびに第3級オレフィンの選
択率およ二↓第1級アルコールの選択率の王者をさらに
向させしかも触媒の寿命が延長されるとの新知を得、こ
の新知見に基づいて本発明に到達した。
すなわち、本発明は、第5級エーテルを原料として相当
する第3級オレフィンを製造する方法において、シリカ
−アルミナ化合物を700〜1100℃で焼成して得ら
れた触媒と気体の第3級エーテルとを水蒸気の存在下で
接触させることを特徴とする第3級オレフィンの製法テ
ある。
本発明で使用される触媒は、特願昭55−102074
におけると同様な触媒である。すなわち本発明で使用さ
れるシリカ−アルミナ化合物はたとえば酸性白6土およ
び活性白土などのシリカ−アルミナのほかに不純物も含
む天然のシリカ−アルミナ化合物、ならびに、九とえば
シリカヒドロゲル忙アルミナ成分を沈着させて得られる
ような合成シリカ−アルミナ化合物などである。tた他
の反応触媒用として市販されているシリカ−アルミナ化
合物であってもよい。
またシリカおよびアルミナ以外の第3成分が入ってもよ
いが、少なくともシリカおよびアルミナ社必ず含まれて
いな叶ればならない8シリカとアルミナとの和に対して
、シリカは2〜98wt−またアルミナ98〜2wt−
のシリカ−アル叱す化合物が一般に使用される、 これらのシリカ−アルミナ化合物は700〜1100℃
、好ましくは750〜1000℃の温度範囲で焼成され
て使用される。焼成温度が700℃未満では重合、脱水
反応などの副反応をひきおこす活性を抑えることができ
ず、また1100℃より高くすると分解活性も著しく低
下し、η・つ反応温度が低い場合社勿論、反応温度を高
くしても十分な分解率は得られなくなる。
焼成時間は通常は0,5〜50時間でよく、好ましく#
i2〜24時間とするが、焼成温度および触媒組成によ
りて適宜選択すればよい。シリカアルミナ化合物のシリ
カ含有量が多い場合には、温度を低めにするかまたは焼
成時間を短くするのが好ましく、またアルミナ含有量が
多い場合は、この焼成温度範囲では焼成時間の影響は小
さい。焼成は空気、窒素、水蒸気およびこれらの混合気
体などの不活性ガスが存在する雰囲気中で行なわれるが
、空気中で焼成することが実用上置も好ましい、 焼成装置には特に制限はなく通常使用されているものを
使用しうる。すなわち九とえばマツフル炉を使用した静
置式およびたとえば管状電むらなく焼成するととが好ま
しい。
このようにして得られた本発明の触媒は、その比表面積
は30〜150m’/fi1度であり、物理的性能は実
用に十分耐えうるものであり、長時間の運転でも一通的
変化はない。
また本発明での触媒は、その寿命は長いが。
を燃焼させることKより容易に活性をとり戻すことがで
きる。しかもこの再活性化操作を長時間行ないまたは数
回くり返し行なっても触媒の強度的劣化はみられない。
本発明で使用される第6級エーテルは、従来、使用され
ているものであればよく、通常は下記の一般式で示され
る第3級エーテルが使用される。すなわち 1 R”−C−0−R4 几1 こ\でR1、Rjおよびルーは同一または異なって炭素
原子数1〜4個のアルキル基、好ましくはたをえdメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基などの炭素原子数1〜
6個のアルキル基であり、R4は炭素数1〜3個のアル
キル基、好ましくはメチル基およびエチル基、特に好ま
しくはメチル基である、 この一般式で示される第3級エーテルの代表例と、これ
らの餌6級エーテルから得られる第6級オレフィンを下
記に示す。すなわち第3級エーテル     第3級オ
レフィンMTBHイソブチレン CH,CH。
CH,CH。
エチル−1−ブチルエーテル  イソブチレンCH,−
CH,−C−0−CH,→CH,−C=CH−CH。
CH,2−メチル−2−ブテン メチル−1−アミルエーテk    (シスおよびトラ
ンス)CH,=C−C)(、−CH。
2−メチル−1−ブテン CH,−C−H2,3−ジメチル−2−ブテンCM。
CHl CH,−C−0−CH,2−エチル−1−ブテンCH,
−CH=C−C)I、−OH。
これらのうち、M’l’BE、メチル−1−アミルエー
テルおよびエチル−1−ブチルエーテルなどば工業用原
料として最も好ましい、またこれらの第3級エーテルは
いかなる製法から得られたものでもよい。友とえは、M
TBEの場合には、純度の高いイソブチレンと純度の高
いメタノールとから得られ次MTBEも使用することが
できるが、インブチレンを含有するC4留分とメタノー
ルから得られ次M T B lliを使用することが好
筐しく、工業上の意義は大きしい。反応圧力はこの反応
温度条件で第6級エーテルが気体である圧力であれはよ
いが、通常は0〜20Kf/dG、好ましくは4〜8々
/−Gである。
反応系におけろ水蒸気と第6級エーテルのモル比(LO
/第3級エーテル)いわゆるスチーム比は0.3〜50
好ましくは0.5〜60が適当である。
本発明での反応は回分式および連続式のいずれによるこ
とができる。
また反応を連続式で行なう場合には、通常は固定床式反
応器が使用される。この固定床反応などを使用すること
ができるが、これらのうち供給ガスとの熱交換型が好適
である。
反応時間は反応温度、触媒の種類などにより異るが、た
とえは連続法の場合には触媒容積当りの第3級エーテル
の供給速度(WH8Vf/c c/h r)は0.3〜
100 f/cc/h r、好ましく n 0.5〜3
0 f /cc/hrである。
固定床式反応器を使用して第3級エーテルから第6級オ
レフィンを得るためのプロセス70−シートを第1図に
例示する。
すなわち・ 予熱器1で加熱されたガス状の第3級エー
テルは経路19からの過熱水蒸気と混合されて経路2を
経て固定床式反応器3に供給される。
この固定床式反応器3には活性化された触媒が予め充填
されており、こ\で第6級エーテルはガPIIF−ζ:
Abswa*sy、^噌−′+1+4+−1+/f+1
4AI”コーh−を含有する反応生成液が固定床反応器
3から排−出される。この反応生成液は経路4を経て熱
交換rI5に送られ、さらに冷却器6および冷却器7を
逐次経由して冷却され、次いでデカンタ8へ送られる。
デカンタ8でこの反応生成液は第6級オレフィンを主と
する有機層と、第1級アルコールを含む水層との2層に
分離する。
有機層はデカンタ8を上昇しつ\デカンタ8の上部で水
洗されたのち、デカンタ8の頂部から排出される。この
水洗により有機層中に僅かに含まれていたメタノールは
水に幡解して有機層から除去される。デカンタ8から排
出され次第。
3級オレフィンは吸着塔91几は9′に送られ、こ\で
微量の水および爲1級アルコールが吸着除去された後、
製品第6級オレフィンとされる。
デカンタ8での水層は予熱−10で予熱器れて蒸II塔
11に送られる。蒸留塔11の塔頂から第1級アルコー
ル蒸気が排出嘔れ、この@1級アルコール蒸気は凝縮器
12を経て液体の第1級アルコールとして回収される。
一方、蒸留塔11の塔底には水が蓄積する。この水は塔
底から排出芒れ、その一部は経路13を経てリボイラ1
4罠送られ、こ\で水蒸気に変化せしめられ、この水蒸
気は蒸留塔11へ戻される。ま几、水の一部は経路15
がら系外へ排出されるが、またはデカンタ8での水洗に
使用される。残部の水は経路16を経て熱交換器5で加
熱されて水蒸気に変化せしめられる。この水蒸気は経路
17を経て過熱器18でさらに加熱され過熱水1゜蒸気
とされる。この過熱水蒸気は、経路19を経て経路2へ
至り、予熱でれたガス状の第3級エーテルと混合される
、なお、必要に応じ経路17の枝管20から水蒸気を補
充することができる、 本発明により、第3級エーテルの分解率ならびに第6級
オレフィンの選゛択率および組1級アルコールの選択率
の三者とも揃って極めて高く、精製負荷は大きく軽減さ
れ場合によっては精製を省略する仁とも可能であり、し
かも触媒の寿命が著しく延長され、高純度の第3級オレ
フィンを工業的に有利に製造することが可能となる。
1h再現性はよく、触媒は安価でしか4g1l製が容易
であり、触媒の再活性化も容易であるなどの利点もある
。さらに反応中において急激な反応温度の低下は回避さ
れ、また外部からの熱の補給も極めて容易となる。
本発明を実施例によってさらに具体的に説明する。
実施例1〜4 市販シリカ−アルミナN  631 L (AfitO
s13哄、8i0* 87 % )  (日ff化学製
)t−10〜30メツシユニ砕いて、これを焼成し、こ
の触媒15ccを内1112mgX30mのステンレス
製反応管に充てんし、MTBEの分解反応を行なり友。
焼成条件、分解反応条件ならびに結果を第1表に示す。
比較例1 触媒の焼成条件をp・えたは力・は実施例2と同様に行
なった。触媒の焼成条件、および結果などを第1表に示
す。
比較例2 反応系に水蒸気を存在させなかったほかは実施例2と同
様に行なった、 6  結果など−を填1表に示す。
実施例5〜8 市販の乾燥剤ネオビードD (ALOs 90 wt 
IG、8i0雪1Qwt%水沢化学製)を10〜60メ
ツシユに砕いて、これを焼成し、この触媒13cclO
を内径12mpX30mのステンレス反応管に充てんし
、各種の第3級エーテルの4分解反応を行なった。第3
級エーテルの帽り焼成条件、公簿反応条件ならびに結果
を1M2表に示す一0比較例3 Is   焼成条件をかえたほかは実施例5と同様に行
なった。焼成条件および結果などを篤2表に示す。
比較例4 反応系に水蒸気を存在させなかりた#よかは実り 層側
5と同様に行なった。結果などを菖2表に示す。
比較例5 焼成条件をかえ次ほかは実施例5と同様に行なりt0触
媒の焼成条件および結果などを第2表に示す。
実施例9 反応系に水蒸気を存在させ几ときの触媒活性の経時変化
を第2図の直Stイ)で示す、触媒二 市販シリカアル
ミナ N−631Lを1000℃で24 hrs、焼成 第3級エーテルの樵類:  MTBg 反応温jl:  250℃ 反応圧カニ  5Kf151iG スチーム比(モル比):5.O MTBICのWH8V:  2.Of/cc/hr。
比較例6 反応系に水蒸気を存在式せなかりたほがは実施例9と同
様に行なった場合の触媒活性の経時変化を第2図の曲線
(ロ)で示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を行うためのグロセスの70−7−トの
1例である。 11!1図において 1 予熱器、 3 固定床式反応器、 5 熱交換器、
 6および7 冷却器、 8 デカンタ、 9および9
′ 吸着塔、 10 予熱器、11 蒸留塔、 12 
凝縮器、 14 リボ反応系に水蒸気を存在させない場
合についての触媒活性の経時変化を示すグラフである、
特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社 代表者長野和吉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第3級エーテルを原料として相当する第3級オレフィン
    を製造する方法において、シリカ−アルミナ化合物を7
    00〜’1100℃で焼成して得られた触媒と気体の第
    3級エーテルとを水蒸気の存在下で接触させることを特
    徴とする第3級オレフィンの製法
JP57004325A 1980-07-25 1982-01-14 第3級オレフインの製法 Expired JPS6021971B2 (ja)

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